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今朝は霧が凄かったです、10メートル先も見えないような濃霧でした。
昨日は夕方頃から雨が降っていて夜には止み、夜中には晴れていました。
それによって放射冷却が起こり、湿度も高く風もなかったことから霧が出たのでしょう。
典型的な放射霧と呼ばれる現象です。
なお、霧の中には何も潜んではいませんでした。
30センチくらいある蚊も、数百メートルはありそうな四つ足も。
アローヘッド計画なんて、なかったのです。



N. inermis Gunung Gadut / Wistuba
最近よく出てきますね、スマトラ高地性。
ジャンバンとかお気に入りなので仕方がないです。
今日はやる気も時間も疲労度も、ちょっとおピンチなのでカカッっと書いていっちゃいます。



前回エンドウ豆みたいだった袋、完成しました。
草体のサイズの割には大きな袋になりましたねー。
典型的なイネルミスの下位袋といった感じです。
来年には上位袋にしたいところですが、害虫に齧られまくりなのでどうなるか微妙なところです。
次の葉っぱは小さくなってしまいましたし、袋も着くか微妙な感じです……。
本種は特に害虫が付きやすい気がするので、屋外栽培なら予防用の薬剤も必要になってきそうですね。



N. jamban David / Carnivoria EU
調子はよさそうな感じ。
伸びてきたら支柱に留めてる感じですが、先が目に見えて伸びてきてます。
たしかに成長は早そうですねー。
鉢が乾くのも早いですが、これは3号鉢使ってる影響の方が大きそうです。



最新の袋も開きました。
開きたては本当に緑なんですよねー。



時間が経つと本当に真っ赤になってきますよね。
古くはなりましたが、うちに来てから出来た袋はまだ一つも枯れてません。
華奢な見た目に反して結構長持ちしますねー。
次の袋も順調に膨らんできているので、今後にも期待です。



N. jamban BE-3276 / Borneo Exotics
反面、こっちは全然遅いです、何やってもダメです。
形になってきてはいるのですけどねー……。
完成するのはもうしばらく先になりそうです。
調子が戻るのは春以降になりそうかなー……。

先日から12月に入り、今年の終わりもいよいよ近付いてきました。
風がない日は陽が当たると外も暖かいのですが、北風の冷たい日も多いです。
気象庁からも、今年の冬は特に寒くなるとのお達しが。
曇ったり雨が降ったりすると、とんでもなく冷え込みますしね……。
ここ数日は雨だったので湿度も高く、屋内の用土も乾かなかったので油断してましたが、
低地性温室内のマダガスカリエンシスが萎れてました……、しおしおです。
水好きと言われるアンプラリアもまだピンシャンしてたので安心してましたが、
マダガスカリエンシスやミラビリス等、湿生ネペンテスは特に注意しないとですね……。
幸い萎れてるのにすぐに気付いたので、急いで潅水したところ1時間で元通りになりました。



N. veitchii x burbidgeae / Exotica Plants
いろんなウツボカズラを集める契機となった品種です。
こんなにも綺麗なウツボカズラがあるなんてって。
いつかは育ててみたい品種でしたが、思ったよりすぐに導入できました。
ただ、栽培を始めてすぐに買うには、かなり冒険な金額でしたけれど。
アッテンボロギとかの影響もあって感覚が麻痺してきましたが、普通に結構高額な部類じゃないです……?



最初はかなり地味でしたが、育っていくうちにバービーらしいストライプも出てきました。
たまに小さめの苗が売られており、どれもストライプのない地味な見た目ですが、
ああいう個体も大きく育てば化けるのかもしれませんねー。
ただ、小さなうちからバッチリストライプの入った極美個体が存在するのも間違いないです。
逆に襟が真っ赤に染まってしまって、ストライプが潰れてしまう個体も居るみたいですが……。
EP実生由来なので、その辺の個体差は非常に大きいです。
以前に一度、厳選個体の極美個体を見たことがありますが、一瞬で売れてしまいましたね……。
値段もやばかったですけれど。

ちなみにこの袋は7月初旬に着けたものです。
理由は後述しますが、それにしても長持ちですねー。



上記の袋の次に出てきた葉っぱから伸びてきた蔓。
8月以降の天候不順によって、動きが完全に止まってしまいました。
11月以降は陽も差すようになって、少し動いたような気もしますが、たぶん誤差の範疇。
本種は交配種故の強靭さも持ち合わせているのですが、
アラタのようなどんな環境でも成長するような強さではなく、
環境が合わなかったり悪化したりすると動きを止めて、状況が改善されるまで待てる強さです。
環境が改善されると、何事もなかったように一気に成長を再開させます。



11月以降に出来た葉から伸びてきた蔓。
こちらはしっかり袋になりそうです。
8月の蔓を放置してこちらが伸びてきたということは、向こうはもう諦めたのかもしれませんね。
もしか出来たとしても、とても小さい袋になるかと思います。
ともかく、こちらに出来る袋に期待です。



