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今年の8月、なんか短くないです……?
……と思ったら、前半入院してたのでした。
今月はいろいろ時間が足りなくてやばいです。
23時半の今書いてるこの文章、日付変更までに間に合うのか……。



N. madagascariensis / Malesiana Tropicals
夏場ということもあって、好調なマダガスカリエンシス。
ネペンテスの分布の中では、他種とは遠く離れた場所に自生するため、
低地性に分類されますが、他とは少し違う環境を好みます。
具体的には湿地帯に自生するため、直射日光下での腰水を好みます。
ちょうどサラセニアと同じような環境です。
異なる点は、休眠はできないので、冬には15度程度に加温する必要があります。



赤い袋をつけるみたいです。
マダガスカリエンシスといえば、黄色い上位袋を並べた自生地の写真が有名ですが、
この個体も上位袋に移行すれば、色素が抜けて黄色い袋になったりするのでしょうか。
成長させて、確かめてみたいです。



次の袋、ほぼ完成してます。
まだちょっと色は薄めですねー。
うちでは他の低地性と一緒に管理してるので、陽射しと水分が少し足りないのかもしれません。
たしかに成長はするのですが、爆発的に大きくなったりはしないです。



次の新芽。
元気そうですが、そろそろ夏も終わりに近付いてきます。
本種は陽射しが本当に大好きなので、屋内管理に移行すると、あまり調子が上がりません。
できるだけ調子を落とさないように越冬させて、次の屋外栽培の時期に託すしかないです。
そんなに珍しい種類ではないと思うのですが、栽培記録をあまり聞かないのも、
そのあたりの性質が足を引っ張っているのかもしれませんね。
ノーシアナ然り、特殊な環境を要求するネペンテスって育てるの大変ですし。



N. ampullaria Sulawesi highland / Borneo Exotics
先日登場の高地性アンプラリアの袋が開きました。
あと数日もすれば、口も丸く広がって、よりアンプらしい姿になるかと思います。

また、開いたのを確認した時点で、中には数匹の蟻が落ちていました。
他種のネペンテスは羽虫の類を捕食することがほとんどなのですが、
このアンプラリアは蟻をはじめ、ムカデやダンゴムシ等の地際の虫をよく食べます。
グランドピッチャーをつける性質からか、それらの虫を誘引する要素でもあるのでしょうか。


暦の上ではもう残暑ですが、ここに来て今年の最高気温を続々と更新しております。
先日は気温39度を観測しましたが、百葉箱の中でのお話なので、実測では40度を軽く超えているはずです。
夜温も30度以下に下がらない熱帯夜も続いており、夜間もミストシャワーが稼働する日も増えてきました。
本当に、39度のとろけそうな日です。
こうも暑いと高地性ネペンテス、夏越し後に突然力尽きるパターンが怖いですね……。
がんばって、できるだけ夜温は下げていかないと……!



N. reinwardtiana BE-3671 / Borneo Exotics
地味なネペンテスの代表、レインワルドティアナ。
特徴らしい特徴もなく、他のネペンテスの影になってるタイプ。
もっともそれが幸いしてか、例の事件では奇跡的に被害を免れたのですが。



特に管理らしいこともしてないのですが、袋は結構大きくなってました。
やっぱり丈夫な種類は放任するだけでよく育つなぁ……。
以前は斑模様の緑の袋だったのに、しばらく見ない間にすっかり黒々しちゃって。
……ぐれたのでしょうか。



次の袋。
小さいうちは模様もなく、緑一色で綺麗ですねー。
毒々しい模様の袋も好きですが、透明感のある緑一色の袋も大好きです。
グラシリスの上位袋とかいいですよね。
ハマタの上位袋も、鮮やかな若葉色と牙の異形感を兼ね備えてて、いい感じです。
いつかは育ててみたいなぁ……。



ぼやけてますけど次の新芽。
内部には、さらに次の芽も見えてます。
袋は大きくなったけど、リーフスパンは全然大きくなってないですね……。
春に屋外栽培に移行した際には、なんかよれよれの葉を出しました。
おそらくは急激な環境変化による湿度不足の影響です。
春先は気温も低くて、ミストシャワーも動かさないですしねー……。



ビカクシダの住人。
最近はホームセンターにもリドレイとか売ってるんですねー……びっくりしました。
うちのは普通のビフルカツムですけど。
それより驚いたのが、板付け用のヘゴ板の値段。
ちょっとした板切れみたいなサイズなのに、どうしてこんなに高いんですか……。
生きてるヘゴの大株買ってもお釣りくるじゃないですか……。

すっかり話が逸れましたが、夏場はミストシャワーでいつも雨降り状態なので、
いつの間にか、こんなかわいい住人が棲み付いていました。
ニホンアマガエルは意外にも樹上性のツリーフロッグの仲間らしく、
こんな水場から結構離れた場所にまで、やって来るみたいです。
害虫とかも食べてくれそうな感じですし、こんな子なら大歓迎ですよー!


