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早いもので、今年も今日で最後となります。
そんなわけで今回は今年一年を振り返ってみて、そのことについて書いていこうかと思います。
いつもギリギリな制作スケジュールを緩和すべく、スタッフ待望の総集編です!



N. ventricosa Mt.Madja-as BE-3278
N. vogelii BE-3256
N. maxima wavy leaf BE-3543
そういえばこの子ら、導入したのは今年だったのですね。
まだ1年経ってなかったのは、ちょっと意外でした。
来年は新規導入よりも、今居る子を大きくしていきたいところです。
スペースの問題なんかもありますし。



N. veitchii x burbidgeae / Exotica Plants
冬は明ける前が一番寒い、2月のお話。
室内は保温はしているのですが、夜になればやっぱり寒いです。
加湿器も稼働していますが、湿度もあまり上がらないですし……。
そんな劣悪な環境の中でも、この子は袋を着けてくれました。
やっぱり交配種は強いです。



N. ampullaria Sulawesi highland
冬も明けて暖かくなり、屋外に出られる日も増えてきた3月。
画像はうちに来てから日も浅い、高地性アンプラリアです。
最近では丸い綺麗な袋を着けてくれていますが、この頃はまだまだ貧弱ですねー。
裏を返せば一夏であそこまで大きく成長してくれるので、
アンプラリアにとって夏がどれだけ大事な時期なのかが判ります。
梅雨明けくらいから爆発的に大きくなりますよ。



N. peltata BE-3464
うちではペルタタは冬の間、完全に動きを止めてしまうのですが、
4月に入った辺りから再び動き始めます。
気温とか、日照とか、いろいろと条件はあるのでしょうけれど。
BEペルタタなので、袋の形は相変わらず細長いのですが。
この子は夏本番よりも、春から初夏くらいにかけてが一番調子がいいです。



N. veitchii bario Akazukin x stripe peristome / Y's Exotics
ビーチ・バリオもこの頃はまだまだ小さいですねー。
今もそんなに大きくはないですが、草体の割に袋が大きくなってくれました。
今は袋の赤い色や、リップのストライプも発現してきましたし。

……栽培場に侵入者があって設備破壊の被害を受けたのは、今年5月のことでした。
失ったものもいろいろありましたが、なんとかモチベーションを持ち直すことができたのも、
一重にブログを通じて応援してくださる方々のおかげです。



N. veitchii x burbidgeae / Exotica Plants
6月の雨の季節、今年は空梅雨でしたね。
思えば後々、天候関連では悲惨なことになるのですが、これもその予兆だったのかもしれません。
画像は先にも登場したビーバビ。
屋内栽培のような環境でも一応袋は着けてくれるのですが、
やっぱり屋外で着けた袋の方が、色も形も大きさも比べ物にならないくらい綺麗です。
ストライプの本数はまだまだ少ないですが、大きくなるにつれて密に入るようになります。



N. attenboroughii BE-3693 / Borneo Exotics
7月、今年の夏の最後の晴れ間。
アッテンボロギは導入から1年で、思ったよりもかなり大きく育ってくれました。
袋もアッテンボロギらしさの片鱗が見え始めます。
本種の栽培のポイントは、冬に冷やし過ぎないことだと思います。
基本的には10度を切っても枯れたりはしませんが、15度を下回った辺りから成長が一気に滞ります。
これを書いてる今の時期には大切なことです。



N. ampullaria Sulawesi highland
今年の8月は、絶望の始まり。
これから約3ヶ月間に渡って雨が降り続くとは、この頃にはまだ知る由もなく。
そういえばこの頃には、身体を壊して入院したりもしましたねー……。

画像のハイランドアンプラリアは去年の晩秋頃に導入したのですが、
暖かい季節を越させると、一気に成長しますね。
上記の3月頃の弱々しい小さな袋と同一個体とは思えません。
来年こそはきちんと晴れて、低地性種には夏を最後まで満喫させてあげたいです。



N. jamban David / Carnivoria EU
9月は普段ならば、まだまだ残暑も厳しい季節のはずなのですが……。
雲の切れ間から多少陽が覗くことはあっても、基本的には1ヶ月のうち25日は雨が降ってました。
当然畑は全て水没の田んぼ状態、野菜の値段も大高騰です。
日照がほぼゼロなので気温も上がらず、9月とは信じられない冷え込みとなりました。

