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時期外れの暑さも、ようやく一段落しましたねー。
本日分のネペンテス画像を準備しようと思ったのですが、曇ってて綺麗に写らないし、
ビーバビはいい感じの袋を作っている途中なのですが、大きすぎて草体が画面に収まらないし、
どの子をどのアングルで撮ろうか考えていたら蚊に咬まれまくるしで、嫌になって撤退しました。
次どの子にするかは、適当に考えておきますね。



Heterometrus sp.
持ち腹繁殖個体。
一回目の脱皮を終えて、全員背中から降りたので隔離しました。

ちなみに、降りてすぐに幼体の姿が一匹も見えなくなってかなり焦ったのですが、
どうやら全員床材に潜っていただけのようです。
出産前にケージ内を延々と耕していたのは、幼体を潜りやすくする為だったのでしょうか。
どちらかといえば、ただ落ち着ける場所を探していただけのような気もしますが……。

荒れ果てたレイアウトをリセットしつつ、床材に潜った幼体を全て回収しました。
数は数えていませんが、結構居ました。
小さな幼体のシェルターには落ち葉を使います。
重なるように積もらせておくと、大量の床面積を稼ぐことができます。
床材の乾燥も防げますしねー。
あとは樹皮を隙間がたくさんできるように重ねておくのもいいですよ。

餌としては、レッチの幼虫を活きたまま放しています。
小さい上にものすごく素早いので扱いにくいですが、反撃の恐れもなく、
よく動いて食欲を刺激してくれるみたいなので、餌としてはいいかもですね。
何匹居るかは数えていませんが、減ってきたと思ったら補充してます。

飼育下では天敵という脅威は排除できますが、
多頭飼育という方法を採っている以上、兄弟でも天敵には成り得ますし、
そもそも脱皮不全という死因があり、成長過程での死亡率も決して低くはない生き物ですので、
全員を大きく成長させることは、まず不可能ではあるのですが、
一匹でも多く、大きく育ててあげたいところです。

………
……




Hadrurus arizonensis
デザートヘアリースコーピオン

給餌間隔は隔週程度なのですが、最近急激に太って餌を食べなくなりました。
オスっぽいとのことでしたが、なんか産みそうな気配……。
まだわからないですけどねー。
デザヘアの幼体はアジフォレと違って優しくはないので、
独り立ちした瞬間から仁義なき共食いが始まります。

……ので、こっちも生まれたら、さすがに全員分のプラケは用意できないと思うので、
デリカップ飼育という形になりそうです。
そうなったら個別にパネヒ管理とか無理なので、温室飼育になるんでしょうねー。
ちょっと大変そうではありますけれど、スナサソリ科の繁殖はかなり興味があるので、
もしか生まれたら、育てつつも別系統からの導入とかも考えていきたいところです。

風邪がちっとも良くならないので病院に行ったところ、肺炎だそうです……。



Brachypelma smithi
飼っている蜘蛛の美男子丸。
前回の脱皮の後、お腹がパンパンに張り詰めるまで食べてすぐに拒食に入ったのですけれど、
腹部が黒く変色してきたので、数日中に脱皮すると思います。
蜘蛛は脱皮の度に驚くほど大きくなるので楽しみです。
ジュブナイルからサブアダルトくらいのサイズになると、一気に成長頻度が下がるみたいですが……。
ブログ移転の暁には、生物ジャンルのタグも細分化した方がいいかもですね。

………
……


連休中は近所でメダカ市をやってたりして、地元愛好家による出品が多数あったのですが、
最近のメダカの品種って、すごく綺麗なものが多いのですねー。
ずっと以前に登場した睡蓮の鉢に黒メダカが居るのですが、
黒い水底だと保護色になって、上見だと全く見えないので寂しいです。
野生本来の姿としては、それが正しいのでしょうけれど……。
元々川で掬ってきたやつですし。

