忍者ブログ
サイトの名前
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

手違いで今日予定していた作業が全部潰れました。
週末のうちに進めておけたら楽だったのですが、全部は明日以降にしわ寄せが来そうです。

関東でもとうとう梅雨入りして、雨続きの陰鬱な空模様が続いています。
日照り続きだったり雨続きだったり、もっとバランスよく降ってくれたらいいんですけどねー。



N. truncata / Y's Exotics

気付けばこのブログもそろそろ3周年です。
ネペンテスブログは大抵3年目の夏に消えるというジンクスがあるらしいので、
なんとかこの夏を越えていけるよう、がんばっていきたいところです。

それはさておいて、画像のトランカータですが。
この子もお迎えから3年経つ訳で、さっき最初の画像を見てきたのですが、
全然大きさが変わってなくてダメな方向にびっくりしてます。
一応成長はしているのですけれど、3年でこれって言われたら悲しいかな少し拍子抜けです。

初めての越冬でドライアウト寸前の瀕死の状態にして、やっと調子を戻したと思ったら、
2年目の晩夏以降、3ヶ月間絶え間なく降り続いた雨で腐らせたり……。
特に一昨年の長雨の後なんて、黄色くなった葉っぱ2枚しかなかったですから……。
思えばこの子も随分と波乱万丈な人生(草生?)を送ってますよね……。
初心者のところに迎えられて、あれこれ試行錯誤されながら育てられて……。
ちゃんとした栽培家のところに行ってたら、たぶん今頃LS40センチ超えてるはずです。

トランカータは栽培が簡単で初心者向けとはよく聞きますけど、
実際育ててみると、思ったようには育ってくれないですねー。
ただ、あれだけの過酷に曝しておきながら生きているという点では、確かに丈夫とは思いますけど……。

あと、裏に放し飼いになってるケヅメリクガメが居ますね……。



袋。
特に何もない、トランカータ幼苗の普通の袋ですね。
本種の袋は上半分はすぐ枯れてしまったりするのですが、
反面、下半分は年単位で生きてたりするので切るに切れなかったりします。
着生種ということで乾燥に耐えるための、貯水器官としての役割が大きいみたいです。

もう少し大きくなってくれたら、見栄えもするんでしょうけどねー。



次の袋。
本種は葉の展開も袋の完成も遅く、同時にいくつも袋を着けるタイプではないのですが、
前期の冬に低地性としてしっかり加温して管理したところ、
春以降の立ち上がりもよく、袋の数もいつになくいい感じです。

本種はインターメディエイトに分類されることも多いですが、
耐寒性が異様に強いというだけで、やっぱり低地性種なのだと思います。
実際、自生地の標高は700メートル前後ですしねー。



毎回よく挟まる頂芽。
今回も挟まってて、やっと自力で抜けた感じ。
なんか不安な形をしてますけど、毎回ここからちゃんと展開するので大丈夫でしょう。
……成長自体はゆっくりなので、この部位が葉になって袋になるのは、まだまだ先でしょうけれど。

最近は曇り空の日が多いですね。
雨までは降らないので、どうしても乾燥気味になりがちです。
毎日降られても困ってしまいますが、たまにはお湿りがほしいところです。



N. aristolochioides x ventricosa BE-3447 #1 / Borneo Exotics
花序(雌花)
開花当初に比べると、子房がかなり膨らみました。
印象としては、出来損ないのバナナみたいな感じ。
種は採れそうな感じですけど、一人で育てるには持て余しそうな気もします。
頒布するのもいいかなって思ったけど、やりとりが大変そう。

ネペンテスの結実は初めての経験なので、回収する時期もよくわからないですねー。
早いと未熟種子で発芽しなさそうですし、遅いと鞘がはじけて種が飛び散りそうです。

実生栽培に関する情報は少数ながらありますけど、結実に関することはほぼ何もないので、
少しでも情報を残せたらいいかなーと思います。
そもそも、ネペンテス関連のブログ自体がほとんど無い気もします……。
更新停止したところを除くと、本当に数えるほどしかないです。
というかYahooブログがサービス終了したら、国内のネペンテスブログって全滅じゃないですか……?
やっぱり趣味としてはかなりのマイノリティなのでしょうねー。



