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4月も下旬に入ってきますが、ここ数日気温が上がりませんね……。
高地性種はそろそろ終日屋外管理に移行してもよさそうな時期なのですけれども。
週末辺りには、またガツンと夏日になる予報なので、気候も安定してきたらいいのですけどねー。
個人的には夜にケラが鳴き始める頃には、高地性種も取り込まなくて大丈夫です。
その頃になると、低地性種の保温の必要性も薄くなってきます。
あくまでうちの場合は、ですけれど。



先日、ドイツからの輸入苗が届きました。
今回輸入したのは、トラスマディ産のローウィです。
輸入代行はコスパはあまりよくないですが、一つだけ買いたいときには便利ですね。
手続き諸々代わりにやってくれますし、枯着保障も先方がしてくれます。
複数まとめて買うのならば、個人輸入一択ですけれど……。



植え付けました。
うちにはムル産のローウィが居り、以他に産地の個体と成長を比較してみたい、
……と、書いたのですが、念願かなってようやく実現できそうです。
現在のところは、リーフスパンは同じくらいですが、袋のサイズは全然違います。
葉の形なんかも結構差異があったりで、並べて育てたら本当に面白そうです。
もっとも、輸入苗なので先に順化させないといけませんけれど。
これで順化に失敗とかしたら、泣くに泣けないですね……。



袋はかなりいいサイズ。
ただ、輸入時に着いてる袋は環境の変化で絶対に長持ちしませんので、すぐに枯れ落ちるはずです。
うちでもこれくらいのサイズの袋を着けてくれたら嬉しいのですけれど、
ムル産の個体の着袋の様子とか見てると、気が遠くなってきますね……。
あの遅さがムル産だけに見られるものならいいのですけれど、きっとそんなことはないでしょうし。



膨らみかけの袋。
こっちもなかなかいいサイズになりそうですが、経験上輸入時に出来かけの袋も完成せずに落ちます。
もし完成しても変形のきつい奇形ピッチャーになり、長持ちもしません。



ブレブレですけど頂芽の状態。
若干開きかけて、葉になりつつあります。
袋を着けてくれる本命は、この葉の中から出てくる次の頂芽です。
100%新しい環境に来てから作られた、所謂ゼロからピッチャーですね。
そこまできたら、うちの環境に完全に馴染んでますし、順化も大成功です。
輸入直後の状態は本当に弱り切っていますし、不安になるものですねー……。
しばらくは屋内で養生する期間が続きますが、早く一緒に屋外に並べるようになればいいですね。
ある程度根っこが発達してくれないと、屋外だと風で植物体だけ飛んでしまいそうで怖いです。
ほぼ根無し状態なので、屋内でしっかり養生して順化させていきたいと思います。
梅雨の長雨の時期に合わせて、他の子と一緒に通常管理に移行できたらいいですね。

今日は体調が悪くて文字を考えてる余裕がないので簡潔に書かせてください。



N. aristolochioides x ventricosa BE-3447 #1 / Borneo Exotics
今日は曇っていて風も冷たく、気温が上がらなかったですねー。
いつものように高地性種だけ外に出しましたが、肌寒かったので早めに取り込みました。
画像は有機用土側のアリストリコーサ。
植え替え以降とても調子がよく、大きめの袋をポコポコと着けてくれます。

外に出してから蓋が小さくなり、袋の完成前から開いてる子がちらほら見えます。
原因はおそらく湿度不足。
春の空気って意外に乾燥しますし、今年は雨が少ないですからねー。
袋の形は上位袋に近付いてきました。
横から見ると大きく胸を張った感じです。
この画像は正面からですけれど……。



N. aristolochioides x ventricosa BE-3447 #2 / Borneo Exotics
今日の記事は上記で全部書き切った感あるので、後は適当に。
この個体は無機用土側。
この子も植え替え以降は大きめの袋を続々着けているので、きっと調子はいいです。
やっぱり狭い鉢に古い用土だと、調子は上がらないのでしょうねー。



