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Procambarus clarkii cv. cobalt
コバルトクラーキー(アメリカザリガニ青変固定品種)
この子は採集個体ではなく買ってきた子です、ちなみにオスです。
前回登場のワイルドブルーがメスだったので、ペアにできるかなーと……。
ショップにはフロリダハマーも居たのですが、形がシュッとしててかっこいいですね。
色も不自然なくらいに綺麗なエレクトリック・ブルーです。
1匹だけ青ザリ飼いたいならフロリダハマーでも十分じゃないかなって思います。
冬場ヒーターが必要になる辺りが少しだけ大変ですけど。
話が逸れましたが、メス個体も前回登場時は小さかったですが、
なんだかんだで今では7センチくらいまで育ってしまっていて、
逆に入手可能だったオスのコバクラは1センチ足らずの微小体のみだったので、
なんとかその差を埋めるために、パワーフィーディング気味で促成飼育しています。
ザリガニのパワーフィーディングは手間さえ掛けたら非常に簡単で、
水温を高めに保ちながら、餌は極少量を持続的に与え続けて常に何か食べてるような状態に、
換水は1日1回という超高頻度で脱皮を促します。
その結果、1センチ足らずのサイズから2週間で4センチまで急成長しました。
メスのサイズに追いつくには、もう少し掛かりそうでしたが、
無茶な成長をさせすぎた所為か、少し問題が……。
ザリガニって脱皮直前になると、殻に隙間ができて身の部分が見えるようになって、
そうなると大抵数時間、遅くとも半日もしたら脱皮するのですけれど、
その状態になったまま、3日以上脱皮しなかったのでした。
どう見ても抜けなかったタイプの脱皮不全で、このタイプは致死性……、
……と思っていたら4日目くらいに何事もなかったように脱皮して元通りになったのでした。
おそらく原因は、脱皮を促し過ぎたため、体内で脱皮の準備が整っていないうちに、
外骨格だけが脱皮の準備を進めてしまった所為だと考えられます。
体内の準備が整うまで、抜けかけの状態で待ってたのではないかと……。
あまりにも急激すぎる成長は負担も大きいので、促成飼育はほどほどにしないとダメですね。
一番驚いたのは、オスとして売られていた体長数ミリの個体を、
ある程度育ててみたら本当にオスだったということ。
別に疑っていた訳ではないのですが、一体どうやって判別してるんでしょうね、これ……。
P. clarkii var. wild blue
アメリカザリガニ(野生下青変個体)
前回登場時に比べてかなり大きくなりました。
特にハサミが大型化したので、かわいいというよりかっこいい感じに。
……というか写真撮るの難しすぎるんですけど。
常に忙しなく動き回っているのでフォーカス全然合わないし、真っ直ぐになってくれません。
一時期置き場所の関係で一切光の当たらない環境に置いたところ、
青色が飛んで白っぽい感じになってしまいました。
明るい場所に戻したら色も戻ってきたので、発色の上では日照条件も重要になってきそうです。
……かといって直射日光に当てたりしたら、煮えてしまいそうですけれど。
やっぱりフロリダブルーやコバクラ等の改良種に比べると、
少し青の発色は弱い気もしますが、それでも十分かっこいいと思います。
おそらくこの子の居た用水路でたまに見かける青いような気がする程度の個体は、
青色遺伝子のヘテロ表現個体だったのではないでしょうか。
そういう個体同士が出会って繁殖すると、ホモ表現となった強い青色の個体が一定確率で発生する感じの。
もっとも、野生下でザリガニの幼生の生存率とか限りなく低いですし、
たまたま青色遺伝子の揃った個体が運良く生き残るとか、奇跡みたいな確率なんでしょうね。
それでも青い個体が居るということは、そんな奇跡が確かに起こっているのだと考えると、
自然ってすごいんだなー……と思います。
この子を採集できたのは、冬の寒い時期で本格的に淘汰される前に確保できたというのもありそうです。
冬にザリガニなんて採れるの?……というお話ですが、
農閑期に水の涸れる農業用水路なんかだと、巣穴を掘れる大型個体しか居ないのですが、
その源流となる大型用水路辺りでは、冬でも幼生が結構採れたりします。
そこまでして採る理由は、あんまり感じないですけれど……。
メスの方が大きくはなってしまいましたが、これくらいになったら脱皮ペースも落ちてくるでしょうし、
そう遠くないうちに、自然とサイズは揃ってくるんじゃないかなー……と、楽観しています。
目下の課題は100円プラケだともう狭いので、もう少し広い容器に移そうかと思います。
プロフィール
Author:左沢ねあ
Illustration:森野久真
コンクリートジャングル暮らしの現代エルフ、食虫植物をはじめ、ちょっと変わった植物を育ててます✨
毎週水曜日、日曜日の二回更新されます。
Illustration:森野久真
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