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最近同じことしか言ってない気がしますが、ほんと寒いですね……。
先日は用事があって、港の方まで行ってきたのでした。
まあ、用事とはいっても、ほぼ遊びだったのですけれど……。
関東ですら寒いこの時期に北海道に移住とか本当にご苦労様ですよ。
そんなわけで、最後のお見送りも兼ねて一緒に遊びに行ってきたのでした。
場所は、戦車と鮟鱇が名産の水族館です。
Birgus latro
ヤシガニ屠る。
陸上に生息する甲殻類……というより節足動物の最大種です。
見た目の通り大型の鋏は非常に強力で、人間の指程度ならいとも簡単に切り飛ばします。
以前沖縄で15センチ程度の小型の野生個体と遭遇したことがあるのですが、
存外に俊敏で、小さいながらも怖くてとても触る気にはなれなかったです……。
その後市場で売られている子も見たのですが、そのお値段にもドン引き。
地元では超高級食材のようです。
たまに飼育したいという話を聞くことがありますが、脱皮の際には10メートル以上の巣穴を掘ったり、
適切なタイミングで海水を必要としたり、そもそも並大抵のケージは破壊して脱走してしまうため、
一時的なキープはともかく、個人での飼育はほぼ不可能と言われています。
ちなみに個人での飼育の最長記録は半年間だそうです。
動物園や水族館等の専門機関でも長期飼育は非常に難しいと言っているくらいですし……。
Nautilus sp.
オウムガイ、海洋生物の中ではかなり好きな種類です。
名前に貝とついていますが、イカやタコの仲間です。
昔飼ってみたいと思ったこともありますが、個人飼育はやっぱり難しいみたいです。
大型水槽にベアタンクで他種との混泳はせずに、殺菌燈と十分な出力のクーラーが必須らしいですが、
水族館では繁殖例もあるそうなので、ヤシガニに比べたら十分可能性がありそうですよね。
個人的には貝殻だけでも大満足なのですが、2016年にワシントン条約に登録されてしまいましたので、
今後は国内での入手は非常に難しくなると思います。
……まあ、オウムガイの殻はよく浮かぶので、沖縄辺りには頻繁に漂着するらしいですけれど。
Glyptocidaris crenularis
ツガルウニという深海性のウニの一種。
食用としてはほとんど流通しない珍しいウニです。
ただ、珍しいからといって美味しいわけでもなく、
たしかにウニの味なのですが、甘みも旨みもほとんどありません。
色はムラサキウニの身をさらに汚くしたような、濃い黄土色から茶褐色。
ホタテに混ざって漁獲されるらしいのですが、流通しない理由はおいしくないからです。
おそらくはその場で海に返されるか、陸に上がってから処分されてると思います。
やっぱ食べるならエゾバフンウニが一番いいですよ、色もおいしそうですし。
ここまで魚の画像一つもなしという……。
水族館に来て変な生き物の写真をひたすら撮る変態というのも珍しい気もしますが……。
せっかくなので魚の画像も載せていこうかと。
Chaunax sp.
フサアンコウの一種。
たぶんミドリフサアンコウの幼魚かな……?
深海コーナーなので、かなり暗いです。
見た目には愛嬌たっぷりで、かわいい感じ。
深海生物は奇抜な種類が多くて好みが分かれる感じですが、コアなファンも多い気がします。
ダイオウグソクムシ72時間生中継とかも好評でしたし。
誰が得をするんだよその生放送は。
Lophius litulon
キアンコウ。
別名ホンアンコウとも呼ばれ、日本で食用といえば、ほぼ本種のことです。
ちなみにwikipediaに載ってるキアンコウの参照画像も、ここの水族館の飼育個体らしいですよ。
同一個体かどうかまでは知らないですけど……。
観賞用のアンコウもいいけど、アンコウっていったらやっぱり鍋だよね。
通りに出れば、そこいら中にあんこう鍋あります、の幟だらけ。
漁港にも寄りましたが、大きなアンコウが所狭しと転がってました。
吊るし切りが有名ですが、50センチくらいの個体なら普通にまな板で切った方が早いし簡単です。
売られているものはすでに腹が開けられて、肝以外の内臓は抜き取られていました。
アンコウの内臓、特に胃袋はいろいろと大変ですしね……。
上記のアンコウは、ぶつ切りにしてお湯をかけて、ぬめりを取った状態。
身の部分は普通の白身魚って感じでしたが、皮と肝の部分が最高においしかったです。
あん肝はよくフォアグラに例えられますが、フォアグラのようなレバーめいた癖もなく、
個人的にはあん肝の方が食べやすくておいしかったと思います。
もちろん調理法にもよるとは思いますけれど……。
共通していたのは、どっちも最高に身体に悪そうな、罪の味がします。
罪の味っていうのは、最高に美味しいものなのです。
たまに食べる分にはいいけど、頻繁に食べてたら痛風まっしぐらな気がします……!