画像は今年初めて導入したジャンバンです。
この個体は梅雨の間に届いたので、初夏から8月までの間に順化してある程度成長できましたが、
後発の個体は7月下旬の到着だったので、輸入直後から真っ暗な3ヶ月を過ごすことになり、
今でこそ袋を作り始めましたが、調子は全く上がりませんでした。



N. rajah Thomas Alt clone / Y's Exotics
10月に入って、3ヶ月続いた雨も最高潮で最悪の状態に。
空には常時分厚い雲がかかって冷たい雨が降り、例年なら残暑もまだまだ厳しい日もあるはずが、
今年に至っては月初めには既に気温10度を切っており……。
さすがに3ヶ月もの間絶え間なく雨が降り続いた上の冷え込みで、
うちでも枯死する個体が出始めてしまいました。

ラジャはそんな悲惨な環境の中でもがんばって大きくなってくれました。
もしか天気がもっとよければ、もう少し大きくなってたのかもしれないですね。
早いところリーフスパン10センチの壁を超えたいところですが……。



N. veitchii bario Akazukin x stripe peristome / Y's Exotics
11月に入り、暗黒の3ヵ月間を越えて、ようやく晴れ間が戻りました。
画像のビーチの袋も赤く染まりましたが、基本的にこの辺りの成長は、
8月に入る前に培われてきたもので、この3ヵ月間は基本的には現状維持でした。
維持出来ずに枯死してしまった個体もありますが……。
やっと晴れ間が戻っても、今年の冬はもう間近。
本格的な成長は、来年の春以降にお預けです。



N. truncata / Y's Exotics
そして記憶に新しい、今月の出来事。
例の3ヵ月間の爪痕はとても大きく……。
画像のトランカータも、古い葉がことごとく枯れてしまって、まともな葉は3枚しか残ってないです。
新芽がまた伸びてきたのが救いですが、トランカータは展開速度が異常に遅いので心配です。
また葉がたくさん生え揃うまで、今ある葉を枯らさないようにしないとです……。

………
……


そんなわけで、今年の出来事をダイジェストに振り返ってみたのでした。
来年の目標は本文中にも書きましたが、今居る子たちを大きくすること。
そして私個人ではどうにもできないことですが、
来年はきちんと成長期に晴れてくれるといいですね……。

それでは、また来年にお会いしましょう。
皆様よいお年を!

気付けば今年も残り数日。
ただ、今年は大晦日が日曜日なので、今年中にもう一回更新の機会があります。
今年のまとめだとか、来年への抱負だとか、そういう話はまた次回で。

今年の冬は特に寒いと言われており、たしかに朝晩の冷え込みはとても厳しく、
昼間晴れていても一度北風が吹けば、突き刺すような寒さに襲われます。
冬至も過ぎて、これから徐々に日は伸びてゆきますが、冬の寒さはこれからが本番です。
ただ、風の吹かない日の陽だまりは暖かく、小春日和になる日も少なからずあります。



N.sibuyanensis AW / Wistuba
一番好きな原種なのですが、やっぱり冬はダメですねー……。
……というより、私自身まだシブヤンエンシスの癖を完全には掴んでない感じがします。
ベントリ近縁種の例に漏れず日照大好きなのですが、本種は特にその傾向が強いです。
今年は8月から3ヶ月もの間日照がなかったので、元々調子は落とし気味だったかと思いますけれど。



ちょっと意外だったのが、今の季節一番調子がいいのがAW産の個体ということ。
AWはもやしみたいな苗が届くイメージが強いですが、この子はかなり大きい状態で届いたので……。
おそらくはラボラトリーの育成燈の下で育った個体なので、低日照にも耐性があるのかもです。
うちに居るシブヤンエンシスの中では、唯一今でも袋を着けて、新しい袋も作っています。
本当に好きな種類なので、他の産地の個体もこんな風に育てられるようにしたいのですけれど……。



N.sibuyanensis BE-3164 / Borneo Exotics
丈夫なBE産の個体も、最近は全然袋を着けてくれません。
今の時期に袋を着けさせるには、メタハラや高出力LEDなどのハイパワーな育成燈が必要なのかもです。
最近は天気もいいので、出来る限り陽に当てるようにはしているのですが。
例の3ヶ月の悪影響を未だ引きずっている感はあるので、今後どうなるかですね。



N. sibuyanensis (d) / Exotica Plants
うちのシブヤンシリーズの中でも、一番の問題児。
この子だけは、本当に何やってもダメです。
お迎えして丸一年を超えるのですが、今まで一度も袋を着けたことがないです。
本当にこの子、どうやったら袋着けてくれるんです……?

