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このところ、また曇り空の日が増えてきました。
まだ本格的な季節ではありませんが、太平洋沖に居る梅雨前線の影響とのこと。
去年は空梅雨でしたが、今年はしっかり降ってほしいところ。
合間合間の晴れ間もあったらうれしいですねー。



N. attenboroughii
以前にも少し書きましたが、用土の劣化が激しいです。
水道水由来の不純物……というのもありますが、他にも思い当たる要素がある訳で。
用土の上に置いといた某固形肥料……どうもあの周りから発生してるっぽいです。
見た目にも汚いだけでなく、用土表層の富栄養化は、
ウツボカズラにとってはよくないことは明白な訳で……。
植え替えてもよかったのですが、まだ1年も経ってないですし、
傷みの激しい用土の表層だけかっぱいで、新しいものと入れ替えたのでした。



なんということでしょう!(例のBGM)
あの藍藻に塗れた見た目にもアレげな鉢が綺麗な状態に……。
結構細かい作業ですが、こういうのはわりと嫌いじゃないです。
表層の傷んだ鉢は、こんな感じに入れ替えてってもいいかもですね。
アッテンボロギ、最新の葉がジャンプしましたが、
このところ新しい袋をつけてないので、膨らんでくれたら嬉しいです。

記事としてはこれで終わりですが、下記おまけです。


Nymphaea sp.
所謂スイレン、夏になると黄色い花を咲かせます。
蕾も浮いてきて、もうすっかり初夏ですねー。
ヒツジグサの方はまだまだな感じ。
あっちの鉢は小魚やらエビやら泳いでないので、ボウフラ製造工場状態です。
あっちは私が管理してるわけじゃないので何も言えませんが……。



Takydromus tachydromoides
庭の至る所に居るかわいい生物。
たまに猫が捕まえてきて、げんなりします。
小さい頃は、とても飼ってみたかったのですが、
今となっては庭にいくらでも居るし、庭で飼ってるみたいな認識に落ち着きました。
非常に警戒心が強く、人影に驚くと一瞬で隠れてしまいますが、
この子は近付いても逃げなかったので、撮ってみました。
ちゃんと長生きしろよー……。


明日からとうとう5月になりますねー。
夜はまだ少し冷えますが、ケラの鳴き声はよく聞こえてくるので、冬の寒さではないのでしょう。
そろそろ夜でもコートはいらなくなりそうです。
そうなれば、高地性の子たちはずっと外でいいので、管理も楽になりますねー。



4月下旬ということで、数日前からグラスジェムコーンの浸水操作を行っていました。
一晩たっぷり吸水させて、濡らしたティッシュに広げておくと、あっという間に発根します。
ウツボカズラのような動きの遅い植物の後だと、見ていて気持ちのいい速度ですねー。
発芽から結実まで、一つの季節で終わらせてしまうような植物ですし……!
使う肥料の量も、単位とか桁とかから違ってくるレベルなので、撒いてて楽しいですし。
化成と堆肥のダブル元肥に、随時追肥をしてゆくスタイルです。
野菜は全般的に肥料喰いですが、トウモロコシはその中でも格が違うので……。
ヒマワリなんかも大量の肥料がないと、大きな花を咲かせませんし。
どちらも一季節で人の背丈を大きく超えるような植物ですし、
それだけ大量の養分が必要なのでしょうねー。



そんな感じで、蒔いてきました。
マルチも張って地温もバッチリです。
このあたりで一雨きたら、ググッと成長してよさそうなんですけど……。
痩せ地でも乾燥しても育つことは可能な植物ですが、
そんな環境で育ったものは、小さく歯抜けの貧相な実入りになってしまいます。
せっかく実の観賞価値も高い種類なので、綺麗に育てたいところです。



久々に登場のこのコーナー、今日のトランカータ。
春の陽気と小まめな乾燥と潅水で、順調に復活しつつあります。
新しい袋の蕾がぐぐっと伸びて接地しました。
こうなると、膨らませる準備も万端な感じ。
これから一月ほど掛けて、ゆっくりのんびり膨らんでいくと思います。
久方ぶりのトランカータの袋、無事に開いてくれればいいのですが……!


仕事が終わらなーーーい!!!
そんな中、がんばってお花見を敢行してきたのでした。
近場の桜並木なのですが、今の私に行けるのは、ここが精一杯です。
道中にベンチがぽつぽつと置いてある以外休める場所はないので、
シートを広げて宴会しているような人たちも居らず。
なかなか素敵な場所ですが、唯一難点を挙げるとすれば、
流れる川が綺麗なせせらぎではなく、廃水垂れ流しのドブということでしょうか。
ここさえ改善すれば、結構な名所になりそうなものですが……。
ちなみにこの川、おびただしい数のミシシッピーアカミミガメが棲み付いています。
2020年から特定外来種になるみたいですが、今更という気も……。



満開です!
ちょっと散り始めたくらいが、風情もあって好きです。
散りゆく花びらを追いかけて捕まえてみたりも楽しいです。
ただ、天気はあいにくの曇り空。
雲の流れてゆく空模様を眺めているのは好きなのですが、
写真は綺麗な色が出ないので困りものですねー……。



