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今週の日曜日のダーウィン、食虫植物特集だったのですね。
出かけてたので生視聴はできませんでしたが、元々ダーウィンは録画勢なので後日観ました。
ボルネオ低地性をメインに、魅力的な種類をいろいろ紹介してくれたので、
これを機にネペンテスに興味を持ってくれる人が居れば、嬉しく思います。
反応もいろいろだったので、結構いろんな人に観ていただけたようですし。
私のTwitterのTLだと、性癖拗らせたようなコメントばっかりでしたけれども……!
今日は劇中に登場した品種で、うちに居る子の近況を書いてみます。



N. ampullaria Sulawesi highland
N. ampullaria williams Red x Herlequin / Borneo Exotics
低地性といったらやっぱり外せないアンプラリア。
うちに居るのはこの二つの品種ですが、この二つが並ぶととても綺麗でお気に入りです。
まだまだ小苗ですけれど、これから大きくなってくれたらいいですね。
作中に登場したアンプラリアは、さすが自生地といった大株で、
地表にはグランドピッチャーを所狭しとびっしり並べてました。
うちのアンプラリアは羽虫よりもアリやムカデがよく入ってるので、
地際の袋も地際の虫を捕えるためのものかと思っていたのですが、
びっしり並んだグランドピッチャーは、降ってくる落葉が入る確率を上げるためのものだったのですね。
栽培品として育てていますが、こういう自生地の様子は見ていて面白いです。



N. rafflesiana Kuching Squat Red / Malesiana Tropicals
ちょい役でしたがラフレシアナも出てましたね。
上位袋と下位袋の両方が映ってましたが、それぞれ形態が著しく異なるので、
知らない人には別種の袋にしか見えなかったと思います。
私はやっぱりラフレは下位袋の方が好き、かな……。
うちのラフレ、蓋が枯れちゃってますけれど。



次の袋はまだまだ膨らみかけ。
先生の次回作にご期待ください。
それにしてもこのクチンレッド、とにかく成長がめちゃくちゃ遅いです。
ラフレシアナは種類が豊富なので、もっと癖のない子もいるのかもですけれど……。



N. glacillis / 大彰園
グラシリスも出てましたねー。
蓋の部分で雨宿りさせて、雨粒の当たった衝撃で袋の中に叩き落とす戦略なのだそうです。
字面的にはものすごい運任せっぽい戦略ですが、自生地の気候は一日に数回、
必ずスコールが降るような気候ですので、それなりに効率的な方法なのかもしれません。



N. rajah Thomas Alt clone / Y's Exotics
ちょい役でラジャも出てきました。
袋のサイズは40センチを超える世界最大クラスの超大型種。
栽培家の間では有名な話ですが、蓋の裏をネズミに舐めさせて、その排泄物を袋で受けます。
鳥の糞を集めるローウィもそうですが、標高の高い場所に自生する種は、
虫以外の養分に依存する傾向があるのでしょうか。
あと、紹介される画像の中に、ちらほらと見たことのある顔が……。
うちのラジャは、まだまだ極小苗。
大きくなるには、まだまだ時間が必要です。

今回のテーマはアリとの共生。
主役だったビカルカラタはうちには居ません!
リーフスパン2メートル超えとか、話だけでもうお腹いっぱいです!

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無題
環境づくりに不安があり、暑さ寒さにそこそこ強い品種ばかり集めてきましたが、どちらかと言えば低地性に好みの種が多いので今後の栽培計画をどうするか考えています。
アンプラリアは(常夏の熱帯産ですが)ポインセチアにも勝るとも劣らない発色のクリスマスカラーで今の季節にぴったりな色合いですね。
jaz***** 2017/12/01 (Fri) 00:27 編集
Re:無題
≫jaz*****さん

低地性はあまり大規模にやろうとすると、冬のランニングコストが大変なことになりますね……。
維持費をケチって温度を低く設定すると、春以降の立ち上がりに影響しますし。
やっぱり屋内型の小型温室が、比較的低コストで温度を稼ぎやすいのではないでしょうか。

アンプラリアはいろんな色があっていいですねー。
今の時期は結構厳しそうですが……オーストラリアとかならいけるかもしれません。
2017/12/02 (Sat) 17:18
無題
昼から3時まで日の当たる屋内のビニール温室で冬越しさせてますが、晴れの日なら太陽が当たる時間は25度まで上がり、最低気温は朝方の16度です。ヒーターは15度設定ですので設置してからまだ稼働した事はありません。湿度は70〜90%くらいです。
マダガスカリエンシス、アンプラリア、カンパニュラタ、ヒルスタが気になってますが、この先まだまだ冷え込みますのでこの時期に既にこの温度では厳しそうです。
jaz***** 2017/12/03 (Sun) 16:09 編集
Re:無題
≫jaz*****さん

15度あればカンパニュラタは大丈夫ですが、アンプラリアはちょっと厳しいですね……。
たぶん枯れはしませんが、春以降になっても全然成長しなくなります。
設定温度を20度にすれば大抵の種類は越冬可能ですが、温度を上げた場合は乾燥に注意が必要です。
25度まで上げると夏と変わらないくらい成長して袋もポコポコ着けますが、今度は暖房費が……。
その温度に設定するなら水槽のような環境の方が現実的かもしれませんね。
どこで妥協するかは、それぞれの栽培環境次第かと思います。
2017/12/05 (Tue) 00:02
無題
TVでウツボカズラ特集やってたんですか!

アリとの共生ビカルカラタですか・・・
ビカルカラタの袋は魅力的なんですがもう2度と栽る気力がありません・・・
めっちゃくちゃ巨大になるのに袋が小過ぎて・・・
アンプは可愛いですね・・・
やはり大好きです。 今年の冬を無事に乗り越えてくれたら来年こそはアンプを愉しみたい!
中村 URL 2017/12/03 (Sun) 18:15 編集
Re:無題
≫中村さん

『ダーウィンが来た!生き物新伝説』という番組なのですが、
NHKなので案外すぐに再放送されるかもしれませんねー。
裏話だと撮影機材を袋に引っ掛けて頭から消化液を被ったりと、どこか親近感のある話も……。

自生地のビカルカラタはリーフスパン2メートル超えの超大株でも、
着いてる袋はソフトボールくらいのサイズらしいですしねー……、あの牙は本当にかっこいいのですが。
その巨体で耐寒性はアンプより弱いのですから、冬の維持は大変そうです。
アンプラリアは袋の形状も、着け方の形態も、魅力的なところが多いですね。
本当にいろいろなフォームがあるので、お気に入りの個体を探してみるのも面白そうです。
2017/12/05 (Tue) 00:02
プロフィール
Author:左沢ねあ
Illustration:森野久真


コンクリートジャングル暮らしの現代エルフ、食虫植物をはじめ、ちょっと変わった植物を育ててます✨

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