忍者ブログ
サイトの名前
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

気付けば2月も終盤戦。
開花する野草も増えてきて、少しだけ世界はにぎやかになりました。
今咲いているのは主にオオイヌノフグリとホトケノザ。
小さな花ですが、少しでも色が入ると綺麗ですねー。
和名はひどいですけど。



N. lowii mulu
去年の初秋に導入した超極小苗。
成長は非常に遅いのですが、新しい葉が大きくなってリーフスパン3センチほどに。
まだまだ小さいですが、元々2センチ以下の個体だったので1.5倍くらいにはなってます。
最初から見てると、それなりに大きくなったなー……という感じ。



袋の蓋も開いて、やっと完成です。
まだ小さすぎて特徴も何もないです。
このサイズだと、全然ピントが合わなくてつらいです……。
ローウィは上位袋ばかりが取り沙汰されますが、下位袋も特徴的で綺麗なので、
まずはローウィらしい下位袋を見るのが目下の課題になりそうです。



葉っぱはすでに完成して、蔓を伸ばして袋を膨らませ始めています。
前回の袋は完成するまでに4ヵ月以上の時間を要したのですが、
あの時は導入と冬が重なってしまったので、そのせいもあるかもしれません。
これから春になって暖かくなれば、成長も加速してくれるかなー……と、期待中。
この袋もある程度膨らめば、次の芽が出てくると思いますし。
ただ、ローウィは幼苗のうちは元々成長は非常に遅いらしいので、
ちゃんとした姿になってくれるには、あとどれくらい掛かるのか……。

それと、浅植えでぐらぐらして株が安定しなかったので土寄せをしてあげました。
このサイズだと、本当に細かい作業になってしまいます。
それこそ株周りはピンセットで用土を置いていくような、匠の世界です。
こういう作業は意外と嫌いじゃないです。

これでぐらぐらが収まって安定して、大きくなってくれたらいいんですけど。


全ての責務を投げ出して、じゃぱりパークでフレンズとして暮らしたい……。
わーいやったー! すっごーい! たーのしー!!

………
……




N. veitchii x burbidgeae
去年の秋以来の登場です。
相変わらず部屋は寒いので成長は緩慢ですが、
交配種ゆえの強靭さゆえか、じわじわと成長を続けています。

前回の記事はこちら。



この寒い中、袋をつけてくれました。
前回登場時、去年の11月に蔓を伸ばしている途中だったので、3ヶ月とちょっとくらい。
やっぱり、時間かかり過ぎですねー……。
もう少し加温してあげたら、動きも活発になってくれそうなのですが。
先日のアッテンボロギの加温実験も、開始3日目くらいで結果はわかった感じですが、
結果発表はやっぱり来月の初めまで待つ感じで……。



開いた直後は模様が薄いですが、時間が経つとストライプもはっきりしてきます。
……とはいっても、疎らで全然見応えしないですが。
もっと密に入ってくれたら嬉しいんですけどねー。
大きくなって変わってくれればいいのですが、こういう素質だったりするとガッカリです。
少し前に山田さんのリストに選抜個体の至極個体が載ったのですが、
ちょっと高いなー……と思っていたら売れてしまって、悲しみを背負ったのでした。



新しい葉っぱ。
先の袋が完成したので、これからこっちの蔓も伸びてくるはず。
中には次の新芽も見えてますねー。
ただ、成長が本格化するのは来月半ばくらいからでしょうか。
本当に、春が待ち遠しいです……。

先日には、また雪が降りました。
今回は積もらなかったですけど……。
2月も半ばを過ぎ、日も長くなりましたねー。
鐘の音も5時になりましたし。
あとは、もう少し暖かくなってくれたら……。


室内は暖かいのですが、外は暴風の大荒れの天気が続いています。
吹く風は冷たい北風で、春の訪れを告げる春一番には程遠い感じです……。
今年はラニーニャ現象が観測されたため、冬の寒さが厳しいですねー。
そんな年には、春暖かくなるのが遅れる傾向にあるそうです。
具体的には、来月の下旬くらい。



