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先日、東池袋のサンシャインシティーにて行われていた全日本蘭協会の催しに行ってきました。
一応初日にも行ったのですが、どっちを向いても人、人、人の超満員。
落ち着いて見て回ることも出来ず、迷惑になりそうで写真も撮れなかったので、
都内でしたので後日、改めて伺わせていただいたのでした。
もっとも、興味があったのは食虫植物がメインなのですが……。
うろ覚えですが、袋の写真をいろいろ撮ってきたので、思い出しつつ載せてみます。



N. clipeata x ventricosa
……だったはず。
クリペアタの特徴がとてもよく出ていて、いい感じでした。
大株でしたが値段も意外とリーズナブルで、一葉さん一人分だったはず。
すごくほしかったのですが、帰りに満員電車でぎゅうぎゅうにされながら帰るところを思うと、
無事に持って帰れる気がしなかったので、泣く泣く見送りました……。



N. rafflesiana (giant red pitcher)
たくさんあるラフレシアナのフォームの一つ。
たしか、とんでもない大きさになる怪物めいた個体群だったはず。
大きい袋はかっこいいのですが、ラフレシアナらしくロゼットもメートル級になるので、
うちでは到底置く場所がありません……。
ビカルカラタみたいに、大きくなるには長い年月が必要みたいですが。



マキシマだっけ……忘れました。
かなり徒長して、上位袋がついていたのですが、
色も形もすごくよかったです!
ただ、角度があまりよくなく、ベルトアングルで撮れなかったのがちょっと残念。
うちのプラティチラも、いつかはこんな袋をつけてくれたらいいなー……。



ここからヒーローさんの個体です。
N.gracillima
……だったような気がするけど、全く自信がないです。
グラシリスとグラシリマって、違いがよくわからなかったのですが、
実物は全くの別物なんですねー。
そっくりなのは名前だけなので、当然なのですが……。



N. platychila x veitchii
プラティチラらしい袋に、ビーチの襟が特徴的な袋。
もうすぐ上位袋だそうです。
プラティは徒長してからが本番なので、今後どうなるかが興味深いです。



ブルケイっぽいですが、ベントリコーサのシブクロスって書いてあったような気がします。
この個体以外にも、すごくかっこいいベントリコーサがいました。
すでに売約済みだったのですが……。
以前は同じクローンの小さな苗もあったのだそうですが、売れてしまったようです。
在来系以外にも、たくさんの素晴らしい個体がいるのですねー。
さすがは、数あるネペンテスの中でも最も美しい原種の一つといわれるだけあります……。



N. reinwardtiana
目玉模様が特長の種類ですが、画像だとあんまり目立たないですね……。
実際に見ると、もう少しわかりやすいのですが……。
うちにも居る子ですが、こんなに大きくはないので、特徴がまだ出てないです。
以前ダニっぽい何かにかじられたりしましたが、
薬をかけたら、次の葉っぱからは袋をつけてくれそうな感じです。
ただ、今は気温が低くて成長が遅いので、完成するのは春先になるかなー……?



品種不明ですが、真っ黒な袋。
めちゃんこかっこいいです。
黒い袋のネペンテスといえば、リンギュラータなイメージですが、
幼苗でも結構いいお値段がする上に、高地性で栽培情報もさっぱりわからず、
枯らしたら泣けてくるので手が出せません。
黒いアンプラリアなども存在するらしいですが、門外不出の個体だったり……。
やっぱり私の中では、黒いネペンテスは特別なのです。


画像はまだもう少しありますが、一回の記事に乗せるには多いので一旦分けます。
後半に続くです!



寒いですねー……。
冬至は過ぎたのですが、気温は下がってゆく一方です。
夏の暑さが夏至を過ぎてからが本番なように、
冬の寒さもこれから2月にかけてが最も冷えるので、
当たり前と言ってしまえば、そうなのですが。



Tillandsia harrisii
チランジアとの出会いは結構古く、私がまだ病院で暮らしている頃でした。
これなら病室でも育てられるだろう……と、貰ったのが最初です。
このハリシーはその頃からずっといる子で、結構愛着があったりします。
今なら100均で売ってそうな指先くらいのサイズから、ここまで大きくなりました。
愛着があるといいつつも、結構ぞんざいな扱いを受けてたりもしますが……。
基本的に春~秋にかけては屋外の木陰に吊るしているのですが、
この前の季節外れの初雪の際には、雪に埋もれていましたし……。