他の子もそうですが、まだみんな4号鉢サイズなので、草体を大きくしていきたいところ。
次期の屋外栽培までに根付くように、そろそろ鉢増しも考えていきたいのですが、
ワンサイズアップで5号にするか、次回の植え替えまで余裕ができるよう、6号にするべきか……。
4号を超える大きさになってくると鉢内の通気の問題とかもいろいろ出てくると思うので、
使うとするなら、胴抜き仕様に加工することになりそうです。
鉢の加工については去年いろいろと書きましたが、現在ラジャを植えている仕様だと、
横から用土がぼろぼろとこぼれてくるので、ローウィを植えた仕様にすると思います。
ただ、あの加工はリューターでやると、時間も掛かるし本当にめんどくさいのです……。
もういっそ、ビットを電動ドライバーに取り付けちゃうか、
丸い穴をたくさん開けるだけなので、コンクリートドリルの先っちょを買ってくるかしようと思います。

今日は楽しいクリスマス!
私は特に予定もなかったのですが、急遽呼び出されまして。
大きなエビに七面鳥の丸焼きを食べる機会に恵まれたのでした。
こんなにも充実したクリスマスは何年振りでしょうか……?
今この記事を書いてるということは、クリスマスより前の出来事ということになるのですが。



Heterodontus portusjacksoni
今回も前回の水族館探索の続きです。
画像はポートジャクソンネコザメ……のはずですたぶん。
なんか、今画像を見るとただのネコザメにしか見えないんですけど、
この水族館で飼育しているのはポートジャックの方なので……。

ネコザメという名前は、眼の上の隆起を正面から見ると猫の耳のように見えることに由来するのですが、
個人的にはこの縦に割れた瞳孔が猫の眼に似ているからとしか思えないのですよね……。
性格は非常に温厚ですが、サザエの殻をも噛み砕く強靭な顎を持つため、万一噛まれると危険です。



Stegostoma fasciatum
トラフザメ。
体長3メートル近くあり、とても大きかったのですが、それ以上にかわいかったです。
水槽の底でのんびり寝ており、大きな身体に見合わない小さな目をしていて。
全身のポルカドット模様もかわいいです。
聞けば、世界最大の魚類として有名な、ジンベエザメと近縁種とのこと。
性格も非常に大人しく、ネコザメと同じように海底の貝類を食べて暮らしているそうです。

ちなみに本種をかわいいと思うのは私だけではないらしく、万人受けするようで、
お土産の売店ではトラフザメのぬいぐるみがいっぱい置いてありました。
個人的にはその隣に置いてあったバフンウニのぬいぐるみの方が気になりましたけどね……。



立方クラゲのやべーやつ。
本種の仲間には、触手に絡まれるともれなく一夏を棒に振ることになるハブクラゲや、
世界で最も強い毒を持つ生物の一つといわれるオーストラリアウンバチクラゲ等が含まれます。
どちらにしても、このタイプのクラゲにまともなヤツは居ないので、
海中で見かけたらすぐに逃げるように……と言いたいところですが、
本属のクラゲの半透明の身体は、海中で視認することが非常に困難な上に、
漂うだけのクラゲとは違って強力な遊泳力を持ち、泳いで逃げることも困難です。
なんなんだよお前は。

他にはクシクラゲの仲間も展示されており、プリズム効果によって身体が七色に光るのですが、
写真を撮ってみても、当然その色は再現されていませんでした。
まあ、そうなるよね。



Paralithodes camtschaticus
ロンリーフィールタラバガニです。
前回のアンコウもそうだけど、この子も鍋に突っ込みたさがあります。
そう思ったのは私だけではないらしく、この水槽の前を通りすがる人の、
第一声の9割は「おいしそう」だったということを付け加えておきます。
葛西臨海水族館の入り口に居るマグロと同じ役回りですね!

