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我々は3ヶ月待ったのです。
貴様らのような分別のない者共に、我々の理想を邪魔されてたまるかです。



A. nipponicum
ミヤマトリカブト
一番最初に出芽した種類、短い期間で結構大きくなりました。
塊根に貯めた養分を使って一気に葉を展開して、
その展開した葉で作り出した養分を使い、一気に立ち上がります。

立ち上がると風で倒れやすくなるので支柱を立てるべきなのですが、
トリカブトは後から支柱を刺すと塊根を傷つける恐れがあります。
なので、支柱は冬の植え付け時にあらかじめ立てておくべきです。

……今言ってどうするんですか。



A. japonicum
ヤマトリカブト
こちらも出芽し始めました。
出始めが遅かった分、こちらの方が小さいですねー。
葉を見ても、ミヤマトリカブトとの違いが全然わかりません。

日本には約30種のトリカブトが自生しているのですが、
大雑把に分けてしまえば、エゾトリカブトとヤマトリカブトの2種類になります。
それ以外の種類は全てヤマトリカブトの亜種です。

……葉が大きくなっても、むしろ花が咲いても、
私にはこの2種類の見分けはつかないだろうなぁ……。
実生から育てたりしたら、花粉も混ざりそうな気がしますし。



A. sp. var. viridiflore

どれだよ(憤怒)

一応真ん中のやつです、たぶん……。
植え付けのときに深く埋め過ぎたかもしれません。
このまま力尽きずに展開してくれたらいいですねー。
一度展開してしまえば光合成から養分を作れるので、一気に後に繋げることができます。
この子について書くのは、もう少し育ってからですね……。

………
……




Brachypelma smithi
小さな蜘蛛を飼い始めました。
クモの飼育は初めてなので、わからないことだらけです。
どんな感じで大きくなるか、しばらく観察してみることにします。

今日のイベントで他にも奇蟲系をお迎えしたので、近いうちに書いていこうかと思います。
ここ最近、特定外来生物について言及することが多かったのですが、
先日ちょっとしたことで、畑違いの別の界隈に触れる機会がありました。
詳しいことは省きますが、そちらも法令施行の最初期に大半が特定外来種に指定され、
業界全体が致命的かつ不可逆的な大打撃を受けた界隈です。

あちらの内情については詳しくないので、今回お話する機会のあった方々が、
界隈の中でどの程度の発言力を持つ人だったのかは定かではないのですが、
結論から言ってしまえば、全員頭のネジが吹っ飛んでスパークしたような人たちでした。

世間一般からの誤解の解消とイメージの向上、規制緩和へ向けた取り組みや、
現状の規制の中で、どのようにして界隈を盛り上げていくか、という話し合いだったのですが、
彼らが話すのは、どのようにして税関を突破するか、
偽造書類を発行する現地ブローカーとのコネクションの重要性、
飼育が露見した際の法律の抜け穴の模索、等々……。

完全にブラックマーケットじゃないですか!!やだーーー!!!
正直言って1ミリも同情できませんでしたし、こんな人たちが居る以上、
規制緩和の日は永久に訪れないだろうなって思いました。

どんなに魅力的な種類でも法を犯してまで飼育したくはありませんし、飼育を楽しめるとも思えません。
もし飼育するなら白日の下、大手を振るって堂々と合法的に飼育したいです。



A. nipponicum
ミヤマトリカブト
ここ最近の陽気で出芽し始めました。
こういうマクロ撮影するときって、ちゃんとしたカメラ欲しくなりますよね。
葉の形状からして、トリカブトで間違いないと思います。
たまに雑草の零れ種が混ざっていたりしますが、たぶん間違いないです。
間違いないんじゃないかな、まちょっと覚悟はしておく。
宿根草は出芽してから、秋までの間に成長、開花、結実まで全部済ませないといけないので、
芽が出てからの動きは結構早いです。

……早いとは言っても、クロユリほどではないです。
あれは宿根草の中でも、かなり特異な部類です。
早春頃に休眠から醒めて出芽して、晩春には花を終えて再び休眠に入ってしまいます。
一年の大半が休眠期であり、地上部があるのは僅か2ヵ月足らずです。
地中棲のタランチュラとか、よく土飼ってるって表現をしますけど、
クロユリはまさに土を栽培してるって感じです。
過湿にすると球根が腐るし、乾かしすぎると球根が干乾びるのですが、
なまじ地上部が無いので加減が非常にわかりにくく、
翌春に出芽しないことで枯れてたことに気付くとか、クロユリ栽培あるあるネタです。
いっそ地植えにした方がよく育つと思いますけど、
地上部が無いのでどこに植えたかわからなくなります。
それでも、なんとなく魅力的なのが不思議なんですよねー……。