茎はかなり徒長してます。
元々は逆さ吊りだったのですが、180度折り返し、頭をもたげて上を向きました。
逞しいやつです……。
かなり長いこと育てていますが、開花したことはなく、脇芽も出ないです。
それはそれで面白い姿な気もするので、このまま育ってくれたら……。



T. ionantha
ハリシーと同じ頃から居る古株のひとつ。
とても小さかったので、小さなバーク片に活着させたところ、育ってバランスが悪いです。
この子はよく開花してくれるいい子です。
チランジアの特徴として、開花すると枯れるのですが、
枯れる前に吸芽という脇芽を出すので、絶えることはないです。
よく咲くので数が増えやすく、個々は小さいですがクランプになりやすいです。

今は咲いてないですが、イオナンタは開花が近付くと葉っぱが紅葉します。
菫色の花との相性も抜群で、チランジアの中でも特に綺麗なものの一つだと思います。
花を咲かせると脇芽と世代交代するので、この子はもう何代目だかわからないです。
このまま数が増えたら見応えすると思いますが、
その前に土台を交換してあげないと、バランスが悪いです……。
根っこは身体を固定するためだけのものらしく、切っても問題ないそうですが、
せっかくこんなに伸びたのになー、と思うと、どうしても植え替え……すげ替え?
とにかく二の足を踏んでしまいます。



T. pseudobaileyi
古株御三家最後の一人。
ブルボーサやカプトメデューサなど、似た形の子が多くて紛らわしいです。
この子の特徴は、とにかく硬いです。
プラスチックでできてるんじゃないかな……ってくらい。
うちでは咲いたことはないのですが、なんか脇芽が出てきました。

最初はバーク片の上に立てていたのですが、結局逆さ吊り状態になりました。
硬くて伸び上がらないため、ずっと逆さまのままです。
非常に硬い上に細長い葉が四方八方に伸びるため、あっちこっちに引っ掛かります。
自生地では、そうやって身体を支えているのかもしれないですねー。



T. bulbosa
最近雑貨屋にてお迎えした子。
上記の子も、最初はみんなこのサイズでした。
土台がまだないので、適当な場所に置いてます。
この子もいつかは、他の子みたいに大きくなるのかなー。



T. xerographica
最初から大きな個体……と思ったのですが、Sサイズと書かれていました。
この種類は、どうやらものすごく大きくなるらしいですねー。
ただ、成長はものすごく遅いらしく、大きくなるには30年以上の歳月が必要だとか。
その威風堂々とした姿から、エアープランツ(チランジア)の王様と呼ばれます。
ネペンテス・ラジャもそうですが、王様シリーズは人気ですよねー。
この子も専用の台座はないので、今は素焼き鉢に乗せてます。
そのうちこの子も、何かに乗せてあげたいですねー。
玉座っぽい、いかにも相応しそうなやつに!



今年のトランカータ初め。
ぶら下がり仲間、ということで。
前回から全く変わってないですね……。
少し用土を乾かしすぎたような気もします。
萎れたり、枯れ込んだりするような様子はありませんが……。
これから厳冬期も本番、早く暖かい季節になってほしいものです。


年も明けて数日が経ちましたが、どうにも体調がよろしくないです。
お正月気分が抜けきらないのかもですね。
……体調不良は、年末あたりからなのですが。



N. ampullaria (williams Red x Herlequin BE-3659)
体調のよくない私とは裏腹に、アンプラリアはとても元気です。
冬の寒さでどうなることかと心配したりもしたのですが、杞憂だったようです。
前回に続いて今回の葉もリーフジャンプ、株の直径がどんどん大きくなります。
どうしても日照は短くなりがちで、袋は小さく色も悪くなってしまうのですが……。
夏の屋外だとがっちり育ちますが、やっぱり温室の方が成長自体は早いのかもですね。
この調子で育ってくれるなら、今年の梅雨くらいには大平鉢に植え替えてあげてもよさそうです。



