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最近は夏日どころか真夏日になる日も増えて、すっかり初夏の陽気ですねー。
低地性の子たちの調子も上がってきて、いい感じです。
反面、夜間は気温がぐっと下がり、寒暖差がとても激しい季節です。
寒暖差がある分、高地性にとってもいい季節です。
日も長いし、一年中こんな気候が続いたらいいのになー……。



N. xhookeriana
去年の秋にやってきた輸入苗です。
想定よりもかなり大きな状態で届いたので、早くも4号鉢では手狭です……。
自然交雑種なので丈夫だとは思っていましたが、本当に強いですねー……。
この陽気でマダガスカリエンシスも次々袋をつけており、
低地性の子たちには本当にいい季節になりました。



新しく袋をつけてくれました。
袋の感じは、ちょうどアンプラリアとラフレシアナの中間といった感じ。
この二種間の自然交雑種なので当然かもしれませんが、
片親だけの特徴が強く出ることも多々ありますし……。
ベントリ交配なんかは両親の特徴がほどよく混ざった感じになりますが、
アラタを交配親に使ったりすると、何と交配しても、ほぼアラタになりますし……。

袋の斑模様も綺麗ですが、リップのストライプもいいですねー。
このあたりはラフレシアナ寄りな感じでしょうか。



初めて出来そうだった袋。
元々奇形気味だったところに蓋がもげるというハプニングがあり、綺麗には開きませんでした。
導入後初めての袋って、どうしてもちょっと変になりますねー。
環境の変化とか、輸送や植え替えのダメージとか、いろいろあるのかもですが。
輸入苗なんかだと、なおのこと顕著です。



次の袋もできそうですが、時間はまだまだ掛かりそう。
袋の膨らみかけてる子は多いのですが、本当に先端の状態から動き出したような状態なので、
記事にできるのはまだまだ先のことになりそうです……。
紹介はしているものの、うちに来てからの初袋だったり、
そもそもまだ登場していない個体もいるので楽しみです。



新芽の様子。
袋はラフレシアナっぽかったですが、葉っぱはアンプラリアに近いです。
うちにきてから葉っぱが小さくなってますねー。
湿度低めの環境への適応とかならいいのですが、後退とかだったらやだなー……。
この葉につく袋のサイズがどうなるか、ですね。
これからの季節にどう成長していくか、見守っていきたいところです。



今週から5月に入り、昼間はすっかり初夏の陽気ですねー。
最近は気流が変わったのか、曇っても暖かいので、
曇りの日でも、低地性も屋外に出しています。
曇天時でも外の方が何十倍もの照度がありますし、風当たりもいいですし。
本当は、こんな天気の日には遮光ネットも外せればいいのでしょうけれど、
そんな器用な真似のできる構造にはなっていないのです……。
急に晴れたときとか怖いですし。



N. veitchii bario Akazukin x stripe peristome
去年の冬に導入した、とても小さな実生ビーチ。
優良種同士のシブクロスで、袋も赤くなる素質十分の選抜個体だったのですが、
真冬の導入で日照短めだった関係からか、新しい袋はみんな緑になってしまいました。
先月から屋外管理に移行したので、これからの袋は赤く色づいてくれたらいいのですが……。



袋はコンスタントにぽこぽことつけてくれるのですが、
緑一色な上に、一回り小さくなってしまっています。
ただ、けもけもした袋は相変わらず、ビーチらしいですねー。
先月あたりから陽当たりも改善されつつありますし、綺麗な赤に戻ってほしいところ。



新芽もけもけもしてます。
ビーチは本当に毛深い種類ですねー。
実生の幼苗なので、大きくなるにはまだまだ時間が必要そうです。

……それにしても、用土が藻々しいですねー。
暑さはそれほどでもないのですが、乾燥がひどいため、
日中はミストをかけているのですが、普通に水道水なので藍藻の発生が酷いです。
水道局情報だと、時期によってバラつきはあるものの、年間平均75ppm程度とのことです。
あんまりいい水質ではないですねー……。
今年はそのあたりも、何か対策を考えていきたいところです。
以前にも少し書きましたが、雨水を溜めてみたりなんかしたり……。
ずっとRO水のミストを噴霧し続けるのは、いろいろ厳しそうですし。
構造的なアレは、いろいろ調べて勉強しましょう……。



先日播種したニジイロさんたち、もう芽が出てきました。
はっやーい!!