N. rafflesiana
成長はやっぱり遅いですねー。
冬だから遅いのか、あるいは元々遅いのか……。
去年の夏は、導入直後で環境に慣れてなかった感があるので、今年の夏にどうなるかです。
大きくなってくれると嬉しいですが、あんまり大きくなってしまうと持て余してしまうかも……?
さすがにジャイアントフォームのような、怪物めいた大きさにはならないと思いますが……。
そうなるには時間もかかりそうですし。



新しい袋ができました。
同時に古い袋が枯れ始めたので、今の状態だと同時に維持できるのは1個だけみたいです。
ただ、ラフレシアナの袋は、とにかく撮りづらい位置にできる傾向があります……。
葉が大きく垂れ下がっているため、普通に撮ろうとすると鉢の影になってしまう上に、
下位袋なので内側を向いているため、どうしても後姿になってしまいます……。
がんばって光に当てようとすると、今度は逆光になりますし……。
今回はアクロバティックな体勢で、がんばって撮りました。



順光と逆光で、色味が全然違ってくるのも面白いですね。
どちらが優れているとかではなく、好みの問題のような気もします。
記録写真なら順光なのでしょうが、逆光のセピアがかったアーティスティックな感じも嫌いじゃないです。

……大鉢で育てて鉢の中に袋を収めれば、写真も撮りやすく観察もしやすいのでしょうけれど。
下位袋なので、宙吊り状態も本来はあんまりよくないのでしょうし……。
隣の鉢にお邪魔させてもらう作戦は、移動が多いと煩わしいのですよねー……。
年間を通して管理できる場所があれば、一発で解決なのでしょうけれど。



N. ampullaria (williams Red x Herlequin BE-3659)
とにかくどんどん大きくなります。
ここまで順調に大きくなってくれると、次の芽がどうなるか楽しみですねー。
最新の葉は少し、薄くやわらかくなった気がします。
常に湿度が高すぎたせいでしょうか……。
晩春には低地性の子も屋外に出しますが、そのときに葉が傷まないか少し心配です。



袋。
やっぱり小さいままですが、色はそれなりに出てくれました。
前回の袋は最初からくすんでいたので、赤い袋ができてくれてよかったです。
春になれば、大きさは戻ってくれると思うので……。
別個体の方は、あまり変化もないので割愛です。
……隅にちらっと写ってますけど。



N. ampullaria highland
葉が展開してきました。
赤い葉っぱに緑の袋という、かなり変わった子です。
秋導入のため、まだ馴染んでいないのか成長はかなり遅め。
先述のアンプラリアみたいに軌道に乗ってくれれば、うれしいんですけどねー。
バリーション違いで、並べてみたら面白そうですし。



最近は黒いアンプラリアが本気で気になっています。
真っ黒な袋に緑のストライプが密に入るタイプです。
black magic、もしくはblack miracleという品種になるのですが、
はたして国内で入手可能なのでしょうか……。



N. glacillis
本当にあっちこっちに絡まりまくる問題児です。
通常、袋が枯れてきたら、蔓まで枯れた時点で乾いている部分で切り取るのですが、
この子は蔓が残らないように、葉の先端くらいで切った方がトラブルが少ないです。
この個体ではなく、周囲の個体にです。
蔓だけになっても見境なく絡まるので、本当に厄介です……。
先日はラフレシアナの古い袋をもっていかれました。
新しい袋じゃなくて、本当によかった……。
そんな厄介な子だけど、上位袋の透明感のあるグリーンは光に透かすと本当に綺麗です。

吊り鉢栽培は屋外ならよかったのですが、屋内だと少し乾きすぎるみたいです。
潅水の頻度も、どうしても控えめになりがちですし……。
用土の水分量が足りなかったせいか、古い袋は落ちてしまいました。
屋外管理できるようになったら、また鈴なりになってくれることに期待です。
いっそ主茎を切り落としてのリセットでもいい気もするのですが、
グラシリスは挿木にすると、本当に際限なく増えてしまうので……。
……ので、伸びるところまで伸びてもらってみようかと思います。
切ってしまうと、どうしても挿し木にしてみたくなってしまうので。

最近は目の回るような忙しさで忙殺される日々です。
よそのブログにコメントも残したいのですが、空いた時間に目を通すのが精一杯な現状です。
せっかくブログを書いているので、交流はなんとか続けていければ……!

