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もうほぼ月曜日じゃないですか!やだー!
今日はいろいろ作業が詰まっており、片付けてたらこんな時間です。
画像自体は結構前から用意してあったんですけど……。

あの後に美男子丸(蜘蛛)が脱皮したり等々、いろいろあったのですけれど、
そろそろネペンテスについて書いておかないとブログとしてのアイデンティティが消失するので……。



N. inermis Gunung Gadut / Wistuba
近況のときにちらっと登場したイネルミス。
あのときの未完の袋も、蓋が開いたので個別に記事にしていきます。



まだ下位袋なんですよねー。
スプリングのような襟といい、これはこれで魅力的だとは思いますけれど。
節間も広くなってきてますし、今期の屋外栽培期間中くらいには上位袋になってくれたら。
ただ、本格的に徒長し始めたとしたら、この鉢と主茎だと厳しそうかも。
それはそのときに考えましょう。



次の袋。
まだ下位袋って感じでしょうか。
本種の上位袋は襟の完全に消失した、ネペンテスの中でも特異的な見た目になるので楽しみです。
カンパニュラタと交配してみたら、面白い袋着けてくれそうです。



頂芽。
色艶もいいし勢いもあるので、このままどんどん大きくなってくれそうです。
本種はうちの環境と相性がよさそうですねー。
ラジャとかの頂芽も勢いがすごいので、そちらも近いうちに記事にします。

令和になりました、新しい時代の幕開けです。
昭和から平成に移り変わる際には、連日陛下の体調を伝える緊急速報と、
自粛による買い控えや、祝い事や宴会の中止等、国全体がお葬式状態だったらしいですが、
今回は生前退位ということで、本当に大晦日みたいなお祭りムード一色でしたね。
プラスに働く経済効果も計り知れないものだったでしょうし、
元号変更の準備も余裕をもって行えるしで、いいこと尽くめな気がします。
それに、こっちの方が楽しいですし、慣例化したらいいんじゃないかなって思います。

……偉そうなこと言っても左沢、平成生まれですけど。



N. aristolochioides x ventricosa BE-3447 #1 / Borneo Exotics
アリストリコーサの雌花が開花しました。
出穂は雌花の方が3週間ほど遅かったのですが、
隣同士に置いといたら、不思議な力が働いたりして開花揃ったりしないかなーとか思ってたら、
本当に揃ってしまった辺り、生命の神秘とか、そういうのを感じたりなかったり……。
柱頭の構造が確認できる辺り、本当に雌花って感じです。
なんか中学校の理科の授業みたいですねー。



N. aristolochioides x ventricosa BE-3447 #2 / Borneo Exotics
こちらは雄花。
3週間も早く出穂したので、花粉を冷凍保存してからの人工授粉かなーと思っていたのですが、
不思議な力によって開花が揃いましたので、そのまま普通にやります。
ハナアブが集まっているので、たぶん勝手に受粉してるとは思うんですけど、
一応筆でくすぐったりして受粉を幇助してみたりしています。

花粉は出ているのですが、畑で作っている野菜に比べると、
なんていうか花粉がねっとりしてるというか、粒子が粗いというか、
黄色い粉として採ることはできるのですが、柱頭に馴染まないというか、
本当にこれ受粉できてるのかどうか、甚だ疑問なんですけど……。
開花して以降、ずっと雨続きで花粉が湿ってるだけかもですけど……。

子房が膨らんでくるかどうか、今後も要観察ですねー。
アリストリコーサシブクロスの実生栽培が今年の課題になるのでしょうか。



ちなみにですけど、親はこんな袋を着ける種類です。
うちの適当栽培の開花時サイズで袋のサイズ15センチ超えてるので、
上手い人がいろいろ突き詰めて栽り込めば、20センチは超えるんじゃないでしょうか。
アリストロキオイデスに似た袋でこのサイズは違和感がすごいですねー。
強健種でも、鈴生りや袋のサイズを突き詰めて育てると面白いことになりそうです。

体調が最悪です……。
元々具合が悪いところに、最近の昼夜の寒暖差で風邪ひきました。
抵抗力とかもそもそも落ちてたのかもしれませんね。



N. inermis Gunung Gadut / Wistuba
タイトルの通り、今回は近況ということで、目についた子をちらっと書いていきます。
詳しくはまた後程、各々書いていこうかと思います。

久々の登場のイネルミス。
……というか、冬の間はほとんどネペンテス関連の記事を書いていなかったので、
誰が登場しても久しぶりってことになるんじゃないかなって気がします……。

この子はおそらく原種としては、うちの環境と一番相性がいいです。
ベントラタやアリストリコーサは別ですよ……。
あの子らは、たぶんどんな環境でもぐんぐん成長すると思うので。

葉よりも大きな袋を着けているので、調子はよさそうです。
問題としては、埋め戻しも兼ねて植え替えしても、あっという間に徒長してしまうので、
支柱を立てて伸ばしてあげる形にした方がよさそうです。
その方が上位袋に移行しやすくもなると思いますし。

この子は今の袋の蓋が開いた頃に、個別に記事にします。



N. jamban BE-3276 / Borneo Exotics
お次も同じくスマトラ高山性原種のジャンバン。
去年の酷暑で調子を落として、続いての冬の屋内栽培でボロボロの惨状でしたが、
野外栽培に移行してからは、ようやく綺麗な葉を出してくれました。
袋の着きそうな蔓も出てきたので、これからに期待です。