最近出てきた葉っぱ。
これから冬になるけど、こっちはどうなるかな……。
去年は冬の屋内管理でも袋は普通に出来たので、たぶん今年も大丈夫かな。

あと、5号鉢用の台座がうちにあったのを見つけたので乗せてます。
ある程度大きくなると、どうしても袋を引きずってしまうので、高さを稼げるのはとてもよいです。
ダイエリアナは台座があっても袋を引きずりますけれど……。
そうなってくると残された手は、吊り鉢か、切り戻ししかないですね……。

今週の日曜日のダーウィン、食虫植物特集だったのですね。
出かけてたので生視聴はできませんでしたが、元々ダーウィンは録画勢なので後日観ました。
ボルネオ低地性をメインに、魅力的な種類をいろいろ紹介してくれたので、
これを機にネペンテスに興味を持ってくれる人が居れば、嬉しく思います。
反応もいろいろだったので、結構いろんな人に観ていただけたようですし。
私のTwitterのTLだと、性癖拗らせたようなコメントばっかりでしたけれども……!
今日は劇中に登場した品種で、うちに居る子の近況を書いてみます。



N. ampullaria Sulawesi highland
N. ampullaria williams Red x Herlequin / Borneo Exotics
低地性といったらやっぱり外せないアンプラリア。
うちに居るのはこの二つの品種ですが、この二つが並ぶととても綺麗でお気に入りです。
まだまだ小苗ですけれど、これから大きくなってくれたらいいですね。
作中に登場したアンプラリアは、さすが自生地といった大株で、
地表にはグランドピッチャーを所狭しとびっしり並べてました。
うちのアンプラリアは羽虫よりもアリやムカデがよく入ってるので、
地際の袋も地際の虫を捕えるためのものかと思っていたのですが、
びっしり並んだグランドピッチャーは、降ってくる落葉が入る確率を上げるためのものだったのですね。
栽培品として育てていますが、こういう自生地の様子は見ていて面白いです。



N. rafflesiana Kuching Squat Red / Malesiana Tropicals
ちょい役でしたがラフレシアナも出てましたね。
上位袋と下位袋の両方が映ってましたが、それぞれ形態が著しく異なるので、
知らない人には別種の袋にしか見えなかったと思います。
私はやっぱりラフレは下位袋の方が好き、かな……。
うちのラフレ、蓋が枯れちゃってますけれど。



次の袋はまだまだ膨らみかけ。
先生の次回作にご期待ください。
それにしてもこのクチンレッド、とにかく成長がめちゃくちゃ遅いです。
ラフレシアナは種類が豊富なので、もっと癖のない子もいるのかもですけれど……。



N. glacillis / 大彰園
グラシリスも出てましたねー。
蓋の部分で雨宿りさせて、雨粒の当たった衝撃で袋の中に叩き落とす戦略なのだそうです。
字面的にはものすごい運任せっぽい戦略ですが、自生地の気候は一日に数回、
必ずスコールが降るような気候ですので、それなりに効率的な方法なのかもしれません。



N. rajah Thomas Alt clone / Y's Exotics
ちょい役でラジャも出てきました。
袋のサイズは40センチを超える世界最大クラスの超大型種。
栽培家の間では有名な話ですが、蓋の裏をネズミに舐めさせて、その排泄物を袋で受けます。
鳥の糞を集めるローウィもそうですが、標高の高い場所に自生する種は、
虫以外の養分に依存する傾向があるのでしょうか。
あと、紹介される画像の中に、ちらほらと見たことのある顔が……。
うちのラジャは、まだまだ極小苗。
大きくなるには、まだまだ時間が必要です。

今回のテーマはアリとの共生。
主役だったビカルカラタはうちには居ません!
リーフスパン2メートル超えとか、話だけでもうお腹いっぱいです!

寒い……。
11月も後半とはいえ、11月中に冬日を観測することになるとは……。
最低気温は氷点下を大きく下回り、一日を通しても一桁前半くらいまでしか上がりません。
私、こんな日のことを真冬日と呼ぶと思っていたのですが、
定義的には最高気温が氷点下を下回る場合のことを真冬日と呼ぶそうです。
ちなみに東京で真冬日が最後に観測されたのは100年以上も前のことで、
記録によると1900年のこと、奇しくもネペンテス・ダイエリアナが作出されたのと同年の出来事です。

……でも、8月には観測史上初の26日間連続降雨記録が出たり、
10月にも127年振りという20日以上続く雨が降ったりもしました。
そろそろ東京でも100年振りの真冬日が観測されても不思議はなさそうですねー……。



N. xVentrata
そんな日の合間の、風も止んで暖かかった小春日和。
やっぱり出せる日は外に置いてあげた方がいいですねー。
その方が私も灌水楽ですし。
今日紹介するのは、ネペンテス・ベントラータ。
暖冬であれば屋外で越冬するほどのポテンシャルを秘め、
ホムセンネペン代表種だったアラタの地位を完全に奪ってしまったのでした。
今となっては純粋な在来系アラタはあまり見ず、並んでいるのはほぼこのベントラータです。
タグとかはアラタのままだったりすることも多いですけれど。
ホムセンネペンはその辺適当ですよね。