朝と夕方に見比べただけで動きがわかる程度に成長が早いので、見ていてわくわくします。
こちらも今後、どうなっていくのか、はたして収穫できるのか。
楽しみですねー。


ようやく現在進行形の仕事の終わりが見えてきました。
ただ、現在の仕事の終わりは次の仕事の始まりでしかない訳で。
立ち止まると死ぬタイプのマグロの生態のような職種なので、進み続けるしかないのです。



N. platychila
低地性は夜間しっかり取り込んでいるのですが、
最近は忙しさにかまけて高地性は屋外で夜を過ごすこともままありました。
ほとんどの種類は問題なかったのですが、一部の種類は紅葉してしまいました。
この場合は強光障害ではなく、夜温が低すぎたことが原因と思われます。
昼間の光合成で作られた養分が夜間に代謝しきれずに活性酸素を生み、
クロロフィルがアントシアニンへ分解されることで起こる現象です。
このプラティチラも、夜間の低温で紅葉してしまった一つ。
元々丈夫な種類ですが、去年末に輸入でやってきた苗で、
BEからのように良好な状態で入ってきたわけではないので、まだ適応力は弱いのかもです。



輸入時についていた袋は当然全て落ちましたが、最近は新しい袋を作っています。
最初ついていた袋は緑一色だったのですが、新しい袋は斑模様が見えます。
紅葉だと、こんな模様にはならないので、袋本来の模様だと思います。
ボゲリーに似た綺麗な袋になる予定なので、これから模様が発達してくるのが楽しみです。



N. sibuyanensis
意外に紅葉が酷いのが、このシブヤンエンシス。
ベントリコーサの近縁種なので寒さには強いかと思ったのですが、
意外にもそんなことはないようです……。
ヨーロッパでは低地性品種として扱われているみたいですし。
赤くはなったものの、葉が枯れ落ちるほどのダメージではないようですが、
お気に入りの品種に限って、なかなか上手くいかないものです……。
マーフィーの法則まっしぐらです。



N. maxima wavy leaf
今年の初めにお迎えした新入り。
がっつり紅葉しているようにも見えますが、この子は元々こんな色だったような気もします。
数ヵ月ほど動きがありませんでしたが、ようやく根が回ったのか暖かくなったせいか、
最近になって新芽がやっと動き始めました。
葉にも袋にもまだ特徴のない幼苗ですが、今年でどこまで大きくなるのでしょうか。



N. peltata
元々真っ赤な個体なので、紅葉してるのかさっぱりわからないです。
カラーリーフは綺麗ですが、状態変化が見にくいですねー。
新しい葉はつやつやしてますし、調子は悪くなさそうです。



導入時の秋から冬の間、ずっと袋がなく、ただ珍しい色の葉っぱ状態でしたが、
春になってやっと新しい袋を作り始めました。
葉も赤ければ袋も赤いという、とにかく赤にこだわったような個体。
ペルタタは個体差が非常に激しいので、いろんな子がいるみたいです。
この子も袋がまん丸になる個体だったら、よかったのになー……。

来週には5月に入りますし、本格的に完全屋外栽培も視野に入ってきますが、
ちょいちょい夜に寒さが戻ってくるのが不安の種です。
感覚的に、ケラが鳴く程度の夜温があれば、問題なさそうに見えるのですが……!


都市部では、連日季節外れの夏日が続いています。
昼間は本当に、汗ばむ陽気ですねー。
ただ、自室はすでにかなり暑いです。
真夏ともなれば立地的に、暑いではなく熱くなるような場所ですし。
室温が普通にに50度を軽く超えるので居られないです。
栽培場の暑さ対策もですが、自室もなんとかしないとです……。



N. aristolochioides x ventricosa
いつも元気なアリストリコーサ。
春の陽気に大きな新芽を展開しつつあり、ご機嫌のご様子です。
……まあ、この子は春以外も大抵元気なんですけど。
それでも真夏や真冬は葉が小さくなったりもするので、
やっぱり今の季節は調子がいいみたいです。