スマホカメラなので風景は得意じゃないみたいです。
寄って撮る感じの、記録写真風の方が綺麗に撮れますねー。
もっとも、ブログの趣旨が栽培記録と紹介なので問題なさそうな気もしますが、
せっかくだし、もっと綺麗に画像に残したさはあります。
小さい苗も多いですし、繊細な模様や形状の袋など、詳細に撮りたいですし。
マクロレンズとか、そういうやつ……?
カメラは全然詳しくないのでアレですけど……。



それにしても、本当に桜っていいですよねー……。
一年待って、見られるのは僅かな期間という儚さもいいです。
近場ですし、時間が許せば、散ってゆくまで通ってみたいです。
このあたりでは、関東では珍しいシロバナタンポポの群生も見られますし。
タンポポはカメの餌にちょうどいいですが、近所に生えてるのは、
なぜかほとんどがカントウタンポポです。
帯化してたり珍しいタンポポもたまに見ますが……。



ちょっと離れた場所に、新しく植樹されたらしい桜。
ソメイヨシノじゃないことだけは確かですが、種類はよくわかりません。
濃いピンクに花脈が目立ちます。
ソメイヨシノが散った後には八重桜が咲き出しますし、
桜の季節はもう少しだけ、楽しめるかもしれませんね!


春ですねー。
東京では桜の開花も観測されました。
……とはいっても、遠目には全くわかりません。
5輪だけ咲けば開花宣言なので、仕方ないのですが……。
それでも、お花見が開催されたいたりもします。
かれらにとっては、桜が咲いているか否かは大して重要ではないのかもしれません。



ニジイロトウモロコシの種子。
正式な品種名は、グラスジェムコーン(Glass Gem Corn)だそうです。
いろとりどりの宝石のような見た目から、数年前に一時期話題になりました。
最近はテレビアニメに登場したりと、思ったより知名度はあるのかもしれません。

アメリカのお菓子みたいな色をしていますが、期待を裏切らずにアメリカ産です。
アリゾナ州に籍を置く非営利組織、Native Seedsが主に販売しています。
こんなにもケミカルな色をしていますが、発色はすべて自然由来で、
遺伝子組み換えなどはされておらず、品種改良のみでこの色を出したというから驚きです。



色分けしてみました。
本当にいろんな色があるのですねー。
ほとんどの色については、まあ分かるのですが、
青とか水色はどこから来たのか本当に不思議です……。

品種としては爆裂種に分類され、果皮が非常に硬くなるため、
長期保存が可能で色褪せないため、飾りとして利用されることも多いようです。
爆裂種なので、食べる場合は基本的にポップコーンです。
……というか、それ以外食べられません。
甘味種と同じ感覚で茹でて食べたりすると、非常に悲しい気持ちになります。

一代交配ではなく固定種なので、一度種子を入手してしまえば、あとは自給自足できるのも魅力の一つ。
近くで別種を栽培していたりすると、交雑してしまいますが……。
育て方は普通のトウモロコシと同じだそうです。
寒さには弱いので播種は来月の下旬くらい、桜の散った頃になるでしょうか。
それまでに畑の方の準備をしないと、ですねー。


天気はよくても、北風が吹くとやっぱり寒いですねー……。
そういえば、去年は記録的な暖冬でした。
朝晩はさすがに冷え込むのですが、陽が出ると20度を超える日が続いてました。
今の時期も暖かい日はそんな感じですが、1月や2月になってもそんな天気なのはちょっと……。
ベントラータが屋外越冬するわけです……。
そんな感じの天気だったので、さすがに屋外で越冬させるのはあれですが、
他のウツボカズラたちの負担も少なかったらしく、
今年は日本全国でウツボカズラがとてもよく育った当たり年だったそうです。
今年ももう終わりに近付いてきましたが、来年もよく育ってくれたら嬉しいですね!



季節外れの向日葵が咲きました。
毎年夏に育てているのですが、その零れ種から育った子たちですねー。
こんな季節に咲いているのは珍しいですし、通りに面した場所で育てているので、
よく世間話の話題になったりします。



オオキイヒマワリ、正式にはロシアという大型品種なのですが、
さすがにこの季節には、大きくならないですね……。
この場所で毎年育てているので、風物詩として定着しつつあります。
向日葵にもいろいろ品種があって、いろいろ育ててみたりしているのですが、
やっぱり向日葵といえば大輪の鮮やかな黄色というイメージが強いらしく、
赤系やレモンイエロー系の花はあんまり評判はよくなかったです……。



次はどんな向日葵がいいとか、リクエストされることもあります。
来年は枝分かれして、いっぱい咲く品種がいいそうです。
ただ、小さな花になると、やっぱり花泥棒とかも心配になってきますねー……。
大輪向日葵とか、切って盗んでいっても飾りようがないですし。



まだ蕾だった頃。
まさか本当に咲くとは思ってなかったです。
裏が大根畑になってて、生活感まる出しですねー……。



うちの重戦車っぽいやつ。
大根の葉っぱはこの子のごはんになります。
花壇を踏み越えて、花や野菜の苗をむしゃむしゃする困ったやつですが、
なんだかんだでずっとうちにいるので愛着があります。
小さい頃は、かわいかったんだけどなぁ……、今もかわいいですけど。
寒さは苦手な種類ですが、小春日和には外でひなたぼっこさせたりします。


プロフィール
Author:左沢ねあ
Illustration:森野久真


コンクリートジャングル暮らしの現代エルフ、食虫植物をはじめ、ちょっと変わった植物を育ててます✨

毎週水曜日、日曜日の二回更新されます。
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