忍者ブログ
サイトの名前
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

寒いですねー。
昼間はそれなりに暖かくなる日もあるのですが、木枯らしの吹き荒ぶ日も増えてきました。
今年の木枯らし1号は10月には吹いてしまったらしく、やっぱり今年はおかしな天気です。

先週くらいからずっと頭痛に加えて、特に何もした覚えはないのに全身筋肉痛と倦怠感に悩まされています。
最近はタスクも山積みで、週二更新はいよいよ難しくなったように思い始めました。
一応日課にしているので、出来る限り書き続けられるようにはしたいのですが……。
今日は撮り溜めた画像もないので、他所の栽培品でお茶濁しです。



N.attenboroughii BE-3693 a very large number of clones / Borneo Exotics
アッテンボロギの幼苗。
それにしても値上がりしましたねー……。
BEの販売リストにしばらく安定して並んでいましたが、とうとう消えましたね。
とうとう売り切ったのでしょうか……?
EPのように全て売り切るようなことはないと思うので、また増殖すれば再販されるとは思いますが、
おそらく多様性や個体差のバリエーションは少なくなるんじゃないかなって思います。
どの個体がクローン化されるかによりけり、ですね。
BEペルタタの例とかもありますし……。
色は最高なんだけど、袋の形がちょっとねー……。



うちのも去年はこんなサイズでした。
このサイズで2万超えとなると、うちの子はいくらになるのかな……なんてお下品な考えも出てきたり。
まあ、1年あれば十分あのサイズにはなると思いますけれど。



N. jamban BE-3276 / Borneo Exotics
BEジャンバンの袋。
うちのDavidジャンバンの袋とほとんど変わらないですねー。
まだ幼苗だから、と思いたいところではありますが……。
Carnivoria EUの導入元も、今回は実生じゃなくてBEでしたー、とかだったら結構ショックです。
とりあえずは大きく育ててみないとわかりませんねー。



N. villosa
初めて見ました。
都市伝説の類ではなく、実在するんですねーというのが正直な感想。
標高3000メートル以上に自生する超高地性種の一つ。
昼間はよく陽を当てた上で15度以内に、夜間は気温を5度以下まで下げないと数日で枯死する、
という記述をよく見かけますが、どこまで本当なのかはちょっとわからないですね……。
ラジャやローウィなんかも昼間20度の夜間15度、冷房設備無しでの栽培は不可能との記述が多いですが、
ここ数年だと冷房設備無しでの栽培記事も増えてますし、実際うちでも無冷房で余裕で越夏しましたし。
さすがにヴィロサのレベルになると、小手先の工夫程度ではどうにもならないかと思いますけれど。
うちの環境での栽培は不可能に近いと思うので、今後も導入する予定はないです。



N. hurrelliana
たまに山田さんのところの分譲リストに並んでますが、もれなくお値段6桁でドン引きです。
発見……というより原種として独立したのが比較的最近で、栽培法なんかは全く確立されてません。
ローウィと同じ感じで簡単、という記述もあるのですが、そういうことを書いてる人は、
もれなく国内はおろか、世界でも指折りの技術を持つ栽培家ですので、参考にはしにくいかと……。
この襟から蓋にかけての部分とか、すごいかっこいいんですけどねー……。


最近体調も悪いし忙しいし、時間もありません。
近況を表すとしたらただ一言、疲れた……と。




N. lowii Mt.mulu Thomas Alt clone / Y's Exotics
先月の様子と、今の様子。
新芽が動いているのは確認できますが、1ヶ月でこの変化は遅いですよね。
まるでアハ体験です。




最新の袋の一ヶ月。
ローウィーは葉も袋も異様な硬さが特徴の原種ですが、こんな幼苗のうちから健在で。
大抵のネペンテスは一月もしたら、袋は多少くたびれたりはするものですが、
本種の袋は先月と比べて全くと言っていいほど変化がありません。
まるで間違い探しです。
成長が遅いということは、代謝も遅いということなのでしょうか。
もしそうなら、袋はかなり長持ちしてくれそうですねー。




次の袋の蕾。
極僅かに膨らんだ……ような気もします。
サイズにすると、1ミリとちょっとくらい。
2ミリは大きくなってないと思います。
今年中には絶対完成しないですね、これ。