袋はじわじわ大きくなってきてます。
ただ、この袋は色が薄めですねー……。
上位袋に移行……とかなら嬉しいのですが、
冬の間の日照弱めの環境で作られた所為だと思います。
去年の屋外栽培の頃につけていたような濃い色合いの袋は、
毒々しくも、とても綺麗だったので、また戻ってほしいところです。
アリスト交配特有の模様って、いいですよねー。



膨らみかけの袋は一つダメになりましたが、
予備の蕾はたくさんあって、他の蔓の先端が膨らみつつあります。
ただ、蔓がそこそこ長いので、どうしても他の鉢の影になってしまうのですよねー……。
もっとスペースを贅沢に使えればいいのですが、うちの栽培棚は狭いのです。



新芽の様子。
先日登場のレインワルドティアナと同様、草質な感じです。
新芽の中に、さらに次の芽が待機してるのが見えます。
交配種ということもあって、成長は結構早いです。



無機用土に植えた個体。
有機に比べるとこぢんまりとしていますが、
それなりの袋をそれなりにつけてるので、それなりに調子はいいのかも……。
なんだか袋が図ったように一方向についてます。
こんな感じだと、観賞しやすくていいですねー。
光の当たる方向の問題、とか……?

どちらも調子は悪くなさそうですし、今年はどこまで育つか楽しみです。


ソメイヨシノはすっかり散って、もう春も半ば過ぎ、季節の巡るのは早いものです。
夜もまだ肌寒いですが、以前のような凍えるような寒さはなくなり、
ケラ、モグラコオロギの鳴き声も聞こえ始めて、初夏の足音もすぐそこです。
夜温の高い日には、高地性種は夜も外に居ても平気になってきました。
こうなってくると管理も楽なのですが、日中の高温に注意が必要になってきます。
風が吹くと非常に乾燥する立地ですし、そろそろミストシャワー再稼働も考えていかないと……。



N. reinwardtiana
去年の中秋頃に導入した品種。
越冬と屋外の厳しい環境のせいか、葉は小さくなっていますが、
その分厚く硬くなっているので、うちの環境に適応した結果なのかもしれません。
春に屋外栽培に移行した際に膨らみかけていた袋は、環境変化に適応しきれずに枯れましたが、
新しい環境で維持できないと悟った部位は、本当にあっという間に枯れるので、
そういう部位を取捨選択する機能が、植物には備わっているのでしょうねー。



袋。
日照の少ない時期にできた袋なので、緑一色です。
秋には斑模様の入った袋をつけていたので、陽射しが足りなかった所為でしょうねー。
レインワルドティアナやトバイカは、アントシアニンフリーの緑一色の個体も綺麗ですけど。
目玉模様は、まだ見えません。



冬の屋内から春の屋外へ、環境の急変で途中でダメになった袋。
詳しくは以前の記事に書いてあります。
もっと少しずつ慣らしたり、緩やかに環境変化すればいいのかもですが、
そんな器用な栽培は、やっぱり難しいですねー……。



その代わりに、新しく膨らみ始めた袋。
うちに来るより以前の葉は、大きく薄くマットな質感の、高温高湿で展開される葉、
逆にうちに来てからは、小さく厚く、つやつやした質感で、
低湿度の環境で余分な蒸散を抑えるような構造になっています。
あとは、日照の強さ、遮光率も関わってくる感じ。
環境の違いが、如実に現れていますねー。
ウツボカズラ的に理想的な環境は、前者なのでしょうけれど……。



新芽の様子。
草質の葉の種類は、新芽の展開と同時に、またさらに次の新芽が待機してますよね。
このような新芽の展開をする種類は、大抵成長はかなり早い気がします。
逆に革質の葉の種類は、新芽を展開して葉が完成した後で、
その葉の葉柄を突き破るようにして次の新芽が出てきます。
こっちのタイプの成長は、結構のんびりしているような……。
代表的なのはトランカータですが、相変わらずゆっくりのんびりな成長です。
早く新しい袋を見て、安心したいのですが……。


プロフィール
Author:左沢ねあ
Illustration:森野久真


コンクリートジャングル暮らしの現代エルフ、食虫植物をはじめ、ちょっと変わった植物を育ててます✨

毎週水曜日、日曜日の二回更新されます。
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