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最近ちょっと無理をしすぎた所為か、体調が最悪です。
今入院したりしたら、仕事も栽培品も全部台無しなので、
身体がなんとか持ってくれたらいいのですけれど……。



N. jamban David / Carnivoria EU
みんな大好き最近流行りの小型ネペンテス、ジャンバン。
私の体調とは裏腹に絶好調です。
夜温を保つようになってから、さらに成長が加速しました。
本当にもう交配種のような強さです。



最新の袋。
ジャンバンらしさはありますが、まだまだジャンバンの下位袋というには未熟な形。
輸入してから初めて作った袋が先日枯れたのですが、
繊細そうな見た目に反して半年以上長持ちします。
ただ、蔓が細く、草体も細く伸び上がるため、強い風には弱そうです。
支柱は欠かせないですね……。



待機中の次の袋。
ほぼ完成状態なので、数日で蓋が開くと思います。
前回の袋に比べると丸みが強く、下部の細さも際立ってきたため、
少しずつジャンバンらしさが出てきたみたいです。



さらに次に待機している最新の蕾。
この成長速度なら、きっとすぐに完成するのでしょうね。
ローウィ辺りの成長激遅な種類にも見習ってほしいです。
蕾のうちから袋の特徴が出ているのも面白いですよね。



頂芽もぐいぐい伸びていい感じです。
中にはさらに次の芽も見えてます。
草体が細長いので既に徒長しているようにも見えますが、
まだまだ未熟なので、今年中に大きな葉を出させるようにして、
来年くらいには上位袋を狙っていきたいところです。



N. jamban BE-3276 / Borneo Exotics
問題児だったBEのジャンバンの方も、夜温を保つようにしてから成長が軌道に乗ってきました。
本来は赤い袋になるはずでしたが、環境のせいか黄色い袋です。
ただ、これはほぼ完成状態のまま止まっていた袋で、
夜温を保つようにしてから作り始めたわけではないです。



ですが、先の袋が完成すると同時に、次の袋をすごい早さで作り始めました。
導入してからずっと愚図ついてましたが、調子が戻ればやっぱりジャンバンらしい強さを持ってます。
この子も今年の夏は、一気に大きくしたいところです。
奇抜なデザインの袋とは裏腹に、とても丈夫で強健な原種なのです。

……あんまり長文書く元気がなかったので画像多くして誤魔化してますけれど、
正直これくらいの方が読みやすいんじゃないかなって……。

やるべきこともやりたいことも山積みですが、時間も手も足りません。
出来ることといえば、優先順位を決めて一つずつ片付けてゆくしかないのですが……。



N. veitchii x burbidgeae / Exotica Plants
先日気付いたのですが、いくつかの個体の葉に病変のような症状が現れています。
ネペンテスの病気については、こちらを参照。
surface様のブログで詳しく解説されています。



N. glacillis
症状を見たところ、炭疽病のように見えます。
どちらにしても、おそらくは常在菌による症状だと思いますので、
何かしらの薬を使おうかと思います。
それより問題は、何故このような症状が出たのかということ。
常在菌に侵されるということは、何かしらによって抵抗力が落ち、
株が弱っているということに他なりません。
では、なぜそのような状態になったのか……。



N. xHookeriana / Malesiana Tropicals
思い当たる原因としては、これらの症状の出た鉢は、総じて用土が過乾燥気味だったということ。
根部の過湿はよくないことですが、過度の乾燥もよくないということは、
以前シブヤンエンシスでも学んだことですが、乾きすぎによって根が弱り、
結果、株全体の抵抗力も弱り、常在菌の侵食を許してしまったのではないかと。
やっぱり、冬の間の環境作りは難しいですね……。

最初に発症したこのフーケリアナは現時点で快方に向かっており、
新しく出した葉は小さくはなったものの、病変は出ていないことから、このまま収束しそうです。
植物の病気は不治のものも多くて怖いですが、最悪の事態は避けられそうです。
屋外栽培が可能になる季節まであと少し。
人も植物も病気などしないように、気をつけていきたいところです。