睡蓮鉢でも見えるようにヒメダカか白メダカを飼おうかと思ったのですが、
上見でより見栄えするラメ入り個体やみゆきメダカ等々、実物は初めて見たのですが本当に綺麗です。
そして何より、繁殖して品種の選別から販売までしているような、
筋金入りのマニアの話を直接聞けたのも面白かったです。

給餌の頻度を上げて、産卵床用の水草をローテーションで移動すれば繁殖も楽しめるみたいなので、
屋外栽培スペースの湿度維持用の水盤で、メダカを育ててみるのも面白いかもしれませんね。
そろそろ本格的にボウフラ対策も始めないといけないですし。
……まだ濾過周りの設備は出来てないのですが、ソーラーポンプを改造して作ってみようかしら。
水だけ張って動かさないでいると、思った以上に淀んで汚いんですよねー……。

この記事が、平成最期の記事となります。
時代は令和へと移り変わってゆくことになりますが、次の時代はどんなことが起こるのでしょうねー。
このブログも容量限界目前ですし、元号変更に合わせて移転しようかとも思っていたのですけれど、
まー準備が間に合わないですよねーっていうお話で。

ここはネペンテスブログらしく、最後はウツボカズラでばちこりと決めようと思ってたんですよ。
高地性種も完全野外栽培に移行して、調子も上がってきましたし、
屋内だと夜温も保てるので、そろそろ温室も畳もうかとも思ってたんです。

ここに来て、今日の気温3度とかいう不意打ちですよ。
急遽高地性種も屋内退避する形に……><。
もうすっかり葉桜の時期だというのに、局所的には雪が降ってるらしいですし……。
一時的な寒の戻りらしいので、週明けにはまた元に戻るらしいですけど。



E. c. maurus
コロ虹が脱皮してました。
脱皮直後特有の、辛うじて虹色の分かるアングル。
排泄物と揶揄される本種、写真だと全然綺麗でもないですけど実物はキラキラです。
飼育者の特権とは思うのですが、あまり人気も無いらしいのでわかってもらえないのが悲しいところ。

脱皮周期はといば、今までに比べると3週間くらい伸びました。
気付けば頭も大きくなってたし、成長することで周期が伸びた、ともいえそうですが、
実を言えば、心当たりは他にあるのですよね……。
先月中旬以降、コロ虹の餌食いが明らかに落ちてました。
その理由にも明確な心当たりがあり、飼育環境の悪化とかではないのですが……。

冷凍マウスはある程度の数をまとめ買いしているのですが、
在庫が無くなったので、いつものお店に仕入れに行ったところ売り切れだったのでした。
そこで仕方なく、別のお店で買ってきたのですけれど……。

普段のお店はしょっちゅう売り切れてるくらいに回転率がいいので、
冷凍マウスも入荷したてで新しくて鮮度もよくていいのですけれど、
今回買ったところだと、一体いつから冷凍庫に入ってたのか疑いたくなるようなものでした。
個包装の中は霜だらけで冷凍焼けしてる感じの……。
中には組織が挫滅していて、解凍中にとろけてしまうものまでありました。

普段は引き戸を開けた瞬間に水入れから出てきて、差し出した瞬間にバクっと喰い付いてぐるんと巻いて、
それはもう美味しそうに嬉しそうに食べてくれるのですけれど、
今回買ったマウスにして以降は、しばらく匂いを嗅いでから、
仕方なさそうに不味そうに食べるんですよね……。
お腹空いてるから一応食べるけど……、みたいな。
実際、今までのような幼体向けのハイペース給餌だと食べないことも多かったです。

普通に考えて、やっぱり美味しくないんでしょうねー。
コロ虹以外だったら拒食してるやつですよ、これ……。
さっさと使い切っていつものところで買いたいところですが、
いかんせん食いが悪いのでなかなか減らないという悪循環に陥ってます。
捨てろって言われたらそれまでなんですけど……。
脱皮が終わったので、お疲れさまとご褒美に1個あげたところ、「は?」みたいな顔されました。



