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この記事が、平成最期の記事となります。
時代は令和へと移り変わってゆくことになりますが、次の時代はどんなことが起こるのでしょうねー。
このブログも容量限界目前ですし、元号変更に合わせて移転しようかとも思っていたのですけれど、
まー準備が間に合わないですよねーっていうお話で。

ここはネペンテスブログらしく、最後はウツボカズラでばちこりと決めようと思ってたんですよ。
高地性種も完全野外栽培に移行して、調子も上がってきましたし、
屋内だと夜温も保てるので、そろそろ温室も畳もうかとも思ってたんです。

ここに来て、今日の気温3度とかいう不意打ちですよ。
急遽高地性種も屋内退避する形に……><。
もうすっかり葉桜の時期だというのに、局所的には雪が降ってるらしいですし……。
一時的な寒の戻りらしいので、週明けにはまた元に戻るらしいですけど。



E. c. maurus
コロ虹が脱皮してました。
脱皮直後特有の、辛うじて虹色の分かるアングル。
排泄物と揶揄される本種、写真だと全然綺麗でもないですけど実物はキラキラです。
飼育者の特権とは思うのですが、あまり人気も無いらしいのでわかってもらえないのが悲しいところ。

脱皮周期はといば、今までに比べると3週間くらい伸びました。
気付けば頭も大きくなってたし、成長することで周期が伸びた、ともいえそうですが、
実を言えば、心当たりは他にあるのですよね……。
先月中旬以降、コロ虹の餌食いが明らかに落ちてました。
その理由にも明確な心当たりがあり、飼育環境の悪化とかではないのですが……。

冷凍マウスはある程度の数をまとめ買いしているのですが、
在庫が無くなったので、いつものお店に仕入れに行ったところ売り切れだったのでした。
そこで仕方なく、別のお店で買ってきたのですけれど……。

普段のお店はしょっちゅう売り切れてるくらいに回転率がいいので、
冷凍マウスも入荷したてで新しくて鮮度もよくていいのですけれど、
今回買ったところだと、一体いつから冷凍庫に入ってたのか疑いたくなるようなものでした。
個包装の中は霜だらけで冷凍焼けしてる感じの……。
中には組織が挫滅していて、解凍中にとろけてしまうものまでありました。

普段は引き戸を開けた瞬間に水入れから出てきて、差し出した瞬間にバクっと喰い付いてぐるんと巻いて、
それはもう美味しそうに嬉しそうに食べてくれるのですけれど、
今回買ったマウスにして以降は、しばらく匂いを嗅いでから、
仕方なさそうに不味そうに食べるんですよね……。
お腹空いてるから一応食べるけど……、みたいな。
実際、今までのような幼体向けのハイペース給餌だと食べないことも多かったです。

普通に考えて、やっぱり美味しくないんでしょうねー。
コロ虹以外だったら拒食してるやつですよ、これ……。
さっさと使い切っていつものところで買いたいところですが、
いかんせん食いが悪いのでなかなか減らないという悪循環に陥ってます。
捨てろって言われたらそれまでなんですけど……。
脱皮が終わったので、お疲れさまとご褒美に1個あげたところ、「は?」みたいな顔されました。



頭が大きくなったので、そろそろ餌のサイズアップを検討したいところですが、
アダルトマウスに相当するラットって、どの段階のサイズなんでしょうねー。
サイズアップといえば今使ってる水容器も、みっちり詰まってる感がすごいので、
そろそろサイズアップしようかと思ってます……どうせ100均タッパーですけどね(笑)

ちなみにですけど、水容器は常に2つ入れてあります。
床材にウッドシェイブを使用している環境上、どうしても湿度が低くなりがちで、
アナコンダかよってくらいに常時水入れに浸かっており、割とすぐに水を汚すのですが、
蛇自身も汚い水に浸かるのは嫌なのか、汚すともう片方に移動するので、
蛇が入ってない方の水入れを掃除する……というローテーションができています。
実質トイレ覚えてるような感じになってるので、世話が楽で助かります……。