……何の話でしたっけ、この記事。



葉が展開しました。
この特徴的なギザ葉は間違いなくトリカブトです。
葉の形質が、食用のニリンソウによく似ているので注意が必要です。

ここ数日観察した中で、出芽が確認できたのは、このミヤマトリカブトだけでした。
もしかしたら、この種類だけ、他より早くに成長を始めるのかもしれませんねー。
知らんけど。

出芽したので、そろそろ肥料も与えてみようかとも思いますが、
他の子の芽出しまで待って、施肥を統一してみてもいいかも。
バラバラに肥料あげると、誰にあげたのかわからなくなるのです。

次の記事は3月になってからですが、その時には他の子の芽も出てるといいですねー。

先日病院に行ったところ、なぜか心療内科の受診を強く勧められました。
そんなに疲れてるように見えたのでしょうか。
まあ、実際疲れてる訳ですけど……。



Aconitum nipponicum ssp. nipponicum var.nipponicum
しっかりと地上部が枯れましたので、ばちこり植え替えていきます。
ちなみに枯れた地上部は、復活する訳でもなければ脇芽が出る訳でもなく、
作業の邪魔になるだけなので切り取ってしまいましょう。
トリカブトの毒は根部に集約されてはいるものの、一応は全草有毒なことと、
枯れていても毒性は失活しませんので、切り取った主茎はきちんと処分しましょう。
間違ってもその辺に放置とかしないように。



主茎を切ったらひっくり返して鉢から取り出します。
そうしたら古い用土を流水で落としていきます。
トリカブトは根の植物なので、ほぼ確実に根鉢を形成しています。
少し大変ですが、根気よくほぐしていきましょう。
なるべく残した方がいいとは思いますが、休眠中なので割と大雑把にやってます。
しっかり育っていれば分球したり生子が出来ているので、適当に分けておきます。

なお、塊根部は先程の枯れた主茎とは桁違いの非常に強い毒性を持っています。
トリカブトの有毒成分は経皮吸収されますので、根を弄る際には必ずゴム手袋をするように。

……私は素手でやりましたけど。



鉢に用土を少し入れて、その上に塊根を乗せていきます。
5号鉢のセンターに大きな塊根を一つだけ植えてみました。
スペースに余裕があるので、次の冬にはまたたくさん分球してくれると思います。
生子や小さな塊根は別の鉢にまとめて植えておきました。
次回までに大きくなっていたら、個別に植え替えます。

今回使用した用土は、赤玉土、鹿沼土、腐葉土を3:2:1で配合したものに、
珪酸塩白土を少量と、マグァンプで元肥をしっかり効かせています。
トリカブトのような根の植物は、基本的に肥料喰いですので。



塊根が中心からずれないように、用土で埋めていきます。
大体6分目くらいまで、成長点が見える程度に。
わかりにくいですけど、中央に白い成長点が確認できます。



そうしたら、今度は先と同じ配合の元肥を混ぜていない用土で完全に埋めていきます。
ウォーターポケット分を空けた9割くらいを目安に。
なぜわざわざ肥料を含まない用土で表面を覆うのかといえば、
トリカブトは常に湿った環境を好むので、肥料が効いてると、
表面が藍藻でドロドロになってしまい、見た目にも汚らしくなってしまいます。
萌芽以降に液肥を使う際は、アンプルを使うと表土を綺麗に保ちやすいです。
完全に自己満足ではあるのですけれど。
鉢にアンプルを刺す際は、根を傷つけないように注意しましょうねー。

仕上げにラベルを刺したら完成です!
トリカブトの判別は難しく、混ざると全く見分けがつかないので、
複数種類を育てている場合は、特にしっかり分けていきましょう。

トリカブトの栽培は個人的には簡単だと思いますけど、
一応は高山植物なので、園芸をやったことのない人がチャレンジするには難しいと思います。
最近は業者が取り扱いを自重することも多くなり、店舗で見かける機会も減りましたが、
この魅力的な植物の栽培を、いつまでも続けていけるように願っています。

仕事が忙しすぎです。
時間が無ければお金も無く、余暇も無いです。
最近はとても厭世的で退廃的な気分になることが多いです。
秋だからアンニュイな気分になっちゃうのかな?
仕事も人付き合いも大変で面倒くさいからだって言ってるでしょバカ!!!