N. vogelii BE-3256 / Borneo Exotics
膨らみかけの袋。
鉢の外に出来たのは初めてです。
あんまり変わってないと思いましたけれど、一応大きくはなってるのですねー。



N. attenboroughii BE-3693 / Borneo Exotics
えらくまんまるですけれど、たぶんまだ本来なら蓋が開いてない状態なんでしょうねー。
ちなみに既に虫が落ちてます。
これから口がばこっと開いていつもの形になるのだと思います。
ラジャやアッテンボロギは途中で蓋開いてる率高いんですけど、
本来ならもっと空中湿度の高い状態を好むってことだったりするのでしょうか。

桜前線をもたらした時期外れの陽気も落ち着いてきました。
4月に入ってからは連日春の嵐が吹き荒れています。
予報によれば、明日もまた25メートル超えの暴風になるとのこと……。
天気はいいのに外に出せない日は、とてももどかしいです。



N. reinwardtiana BE-3671 / Borneo Exotics
冬の終わりに植え替えたレインワルドティアナ。
この子はなんだかいつもくたびれたような葉を出しているのですが、
鉢が広くなってからリーフジャンプもしたので、元々こんな葉なのかもしれません。
植え替え以降もしっかり袋を着けてくれていますし。



袋の大きさは13センチ程度。
大きめの口に薄いリップ、レインワルドティアナらしいと言えば聞こえはよさそうですが、
特長らしい特徴も特にない、そんな袋です。
アラタ辺りと交配したら、もう何も特徴が残らないような……。
そんなレインワルドさんにも、袋の内側に二つの目玉模様のような蜜線があり、
ものっすごく地味ですけど、一応特徴的なものがあるのです!



画像だと映ってないし……。
アイデンティティー消失待ったなしです。
一応袋内部のアイスポットの辺りから蜜的なものが出ているのは確認しているので、
映ってはおらずとも、きちんと役割は果たしているのだと思います。

蜜といえば、最近一部の鉢がガムシロップをこぼした後のような、
ベタベタと気持ち悪い感触がしていたのですが、何が原因か確認してみたところ、
アリストリコーサの袋からボタボタと蜜が垂れ流し状態になってたのでした。
原因になってた袋を見てみたところ、ベトベトどころかガビガビですよ。
舐めたら甘そうな気もしますが、確かめる勇気はないです。
調子はよさそうなのでいいんですけど……。



植え替え以降も袋は次々膨らんでます。
とても丈夫な種類とは思いますが、本種は個体差がとんでもなく大きいので、
うちで上手く育っているからと、一概に強いとは言えないのが微妙なところ。
少なくとも、このクローンが丈夫なことだけは確かです。



頂芽と最新の葉。
いつもくたびれた葉をしてるとは思っていたのですが、
展開したての新品だと、多少は艶があるみたいです。
最近は雨も少なく乾燥しているので、屋外管理時の湿度不足もありそうですが……。
屋内から屋外への環境変化もありますし。
そんなに気を遣わなくてもそれなりに育つので、なあなあな管理になっていますけれど、
もしか本種が本当に好む環境を用意できれば、あるいは化けるのかもしれません。

……本種の袋が鈴生りになったところで、見た目アラタとあんまり変わらない気もしますけれど。

桜ももうほぼ散って、葉桜に移行しつつあります。
本当に桜の季節はあっという間ですねー。
ひらひらと落ちてくる花弁も風情があって綺麗です。
ソメイヨシノはもう終わりですが、これから八重桜も咲いたりで、
桜の季節はもうちっとだけ続くんじゃ。



N. madagascariensis / Malesiana Tropicals
なんかネペンテスの記事を書くのは久々な気がします。
最近は朝外に出して夜に取り込むだけで、写真も全然撮ってなかったですしねー。

今日記事にするのはマダガスカリエンシス。
湿生の低地性種で、夏の間のサラセニアのような環境を好みます。
今期の冬は特に寒く、日照もあまりなかったですし、
高温と直射に近い強光を好む本種は、さぞかし調子を落としているかと思えば……。