お迎え当初に比べれば長くなって太さも出てきたので、成長を実感できるのですが、
抱き蛇というにはまだまだな感じなので、もう少し大きくなってほしいところです。

体調が最悪です……。
元々具合が悪いところに、最近の昼夜の寒暖差で風邪ひきました。
抵抗力とかもそもそも落ちてたのかもしれませんね。



N. inermis Gunung Gadut / Wistuba
タイトルの通り、今回は近況ということで、目についた子をちらっと書いていきます。
詳しくはまた後程、各々書いていこうかと思います。

久々の登場のイネルミス。
……というか、冬の間はほとんどネペンテス関連の記事を書いていなかったので、
誰が登場しても久しぶりってことになるんじゃないかなって気がします……。

この子はおそらく原種としては、うちの環境と一番相性がいいです。
ベントラタやアリストリコーサは別ですよ……。
あの子らは、たぶんどんな環境でもぐんぐん成長すると思うので。

葉よりも大きな袋を着けているので、調子はよさそうです。
問題としては、埋め戻しも兼ねて植え替えしても、あっという間に徒長してしまうので、
支柱を立てて伸ばしてあげる形にした方がよさそうです。
その方が上位袋に移行しやすくもなると思いますし。

この子は今の袋の蓋が開いた頃に、個別に記事にします。



N. jamban BE-3276 / Borneo Exotics
お次も同じくスマトラ高山性原種のジャンバン。
去年の酷暑で調子を落として、続いての冬の屋内栽培でボロボロの惨状でしたが、
野外栽培に移行してからは、ようやく綺麗な葉を出してくれました。
袋の着きそうな蔓も出てきたので、これからに期待です。

この子も袋が完成したら、そのときに改めて記事にしようかと思います。



N. rajah Thomas Alt clone / Y's Exotics
超極小苗からコツコツと育ててきたラジャ。
この画像だとわかりにくいですが、一応リーフスパン10センチは超えました。
導入当初は2センチ弱の頼りない苗だった頃から見ているので感慨深いです。
このサイズになれば、下手に根を弄ったりしなければ安心ですねー。

冬に屋内栽培に移行して以降、成長がぱたりと止まりましたが、
外に出したら途端に成長を再開して、新しい袋を作っています。
頂芽もぐいぐい伸びているので、今年も屋外期間はサイズアップが期待できそうです。



N. truncata / Y's Exotics
うちの最古参のトランカータ。
越冬3回目にして初めて成功した感じで、春になってからの勢いが去年までと違います。
……今までの越冬失敗とはいっても、枯れたりした訳ではなかったのですけれど、
ドライアウトで枯死寸前にしたり、冬に高地性と同じ管理にしたところ、
暖かくなってからも今一つ勢いが乗らなかったりと……。

今回は低地性種として管理したところ、屋外に出した途端に袋を3つも着けたので幸先がいいです。
やっぱり本種はいくら丈夫とはいっても、基本的には低地性種なのですねー。

この子は初めてお迎えした種類ということもあり、試行錯誤の連続で遠回りもしてしまいましたが、
怪物めいたサイズを目指して、これからも少しずつ成長を見守っていけたらと思います。

最近夜温が10度を超えるようになってきたので、高地性種を完全屋外栽培に移行しています。
屋外栽培移行時は環境の急変によって、一時的に調子を落としたり葉焼けしたりすると思いますが、
重篤な症状が出ないように様子を見つつ、少しずつ環境に慣らしていきます。

屋外栽培に移行する際には、夜に螻蛄が鳴き始めるのを目安としています。
都会で螻蛄の鳴き声なんて聞こえるのって話ですけど、都内といっても23区以外は基本的に田舎ですので。
青梅とか奥多摩とか現代に残る秘境ですよ。



謎の幼虫……が入ってる土。
今年の予定が全部潰れて腐っていたところ、森野に渡されました。
私は一度中身を見ているのですけれど、忌むべき根っ切り虫みたいなのが入ってました。
わざわざ画像用意するためだけに引きずり出すのもあれなので、容器ごと撮ってます。
控えめに言って、ただの土です。
なんでこんなの飼わなきゃならないんですか……と思いつつも、一応飼育しています。
飼育とは言っても部屋に置いてるだけですけど。
一応真面目に考察すると、何かしらの甲虫類の幼虫のようです。