やっぱり色はよくないですねー……。
袋は微妙ですが、葉の展開はとても早いです。
低地性種の中ではグラシリスなどに比べると、成長は特に早いというわけではないのですが、
低地性特有の新陳代謝の早さゆえか、成長の早いと言われる高地性種の倍以上の速度で成長します。
トランカータの成長が非常に遅いといわれる所以は、このあたりにあるのかもしれません。
低地性という括りの中ではたしかに非常に遅いですが、高地性として考えると普通といった印象です。
高地性種の成長の遅さに慣れないと、肥料やら何やらと、
あれこれ手を加えてダメにするのかもしれないですね。
初心者は低地性から、という風潮がありますが、最初から高地性の栽培を見据えている人は、
最初から高地性の簡単な種類、もしくは交配種から始めた方がいいと思います。



別個体。
こちらもリーフジャンプ……というほどではありませんが、新しい葉は大きくなってます。
うちに来たばかりの頃は、まともな葉がほとんどなく、みすぼらしい姿だったのですが、
綺麗な葉っぱも増えてきて、だいぶ見られる姿になってきたんじゃないかと思います。
まだ隙間があって、完全なロゼットとはいきませんが……。



やっぱり袋は小さくなってしまいましたが、色はそこまで落ちてないですねー。
アンプラリアの新芽は爪楊枝より細く小さい状態から始まることが多く、
本当にこんな状態からちゃんと葉になるのか心配になります。
みんなきちんと展開しつつ、リーフジャンプまでしているので問題はなさそうですが。



高地性アンプラリア。
新しい葉は独特な色で綺麗です。
産地の由来が大きく異なるせいか、葉っぱの形も全然違うのが面白いですねー。
まだまだ仕立て途中な感じですが、こちらもゆっくりながら成長を続けてくれています。
今年の晩夏の頃には見られる姿になってくれるのではないでしょうか。
この個体の成長後の姿はどこでも見たことがないので、
比較的新しい由来の苗なのかもしれません。
成長したら、一体どんな姿になるのでしょうねー。

明日は池袋にて、蘭の即売会があるらしいです。
ネペンテスも多数出品されるらしいので、行ってみたいですねー。


明けました、今年もよろしくお願いします。
喪中につき、挨拶がちょっと質素です。
今年は酉年ということで、フライドチキンやらの鶏料理が流行ってます。
干支って、こういうことだっけ……とも思うのですが、
楽しくお祭り騒ぎできたら、それでいいのかもしれません。



以前輸入した分の苗が届きました。
実際に到着したのは、去年の暮れのことなのですが。
今回注文したのはこれだけです。
箱は結構大きかったですが……。
緩衝材をたっぷり入れることで空気を含み、保温にも一役買ってるのかもしれないですねー。
この季節ですし、朝晩の冷え込みは怖いです。
昼間は天気よくても外は寒いですしねー。



植え付けました。
でも、どことなく違和感……。
今回発注したのは、ネペンテス・プラティチラ。
下半分がちょっと見切れていますが、N. platychilaの字が見えるのですが……。
なんか、妙に赤いです。
さらに、葉の裏や新芽、蔓は毛深いのですが、葉表面はつるつるしてます。
プラティチラって、こんなだっけ……。



袋。
まだ小さくて、特徴とかもないので、よくわからないです。
そもそもプラティチラの実物を見たことがないので、
こんなものなのかなー……と、思いつつも、順化させることにしたのでした。
検疫にて根もばっちり毟られているので、根からの水分の吸収力はほぼないです。
小まめに霧吹きしつつ、被いをかけて干乾びないように注意します。

………
……


そして後日、先方からメールが……。
どうやら、N. platychilaと間違えて、N. peltataを発送したそうです。
道理で違和感があったはず、と言いたいところなのですが、
こんなものかー、で済ませて全然気付いてなかったよね。
危うくプラティチラと信じてペルタタを育ててるところだったよね。
後から判明したミスをきちんと知らせてくれるお店は、すごく信頼できると思います。
育て上げてから誤品と判明したときのガッカリ感は、方々で語られていますし。



そんなわけで、到着しました。
今度こそ正真正銘のN. platychilaです!
葉表面も含めて全身毛深い草姿、文献通りの特徴です。



まだ小さくて特徴はないのですが、N. fuscaに似た細長い感じの袋。
プラティチラは上位袋が醍醐味なので、なんとかそこまで育てたいです。
順化開始したばかりで、まだまだ頼りない姿ですが、
春には他の子と一緒に、屋外で過ごせるようになってくれたらいいですねー。