新芽の様子、ピントはどこへ行ったんだ……。
ピンぼけですが、一番成長の分かりやすい部分です。
成長が遅いとは言っても、さすがは成長点と呼ばれるだけのことはある部位です。
ぐぐっと立ち上がって、ネペンテスの新芽らしく。
このまま元気に大きな葉っぱに展開してくれたらいいですね。




N. truncata / Y's Exotics
比較、参考までに、成長が遅いと言われるトランカータの袋の様子。
こちらは1ヶ月ではなく2週間後の様子です。
成長遅いとは言っても、きちんと日毎分かる程度には動いています。
そう考えると、ローウィー幼苗の規格外の遅さがよく判ります。
ローウィーの成長が軌道に乗るのは、順調に行けば来年の秋以降。
正直どうなるかはまだまだ全然分かりませんが、地道に世話を続けていこうかと思います。


朝晩はものすごく冷え込みますが、晴れると昼間は汗ばむくらいに気温が上がりますね。
夜明け前に家を出ると昼間に暑さでバテバテで、昼間に家を出れば夜中に寒さでガクブルなやつです。
寒暖差が非常に激しく、体調不良待ったなしです。
まともな日照が戻ったのは、かれこれ3ヶ月振りですが、
まともに秋らしい、時期相応の気候が戻ったのが、これほど嬉しく感じるとは……。



N. veitchii bario Akazukin x stripe peristome / Y's Exotics
最近はどの種類も成長が遅れ気味で、袋も全然着けてくれない場合が多く、
袋の発色の悪い個体も多いですし、本種もまた然りであって……。



直射の中で撮っているので色が飛び気味ですが、元々の色もあんまり出てないです。
前回の袋の方が綺麗なピンク色が出てました。
ただ、リップにストライプが入ったり、胴にも赤い斑模様が見えてきたので、
一応、多少は成長してくれてるみたいです。
よく陽に当てて、きちんと発色してくれれば、結構綺麗な個体になるかもしれません。

ただ、ビーチバリオにしては、袋が細長いような……?
両親共に、ばっちり丸型になる優良個体なのですが……。
ストライプは入ってきたとはいえ、まだ襟も張ってない幼苗。
形質についてあれこれ言うのは時期尚早かもしれません。
これからどんな風に成長してゆくのか、楽しみでもあり不安でもあり……。



最新の葉と次の袋の芽。
本当に全っ然成長しない数ヵ月でした……。
元々成長も早くないビーチの幼苗なのですが、それにしてもです。
一つ前の葉のくたびれ具合からも、この一枚を出すのにどれだけ掛かったかを物語ってます。
最新の葉はとても綺麗な状態ですし、天候も回復したので、これからがんばってほしいところです。
次の袋になる部分はとても小さいですが、これは元々こんな感じっぽいです。
この状態から、のんびりじっくり時間を掛けて膨らんでいきます。



鉢から苔が生えてます。
ほわほわして手触りもよく、見た目もいいので生えてくると嬉しいタイプの苔です。
用土が乾燥気味で、ミストシャワー等で空中湿度が高くなるとよく生える気がします。
大手栽培家やナーセリーの栽培品によく生えているのを見るので、
このタイプの苔が生えてくるのは、ネペンテスの好む環境の一つの指標なのかもしれません。
ちなみに用土もべしゃべしゃだと、こういう苔ではなく藍藻類が生えてきます。

アンプ等の一部の鉢には、自分でハイゴケを貼ったりもしたのですが、
こっちの方が見た目にも綺麗なので、次の植え替えのときに剥がしてしまってもいいかもです。
胞子体も出ているので、広がってくれそうですし。


台風一過は今年三度目でしたっけ。
台風の直後には南からの暖かい空気が流れ込むため、真夏日になる場合がほとんどなのですが、
今回は時期が時期だけに、さすがにそんなことはなく。
ただ、8月以降ずっと停滞していた前線は本格的に吹き飛んだらしく、
週間予報には太陽のマークが並んでいます。
まだ雨マークも見えてますが、週二日くらいなら平常の範囲内だと思いますし。



