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ブログで植物を紹介する際、ファイルサイズの関係で、
どうしてもトリミングしなければならないのですが、どうせなら高画質でも見てもらいたく、
先日植物関連のSNS、GreenSnapに登録してみたのでした。
ここなら原寸サイズで簡単に投稿できるので、大きめ画像を見てもらえる……、
……と、思ったのですが、大きめファイル自体は存在しているのですが、
表示上は縮小されてしまう上、画像クリックもできないため、
原寸で見るにはソースコードから画像を開くしかないみたいです……。
このあたりが改善されれば、もっと便利になりそうなのですが……。

GreenSnapはリンクリストに追加しておいたので、見に来てくれると嬉しいです。



C. follicularis
セファロタス・フォリキュラリス、フクロユキノシタです。
この子はうちに来てから、ハエトリグサと一緒にずっと屋外栽培です。
冬の間に凍結したりもしましたが、枯れたりすることはなく、元気そうな感じ。
寒さに当たった袋は赤紫色に変色しましたが、春以降の新しい葉と合わさると、
ツートンカラーも鮮やかで、なんだかんだでいい鉢になったように思います。



冬の袋。
見事に色づいてますねー。
紅葉はするけど、落葉はしない感じでしょうか。
以前はヘリアンフォラと一緒に密閉栽培するという話をよく見た気がするのですが、
年間を通してハエトリグサと同じような環境で問題ないみたいですねー。
こちらは冬にも捕虫袋が残り、休眠しないところがいいですね。
まだまだ見かける機会は少ないのですが、最近はホームセンターに並ぶこともあるみたいですし。
元々はかなり丈夫な植物なようです。



春以降の袋。
こちらも新緑色が綺麗ですねー。
蓋の半透明な窓もいい感じ、ダーリングトニアに顕著な構造です。
袋の内部に光を取り込み、明るくすることで進入する虫に警戒心を抱かせにくいとか、
そんな話も聞いたことがあるような気がしますが、詳しくは植物に聞いてみないとわかりません。

袋の大きさは、大体親指くらい。
去年の袋から変わらない大きさで、ジャイアント種でもないため、
これくらいが最大サイズなのかもしれないです。
栽培に当たっては、ハエトリグサのような癖もないので育てやすいかもです。
葉挿しで簡単に増えるし、ジャイアント種もいつかは育ててみたいですねー。



冬を越して春を過ぎたところ、花芽が上がってきました。
ハエトリグサは一属一種なもののモウセンゴケ科であり、花も似た感じのものが咲くのですが、
セファロタスは一科一属一種で、近縁種に当たるようなものも一切存在しないため、
どんな花を咲かせるのか、気になるところではあるのですが……。
聞くところによると、セファロタスの花は栽培下では非常に稔性が悪く、
さらに開花させると株が極端に弱り、枯死するとのことなので、
あとで摘んでおくことにします。
葉挿しで数も増やせればいいのですが、まだ葉数も多くないですし……。


最近陽射しが強いですねー……。
きちんと日焼け対策をしないと、左沢はダークエルフになってしまいそうです……。
ネペンテスの栽培スペースはといえば、きちんと遮光されたやわらかな陽射しに、
吹き抜ける風にミストシャワーの飛沫と気化熱で、ひんやり涼しいです。
元はsurface様の考案されたシステムを屋外用にアレンジしたものなのですが、
よく冷えて湿度も上がり、高地性ネペンテスには最適っぽいですねー。
去年は高地性は交配種メインでしたが、あの酷暑の中でもきちんと育ってくれました。
今年も上手く育ってくれると嬉しいです。



去年の秋頃、ホームセンターで売れ残っていた謎ネペン。
店内の園芸コーナーの暗く奥まった場所で、おそらく水も光も与えられずに放置されていた個体。
当然袋など一つもなく、タグにはネペンタスとだけ書かれており、
食虫植物らしさは全くない、ただの不健康な草って感じでした。
値段も割引から半額、見切り品へとランクダウンしており、憐れんでお迎えしたのでした……。



あれから幾星霜。
植え替えもして、ウツボカズラが好むであろう環境に置いた結果、
今では新しい袋も作って、見違えるほど元気に復活を遂げたのでした。
本当は袋はいくつもあったのですが、先日の例の事件でほとんどの袋は潰れて枯れてしまい、
今残っているのは最新の一つだけなのでした……。