袋。
ベントラータはベントリコーサとアラタの交配種ですが、アラタが掛かると全部同じような袋になります。
メリリアタとかも、ほぼアラタですしね……。
ベントラータとアラタの違いは、本種は襟が角ばって発達して、
葉から伸びて袋に繋がる蔓の部分が赤くなります。
特に目立った特徴もなく、個々としては地味な袋なのですが……。



やっぱりアラタの性質が強いのか、これでもかってくらい鈴生りになります。
見える範囲で10個以上着いてるので、全部で20個以上あるんじゃないかな……。
株が小さいのでこの程度ですが、もっと大きく育てば、さらにたくさんの袋を着けてくれるはず。
株が小さいのは根詰まりしてるせいだと思います。
もういっそ6号鉢辺りに植え替えて、ぶら下げとこうかな……。



出来かけの袋。
色といい形といい、なんとも言えない造形をしてますね……。
血管のように奔る葉脈も、ヤバさを際立たせてくれます。
蓋から蜜とかだらだら垂れてきますし……。



挿し木の練習がてら増殖した子供たち。
増やしてどうするんだ……って感じですけれど。
初めて栽培する人の練習に使ってもらえたらとも思うけど、
正直ベントラータならホームセンターで買ってきた方が早いと思います。
輸送するとなると、たぶん送料で赤字ですしね……。



袋の襟は、挿木苗の方が角ばって発達してますね。
これくらい特徴が出てくれると、ベントラータと判りやすいです。
特に珍しくもない、ごくありふれた普及種ですが、
こうやって育ててみると、結構楽しかったりしますよね。


今日はちょっとしたイベントがあります。
前々から考えていたことを、実行に移すときです。
ネペンテスの栽培を行っているアトリエではなく、自室で何か育ててみたいなって。
先月くらいから少しずつ準備を進めてきたのですが、ようやく形になりました。
こちらのことも、そのうち書いていこうかと思います。
アクアリウムはどうなったのかって……?



N. ampullaria williams Red x Herlequin / Borneo Exotics
赤いアンプラリア、発色が綺麗なのでお気に入りです。
このブログが始まって、第二回の記事にて登場した個体です。
始めたのはそう昔のことではないですが、比べてみると大きくなりましたねー……。



袋。
この子は本当に発色が綺麗ですねー。
真っ赤な袋のお尻側に緑の斑が入るのも、リンゴみたいでかわいいです。
こんな袋がグランドピッチャーでいっぱい並んだら、きっと壮観だろうなぁって。



次の袋もかなり出来てきてます。
11月に入ってから日照が回復してきたことに加えて、
温室管理に移行したので環境が高温で安定したおかげか、最近調子がとてもいいです。
管理が楽なのは夏ですが、手間は掛かるものの安定して大きくなるのは冬だったりしますね……。
去年も続々リーフジャンプしたのは冬の間でしたし。
今年は夏の気候が例外的にダメダメすぎたのかもしれませんが。
そう考えると、常に安定した温室なら、かなりの早さで爆発的に大きくなるのではないでしょうか。
パワーフィーディング的な……?
常に安定した環境で育った個体は、ちょっとした環境の変化で大きく調子を崩したりもしますが。
水槽栽培で育った個体に特に顕著ですよね。



最新の葉と、次の袋の蕾。
葉の新緑色も綺麗だし、蕾もしっかりしてるので、こっちにもいい袋を着けてくれそう。
最近鈴生りで本当に調子いいですし。
やっぱり日照は全ての基本の一つですね……。
光と水と風、そのうちのどの要素が欠けても、植物は上手く育ちませんね……。



アンプラリア特有の貧弱な新芽。
いつ見ても本当にここから大きくなるのか心配になるような芽ですが、
いつも通りにここからちゃんと育って大きな葉っぱになってくれるのでしょう……。
貧弱そうに見えても、袋になる部位は意外にしっかりしてますしね。

来年に向けて、大きめの平鉢に鉢増しする予定なのですが、
低地性アンプラリアの植え替えは梅雨の間というのがセオリーですが、
屋内の温室管理で高温、高湿度が維持できているので、
今のうちに植え替えてしまうという選択も、ありなのかもしれません。
そうすれば、来年の屋外管理に移行する頃には、新しい用土の方にも
根を伸ばしてくれていると思いますし……。
今は袋もみんな宙ぶらりんなので、用土の上で安定して作ってほしさもありますし。
挿し木や幼苗から2年で大株に仕立てる技量は私にはありませんが、
この子も早くグランドピッチャーを見てみたいところです。


プロフィール
Author:左沢ねあ
Illustration:森野久真


コンクリートジャングル暮らしの現代エルフ、食虫植物をはじめ、ちょっと変わった植物を育ててます✨

毎週水曜日、日曜日の二回更新されます。
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