先日は用事があって、港の方まで行ってきたのでした。
まあ、用事とはいっても、ほぼ遊びだったのですけれど……。
関東ですら寒いこの時期に北海道に移住とか本当にご苦労様ですよ。
そんなわけで、最後のお見送りも兼ねて一緒に遊びに行ってきたのでした。
場所は、戦車と鮟鱇が名産の水族館です。
Birgus latro
ヤシガニ屠る。
陸上に生息する甲殻類……というより節足動物の最大種です。
見た目の通り大型の鋏は非常に強力で、人間の指程度ならいとも簡単に切り飛ばします。
以前沖縄で15センチ程度の小型の野生個体と遭遇したことがあるのですが、
存外に俊敏で、小さいながらも怖くてとても触る気にはなれなかったです……。
その後市場で売られている子も見たのですが、そのお値段にもドン引き。
地元では超高級食材のようです。
たまに飼育したいという話を聞くことがありますが、脱皮の際には10メートル以上の巣穴を掘ったり、
適切なタイミングで海水を必要としたり、そもそも並大抵のケージは破壊して脱走してしまうため、
一時的なキープはともかく、個人での飼育はほぼ不可能と言われています。
ちなみに個人での飼育の最長記録は半年間だそうです。
動物園や水族館等の専門機関でも長期飼育は非常に難しいと言っているくらいですし……。
Nautilus sp.
オウムガイ、海洋生物の中ではかなり好きな種類です。
名前に貝とついていますが、イカやタコの仲間です。
昔飼ってみたいと思ったこともありますが、個人飼育はやっぱり難しいみたいです。
大型水槽にベアタンクで他種との混泳はせずに、殺菌燈と十分な出力のクーラーが必須らしいですが、
水族館では繁殖例もあるそうなので、ヤシガニに比べたら十分可能性がありそうですよね。
個人的には貝殻だけでも大満足なのですが、2016年にワシントン条約に登録されてしまいましたので、
今後は国内での入手は非常に難しくなると思います。
……まあ、オウムガイの殻はよく浮かぶので、沖縄辺りには頻繁に漂着するらしいですけれど。
Glyptocidaris crenularis
ツガルウニという深海性のウニの一種。
食用としてはほとんど流通しない珍しいウニです。
ただ、珍しいからといって美味しいわけでもなく、
たしかにウニの味なのですが、甘みも旨みもほとんどありません。
色はムラサキウニの身をさらに汚くしたような、濃い黄土色から茶褐色。
ホタテに混ざって漁獲されるらしいのですが、流通しない理由はおいしくないからです。
おそらくはその場で海に返されるか、陸に上がってから処分されてると思います。
やっぱ食べるならエゾバフンウニが一番いいですよ、色もおいしそうですし。
ここまで魚の画像一つもなしという……。
水族館に来て変な生き物の写真をひたすら撮る変態というのも珍しい気もしますが……。
せっかくなので魚の画像も載せていこうかと。
Chaunax sp.
フサアンコウの一種。
たぶんミドリフサアンコウの幼魚かな……?