仕事終わんねぇ!!!\(^o^)/



N. ampullaria williams Red x Herlequin / Borneo Exotics
今年の夏は、なんだか全体的にアンプラリアたちの調子が良くないです。
心当たりは二つ。
まず一つ目は、低地性種は6月に入ってから完全屋外管理に移行したのですが、
今年の初夏は時期の割に夜温が非常に低く、15度を切ってしまうことも珍しくなかったため、
低温に弱いアンプラリアはいじけてしまったのではないかということ。
二つ目は、例の事件で鉢を叩き割られた際のダメージが後を引いていそうです。
特にアンプラリア系は全滅でしたので……。
今回登場の個体は持ち直してますが、もう片方の個体は、とてもお見せできる状態ではないです。



やっと再びまともな袋をつけるようになりました。
もう晩夏なのですが……。
蓋がちょっと小さいですが、発色は悪くない感じ。
アンプラリアの袋は接地させた方が丸さが際立って、
それらしくなるので、大きめの平鉢に植え替えたいところ。
……ただ、せっかくの成長期に調子を落としてて、リーフスパンはほとんど変わってないです。
冬の間もしっかり加温すれば、冬季でも成長が見込めることは去年わかりましたし、
アンプラリアは水槽栽培が可能なほどの閉じ込め耐性があるので、
小さめのケースで温度高めに管理するのは、そんなに難しくないです。



次の袋の蕾。
やっぱり鉢から大きく飛び出しちゃいますねー……。
あの時、大きめの鉢に替えておくべきだったのでは……。
そんなことを言ったところで後のフェスティバル、これから出来ることを考えていきましょう。
プランとしては近いうちに鉢増しして、しばらく慣らしてから屋内管理に移行って感じですが、
その際の最大の論点は、私が近いうちに時間を取れるかどうかということです。
グランドピッチャー、早く見たいですしねー。



N. ampullaria Sulawesi highland / Borneo Exotics?
あまり見かけないハイランド系の高地性アンプラリア。
由来がよくわからなかったのですが、どうやら元をたどるとBEに行き着くようです。
スラウェシの1000M前後の低山地帯から採取された種子からの無菌播種だか実生だかという話を
小耳に挟んだような気もしますが、うろ覚えなので話半分程度に。
一時期は非常に安価に入手可能でしたが、どうやらBEも売り切ったらしく、
本家のリストからも消え、国内価格も当初の10倍近く跳ね上がっているみたいです。
元々かなり小さい苗だったということもありますが、あの捨て値みたいな幼苗を、
今どれだけの人が大事に維持しているのか……。
BEがバックヤードでクローン化に成功していれば話は別ですが、今後貴重になりそうな予感。
草体全体が赤紫色に染まって、非常に綺麗な個体ですよー。



真っ赤に染まる葉とは裏腹に、袋は緑色です。
ペルタタみたいに全部が真っ赤なのも面白いですが、
深紅の葉と、淡いライムグリーンの袋との対比のコントラストも綺麗です。
以前は幼苗の袋でしたが、最近はアンプラリアらしい特徴の袋が出来てきました。
形も丸くて、なかなかの良型です。
ここまで育つと特徴の出た袋も出てくるので、楽しくなってきますねー。
この子ももっと大きく育てて、やっぱりグランドピッチャーが見たいです。



N. xladyluck
アンプラリア繋がりで、その血統の交配種、レディーラック。
おそらく今うちで、最も過酷に溢れている個体。
冬季に温室に入らなかったので、高地性と一緒に越冬したところ、寒さで葉も袋もボロボロに。
暖かくなって、ようやく成長再開といったところで鉢を叩き割られ、大ダメージ。
やっと傷も癒えつつあると思えば、主茎の成長点をスリップスに完全に潰されているという……。
そんな三重苦の中でも、健気に袋をつけています……。
二芽立ちで、スリップスに潰された方の茎には脇芽を吹いてきたので、
そろそろ更新するべき時期なのかもしれないですね……。