誤品のペルタタは、一緒に育ててみてくださいとのことで、御厚意に甘えさせていただきました。
まさか引っこ抜いて返送するわけにもいかないですし……。
うちには元々BEのペルタタが居たのですが、こちらは細長い袋をつけるタイプのクローンみたいですし、
最初はトラブルでしたが、僥倖にもうちにやってきた由来違いの個体の今後も気になるところです。
ペルタタは元々丸い袋が気になってた種類ですし、そうなってくれたら嬉しいなー……。

順化の経過も、順次報告していければと思います。
そんな感じのゆるゆるなブログですが、今年もどうかよろしくですよー!


クリスマスも終わって、気付けばもう年末!
今回が今年最後の更新となります!
時間が経つのは早いですねー。
時は金なり光陰矢の如し、歳月人を待たずとは、よくいったものです。



N. aristolochioides x ventricosa
冬でも元気な交配種、アリストリコーサ。
有機用土と無機用土に分けて、成長の比較をしています。
過去の軌跡はこちらから。

秋の始まりのアリス

有機用土と無機用土

N. aristolochioides x ventricosa





近況、まずは有機用土です。
寒さも気にせずに成長してます。
葉も大きくなったりで、順調な感じ。
まだ徒長を始めるような雰囲気はありませんが、
この交配種、どれくらいのサイズになるのでしょうねー。
アリストロキオイデスの血を強く受け継いでいるのならば、
そろそろ徒長しはじめそうなサイズなのですが。
ベントリコーサの影響が強いなら、まだまだですね。



最新の袋。
前回より少し大きくなりました。
本当に、どれくらいのサイズになるのでしょうねー。
10センチくらいあれば、かなり見応えしそうですが、
アリストロキオイデスが小型種なので、ちょっと厳しいかもしれませんね。



用土の様子。
やや劣化して、少し痩せてきた感じです。
原因は、おそらく赤玉土。
通常のものを使っていたので、崩れてしまったみたいです。
最初期と比べると、水の抜けがやや遅くなりました。
ウツボカズラのように植え替えの頻度の少ない植物には、
硬質赤玉土や焼成赤玉土のような、崩れにくいものを使うべきだと思います。
最近は鹿沼土より崩れにくい軽石系のメディアを使う機会が多いみたいですし。
うちで使っている用土も、最近の水はけ重視の子は日向土の比率が高いです。




続いて無機用土。
こちらは逆に、葉っぱが少し小さくなりました。
どゆことー……?



葉っぱは小さくなりましたが、袋は大きくなりました。
有機に比べると、用土中の水分量が少なかったのかもしれません。
ウツボカズラは乾燥気味に育てると、蒸散を防ぐために、葉を小さく硬くするらしいです。
ラフレシアナやビカルカラタなど、メートル級のロゼットを形成する種類を、
コンパクトに育てるには有効な手法だそうです。
兵庫フラワーセンターのネペンテスの用土とか、カラッカラに乾燥してますし。
普通に考えたら一発でドライアウトしてそうな状況ですが、
なんであんなにも元気で、しかも大きいのか……。
私の理解を超えています。



用土の様子。
表面に多少藻類がついて汚れた感じはしますが、崩れたりはしてない感じ。
潅水の際も、水がそのまま抜けてる感じですし。
最低限の水分だけを、セラミスとベラボンが保持してくれてる感じ……だと思います。

最近は天気のいい日がずっと続いていたのですが、
今日の分の画像を準備しようとした日に限って雨降りです。
余程日頃の行いがいいと見えます。
暗い画像ばかりで、申し訳ないのですが……。
ピントが全く合っていないあたりからも、テンションの低さが窺い知れます。
そういうのも全部、低気圧のせいにしたいです。


……多種類のネペンテスを初めて一年目。
まだまだわからないことだらけですが、もっと上手く育ててあげたいです。
来年も試行錯誤しつつ、うちの環境に合った栽培方法を模索していけたらと思います。
それではまた来年、よいお年を!



プロフィール
Author:左沢ねあ
Illustration:森野久真


コンクリートジャングル暮らしの現代エルフ、食虫植物をはじめ、ちょっと変わった植物を育ててます✨

毎週水曜日、日曜日の二回更新されます。
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