全くそんなことはなく、葉色もよくて艶もあり、
袋もしっかり着けていたのでした。




冬の間はあまり光に当てられなかったのですが、存外にいい色の袋です。
まだまだロワーなので袋に特徴は出ていませんが、
茎は少し徒長している気もするので、これから気温も上がり陽射しも強くなるので、
これからの季節の成長に期待です。
……陽射しが弱かったせいで徒長してるだけかもですけれど。



意外なことに、次の袋もちゃんと膨らんでます。
本種はネペンテスの中でも特異な環境に自生する種類なので、
きっちり環境を再現しないと愚図つくと思っていたのですが、そんなことはないみたいで、
最低限それなりの気温と、たっぷりの水分だけあれば、それなりに成長して袋も出来るみたいです。
もちろんベストな環境を整えるのに越したことは無いのでしょうけれど……。
でも、思った以上にかなり強い種類みたいですねー。

ただし水切れだけには本当に弱く、他種のネペンテスと同じように、
用土が乾いてから潅水しようとすると、一発でしおしおに萎れてしまいます。
すぐに潅水すれば元に戻りますが、本種だけは腰水で管理した方が安心です。



頂芽と新しい葉。
本種の葉っぱは本当に鮮やかな緑色をしていて、
葉の表面もワックスを塗ったような艶があります。
冬の間はあまり陽に当てられなかったのに、やけに健康そうです……。
節間も伸びつつあるような気もするので、夏の間には袋にも変化が見られたらいいのですが。



本種の特徴として、非常に脇芽が出やすいのですが、
うちでも例に漏れず、ポコポコと脇芽を出しています。
そのままにしておくとブッシュ状に育つらしいのですが、
あんまりごちゃごちゃするのもあれなので、切り取ろうか悩みます。
脇芽を挿してみるのも楽しそうですしねー。
過労とストレスと寝不足で頭痛と吐き気がひどいです。
自分のタスクの処理能力の低さが、つくづく嫌になります。



N. attenboroughii BE-3693 / Borneo Exotics
最近暖かい日が続いていたので油断してましたが、今日になって急に寒いです。
桜の蕾も膨らんできましたが、一気に冬に戻ったようです。

画像は1月に植え替えたアッテンボロギ。
今日は一日冷たい雨が降っていて、画像が暗いのはご理解ください。
あれからもう2ヵ月も経つのですね……、この調子だと今年もすぐに終わっちゃいそうですけれど。
植え替え以前に着いていた袋は、植え替えによるショックで枯れてしまいましたが、
本体の方は成長を止めることはなく、落とした袋の代わりを続々と着けているので、
調子としては悪くないですし、植え替えも成功だったのではないでしょうか。



植え替え後に最初にできた袋、位置が悪くて見えづらいです。
まだまだ3センチほどと小さな袋ですが、小さいなりにベル型の片鱗は見えています。
もっと大きくなれば、よりアッテンボロギらしさも出てくると思います。
夏以降にどれくらい大きくなるかが楽しみです。



膨らみ途中の次の袋。
よくわからないけどこの個体、最初から蓋の閉じてない状態で袋を形成します。
もう少し大きくなったら、上記の袋みたいに口が大きく拡がり、蓋が立ち上がって完成します。
アッテンボロギってこういうものなのか、それともうちの個体だけなのか。
大きくなったら見られなくなる現象なのか、さっぱりわかりません。
アッテンボロギの栽培記録なんて、探しても見つからないですし……。



次第に膨らみ始めた蕾。
画像だと分りにくいですが、この段階で蓋が開いています。
なんなのでしょうねー、これ……。
蓋が開いていても特に変わりなく膨らんで、大きくなればきちんとなるので別にいいのですが、
やっぱりなんだか少し気になります。



頂芽が開いて葉になりかけています。
サイズ的には前回と変わらず、ジャンプの兆候はありません。
というかピントが後ろの半分枯れた袋に合っていますけれど……。
これくらいのサイズの葉は結構たくさん出たので、そろそろサイズアップしてほしいところです。

プロフィール
Author:左沢ねあ
Illustration:森野久真


コンクリートジャングル暮らしの現代エルフ、食虫植物をはじめ、ちょっと変わった植物を育ててます✨

毎週水曜日、日曜日の二回更新されます。
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