この子も袋が完成したら、そのときに改めて記事にしようかと思います。



N. rajah Thomas Alt clone / Y's Exotics
超極小苗からコツコツと育ててきたラジャ。
この画像だとわかりにくいですが、一応リーフスパン10センチは超えました。
導入当初は2センチ弱の頼りない苗だった頃から見ているので感慨深いです。
このサイズになれば、下手に根を弄ったりしなければ安心ですねー。

冬に屋内栽培に移行して以降、成長がぱたりと止まりましたが、
外に出したら途端に成長を再開して、新しい袋を作っています。
頂芽もぐいぐい伸びているので、今年も屋外期間はサイズアップが期待できそうです。



N. truncata / Y's Exotics
うちの最古参のトランカータ。
越冬3回目にして初めて成功した感じで、春になってからの勢いが去年までと違います。
……今までの越冬失敗とはいっても、枯れたりした訳ではなかったのですけれど、
ドライアウトで枯死寸前にしたり、冬に高地性と同じ管理にしたところ、
暖かくなってからも今一つ勢いが乗らなかったりと……。

今回は低地性種として管理したところ、屋外に出した途端に袋を3つも着けたので幸先がいいです。
やっぱり本種はいくら丈夫とはいっても、基本的には低地性種なのですねー。

この子は初めてお迎えした種類ということもあり、試行錯誤の連続で遠回りもしてしまいましたが、
怪物めいたサイズを目指して、これからも少しずつ成長を見守っていけたらと思います。

今年いっぱいの当面の予定が丸潰れしてどうしようもありません。
とにかく時間も無ければ機嫌も悪いので、今日は適当に書いてきます。



N. burkei x hamata / Borneo Exotics
草体は大きくなりましたが、調子がいいかと言われれば今一つな感じ。
袋は一応着けているし、次の袋も膨らんではいるのですけれど。



袋。
数、質、大きさ全部、去年の夏前頃の方がよかったですよね。
冬明け間もないので仕方ないです。



この主茎のサイズで脇芽が出るのは不調の証。
さっさと切り取って挿し木にしてもいいのですが、
不調の原因そのものを取り除かないと、姑息的な解決にしかなりません。

全体的に去年の災害的な酷暑以降、調子の上がらない個体が多いです。
今年も既に25度を超える日が出ており、また暑くなりそうで嫌な予感しかしないのですが……。

4月だっていうのに外は氷張ってるんですけど。
冗談みたいな気温はエイプリルフールだけにしてくださいよ。



N. aristolochioides x ventricosa BE-3447 #1 / Borneo Exotics

有機用土で栽培していたアリストリコーサにも花序が出てきました。
先日、#2の個体にも花芽が出ていたので、多少の誤差はあったものの、
成熟速度自体には大きな差はなかった、という結論に落ち着きそうです。
……というか、途中辺りから有機用土と無機用土の比較実験自体が曖昧で有耶無耶でしたけど。

#2の花序は雄花でしたが、今回出穂した#1の花序は雌花でした。
……ということは、アリストリコーサのシブクロスが作れそうな感じじゃないです?
タイミング的にも、雄花が僅かに先に開花する予定という完璧な感じ。

従って、#1が雌株、#2が雄株ということが確定しました。
成株からのクローン増殖苗は、雌雄が確定しているというのも強みな気がします。
もっとも、動物に比べるとペアで揃える意味合いがあるかは甚だ疑問ですが……。
形質的には雌株の方が袋が丸くなる、という話も聞いたことがありますが、
全ての種類のネペンテスに当てはまるかどうかは定かではありません。
本種の場合は雌株の袋は丸く、雄株は細長かったので、
本種に限って言えば、当てはまるのかもしれませんね。

まだこんなに小さな蕾でも雌雄を見分けられるのか、というお話ですが、意外とわかるものです。
最も確実に判別する方法は、蕾を一つ摘んで解剖してみれば、一発でわかります。
花に観賞性があるわけでもなく、交配の予定がなければ切り取ってしまう部位ですし。
今後、交配の予定があるなら、手持ちの個体の雌雄を知っておくのもいいと思います。

……もっとも、私もネペンテスの花を見る機会はそう多くないので自信がなく、
今回の判別も蕾を一粒解剖することで確定したのですけれど……。



上位袋の形はなかなか魅力的。
交配種なので原種アリストほどの寝袋感はありませんが、
ベントラータ並みの強度で、これだけエキゾチカルな袋を着けるなら、
充分すぎるくらいに魅力的な種類だと思います。

ただ、非常に強健な種類ではありますが、流通数は然程多くはないので、
入手したいと思ったときに手に入るかどうかは微妙なところです。
一部の入手困難な希少種とは違って、狙っていればそのうち手に入るとは思いますけど。
……というか、流通量増えたら値崩れして駄物扱いする人が出てきそうなので、
ネペンテスの価値を守るという点では、あんまり大量に出回らない方がいいのかもしれません。
在来系ベントリコーサの経緯を見たら明らかですよね。

殖やさない方がいいかもとは書きましたが、自家採取の種子から育ててみたさというのもあるので、
とりあえずは受粉を手助けする方向で、結実させてみようかと思っています。
同交配の種類をシブクロスしたら、どんな風になるのでしょうねー。
個体差がどんな風になるのかは、少し気になるところ。
あるいは原種アリストを戻し交配してみたり……というのも考えましたが、
それなら原種同士でシブクロスした方がいいかなって思います。

プロフィール
Author:左沢ねあ
Illustration:森野久真


コンクリートジャングル暮らしの現代エルフ、食虫植物をはじめ、ちょっと変わった植物を育ててます✨

毎週水曜日、日曜日の二回更新されます。
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