今までに結構いろいろな種類の生物を飼育したりもしてきたのですけれど、
数週間飼育してみて思ったことは、今まで飼った中でもダントツで飼っててつまらないです。
ちなみにこの幼虫の前まで1位だったのはオカヤドカリでした。
あっちも脱皮期間は半年単位で砂飼ってる状態なのですが、
脱皮を終えれば餌も食べるし、夜な夜なガチャガチャ煩かったり、
一応は何か飼育している……という体は成していたんですよ。
たぶん地中棲のタランチュラとか、こんな感じなんだと思います。

それに引き換え、こっちは土が餌を兼用しているので、
干乾びないように観察して、たまに加水するだけ……という、まさに土を飼っているというか、
部屋に土を置いているだけのような、謎の状態が続いています……なんだこれ。
数ヵ月に一度、用土を交換するらしいのですが、その時になれば雌雄判別が可能になるそうです。

……雌雄の前に種類教えといてください森野。
ここ数ヵ月体調不良が続いていましたが、ここ数週間本格的にヤバめです。
入院を勧められたりもしたのですが、入院したところで出来ることもないので、
とりあえずは意思を尊重して自宅療養という形に落ち着いています。
……今入院したら、ネペンテスとか全部枯れそうですし。
そう考えると、飼育や栽培ってリスクのある趣味ですよね。



ケヅメリクガメ。
最近すっかり春らしくなったので外に居ることが多いです。
大好物のタンポポの花も食べ放題です。
ちなみにお散歩範囲は私有地のみなので、農薬やら除草剤やらの心配がない場所で、
変なものを食べたりしないように、散歩中は付きっきりで見てますよ……と、予防線を張っておきます。

……爬虫類の散歩って近年のSNSだと炎上案件ですけど、
炎上するのはヘビとかトカゲばっかりで、カメ辺りは逆に面白がられたりしますよね。
やっぱり世間一般のイメージとか偏見によるものなのでしょうか。
以前にサバンナモニターの散歩で炎上した方とか居ましたけど、
きちんとリードを着けていた以上、危険性は犬と何ら変わらないと思うのですが……。

最近だとボールパイソンのお花見での大炎上とかもありましたけど、
やっぱり一般から見れば、蛇なんて恐怖と嫌悪の対象でしかないんだろうなと思うと、少し悲しいですね。
……もっともあれは、今年のクソ寒い時期に地べたに放し飼いにして可哀想、という意見が大多数でしたが。

カメやトカゲ等の昼行性の爬虫類はバスキングという性質があるので、
多少気温が低くても、天気が良ければ体温を上げられるので活動できるのですが、
夜行性のヘビにあの真冬みたいな気温の中はさすがに無理でしょ……。
ただ、さすがにカメでも晴れてるからといって寒い中連れ出すのは無理ですよ。
うちでは気温16度をデッドラインとして、20度前後くらいを目安として屋外飼育しています。
夏なんかで30度を超すと、逆に暑がって木陰から出てこなくなります。

トカゲとかは屋外で疾走されると手が付けられませんが、
リクガメだとどれだけ急いだところで、早歩きで追いつける速さなので、
そういった扱いやすさも、リクガメの散歩が世間から市民権を得るに至る理由なのかもしれませんね。
草食なところもポイント高い気がします、イグアナも草食ですが最近テレビで叩かれてますけど。



Procambarus clarkii cv. cobalt
コバルトクラーキー(アメリカザリガニ青変固定品種)
この子は採集個体ではなく買ってきた子です、ちなみにオスです。
前回登場のワイルドブルーがメスだったので、ペアにできるかなーと……。
ショップにはフロリダハマーも居たのですが、形がシュッとしててかっこいいですね。
色も不自然なくらいに綺麗なエレクトリック・ブルーです。
1匹だけ青ザリ飼いたいならフロリダハマーでも十分じゃないかなって思います。
冬場ヒーターが必要になる辺りが少しだけ大変ですけど。