N. vogelii BE-3256 / Borneo Exotics
今年の初めに導入したボゲリー、全然大きくなりませんね。
成長は遅めですがロゼットは几帳面なくらいに綺麗で、これはこれでお気に入り。
あと、近縁種のプラティチラはロストしました。
元々調子があまり良くなかったところに、日照ゼロで用土も乾かず、低温に当てられて。
かなり楽しみだった種類なので、とても残念です。
いつか再挑戦したいところです。



最新の袋。
最新とはいっても、そこそこ前から着いてましたけれど。
やっぱり天候不順の影響が大きく、色があまり出ていません。
特にリップのストライプは、このサイズでもばっちり決まるはずなのですが、
薄っすら入っているだけで全然目立たない、ぱっとしない袋になってしまいました。
胴部分の黒い斑模様は、ちゃんと出てるんですけどねー……。



次の袋。
これも結構前からあったのですが、日照が無い間は全く膨らみませんでした。
成長再開はしているみたいですが、蕾状態のまま長期間経過してしまったのでどうなるか……。
天候は回復したので綺麗なストライプ入りの袋に戻ってほしいですが、この袋には無理かなー……。



最新の葉っぱ。
今までよりも一回り大きくなったので、一応成長はしてるみたいです。
先端の蕾も、一応ちゃんと袋になりそうな感じ。
今までのサイズの葉で鉢の縁ぎりぎりに袋を着けていたので、
この葉っぱの感じだと、鉢の外に袋を着ける感じになるかもしれません。

ボゲリーは高地性に分類されることも多いインターメディエイトですが、
標高1500m前後に生えている割には寒さに弱く、耐寒性が全然ないです。
これからの季節は、夜は暖かくしてあげないとダメです。
インターメディエイト種って結構高温好きな子が多かったりしますよね。
先日のアッテンボロギも10度以下でも低温障害は出ませんが、
夜温が保てないとさっぱり成長しませんし。


夜は本当に寒くなってきましたね……。
それもそのはず、今週から11月に入り、いよいよ本格的な晩秋の季節です。
吐く息も白くなって、今年の終わりも見え始めてきた感じです。
今年は元々温度が低めで既に高地性も取り込んでいますが、この気温だと高地性も外は辛そうです。

それと、この季節にまさかの台風二つ目です……。
前回の台風以降、三日に一度は晴れてくれる感じで相変わらず晴れの日はそう多くないのですが、
8月以降みたいに三週間絶え間なく雨が降り続くとか、一ヶ月間まるごと曇りとかに比べたら全然マシです。
こんなに寒いんだから、もういっそ冬型気圧配置になって毎日ピーカン晴れになったらいいのに……。
去年みたいに11月入った途端に雪が降ったりしたら、さすがに笑いますけれど。



N. truncata / Y's Exotics
いつものトランカータ。
吊り鉢の空中庭園栽培を中断し、下界へと舞い戻りました。
鉢から袋飛び出てるとはいっても、まだそんなに邪魔になるサイズではないですし。
ただ、トランカータを吊り鉢にした理由は、邪魔だからではなく通気性確保のため。
取り込むときは水切り台に乗せてますが、屋外でそんなのに乗せたら一発で風で吹っ飛びます。
ただでさえ水辛めの管理で軽い鉢なのに……。
また4号鉢用の吊り具作ろうかなーとは思いますが、あれ結構大変なんですよね……。



前回から着いてる袋。
だいぶくたびれてきましたが、まだなんとかがんばってます。
トランカータの袋って意外と綺麗な状態で長持ちしないんですけどねー。
さっさと上半分だけ枯れる割には、下半分が貯水機構として数年単位で残ったりするので、
切るに切れなくて枯れかけの袋がいつまでもぶら下がった、悲しい姿になったりもするのですが。
現状袋がこれ一つしかないから持ちこたえてるような気がします。
たぶん次の袋が完成したら、さっさと枯れるやつです。
もちろん、上半分だけ……。
ちなみにドライアウトしそうになると、残った下半分の袋も急速に枯れてきます。
去年の屋内栽培からの経験則ですが、貯水機構としての本懐を果たしています。



最新の葉っぱ、硬くつやつやしているので、まるでプラスチックのような質感です。
新しい葉っぱはそれなりの色をしているのですが、今年の最低な気候の影響のためか、
これ以前の下葉は全部酷い色をしています……。
トランカータは葉の展開が遅く、入れ替わりに時間が掛かるので、
全体が綺麗な状態に戻るには、また来年一年掛かりそうだなぁって……。