頭が大きくなったので、そろそろ餌のサイズアップを検討したいところですが、
アダルトマウスに相当するラットって、どの段階のサイズなんでしょうねー。
サイズアップといえば今使ってる水容器も、みっちり詰まってる感がすごいので、
そろそろサイズアップしようかと思ってます……どうせ100均タッパーですけどね(笑)

ちなみにですけど、水容器は常に2つ入れてあります。
床材にウッドシェイブを使用している環境上、どうしても湿度が低くなりがちで、
アナコンダかよってくらいに常時水入れに浸かっており、割とすぐに水を汚すのですが、
蛇自身も汚い水に浸かるのは嫌なのか、汚すともう片方に移動するので、
蛇が入ってない方の水入れを掃除する……というローテーションができています。
実質トイレ覚えてるような感じになってるので、世話が楽で助かります……。

お迎え当初に比べれば長くなって太さも出てきたので、成長を実感できるのですが、
抱き蛇というにはまだまだな感じなので、もう少し大きくなってほしいところです。

寒い……。



Brachypelma smithi
似非マクロ撮影。
置き型のルーペ越しに撮影してます。
ルーペはアンティークショップで買ったやつ。
どうせ中華製のイミテーションかと思ったら、予想に反してメイドインUSAでした。
アメリカって兵器以外も作ってるんですね。

蜘蛛の方は、2週間ほど拒食していたのですが、
週明け辺りから体色が黒くなってきたので、そろそろかと思っていたのですが……。



無事に脱皮してました。
ひっくり返った状態で固まっていたので一瞬焦りましたが、
蜘蛛が死ぬ際には俯せの姿勢のまま足を畳むので、ただの脱皮体勢です。
むしろ、ここで慌てて触ったりすると、脱皮不全を起こして本当に死ぬので注意が必要です。
そのまま少し目を離したら、次に見たときには終わってました。
このサイズだと本当に一瞬ですねー。

真っ白な状態の蜘蛛は珍しくて、そこを写真に収めようかとも思ったのですが、
脱皮直後に下手に刺激するのもよくないので、半日経ってから撮りました。
脚も長くなって頭胸部も大きくなったのですが、腹部が縮んだのでサイズ感はまだわかりません。
このサイズなら2~3日で外骨格は完全に固まるので、週末くらいには給餌を再開できそうです。
……固まるとはいっても、元々タランチュラは全身プニプニですけれど。
タランチュラの部位で硬いところなんて牙くらいです。

ちなみに脱皮前に拒食する理由は、古い殻から身体を抜きやすくするためらしいですよ。
脱皮直前まで食べ続けるいやしんぼも居るらしいですが、そういう個体は脱皮不全を起こしやすいとか。
どこかで聞きかじっただけなので、実際にどうかは知らないですけどね。

雌雄判別はまだまだ先ですけど、雌だったらいいなー。
ちなみにこの子の名前は『美男子丸』です。

桜の開花宣言と共に、すぐに満開かとも思ったのですが、
以降急激に冷え込んで、開花はあまり進んでいません。
春の気候は不安定で、なんか毎年こんな感じですよね。
4月に入ればもう少し気温も安定してくるので、安心して屋外栽培に移れそうです。
用土のくたびれてきた子も多いので、そうしたら夏本番前に植え替えラッシュになりそうです。
晩春から初夏にかけては嵐のような風が吹くので、支柱を立てて固定することも忘れずに。

……なんだかすっかり蟲ブログになっているような気もしますけれど、
うちは一応ネペンテスの栽培観察記録がメインなんですよ。
今日も蟲の話ですけどね。



Brachypelma smithi
うちにきた当初の姿。
初めて飼う上に、知識も参考になるような資料もなかったのでわかりませんでしたが、
改めて見てみると、腹部が小さくて明らかに痩せすぎです。
ひょっとしたら、元々ほとんど餌を与えられていなかったのかもしれませんね。

