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ソメイヨシノはすっかり散って、もう春も半ば過ぎ、季節の巡るのは早いものです。
夜もまだ肌寒いですが、以前のような凍えるような寒さはなくなり、
ケラ、モグラコオロギの鳴き声も聞こえ始めて、初夏の足音もすぐそこです。
夜温の高い日には、高地性種は夜も外に居ても平気になってきました。
こうなってくると管理も楽なのですが、日中の高温に注意が必要になってきます。
風が吹くと非常に乾燥する立地ですし、そろそろミストシャワー再稼働も考えていかないと……。



N. reinwardtiana
去年の中秋頃に導入した品種。
越冬と屋外の厳しい環境のせいか、葉は小さくなっていますが、
その分厚く硬くなっているので、うちの環境に適応した結果なのかもしれません。
春に屋外栽培に移行した際に膨らみかけていた袋は、環境変化に適応しきれずに枯れましたが、
新しい環境で維持できないと悟った部位は、本当にあっという間に枯れるので、
そういう部位を取捨選択する機能が、植物には備わっているのでしょうねー。



袋。
日照の少ない時期にできた袋なので、緑一色です。
秋には斑模様の入った袋をつけていたので、陽射しが足りなかった所為でしょうねー。
レインワルドティアナやトバイカは、アントシアニンフリーの緑一色の個体も綺麗ですけど。
目玉模様は、まだ見えません。



冬の屋内から春の屋外へ、環境の急変で途中でダメになった袋。
詳しくは以前の記事に書いてあります。
もっと少しずつ慣らしたり、緩やかに環境変化すればいいのかもですが、
そんな器用な栽培は、やっぱり難しいですねー……。



その代わりに、新しく膨らみ始めた袋。
うちに来るより以前の葉は、大きく薄くマットな質感の、高温高湿で展開される葉、
逆にうちに来てからは、小さく厚く、つやつやした質感で、
低湿度の環境で余分な蒸散を抑えるような構造になっています。
あとは、日照の強さ、遮光率も関わってくる感じ。
環境の違いが、如実に現れていますねー。
ウツボカズラ的に理想的な環境は、前者なのでしょうけれど……。



新芽の様子。
草質の葉の種類は、新芽の展開と同時に、またさらに次の新芽が待機してますよね。
このような新芽の展開をする種類は、大抵成長はかなり早い気がします。
逆に革質の葉の種類は、新芽を展開して葉が完成した後で、
その葉の葉柄を突き破るようにして次の新芽が出てきます。
こっちのタイプの成長は、結構のんびりしているような……。
代表的なのはトランカータですが、相変わらずゆっくりのんびりな成長です。
早く新しい袋を見て、安心したいのですが……。


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Author:左沢ねあ
Illustration:森野久真


コンクリートジャングル暮らしの現代エルフ、食虫植物をはじめ、ちょっと変わった植物を育ててます✨

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