本種がカニではなくヤドカリの仲間というのは有名な話ですが、
たしかに顔はよく見るとヤドカリの顔をしているのですよね。
前回登場のヤシガニと比べてみると、よくわかります。
ヤドカリの仲間なので、普通のカニと比べると足が1対少ないです。
もったいないお話です。



Takifugu pardalis
鍋繋がりで、ヒガンフグ。
フグの中でも特に美味とされる種類、なのですが……。
本種は地理的変異が大きく、漁獲される海域によっては全身に強い猛毒を持つため、
食用不可として扱われていることも少なくありません。
知らずに食べると名前の通り、まさに彼岸へと旅立ってしまうことになります。
……本当は、春の彼岸の頃によく見られることに由来した名前のようです。
河豚は食いたし命は惜しし、とはよく言ったものです。

最近同じことしか言ってない気がしますが、ほんと寒いですね……。
先日は用事があって、港の方まで行ってきたのでした。
まあ、用事とはいっても、ほぼ遊びだったのですけれど……。
関東ですら寒いこの時期に北海道に移住とか本当にご苦労様ですよ。
そんなわけで、最後のお見送りも兼ねて一緒に遊びに行ってきたのでした。
場所は、戦車と鮟鱇が名産の水族館です。



Birgus latro
ヤシガニ屠る。
陸上に生息する甲殻類……というより節足動物の最大種です。
見た目の通り大型の鋏は非常に強力で、人間の指程度ならいとも簡単に切り飛ばします。
以前沖縄で15センチ程度の小型の野生個体と遭遇したことがあるのですが、
存外に俊敏で、小さいながらも怖くてとても触る気にはなれなかったです……。
その後市場で売られている子も見たのですが、そのお値段にもドン引き。
地元では超高級食材のようです。
たまに飼育したいという話を聞くことがありますが、脱皮の際には10メートル以上の巣穴を掘ったり、
適切なタイミングで海水を必要としたり、そもそも並大抵のケージは破壊して脱走してしまうため、
一時的なキープはともかく、個人での飼育はほぼ不可能と言われています。
ちなみに個人での飼育の最長記録は半年間だそうです。
動物園や水族館等の専門機関でも長期飼育は非常に難しいと言っているくらいですし……。



Nautilus sp.
オウムガイ、海洋生物の中ではかなり好きな種類です。
名前に貝とついていますが、イカやタコの仲間です。
昔飼ってみたいと思ったこともありますが、個人飼育はやっぱり難しいみたいです。
大型水槽にベアタンクで他種との混泳はせずに、殺菌燈と十分な出力のクーラーが必須らしいですが、
水族館では繁殖例もあるそうなので、ヤシガニに比べたら十分可能性がありそうですよね。
個人的には貝殻だけでも大満足なのですが、2016年にワシントン条約に登録されてしまいましたので、
今後は国内での入手は非常に難しくなると思います。
……まあ、オウムガイの殻はよく浮かぶので、沖縄辺りには頻繁に漂着するらしいですけれど。



Glyptocidaris crenularis
ツガルウニという深海性のウニの一種。
食用としてはほとんど流通しない珍しいウニです。
ただ、珍しいからといって美味しいわけでもなく、
たしかにウニの味なのですが、甘みも旨みもほとんどありません。
色はムラサキウニの身をさらに汚くしたような、濃い黄土色から茶褐色。
ホタテに混ざって漁獲されるらしいのですが、流通しない理由はおいしくないからです。
おそらくはその場で海に返されるか、陸に上がってから処分されてると思います。
やっぱ食べるならエゾバフンウニが一番いいですよ、色もおいしそうですし。

ここまで魚の画像一つもなしという……。
水族館に来て変な生き物の写真をひたすら撮る変態というのも珍しい気もしますが……。
せっかくなので魚の画像も載せていこうかと。



Chaunax sp.
フサアンコウの一種。
たぶんミドリフサアンコウの幼魚かな……?
深海コーナーなので、かなり暗いです。
見た目には愛嬌たっぷりで、かわいい感じ。
深海生物は奇抜な種類が多くて好みが分かれる感じですが、コアなファンも多い気がします。
ダイオウグソクムシ72時間生中継とかも好評でしたし。
誰が得をするんだよその生放送は。



Lophius litulon
キアンコウ。
別名ホンアンコウとも呼ばれ、日本で食用といえば、ほぼ本種のことです。
ちなみにwikipediaに載ってるキアンコウの参照画像も、ここの水族館の飼育個体らしいですよ。
同一個体かどうかまでは知らないですけど……。