絶食に強い爬虫類、特に最近流行りのヒョウモントカゲモドキなんかは、
小さい方がかわいくて売れやすいので、餌の量や頻度を極限まで落としている場合があります。
大きなホームセンターに付随するペットショップなんかに特に多い気がします。
近所のホームセンターにヒモゲドやフトアゴが結構売っているのですけれど、
基本的に骨と皮しかないような状態です。

ベビー時代に栄養不良を起こした個体は大きく育たない上に突然死したりするので、
導入の際にはちゃんとしたショップを見極めたいところですね。
専門店なら安心な場合が多いですが、中には大手でも酷い悪徳ショップがあったりするので注意が必要です。
おそらく他のショップから仕入れてそこに手数料を掛けているので、相場の数倍近い値段をつけている上に、
通販で購入すると、送料に加えて梱包料、手数料、その他経費を加えて合計料金に3000円以上水増しされて、
その上届くのは参考画像とは全く違うガリガリに痩せた拒食個体……という大手ショップが実在します。
注意喚起のためにもショップ名公開してやりたいところですが、また荒れそうだなぁ……。
ちなみに通販もやっている上に大手ですので、名前くらいは聞いたことあると思いますよ。
爬虫類イベントにも毎回出店してるみたいですし。
通販だと実物が見れない分、特に悲惨な個体が届きます。

最後に利用したのはもうずっと昔の話ですが、前回のぶりくらでは、
変種のヘテロでもない通常のコロ虹ベビーに5万円とかつけてた時点で、
当初からの阿漕なやり方は、今も何も変わっていないのでしょうね。
周囲のブースでは、そことは比べ物にならないくらい状態のいい個体が1万円前後でたくさん出てました。
ヘテロリューシでも5万はしてなかったです。
その値段はブラ虹と見間違えてるんじゃない?って意見もありそうですが、
ブラ虹は別に99.800円の値札がついてました。誰が買うんだよアレ……。
愛玩動物の値段、というのも下品な話ではあるのですが、
あの価格設定はさすがに、綺麗事で片付けられる限度を大きく逸脱しています。

市場に価値を認められず、不当に安い値段がつけられているものが存在するのも事実です。
ネペンテスも厳選された極美個体の価値が、先達の努力によってようやく認められるようになってきました。
今となっては厳選個体や希少種には、数万から数十万の値段がつくことも珍しくありません。
……それに便乗して、ホームセンターで買ってきたベントラータに数万円の値段をつける行為。
極論ではありますが、先に挙げた爬虫類ショップがやっているのは、そういうことです。



話が脱線した上に愚痴っぽくて何が言いたいのか霞んでしまいましたが、
上の画像の子の現状です、パンパンに太って蜘蛛らしい姿になりました。
かなり大きくなったようにも見えますが、一度も脱皮していないので変わったのは太さだけです。
あんまり食べるので過食を心配したりもしたのですが、
先日からパタッと食べなくなったので、本能的に自制はしているようです。
たぶん、今度こそ脱皮かなー。

蜘蛛の飼育について、あまり有用な情報が存在していない……という事実もありますが、
実際に飼ってみて、初めてわかるようなことが多く、新しい発見の連続で面白いです。
最近気付いたのは、湿度管理に霧吹きをすると、水滴が当たるとかなり嫌がるので、
湿度勾配をつける意味でも、ケージの半分に水差しでドボドボと注いでいます。

数を増やすなら、パネルヒーターで個別管理するよりも、
温室を用意して一括管理した方が、手間も掛からずよさそうなものなのですが、
ワーディアンケースを買ったとしたら、蜘蛛じゃなくてネペンテスに使いますよ。
その辺はやっぱり、メインでなにをやりたいかは、見失わないようにしないと……。

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プロフィール
Author:左沢ねあ
Illustration:森野久真


コンクリートジャングル暮らしの現代エルフ、食虫植物をはじめ、ちょっと変わった植物を育ててます✨

毎週水曜日、日曜日の二回更新されます。
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