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まだまだ残暑が厳しいですね。
……とはいっても、季節は秋へと近付いているらしく、昼の時間は着実に短くなっています。
夜になれば聞こえてくる虫の音も、秋らしくて風流です。
昼に鳴く蝉もまだまだ現役ですが、地面に転がるものも目立つようになってきました。
一見死んでるように見えて、近付くと突然暴れ出すのは、びっくりしてしまうので勘弁してほしいです(笑)
セミ爆弾とか、セミファイナルってやつですね!


……そんな感じで、今回は用土の話です。
有機、無機、それぞれに植えたアリストリコーサの経過を、
それぞれの用土の組成も交えて書いてみようかと思います。



まずは無機。
やっぱり夏の暑さは苦手らしく、葉が小さくなったり、たまに着袋に失敗したりと、
暑がってる症状はありますが、特に大幅に調子を崩す様子はありませんので、
これから涼しくなってくれば、調子も上がってくるのではないでしょうか。



たまに失敗することはあるものの、袋もちゃんとつきます。
袋の色がまちまちですが、できた位置による日照の問題でしょうか。
濃い色の模様がくっきり入ってくれると、とてもきれいです。





次に有機用土。
輸送事故により満身創痍でしたが、すっかり回復しました。
ちょっと葉っぱが少ないのは、そのせいです。
復活した芽から新しい袋も作っており、
無機と同様に多少暑がる素振りはあるものの、平気そうな感じです。



有機質に微量の養分を含むせいか、やっぱり無機よりも成長はやや早いです。
袋もこっちのほうが一回り大きいです。
最初にできた袋から、だんだん形が変わってきています。
どうやら成長によって変化していくようです。
今後どんな姿になるのか、楽しみですね!


成長率だけなら有機のほうがよさそうですが、場合によるので両方使っていくことになりそうです。
例えば、輸入苗なんかは順化の際に腰水にしたりもするので、用土が常に湿った状態になります。
有機用土は傷みやすいため、このような場合は無機用土の方が向いていると思います。

次に、用土の組成です。
有機、無機共用の基材として、鹿沼土とヤシ殻に、
おまじない程度にゼオライトを少量混ぜたものを使っています。
これだけでも十分、用土として使えると思います。



無機用土の場合、基材にセラミスとパミスを加えます。
セラミスは保水性が非常に高く、一度濡らすといつまでも湿った感じになります。
うちの環境だと、基材そのままだとドライアウトしやすいため、その保険です。
乾燥に弱い子には、少し量を増やしたりしますが、
多すぎると根腐れしやすいので気をつけます。

パミスは軽石で、用土の通水性を上げます。
乾きやすくなるので、着生種あたりの乾燥気味に管理したい子には多めに混ぜます。
うちだとトランカータが、それに該当します。




有機用土にするには、まず基材に赤玉土を混ぜます。
それから有機質として、ピートモスと腐葉土を加えていきます。
ピートモスは成分未調整のものを使いましょう。
粗悪な腐葉土は発酵促進剤とか入ってるので、あまりよくないかもしれません。
多すぎるとコガネムシの幼虫を呼んだりするので控えめに。
無機用土のジャリジャリした感触に比べると、有機用土はふかふかと柔らかいです。
根の発達にもよさそうなので、傷めないようにうまく管理できれば、いい用土だと思います。

用土の比率というのは各々の環境によりけり、ですので参考程度に。
うちのもまだ試行錯誤中ですので、最適な配合を探っていければと思います。


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コンクリートジャングル暮らしの現代エルフ、食虫植物をはじめ、ちょっと変わった植物を育ててます✨

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