袋。
横から見ても面白い形です。
実生からだと、ここまで育つのにどれだけ掛かるんでしょうねー。
そういった意味でも、やっぱり挿し木からの増殖の方が簡単なのでしょうね。



地面を濡らす程ではないのですが、時々俄雨が降ります。
そんなときに陽が差すと、虹がかかったりもします。
虹なんて久しく見ていませんでしたが、やっぱり綺麗ですね。
根っこがどこにあるのかなんて、全ての責務を投げ出して探しに行きたいところです。

暑……。
なんか気温35度とかあるんですけど……。
真夏っていうならまだわかるんですよ、去年は45度とか普通にありましたし。
何がダメかって、まだ5月の梅雨入り前ですよ……?
今の時期からこんな調子だと、夏には一体どうなってしまうんです……?



N. hamata Gunung Lumut clone4 / Wistuba
度々枯れた疑惑の出るウィスツバ産ハマタ。
ちゃんと生きてます。
去年のあの異様な暑さの最中に輸入して、よく順化できたなーとは思います。

最近は昼間はは真夏のような暑さですが、夜温はがっつり下がるので、
高地性種にはなかなか理想的な環境だとは思います。



袋。
フォーカスが全然合いません。

それにしても緑一色の袋ですねー。
ハマタ特有の毛虫にも似た禍々しさが欠片もありません。
これだけ見ると日照不足による一過性のものに見えますが、
どうやら本個体群はこの色で固定されてるみたいです。

これはこれで珍しい気もするし、綺麗だとは思うのですが、
やっぱりハマタのイメージ通りの禍々しい模様も見てみたさがあります。
別個体輸入してもいいんですけど、最近は懐事情的にもちょっと……。
何所とは言いませんがウィスツバって、もやしみたいな苗送ってくる割りには、
結構いい値段するんですよね……。



次の袋も膨らみそう。
冬の間は全然の鳴かず飛ばずでしたが、やっぱりそこはスマトラ高山系。
春になって環境が改善さえすれば、着袋率はとてもいいです。
ボルネオ高山系のゴリマッチョなネペンテスもかっこいいですけど、
丈夫で環境にも煩くなく、コンパクトに仕立てられて袋もよく着けるスマトラ高山系の方が、
この国で栽培するには都合がいい気がします。

前回登場のラジャも今は小さな苗ですが、将来的にどうしましょうね。



頂芽。
撮りたいところにフォーカスが合わない、あるあるですよね。
成長の早い種類なので、もう少し株が充実してくれたら嬉しいところ。
ただ、徒長するとものすごく動かしにくいので、ずっと同じ場所で栽培可能な環境がほしいです。

……この後何時間かしたら、また次回分の記事を書くことになりそうな予感。

昨日はずっと土砂降りの一日でした。
本格的な雨の日って、随分と久しぶりな気がします。
雨の後のネペンテスはとても調子がいいので、夏の夕立なんかは結構嬉しかったりします。

……あと数週間もしたら、梅雨入りしてうんざりするほど降るんでしょうけれど。



N. rajah Thomas Alt clone / Y's Exotics
導入当初の超極小苗から比べると、かなり大きくなりました。
……ただ、普通はこれくらいのサイズから導入することが多いと思うので、
ようやくスタートラインに立ったところ、という感じです……。

安さに惹かれて極小苗で導入すると、スタートラインに立つのに数年掛かるので、
その数年を待てない方は、最初からある程度のサイズから始めた方がいいと思います。
このサイズでも、何万円もしたりするようなことはないと思います。
国内では最も出回っている、トーマスオルト・クローンに限った話ですけど……。
世界的には貴重なのに、国内だと大量に出回っている所為で見向きもされない種類ってありましたよね。
在来系ベントリコーサっていうんですけど。



袋。
蓋はまだ開いてないですが、後は持ち上げるだけといったほぼ完成形。
まだ2センチくらい……まだまだ幼苗の袋ですね。
こうして見ると、アッテンボロギの小さかった頃を思い出しますねー。