話が逸れましたが、メス個体も前回登場時は小さかったですが、
なんだかんだで今では7センチくらいまで育ってしまっていて、
逆に入手可能だったオスのコバクラは1センチ足らずの微小体のみだったので、
なんとかその差を埋めるために、パワーフィーディング気味で促成飼育しています。
ザリガニのパワーフィーディングは手間さえ掛けたら非常に簡単で、
水温を高めに保ちながら、餌は極少量を持続的に与え続けて常に何か食べてるような状態に、
換水は1日1回という超高頻度で脱皮を促します。

その結果、1センチ足らずのサイズから2週間で4センチまで急成長しました。
メスのサイズに追いつくには、もう少し掛かりそうでしたが、
無茶な成長をさせすぎた所為か、少し問題が……。
ザリガニって脱皮直前になると、殻に隙間ができて身の部分が見えるようになって、
そうなると大抵数時間、遅くとも半日もしたら脱皮するのですけれど、
その状態になったまま、3日以上脱皮しなかったのでした。

どう見ても抜けなかったタイプの脱皮不全で、このタイプは致死性……、
……と思っていたら4日目くらいに何事もなかったように脱皮して元通りになったのでした。
おそらく原因は、脱皮を促し過ぎたため、体内で脱皮の準備が整っていないうちに、
外骨格だけが脱皮の準備を進めてしまった所為だと考えられます。
体内の準備が整うまで、抜けかけの状態で待ってたのではないかと……。
あまりにも急激すぎる成長は負担も大きいので、促成飼育はほどほどにしないとダメですね。

一番驚いたのは、オスとして売られていた体長数ミリの個体を、
ある程度育ててみたら本当にオスだったということ。
別に疑っていた訳ではないのですが、一体どうやって判別してるんでしょうね、これ……。



P. clarkii var. wild blue
アメリカザリガニ(野生下青変個体)
前回登場時に比べてかなり大きくなりました。
特にハサミが大型化したので、かわいいというよりかっこいい感じに。
……というか写真撮るの難しすぎるんですけど。
常に忙しなく動き回っているのでフォーカス全然合わないし、真っ直ぐになってくれません。

一時期置き場所の関係で一切光の当たらない環境に置いたところ、
青色が飛んで白っぽい感じになってしまいました。
明るい場所に戻したら色も戻ってきたので、発色の上では日照条件も重要になってきそうです。
……かといって直射日光に当てたりしたら、煮えてしまいそうですけれど。

やっぱりフロリダブルーやコバクラ等の改良種に比べると、
少し青の発色は弱い気もしますが、それでも十分かっこいいと思います。
おそらくこの子の居た用水路でたまに見かける青いような気がする程度の個体は、
青色遺伝子のヘテロ表現個体だったのではないでしょうか。
そういう個体同士が出会って繁殖すると、ホモ表現となった強い青色の個体が一定確率で発生する感じの。
もっとも、野生下でザリガニの幼生の生存率とか限りなく低いですし、
たまたま青色遺伝子の揃った個体が運良く生き残るとか、奇跡みたいな確率なんでしょうね。
それでも青い個体が居るということは、そんな奇跡が確かに起こっているのだと考えると、
自然ってすごいんだなー……と思います。
この子を採集できたのは、冬の寒い時期で本格的に淘汰される前に確保できたというのもありそうです。
冬にザリガニなんて採れるの?……というお話ですが、
農閑期に水の涸れる農業用水路なんかだと、巣穴を掘れる大型個体しか居ないのですが、
その源流となる大型用水路辺りでは、冬でも幼生が結構採れたりします。
そこまでして採る理由は、あんまり感じないですけれど……。

メスの方が大きくはなってしまいましたが、これくらいになったら脱皮ペースも落ちてくるでしょうし、
そう遠くないうちに、自然とサイズは揃ってくるんじゃないかなー……と、楽観しています。
目下の課題は100円プラケだともう狭いので、もう少し広い容器に移そうかと思います。


プロフィール
Author:左沢ねあ
Illustration:森野久真


コンクリートジャングル暮らしの現代エルフ、食虫植物をはじめ、ちょっと変わった植物を育ててます✨

毎週水曜日、日曜日の二回更新されます。
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