今日も時間がありませんので、手短に書いていきます。



春も近付いて陽の照射角度も変わり、奥まった場所に置いた個体には全く陽が当たらなくなっていたため、
昼間にはこうして窓際に並べて、夕方に高地性も含めて、ほとんどの種類を温室に取り込んでいます。
効果は覿面で、陽の当っていなかったアンプラリアはメキメキと新芽を伸ばして新しい袋の準備を始め、
低温障害こそ起こしてはいなかったものの、代謝が鈍り成長の止まっていた高地性種も活動を再開しました。
高地性種は自生地の環境的に、一時的にかなりの低温にまで耐えられますが、
やっぱりそんな環境ではまともな成長、ましてや新しく袋を着けさせるのは難しそうです。
うちでは高地性は最低限の加温で凌いでいましたが、育てるならちゃんと大きく育ってほしいですし。
高地性種の夜温の重要性は、去年もアッテンボロギで学んだはずだったんですけどねー……。

さて、温室に取り込んでいるのは高地性種の一部と書きましたが、
温室に取り込んでない子が居るのも事実。
今回紹介するのは、夜温10度を下回るような環境でも平気で次々袋を着けるような子です。



N. aristolochioides x ventricosa BE-3447 / Borneo Exotics
冬ネペン代表、寒いの大好きアリストリコーサ。
……別に寒いのが好きな訳ではなく、平気なだけなのですが。
この子は本当に一年中絶好調ですしね……。

先月植え替えをしてから、本当に絶好調です。
やっぱり鉢が狭かったのと、用土が傷んでいたので本調子じゃなかったみたいですね。
今着いているのは元々あった袋ですが……。



植え替え以降、複数の袋を一気に膨らませ始めました。
この袋は蓋も開きかけていて、明日か明後日には完成すると思います。
複数の袋を同時進行で作っているので、一つ一つは小さくなると思ったのですが、
そんなことはなく、全ての袋が今までの1.5倍くらいあります。



現在膨らみかけている最新の蕾。
この段階で、今までの袋と同等くらいの大きさなのですが、
まだまだ未熟でこれからどんどん大きくなりそうです。
片親のベントリコーサも寒さに強いことで知られていますが、
もう片親のアリストロキオイデスの自生地は、夜温が平気で10度以下になったりします。
耐寒性の強い種同士の交配種なので、寒さには極端に強いみたいです。
その癖夏の暑さにも平気ですし、どれだけ強いんですかこの交配種は……。
流通量はそれほど多くはないですが、業者が本気で増やしたら、
ホームセンターに並べられるレベルの強さだと思います。
袋もすごい綺麗ですしねー。



N. xVentrata
こちらは本当にホームセンターに並べられるようになった種類。
よく雑草と揶揄されますが、本当にそんな感じの強靭な生命力です。
この寒い部屋の中、ぽこぽことよく袋を着けてくれています。
狭い鉢に閉じ込めているのでこの程度ですが、
大鉢に植え替えたりしたら、一気に成長が爆発すると思います。
それはそれで面白そうですが、ちょっと収拾がつかなくなりそうです……。

通常2ヵ月かけて行うような仕事を2日で終わらせろっていうのは、
流石に無茶を通り越して無謀だと思うんですよ。



荒んだ心を癒してくれる、ペットのヤモリ。
レパードゲッコー、モルフはスーパーマックスノーです。
去年お迎えしてから、順調に大きくなってます。
お迎え時に測った体重は12グラムでしたが、現在36グラムを超えて、3倍以上になってます。
最初はSサイズのデュビアにビビりまくって逃げ惑っていて、
急遽SSサイズを買ってきたりもしたのですが、
現在では逃げ惑うデュビアを追いかけ回すのが楽しくて仕方ないみたいです。
呑み込めるサイズもどんどん大きくなってきて、先日は寿命の尽きかけた、
瀕死の雄成虫を入れといてみたのですが、ぺろりと丸呑みでした。
デュビアの雄成虫の寿命は1年程度と聞きましたが、
交尾繁殖を繰り返していると、極端に寿命が短くなるみたいです。