アッテンボロギもこれくらいのサイズから一気にぐいぐい成長したので、
今年の成長期になるこれからの季節に期待です。



屋外に移動してから、本当に調子がいいです。
これ以外にも、三つくらい途中の袋があります。



頂芽から展開した新葉。
冬の間動いてなかった部分なので、周りの葉に比べると一回り小さそう。
でも、まだまだ展開途中なので、もう少しは大きくなるかと。
これからの梅雨や夏にかけて成長期なので楽しみです。
今期の野外栽培期間中に、4号鉢を飛び出すくらいのLSにしたいですね。

最近、何をやっても上手くいかない気がします……。
心身共に弱り切ってもいるのですが、この状況をなんとかしようと藻掻いてみても、
空回りするばかりで好転することもなく……。



N. lowii Trusmadi seedgrown / Carnivorous and more
実は二代目、トラスマディ産の実生ローウィ。
初代は突風でお亡くなりに……。
去年の春頃は電信柱をなぎ倒す勢いの突風暴風が吹き荒れていましたが、
それに引き換え、今年は穏やかな気候です。
それなりに風の吹く日はありますけれど、看板が飛んできたり、古い木造家屋が倒壊したり、
電柱がなぎ倒されてインフラストラクチャに障害が出るようなこともないです。



リーフスパンは小さいですが、葉数が多いので越冬からの立ち直りも早く、新しく袋を作り始めています。
本種は小さいうちは非常に動きが遅いので、焦らず急がずのんびり見守ります。
実は反対側に同時進行で、もう一つ袋を作っていたりします。



頂芽が展開して新葉に。
初々しい新緑色で、ツヤツヤで綺麗ですね。
まだまだ若い葉なので、これからもう少し大きくなると思います。
蔓の先の蕾も、ちゃんと膨らんでくれそう。
この子のこれからに期待です。



N. lowii mulu / Y's Exotics
こちらはムル産のローウィ。
時々登場するラジャと一緒に超極小苗の状態で導入したのですが、
ラジャに比べると成長率は今一つ、といったところ……。
トラスマディ産の個体とは全く逆な感じで、
リーフスパン自体は着々と大きくなっているのですが、葉数が全然増えません……。

問題点としては、葉を一枚完成させるまでの期間があまりにも長すぎて、
展開する頃には下葉の寿命が尽きてしまっているのが原因かと……。
それでも一時期に比べたら、増えてきてはくれてるのですけどね。

本種の成長が遅いとはいっても、さすがに自然界でここまで遅いということもないでしょうし、
何かしらの環境が合っていないのではないでしょうか。
ローウィの幼苗は下手に手を加えると枯れますし、一応ゆっくりですが育ってはいるので、
もうしばらくは、このまま様子を見ようかと思います。

以前聞いた栽培家の話だと、ムル産の個体は癖が強い傾向にあり、
数ある産地のローウィの中でも栽培自体が特に難しいみたいなことを聞いたのですが、
実際のところ、どうなのでしょうねー。
確かにムル産のローウィの話とか全然聞いたことないですし……。
……と思ったけど、原種のローウィ育ててる人自体があんまり居ないですよね。
表面上に出てこないだけで、水面下での栽培家はいっぱい居るような気がしますけれど。

………
……


そういえば、アリストリコーサの花はそろそろ終わりなのですが、
雌花の方は子房が膨らんできているので、受粉は成功していると思います。
種が採れたらいいですねー。

プロフィール
Author:左沢ねあ
Illustration:森野久真


コンクリートジャングル暮らしの現代エルフ、食虫植物をはじめ、ちょっと変わった植物を育ててます✨

毎週水曜日、日曜日の二回更新されます。
最新記事
(07/14)
(07/03)
(06/30)
(06/26)
(06/23)
最新コメント
[07/04 なまくら]
[07/01 なまくら]
[06/27 なまくら]
[06/23 なまくら]
[06/21 R.n]
[06/20 なまくら]
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
記事検索


PR



忍者ブログ [PR]