深海コーナーなので、かなり暗いです。
見た目には愛嬌たっぷりで、かわいい感じ。
深海生物は奇抜な種類が多くて好みが分かれる感じですが、コアなファンも多い気がします。
ダイオウグソクムシ72時間生中継とかも好評でしたし。
誰が得をするんだよその生放送は。
Lophius litulon
キアンコウ。
別名ホンアンコウとも呼ばれ、日本で食用といえば、ほぼ本種のことです。
ちなみにwikipediaに載ってるキアンコウの参照画像も、ここの水族館の飼育個体らしいですよ。
同一個体かどうかまでは知らないですけど……。
観賞用のアンコウもいいけど、アンコウっていったらやっぱり鍋だよね。
通りに出れば、そこいら中にあんこう鍋あります、の幟だらけ。
漁港にも寄りましたが、大きなアンコウが所狭しと転がってました。
吊るし切りが有名ですが、50センチくらいの個体なら普通にまな板で切った方が早いし簡単です。
売られているものはすでに腹が開けられて、肝以外の内臓は抜き取られていました。
アンコウの内臓、特に胃袋はいろいろと大変ですしね……。
上記のアンコウは、ぶつ切りにしてお湯をかけて、ぬめりを取った状態。
身の部分は普通の白身魚って感じでしたが、皮と肝の部分が最高においしかったです。
あん肝はよくフォアグラに例えられますが、フォアグラのようなレバーめいた癖もなく、
個人的にはあん肝の方が食べやすくておいしかったと思います。
もちろん調理法にもよるとは思いますけれど……。
共通していたのは、どっちも最高に身体に悪そうな、罪の味がします。
罪の味っていうのは、最高に美味しいものなのです。
たまに食べる分にはいいけど、頻繁に食べてたら痛風まっしぐらな気がします……!
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無題
関東はアンコウ、関西はフグだそうで、アンコウ鍋って食べたことないなぁ。見るだけでうまそう。
あん肝大好き。
ポン酢でチビチビいきたい。
あん肝はやっぱ日本酒かなぁ。
カロリー考えなくてもいい世界に行きたい
あん肝大好き。
ポン酢でチビチビいきたい。
あん肝はやっぱ日本酒かなぁ。
カロリー考えなくてもいい世界に行きたい
Re:無題
≫ネペン亭あら太さん
フグ鍋もいいですねー!
フグは薄造りのお刺身も好きです、ポン酢にネギと紅葉おろしで……。
ただ、フグはアンコウに比べると、肝が食べられないのがちょっと残念です。
逆にアンコウは基本的にはお刺身じゃ食べられないですし、どちらも一長一短ですね。
フグ系の味で肝を食べるならカワハギとかもいいですね、値段もお手頃ですし。
アンコウ鍋は、とろける肝とプルプルの皮の食感がとてもおいしかったです。
汁が味噌仕立てだったのでポン酢はなかったですが、
柚子の皮が添えられていて、やっぱり柑橘系の香りはよく合うと思います。
高カロリーなお食事はギルティの味がしますね、やみつきなのです……!
フグ鍋もいいですねー!
フグは薄造りのお刺身も好きです、ポン酢にネギと紅葉おろしで……。
ただ、フグはアンコウに比べると、肝が食べられないのがちょっと残念です。
逆にアンコウは基本的にはお刺身じゃ食べられないですし、どちらも一長一短ですね。
フグ系の味で肝を食べるならカワハギとかもいいですね、値段もお手頃ですし。
アンコウ鍋は、とろける肝とプルプルの皮の食感がとてもおいしかったです。
汁が味噌仕立てだったのでポン酢はなかったですが、
柚子の皮が添えられていて、やっぱり柑橘系の香りはよく合うと思います。
高カロリーなお食事はギルティの味がしますね、やみつきなのです……!
プロフィール
Author:左沢ねあ
Illustration:森野久真
コンクリートジャングル暮らしの現代エルフ、食虫植物をはじめ、ちょっと変わった植物を育ててます✨
毎週水曜日、日曜日の二回更新されます。
Illustration:森野久真
コンクリートジャングル暮らしの現代エルフ、食虫植物をはじめ、ちょっと変わった植物を育ててます✨
毎週水曜日、日曜日の二回更新されます。
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