先日の時期外れの暖かさは過ぎたものの、昼間はやっぱり気温が上がりますねー。
外気温も15度近くまで上がるため、本当に暖かい小春日和って感じです。
少し前までは最高気温が5度以下の寒波の底にあったので、余計にそう感じるのかもしれません。
来月になれば、高地性の子の一部は昼間、屋外で日光浴させられそうです。
頭からじゃぶじゃぶ水を掛け、鉢底から水が鉄砲水みたいに出てくるような潅水も、
鉢内部のリフレッシュになるので、早くやってあげたいところです。



N. xhookeriana
どんどん大きな葉っぱを出します。
反面、元々ついてたボロボロの葉は枯れていっているので、
そう遠くないうちに入れ替わってくれそうです。
ただ、まだ袋は出来てないです。
袋になりそうな蕾は、いくつかあるんですけどねー……。



N. madagascariensis
フーケリアナほどの勢いはありませんが、こちらも葉っぱを出してます。
新しい葉っぱの先端は膨らみつつあるので、袋もそのうち見られそうです。
葉っぱの質感から、用土は多少の乾燥には耐えそうな感じがしたのですが、
元々湿地帯出身のネペンテスらしく、用土の乾燥は極端に嫌うようです。
他の子と同じように管理したところ、まだ潅水の必要のなさそうな、
僅かに用土が乾き始めるような、他の子がまだピンシャンしているような状況でも、
水切れの症状を出しつつ、しおしおに萎れてしまって焦ってしまいました。
すぐに水をあげたら復活したのですが、完全には戻らなかったらしく、
今も葉っぱに萎れた跡が残っていて見苦しいです……。
マダガスカリエンシスはネペンテスの中でも例外的に腰水が推奨される種類なので、
うちでもそれに倣おうかと思います。



N. burbidgeae x edwardsiana
MTを代表する自然交雑種。
国内でも目にする機会の多い、比較的ポピュラーな品種のようですが、
栽培には癖があるらしく、枯れないにしても大きくならない場合が多いそうです。
なんとかうちでも大きくしてあげたいところです……。

去年の段階では新芽だった部分が展開して、葉っぱになっています。
……が、やっぱり輸入時についていた新芽なので、
多少傷んでおり、綺麗に展開しませんでした。
当然ですが、今回の葉っぱには袋も出来そうにありません。
次の新芽が伸びつつあるので、こちらに期待していきたいと思います。
もう片方の徒長個体も大体同じような感じなので、今回は割愛です。



N. sibuyanensis
お気に入りの子なのですが、経過は微妙です……。
ゆっくりながらも葉は展開してくれているので、
なんとかこのまま持ち直してほしいところなのですが……。
当分袋は期待できそうにないので、まずは健康そうな葉を展開して、
見ていて安心できる程度のロゼット状になってほしいところです。


………
……



ここから輸入苗第二グループです。
現在は覆いも腰水も取っ払って、他の子と一緒に管理しています。
ただ、まだ根の状態は十全には程遠いと思いますので、潅水多めで葉水も小まめにしています。
春には他の子と一緒に、屋外管理も可能になると思います。



N. peltata
この子はプラティチラの誤品としてうちに来た子。
元々うちに居るBEの子とは由来違いなので、今後に期待している子。
葉っぱが三枚しかなかったのですが、そのうち二枚は枯れました。
こう書くと危機的な状況にも見えるのですが、最後の一枚は頑なに枯れないことから、
最新の葉っぱだけを残して枯らし、この一枚で代謝を行いつつ新芽を出して、
うちの環境になんとか適応しようと、かなりがんばっているようです。
……が、やっぱり元からついている葉なので、そこまで長くは持ちそうにありません。
現在は新芽が順調に伸びているので、これが展開してくれれば、
まずは第一歩……、というところでしょうか。
順化はまだまだこれからが本番、という感じの子です。



N. platychila
国内ではほとんど出回らないため、前回輸入することになった種類です。
ただ、国内では流通していないというだけで難物などではなく、
栽培は高地性の中では簡単な部類に入り、丈夫で成長も早いそうです。

うちに来たときにはなかった新芽が出て、展開しつつあります。
たしかに成長は早そうかもしれません。
検疫にて、根のほとんどを毟られた上での成長と考えると、
本当にすごく丈夫な種類なのかもしれません……。
光がやや強かったのか、古い葉が少し焼けていますが、
新しい葉はきっと大丈夫でしょう。
どんどん大きくなって、緑一色ではない袋が早く見てみたいです。