最近は冷えるかと思ったら急に暑くなったり、もう天候がめちゃくちゃです。
せっかく退院してきたのに、私は早くもフラフラです。
しかし、暑くても寒くてもずっと曇りのち雨なのは相変わらず……。
あまりにも荒天続きで、農作物にも被害が出始めましたねー。
いよいよ去年と同じ流れになってきました……。

 

N. truncata / Y's Exotics
山田食虫植物農園より導入されたフラスコ苗を順化したものが由来です。
クローンなのか、無菌播種なのかは不明ですけれど……。
このブログで初めて登場したネペンテスなので、思い入れがあります。
去年の冬にドライアウト寸前となり、かなり傷めてしまいましたが、復活したみたいです。
それにしても、吊り鉢は撮りにくいですね……。
天気も悪くて綺麗に撮れてないです……。
撮り直してみようかとも思ったのですが、どうせ今日も雨なので写りは変わらないと思います。
常にこんな気候なら、ノーシアナが屋外栽培で上手く育ちそうな気もしますが……。



根を傷めていたせいか、小さな袋しかつけてくれなかったのですが、
ここに来て急に今までの三倍くらいのサイズの袋をつけるようになりました。
トランカータ特有の怪物めいた袋にはまだまだ遠いですが、
なかなかいい感じにステップアップ中です。
冬に傷めてなかったら、もっと大きくなってたのかな……。
そう思うと少し残念な気もしますが、これからどんどん大きくなってくれるのに期待です。

 

成長点のステム基部。
次の新芽はまだ出てきてませんねー……典型的な革質ネペンテスの動きです。
しばらくすれば葉柄の部分が膨らんで、次の葉の元になる芽が出てくるはずです。
トランカータはこの期間が結構長いので、成長が遅く感じます……。
革質ネペンテスでも大抵の種類は、次の芽くらいは最初から見えてますし……。

そういえばトランカータの新芽が前の葉に挟まって展開できない現象に悩まされていましたが、
リーフスパンが4号鉢を飛び出す程度に成長したところで、自然と解消されたみたいです。
どうやら体力が無く、展開力も弱い幼苗の間だけに見られた現象だったみたいです。
トランカータの硬い葉っぱから新芽を引き出す作業はとても怖いので、これで一安心です。
かなり水辛めに管理しているので、用土の劣化が少ないですねー。



N.sibuyanensis BE-3164 / Borneo Exotics
先日登場の出来かけの袋が完成しました。
まだまだ小さいながらも、結構綺麗な袋をつけてくれそうな予感。
大きくなったら、なかなかの良個体に化けてくれそうな気がします!


なんだかおかしな空模様が続いています。
まるで去年の初秋を彷彿とさせるような……。
空梅雨からのずっと雨降りという流れも、以前と一緒ですね。
前みたいに2ヵ月降り続くなんてことが、なければいいのですが……。



N. platychila / carnivoria.EU
去年の年末に輸入した個体。
最近は思うところもあり、苗の由来を出来るだけ詳しく書くようにしています。
あまり珍しい由来の個体や、選抜個体は居ないので、ちょっと恥ずかしいですけど。
それでもうちの子がどこから来たのか、きちんと公表できるようにありたいです。
……大体は、瓶出しのクローンなのですけれど。



袋。
ボゲリーとは近縁種らしいのですが、雰囲気が結構違いますねー。
プラティの方が、翼が張っている感じ?
蓋の開き方とかも全然違います。
まだ小さな幼苗だからでしょうか……?



現在作っている途中の袋。
湿度が高くて雨に煙ってしまっていますが……。
口の付き方とかも、ボゲリーとは全然違う感じ。
ただ、まだまだ幼苗で特徴は出てないみたいです。
調べてみても原種プラティって、あんまり見ないですけど……。



新芽。
けもけもして毛深い感じです。
というか、葉の表裏から蔓、袋にかけてまで全体的に毛深いです。
ビーチとかも毛深いですが、毛の密度という点においてはプラティの方が上です。
そこもボゲリーとの相違点ですね、あっちは新芽以外はそんなに毛深くないです。

あと、なぜか全体的に葉が真っ赤です。
輸入直後は緑色だったのですが、うちに来てからは赤い葉しか出しません。
光がちょっと強すぎるのかもしれませんが、調子が悪そうには見えないですし……。
他所ではちゃんと緑の葉っぱを展開してたりするのでしょうか。
これはこれで、綺麗な気もしないでもないですし……!


プロフィール
Author:左沢ねあ
Illustration:森野久真


コンクリートジャングル暮らしの現代エルフ、食虫植物をはじめ、ちょっと変わった植物を育ててます✨

毎週水曜日、日曜日の二回更新されます。
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