袋。
ミランダあたりじゃないかなって思ってたけど、たぶんミランダっぽいですね。
ただ、この辺りは非常によく似た品種が多く、区別は難しいようです。
ベテラン栽培家のサイトでも、ラベルがなければ判別不能と書かれていますし……。



リップの深紅感がすごいですねー。
上位袋になってくると、赤みが抜けてストライプが出てくるのだとか。
今はまだ完全な下位袋ですが、徒長を始めたら早そうだなー……。
ホームセンターに並ぶレベルの強健種ですし。



無事な袋は一つになってしまいましたが、成長も早く次の芽も続々と出来ているので、
今の季節なら、すぐに新しい袋が出来てくれるのではないかと思います。
一つ一つが豪奢な袋も魅力的ですが、鈴なりになっているのも素敵ですし、
それも魅力の一つの形なのではないかと思います。


初夏の陽気も通り越し、もうすっかり真夏日が続いています……。
それもそのはず今週で5月も終わりで、気付けば今年も半分が過ぎそうという……。
時間が経つのは本当に早いですねー……。



Dionaea muscipula
うちのハエトリグサが、ようやく目覚め始めました。
毎年思うのですが、うちのハエトリグサ、ちょっと目覚め遅くないです……?
冬にガチガチに凍らせてるのも原因なのかもしれないですが……。
食虫植物としてはかなり好きな形ですが、あまり得意ではないかもです……。
冬に休眠してしまうのも、ちょっと寂しいですし。



やっと捕虫葉が開きました。
本当に遅いですねー……。
花芽も見えるので、あとで摘んでおかないとです。

この子はホームセンター由来の普通の子。
大きくもなければ赤くもなく、かといってアントシアニンフリーでもない、
特長が無いのが特徴みたいな子です。
一属一種のハエトリグサですが、最近は様々な変異個体が作出されています。
真っ赤たっだり、異形化していたり、巨大化していたり、興味深い品種が多いのも事実です。
ただ、それらの種類はなかなか手は出せないのですよねー。



D. muscipula 'Cluster traps'
初めての変種ハエトリグサ、去年の冬に輸入した子です。
比較的高価な品種の多い変種ハエトリグサですが、これだけ非常に安価だったので。
ただ、到着した5ミリ足らずの植物体を見て、
これは絶対育たないわー……と思い、あえて紹介していなかったのでした。
とりあえず植えてみて、他のハエトリたちと一緒に管理。
ガチガチに凍ったり、木枯らしに吹かれて水苔がカッサカサに干乾びたり、
そんな感じのゆるゆるな管理でしたが、意外にも生き残って成長を始めたのでした。
何て言い草だよ……。



あの水苔に絡まったゴミみたいな状態から、よくもここまで育ったとは思うのですが、
それでもまだまだとても小さな極小苗。
特徴なんかもまだ全く出ていませんねー。
そもそもクラスタートラップ?の特徴がどんななのかも知らないのですが……。
国内での栽培記事などは一切見たこともないですし……。
海外の記事によると、D.alienに非常によく似たフォームとのことですが、
そもそもディオネア・エイリアンの方もよく知らないのでわからないのでした。
H・R・ギーガー氏のエイリアン、かっこいいですよねー!

そもそもなんで蘭鉢に植えたんだろ……。
通常4号どころか、3号鉢とかでよかった気がします。
現状ただの小さなハエトリグサですが、数年もすれば大きくなると思いますし、
分球して数を増やせたら、それはそれで面白いことになるかもしれないです!

どんな姿になるのか、まずはそれを確かめてみたいところです。


5月も後半となって、気候もだいぶ安定してきましたねー。
夜温は涼しくはなりますが、寒いと感じるほどではなくなってきました。
低地性の子たちも安心して屋外で夜を越してゆけるようになりました。

秋に導入して、そのまま冬を迎え、動きの止まってしまった子たちも、
続々と動き出して、本当に楽しい季節になってきました。



N. peltata
このペルタタも、秋に導入して、そのまま動きの止まってしまった子の一つ。
長らくただのカラーリーフ状態でしたが、ようやく袋をつけてくれました。



葉も赤いですが、袋は真っ赤というより深紅な感じ。
株そのものが、全体的にいい色ですねー。
何気にうちに来ての初袋ですが、奇形とかではない感じ。
BEのペルタタは細長いタイプらしいですが、さすがにこの形で完成ということはないと思います。
今後どんな形になるのかはわかりませんが、大きくなったらどうなるのでしょうねー。