先日年が明けたと思ったら、早くも1月が終了です……。
本当に、時間が経つのは早いですねー。
この調子だと、今年もあっという間に過ぎ去ってしまうのでしょうか。

本当は輸入苗の経過報告とかも書きたかったのですが、
ほとんど変化が無く、面白くもなさそうだったので割愛されました。
変化はなくとも記録は大切だと思うので、そのうち書きます……。

輸入といえば、BEからの第三弾があったのですが、国内に入ってくるのは3月頃となりました。
最近はこの寒波ですし、私もそれがいいと思うよ!



N. attenboroughii
前回の登場が去年だったので、一月振りくらいでしょうか。
寒いのであまり成長は早くないのですが、前回新芽だった部分が展開しつつあります。
結構大きくなりそうな、いい感じです。
成長は遅いですが、最近は形質に少しずつ変化が見られるようになってきました。



前回はまだ先端部だった袋。
袋が完成する前から半開きになってます。
今はもうほぼ完成しているのですが、結構前から蓋が開いてました。
小さいうちから開いてしまってがっかりしてたら、そのまま気にせず大きくなる感じの……。
うちではラジャとアッテンボロギに見られる現象なので、
もしかしたらラジャ近縁種の幼苗に見られるとか、そんな感じなのでしょうか。

前回までの袋はすべて無地の緑一色だったのですが、
今回の袋から、薄っすら斑模様が見られるようになりました。
蓋も小さく立ち上がりそうなので、少しずつ特徴が出ているようです。
一つだけ真っ赤な袋がありますが、あれは古いだけなので……。



前回展開中だった新芽からできた葉と、その先端部。
リーフジャンプ……とまではいきませんでしたが、ちょっと大きくなりました。
蔓も伸びたので、先端がちょっとオーバーラン気味です。
前回二つの袋は蓋が立ち上がりつつあり、形質の変化が見られたのですが、
この袋はそれらとはまた違った変化がありそうな予感です。
今までは、通常のネペンテスの下位袋と同じような付きかたをしていたのですが、
今回は蔓が立ち上がって、上向きに袋をつけそうな感じなのです。
この感じだと、アッテンボロギ特有の釣鐘型の袋になってくれるのではないでしょうか。
まだ待機中の袋が一つあるので、この袋が膨らんでくるのは先のことになりそうですが、
これから先、どんな袋をつけてくれるのか……楽しみです!
現在展開中の新芽も結構いい感じですし!



今週から2月に入り、今期一番の厳冬期となります。
そこで、実験……と言ってしまうと聞こえは悪いのですが、試してみたいことがあるのです。
被験体は、このアッテンボロギ。
実験なんて言えば大層な響きですが、夜間に低地性の温室に取り込んでみるというだけです。
前々から高地性に強いている環境が厳しすぎるとは思っていたのですが、
先日のボゲリーの結果を見て、夜温を保ったらどうなるか、少し気になったのです。
アッテンボロギもそこまで高い標高に自生するわけではないですし、
寒さには耐えても好きなわけではなさそうですし……。
期間は2月からの厳冬期の1ヵ月ほどの予定。
これで成長が早くなるなどの変化が見られたら、
来期からの越冬の環境を見直さなければ……です。
せっかくなら、冬でも成長してほしいですし。



氷雨降る夜、一夜明けて。
は、ハエトリグサァァァ!!?
なんか大変なことになってますが、大丈夫なのこれ……。


プロフィール
Author:左沢ねあ
Illustration:森野久真


コンクリートジャングル暮らしの現代エルフ、食虫植物をはじめ、ちょっと変わった植物を育ててます✨

毎週水曜日、日曜日の二回更新されます。
最新記事
(07/14)
(07/03)
(06/30)
(06/26)
(06/23)
最新コメント
[07/04 なまくら]
[07/01 なまくら]
[06/27 なまくら]
[06/23 なまくら]
[06/21 R.n]
[06/20 なまくら]
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
記事検索


PR



忍者ブログ [PR]