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ここ最近、特定外来生物について言及することが多かったのですが、
先日ちょっとしたことで、畑違いの別の界隈に触れる機会がありました。
詳しいことは省きますが、そちらも法令施行の最初期に大半が特定外来種に指定され、
業界全体が致命的かつ不可逆的な大打撃を受けた界隈です。

あちらの内情については詳しくないので、今回お話する機会のあった方々が、
界隈の中でどの程度の発言力を持つ人だったのかは定かではないのですが、
結論から言ってしまえば、全員頭のネジが吹っ飛んでスパークしたような人たちでした。

世間一般からの誤解の解消とイメージの向上、規制緩和へ向けた取り組みや、
現状の規制の中で、どのようにして界隈を盛り上げていくか、という話し合いだったのですが、
彼らが話すのは、どのようにして税関を突破するか、
偽造書類を発行する現地ブローカーとのコネクションの重要性、
飼育が露見した際の法律の抜け穴の模索、等々……。

完全にブラックマーケットじゃないですか!!やだーーー!!!
正直言って1ミリも同情できませんでしたし、こんな人たちが居る以上、
規制緩和の日は永久に訪れないだろうなって思いました。

どんなに魅力的な種類でも法を犯してまで飼育したくはありませんし、飼育を楽しめるとも思えません。
もし飼育するなら白日の下、大手を振るって堂々と合法的に飼育したいです。



A. nipponicum
ミヤマトリカブト
ここ最近の陽気で出芽し始めました。
こういうマクロ撮影するときって、ちゃんとしたカメラ欲しくなりますよね。
葉の形状からして、トリカブトで間違いないと思います。
たまに雑草の零れ種が混ざっていたりしますが、たぶん間違いないです。
間違いないんじゃないかな、まちょっと覚悟はしておく。
宿根草は出芽してから、秋までの間に成長、開花、結実まで全部済ませないといけないので、
芽が出てからの動きは結構早いです。

……早いとは言っても、クロユリほどではないです。
あれは宿根草の中でも、かなり特異な部類です。
早春頃に休眠から醒めて出芽して、晩春には花を終えて再び休眠に入ってしまいます。
一年の大半が休眠期であり、地上部があるのは僅か2ヵ月足らずです。
地中棲のタランチュラとか、よく土飼ってるって表現をしますけど、
クロユリはまさに土を栽培してるって感じです。
過湿にすると球根が腐るし、乾かしすぎると球根が干乾びるのですが、
なまじ地上部が無いので加減が非常にわかりにくく、
翌春に出芽しないことで枯れてたことに気付くとか、クロユリ栽培あるあるネタです。
いっそ地植えにした方がよく育つと思いますけど、
地上部が無いのでどこに植えたかわからなくなります。
それでも、なんとなく魅力的なのが不思議なんですよねー……。

……何の話でしたっけ、この記事。



葉が展開しました。
この特徴的なギザ葉は間違いなくトリカブトです。
葉の形質が、食用のニリンソウによく似ているので注意が必要です。

ここ数日観察した中で、出芽が確認できたのは、このミヤマトリカブトだけでした。
もしかしたら、この種類だけ、他より早くに成長を始めるのかもしれませんねー。
知らんけど。

出芽したので、そろそろ肥料も与えてみようかとも思いますが、
他の子の芽出しまで待って、施肥を統一してみてもいいかも。
バラバラに肥料あげると、誰にあげたのかわからなくなるのです。

次の記事は3月になってからですが、その時には他の子の芽も出てるといいですねー。

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無題
此方ではフキノトウやつくしもまだ御目見えしていないので季節感が狂いそうです。
小さな葉はシソにも似ていて綺麗ですね。
ユリと言えば深山白ゆりやオニユリが庭で咲きますがモヤモヤした白い毛?の幼虫が毎年出現します。
美しさと嫌悪感で不安定に..,。
たわしみたいな毛虫は可愛いですが丸出しはキツイです。
たわし毛虫はよく道路を一生懸命歩いていますが何処まで行くのでしょう?

偽造、密輸等は仲間内が盛り上がるだけで新規の普及や拡大には繋がりません。
自分勝手な厄介者のおかげで後代や新規が趣味幅を狭められていくという現象は無くならないのでしょうね。
時々真面目に楽しむのが馬鹿馬鹿しくなります。
なまくら 2019/02/27 (Wed) 09:49 編集
Re:無題
≫なまくらさん

つくしは親子丼に入れると春限定っぽくて美味しいですね。
こちらでは一面にホトケノザやヒメオドリコソウ、オオイヌノフグリが咲いています。
ユリに付く白い丸出しの毛虫……ルリタテハの幼虫とかでしょうか。
茶色いもふもふの毛虫は、よく道路を横断してますねー。
色味とか、うちで飼ってる猫に似てるので面白いです。

一部の迷惑な人間の所為で、他の真面目に楽しんでいる人が迷惑を被るというのは、
飼育や栽培といった趣味に限らず、どこの界隈でも一緒ですね。
真面目に飼育するのは当たり前ですが、バカなことをやる人はものすごく悪目立ちしますから……。
2019/03/01 (Fri) 18:19
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Author:左沢ねあ
Illustration:森野久真


コンクリートジャングル暮らしの現代エルフ、食虫植物をはじめ、ちょっと変わった植物を育ててます✨

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