次の袋の蕾。
立ち上がってきたので、次の袋を着ける気は満々のようです。
トランカータって動きは非常に遅いですが、着袋率はものすごく高いですよね。
初めて導入して環境に慣れて以降は、蕾がもげたりドライアウトしない限りは必ず着けてくれてます。

前回の袋は結構大きかったですが、今回の袋と葉を繋ぐ蔓の部分は前回よりも太いので、
前回以上に大きな袋を着けられる素質は十分に備わっていると思います。
ただ、去年も同じような時期に出来た大きくなりそうな蕾の部分を、
屋内栽培に移行するタイミングでドライアウトさせてしまって散々だったんですよね……。
今年は最悪な気候の中で作った蕾部分ですし、無理せず袋になってさえくれたら、それでいいかな……。
このトランカータ、毎年何かしらの災難に見舞われますよね。
怪物めいた大きな袋をうちで着けてくれるのは、一体いつになることやら……。



N. aristolochioides x ventricosa BE-3447 / Borneo Exotics
トランカータを吊っていた金具がどこへ行ったのかといえば、この子を吊ったのでした。
四方八方に葉を伸ばして絡まりまくっていたのですが、最近は袋も引きずるようになったので……。
やっぱり徒長すると、袋は着けにくくなるものですねー。
それに加えてベントリコーサの血が入っているので、ここ数ヵ月日照が無かったのも響いてそうです。

それにしても、育ってきた個体に吊り鉢はいいですねー。
袋を引きずる心配が皆無ですから。
ダイエリアナは高さ1メートル程の専用スタンドに乗せていたのですが、
最近は余裕で思いっきり袋を引きずるようになってしまいました……。
現在10号深鉢なので、こんなの吊ったらポールが折れてしまいます。
とは言っても、この状況でいいはずもないですし……。
ダイエリアナはそろそろ鉢に植えるのは諦めて、ハンギングバスケット辺りに植えてみようかと思います。
問題はそれを、どこに吊るのかということなのですが……。



徒長し始めた茎に着いた袋は、やや色が薄くなりました。
これから上位袋に移行してゆく過程の、中位袋なのかもです。
逆光ですが、袋の内側が光に透かされて綺麗ですねー。
アリストロキオイデスの袋はこのように、本来の入り口を蓋で隠し、逆に袋の内側を明るくすることで、
蜜を舐め終えた虫が袋の内部に向かって飛び立つように仕向けることで捕虫を行っているそうです。
スマトラ高山系ネペンテスはそれぞれ非常に個性的な形態を持ちますが、
それぞれが貪欲に虫を効率的に捕えるための最適解を求めた結果だとしたら面白いですね。
ハマタの牙だけは、本当に用途がわからないのですが……。
いつかはハマタも手許で育ててみたいです。
そうすれば、何か答えも見えてくるかもしれません……。



M. autumnalis
初夏に植え替えを敢行して根詰まりが解消された影響か、今までにない勢いで成長が爆発しました。
ただ、日照ゼロの中での成長だったので、葉はやや貧弱な感じ。
去年の秋も酷い気候だったので既視感があるのですが、
このような環境で出た葉は、天候の回復と同時に枯れ落ちる可能性が非常に高いです。
ただ、今年は勢いが本当にすごいので、この調子なら初めての種子が採取できるかもしれません。
……というか、こんな勢いで成長したら、またすぐ根詰まりするのでは?

これを書き上げた午後11時50分。
明日のパーティー用のかぼちゃパイの仕込みを、今からしてきます。
週末まで徹夜とか、嫌になっちゃいますね……。



プロフィール
Author:左沢ねあ
Illustration:森野久真


コンクリートジャングル暮らしの現代エルフ、食虫植物をはじめ、ちょっと変わった植物を育ててます✨

毎週水曜日、日曜日の二回更新されます。
最新記事
(07/14)
(07/03)
(06/30)
(06/26)
(06/23)
最新コメント
[07/04 なまくら]
[07/01 なまくら]
[06/27 なまくら]
[06/23 なまくら]
[06/21 R.n]
[06/20 なまくら]
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
記事検索


PR



忍者ブログ [PR]