襟。
ストライプはまだまだ未発達な感じ。
ただ、BE-3464のペルタタは全て同一クローンらしいので、
もう少し大きく育てば、とても密な縞模様が入ってくれる素質は十分なはず。



次の袋の蕾。
前の袋が完成したので、これからじわじわ膨らんでくるはず。
今ついてる袋は、完成までにとても時間が掛かりましたが、
それは初春の肌寒い気候も影響してたのかと思います。
ペルタタの自生地は標高1300メートル前後のインターメディエイトですが、
寒さには耐えるものの、低地性として扱った方が成長はいいと聞きますし。
これからの陽気で、成長が加速してくれればいいのですが……。



相変わらず真っ赤な新芽。
毛深さも相まって、これぞペルタタって感じですよね。
用土は通気性が高く乾燥気味を好むらしいので、吊り鉢で管理したいところですが、
吊るす機構は余剰がなく、どうしたものかと思案しているところ。
徒長したグラシリスの姿がかなり乱れてきたので、
根元から新芽も出ていることだし、ばっさり切り落としてリセットしてもいいかなー。
徒長部分がなくなれば吊るす必要もないですし、その分でペルタタを吊ろうかと。

本当はポットハンガーをたくさん用意できたらいいのですが、
どうしてアレ、生産中止になってしまったのでしょうか……。


先日気付いたのですが、大谷園芸さんのところにジャンバン入荷してたんですね……。
しかもBE産の個体が、国内相場の1/4以下の値段で……。
欲しかったのですが、当然のごとく一瞬で売り切れるのは当たり前な訳で……。
ジャンバンはCarnivoria EUから輸入する予定ではあるのですが、
どうやらBEとCarnivoria EUでは、リップの形状が大きく異なるようで……。
Carnivoria EUからの輸入苗は状態がそこまで良くないこともあり、一抹の不安もある訳で……。
いつかはBEのジャンバンも、入手できたらいいですねー。



N. burkei x hamata
話は変わって、ブルケイxハマタです。
名前がちょっとブリハマチっぽくていい感じ。
とても昔のはなしですが……!

実を言えば、この子は新入りではなく以前から居た子なのですが、登場するのは今回が初めてです。
今まで登場しなかった理由は簡単、袋を全くつけなかったからです!
この度の春の陽気に袋をつけ始めるようになったので、紹介していこうかと!



袋。
うちに来てからの初袋ですが、環境には慣れてるはずなので奇形とかではない感じ……?
まだとても小さな袋ですが、蓋の上に生えた毛や、リップの牙など、
ハマタらしい性質はちらほらと見えていたり。
胴部分の斑模様もいい感じ。
成長しても、この形質が残ってくれればいいのですが、
残念ながらハマタの形質は非常に遺伝しにくいです……。
ヴィロサやマクロ、エドワードあたりもそうですが、牙系は全く遺伝しないっぽいですねー……。

ヴィロサやマクロは厳しいかもしれませんが、エドワードやハマタなどは、
いつかそのうち、原種にも挑戦してみたさがあります。
コスト的に気軽に挑戦できるような種類ではないので、いつか、そのうち……。



次の袋も膨らみ始めました。
うちの環境には慣れてくれたっぽい感じなので、この調子で育ってほしいところです。
小さいうちはハマタ似で、蕾のうちからけもけもしてますねー。
ハマタの下位袋は毛虫っぽいと聞きますが、本当にそんな感じです。
このままの形質で大きくなってくれたらいいのに……。



新芽の様子。
新しい葉っぱは、まだ少し頼りない感じ。
交配種だし、丈夫になってくれたらいいんですけどねー。
夏の暑さとか、たぶん平気だとは思うのですが……!


プロフィール
Author:左沢ねあ
Illustration:森野久真


コンクリートジャングル暮らしの現代エルフ、食虫植物をはじめ、ちょっと変わった植物を育ててます✨

毎週水曜日、日曜日の二回更新されます。
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