それと、今までは食べやすいようにデュビアに延髄斬りを喰らわせてから与えていたのですが、
どうやらある程度派手にカサカサ動き回っていないと存在を認識できないようで、
動きの遅いものは見えていないらしく、匂いを嗅いだり舐めてみたり、
恐る恐るなので餌と認識するまでに、すごく時間が掛かります。
逆にある程度元気に動いていた方が、条件反射的に喰い付いてくれます。
スーパーマックスノーは品種の特徴として、目がかなり悪いらしいですし。



御顔、出来損ないのドラゴンみたいでかわいいです。
ケージの掃除の際に手に乗せたりもするのですが、本当にかわいいのです。
本当は蛇とかも飼ってみたいのですが、今は時間的にも余裕がないので無理そうです。
蟲食べてくれたら、この子と共用でいいので楽なんですけどねー。
コーンスネークなら生息地が日本と同じような環境なので、環境作りも簡単そうですが、
個人的には虹ボアとか気になるのですよねー。
超高温多湿を好む上に、水入れから出てこないとも聞きますけど……。

………
……


ネペンテスの方はといえば、最近は日も伸びてきて天気も快晴続きでいい感じなのですが、
陽射しの入射角度が変わったことによって、一部の個体に全く陽が当たっていないことに気付いたのでした。
やっぱり去年に比べると、あまり手間も掛けられていない分、成長も去年ほど良くはないです。
現在は厳冬期なこともあり、昼間は陽に当てるようにして、
夜間は高地性種も含めて温室に取り込み、夜温を保つようにしています。
春まであと少しですが、成長を加速させてくれると嬉しいです。
これらについては次回詳しく書いてみようと思います。

お仕事が修羅場ってるので、今日のところは簡潔に。
そもそも2月初めに締め切りの仕事を1月末に持ってくるのはどうかと思いますよ?
その内容でゴーサインを出す幹部もそもそも……。

……あんまり言うと森野は粛清されてしまいますので、この辺りで。



N.sibuyanensis AW / Wistuba
シブヤンは由来違いでいろいろうちに居ますが、
意外にも一番袋をよく着けてくれるのは、弱いと評判のウィスツバ由来です。
もっとも、このナーセリーの苗が弱いと言われる所以は送られてくる苗の状態にあり、
しっかり順化させて成長を軌道に乗せてしまえれば、あとは形質としては弱くないみたいです。
……その順化が一苦労なのですけれどね、ウィスツバは。



新しい袋が開きました。
去年の屋外で出来た袋とは、色が全然違います。
前回の袋は赤紫の斑模様が密に入った毒々しい袋だったのですが。
ただ、シブヤンは無地の白系の袋もかなり綺麗ですし、これはこれでありかも。
今は寒くて成長も緩慢ですが、春以降にどっちのタイプの袋をよく着けるのか確かめてみたいです。

……それにしても、葉色が薄いですね。
他のシブヤンが一切袋を着けない冬の低光量でも着袋する辺り、
どうやら元々かなりの低光量で維持管理されていたのではないかと。
おそらくは育成燈等の環境下でも生き残れるような個体が、
クローンの元個体として選ばれたのだと思います。



N. sibuyanensis (d) / Exotica Plants
うちの問題児シブヤン。
先月植え替えを敢行して、その後の様子です。
養生のために温室管理にしたため、夜温が保てているおかげか、
温室の外で管理されている他のシブヤンに比べると、新芽の伸びがいいです。
ベントリ近縁種なので低温にはかなりの耐性がありますが、
海外では低地性として扱われているだけあって、成長にはやっぱりある程度の温度が必要みたいです。
低地性種の王、メリリアナに近しい種類ですしね……。



やっぱり昼間は窓際でたっぷり陽を浴びさせて、夜には温室に取り込んで夜温を保つ、
という管理方法が、うちの屋内栽培だと一番成績がいいみたいです。
ずっと窓際だと、夜温が低くて成長が芳しくないですし、
逆にずっと温室だと日照不足気味な感じで、それはそれでよくなさそうです。
やっぱり、きちんと手間を掛けて世話してあげたほうが、よく育ってくれます。
今年こそ、この子の袋をうちで見てみたいところです。

プロフィール
Author:左沢ねあ
Illustration:森野久真


コンクリートジャングル暮らしの現代エルフ、食虫植物をはじめ、ちょっと変わった植物を育ててます✨

毎週水曜日、日曜日の二回更新されます。
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