観賞用のアンコウもいいけど、アンコウっていったらやっぱり鍋だよね。
通りに出れば、そこいら中にあんこう鍋あります、の幟だらけ。
漁港にも寄りましたが、大きなアンコウが所狭しと転がってました。
吊るし切りが有名ですが、50センチくらいの個体なら普通にまな板で切った方が早いし簡単です。
売られているものはすでに腹が開けられて、肝以外の内臓は抜き取られていました。
アンコウの内臓、特に胃袋はいろいろと大変ですしね……。

上記のアンコウは、ぶつ切りにしてお湯をかけて、ぬめりを取った状態。
身の部分は普通の白身魚って感じでしたが、皮と肝の部分が最高においしかったです。
あん肝はよくフォアグラに例えられますが、フォアグラのようなレバーめいた癖もなく、
個人的にはあん肝の方が食べやすくておいしかったと思います。
もちろん調理法にもよるとは思いますけれど……。
共通していたのは、どっちも最高に身体に悪そうな、罪の味がします。
罪の味っていうのは、最高に美味しいものなのです。
たまに食べる分にはいいけど、頻繁に食べてたら痛風まっしぐらな気がします……!
今年は本当に寒いですね……。
まあ、去年も寒かったのですけれど。
ニュースで騒がれるほどの暖冬でなければ、冬は寒いものです。
一昨年でしたっけ、あの時は1月や2月でも昼間は20度ありましたからねー……。
毎冬あんな気候なら、熱帯植物の栽培も簡単なのに。
沖縄あたりなら、低地性高地性共に、かなり理想的な環境で栽れそうですよね。
国内では自生地の環境に最も近いわけですし。
もっとも、沖縄は水道水のKHが非常に高いらしいので、RO浄水器の導入が必須らしいですが。



N. burkei x hamata
由来はよくわかりませんが、たぶんBEからです。
春から秋にかけてはたくさんの袋を鈴生りに着けるのですが、冬はやっぱりダメですね。
今年は天気的に晩夏の頃からダメでしたけど。
10月に入った時点でもう冬みたいな気候でしたしね……。



原種に比べると牙のシャープさはありませんが、
胴の斑模様や、蓋の上の毛とか、ハマタらしさの片鱗は垣間見えます。
やっぱり原種育てたいなぁ……。



次の袋。
立ち上がってるので膨らみはするかと思いますが、完成はいつになるか……。
後述しますが、最近は細かく手を掛けられていないので環境があまりよくないのです。



新芽。
こうして見ると、袋になる部分は大きいし、悪くはなさそうなんですけどねー。
低地性種の温室に入れとけば、たぶん冬でもしっかり育つとは思うのですが。
来年の春以降に期待しておくことにします。



先にも書いた、屋内栽培の環境の悪さについて。
昔の記事で、ネペンテスの好む環境作りのバロメーターとしてアジアンタムを植えていたのですが、
屋内栽培に移行して以降、続々と枯れてきてるんですよね……。
さらに、屋外で用土に生えてきた苔も、干乾びるように枯れつつあります。
原因はおそらく湿度不足。
一応加湿器は稼働させているのですが存外に乾燥が酷く、
次に確認する頃にはタンクが空っぽで動作停止しているのです。
空気が乾燥しているせいか、用土の乾燥も早い感じです。
ネペンテスのほとんどは湿生ではないので、用土は多少乾燥しても耐えられますが、
あんまり乾かしてしまうとドライアウトはしないまでも、根が貧弱になってしまうのですよね……。
もう少し小まめに観察できたらいいのですが、最近は本当に時間が取れず……。

水槽でも置けば、かなりの湿気の供給源にはなるのですが、
正直当初の予定のままに、あそこに海水水槽を置いたりしたら、
辺り一帯塩まみれになって、ネペンテスが全滅する未来しか見えないのですよね……。
なんかネペンテスを置くのにちょうどよくなってるし、
上にも育成燈を吊るすのにちょうどいい燈架台もついてますし。

プロフィール
Author:左沢ねあ
Illustration:森野久真


コンクリートジャングル暮らしの現代エルフ、食虫植物をはじめ、ちょっと変わった植物を育ててます✨

毎週水曜日、日曜日の二回更新されます。
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