Aconitum nipponicum ssp. nipponicum var.nipponicum
ミヤマトリカブト
花言葉は厭世家、人嫌い等々。
今の私の気分にピッタリです。
『貴方は私に死を与えた』という物騒な花言葉もあるそうですが、
おそらくはその毒性に由来したものでしょう。
幸か不幸か私にはまだ死ぬ予定はありませんので。
わざわざ終わらせなくとも、どうせ自動で最期は来るでしょう。
食べて飲んで、そして陽気になろう、どうせ我々は明日死ぬのだから。
カルペディエムとメメントモリの考え方も、日々を生きていくには必要なものかもしれません。
古代から使い古されて擦り切れてしまったような、月並みな言葉ですけれど。



蕾もあるので、もう少し咲きそうです。
ありふれた植物ですが、こんなでも一応は高山性植物の端くれ。
今年の異常な酷暑により、枯死してしまった鉢も少なくなかったです。
本当はたくさん増やして鉢いっぱいにしたかったのですけれど……。
今年は鉢数も減ってしまった上に、成長も芳しくないので分球も絶望的でしょうねー……。
花は咲いてるし、実生からなんとか増やせたりしないかしら……。

販売元のお花屋さんはどうやってこの夏を越したのかと思ったのですが、
山上げした鉢以外は全滅したそうです。



根元からキノコがたくさん生えてきました。
本種は水分多めの管理で陽射しも弱めの管理ですから、
キノコにとっても居心地がいいのかもしれません。
冬になって地上部が全て枯れたら植え替えていきます。

ここ最近は陽射しが出なくて辛いです。
……とはいってもここ数年、秋にはほとんど晴れていないのですけれど。
今年もまた日照不足で野菜の価格が高騰しつつあります。

先日まで寒いと思っていたら、急に暑いです。
この寒暖差はちょっと身体の方にもきついですねー……。
私の方はといえば、喉が痛くて鼻水が出て、頭が痛いのですが……。
熱でもあるのかなー。
急転直下いらっしゃったりはしないです、恋心。
相も変わらずの風邪ひきテンションですよ。



Lycoris radiata
曼珠沙華、彼岸花、地獄花、幽霊花、死人花、捨子花、剃刀花、狐花、蛇花、etc...
どれでも好きな名前で呼ぶといいです。
ここに挙げた以外にも、日本全国で千以上の名前があるそうです。
イーノックより、ずっとすごい!!
軽く14イーノック近いです。(1Enoch=72)

それだけたくさんの名前があるということは、昔から身近な花だったのでしょうね。
それにしては、どれも不吉な名前ばかりのような気もしますが、
本種が有毒植物ということも関係しているのかもです。



L. Xalbiflora Koidz.
たまに白い花が混ざってます。
日本に自生する本種には種子は出来ず、栄養生殖のみで増殖して数を増やしていったため、
遺伝的には全て同一の個体だと言われています。
以上のことから、日本の彼岸花はたった一つの球根から増殖したと言われることもありますが、
元々同一の遺伝子を持った個体が導入以前より大量に存在していたらしく、
現在ではその学説は否定されているそうです。
ちなみにこの白い彼岸花は、シロバナマンジュシャゲと呼ばれるものです。
近縁種で種子繁殖も可能で遺伝的に多様なコヒガンバナから作出されたそうです。
彼岸花は基本的に三倍体なので、交配とかはできないです。

………
……


ようやく暑さも一段落して、高地性ネペンテスも山場を乗り切ったかと思ったのですけれど、
一部の高地性種がどうも調子がよくなさそうです。
今年の夏は連日40度超えの日がずっと続いたので、さすがに暑がらせてしまったかもしれません。
このまま力尽きたりしなければいいのですが……。
今後の経過を注意深く観察してみます。

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プロフィール
Author:左沢ねあ
Illustration:森野久真


コンクリートジャングル暮らしの現代エルフ、食虫植物をはじめ、ちょっと変わった植物を育ててます✨

毎週水曜日、日曜日の二回更新されます。
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