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今週はやたら暑かった……と思ったら週末辺りから一気に寒くなりました。
秋特有の不安定な気候で困ってしまいますね。
予報ではこれから1週間程続く秋の長雨の予定ですが、
この雨を境に一気に晩秋の気候に入っていくそうです。
現在夜間の取り込みは低地性のみですが、そろそろ高地性の取り込みも常態化しそうです。



Amanita virosa
長々と続いたキノコ企画もこれにて最終回、あと少しだけお付き合いください。
ヴィロサといえばネペンテスの中でも3000メートル級の高山に自生する超高地性の難物ですが、
画像はアマニタ・ヴィロサ。
N. villosaとは種小名の綴りが違います。
virosaはラテン語で有毒の意、villosaは毛状の意。

和名はドクツルタケといい、種小名が示す通りの毒キノコ……の域を軽く超越する猛毒キノコです。
あまりの毒性の高さから世界的にも有名で、欧米では『殺しの天使(Destroying Angel)』の異名を持ちます。
厨二心をくすぐりますね……。
その毒性は国内で見られるキノコの中では最も危険な部類に入り、
本種との混同を防ぐために白いキノコの食用を避けるように呼び掛けられるほどです。

本種の性質の悪いところは、毒成分が強烈な旨味成分でもあるということ。
その威力は旨味調味料として用いられるグルタミン酸ナトリウムの数十倍の効力を持ち、
まさに死ぬほど美味しいキノコというわけなのです、文字通りに。



Amanita vaginata
ツルタケの老菌、上記の毒の無いタイプです。
一応食べられるキノコらしいですが、ドクツルタケやその他の毒キノコとの混同を避けるため、
敢えて非可食と紹介する文献がほとんどですので、食べない方がいいキノコです。
タマゴタケもそうですが、テングタケ科の食用キノコってすごい美味しいんですよね。
もういっそ人工栽培できたら安心して食べられるのですが、
テングタケ科の培養は非常に難しいらしく、研究が続けられているそうです。



黄色いフリルのキノコ、すごくかわいいです。
キイボカサタケ辺りでしょうか、毒キノコです。



カワラタケの仲間。
キクラゲを栽培していたら、これが大量に生えてきて大失敗したので、
あんまりいい思い出のないキノコです。



品種不明、見当も付きません。
ひらひらしてて綺麗でかわいかったやつ。



サルノコシカケ、とても硬い。
もうキノコというより木な質感です。
リーダーがお茶にしてるイメージ。
あの人何食べても絶対に不味いって言わないよね。



ヒイロタケ、色鮮やかで遠くからでもよく目立ちます。
毒性は知らないけど質感はそのまんまカワラタケだし、これを食べる猛者は居ないと思います。
警告色顔負けの鮮やかな色してますし……。



スナフキンの帽子みたいなキノコ。
種類は知らないけど芝生にこんな形のキノコ、よく生えてきますよね。
大きさは全然違いますけど。



茶色いキノコ、品種不明。
この色は種類が膨大すぎて調べるの大変なんです……!
どことなくしいたけめいた雰囲気を醸してます。
こういうキノコがよく事故とか起こさせるんだろうなぁ……。
シイタケは地面から直接生えたりしないですし。

………
……


……というわけで、3回に渡って続いたキノコ編もこれにて終了です!くぅ疲!
次回からはまた普通にネペンテスについて書いていこうかと思いますが、
最近はまたいろいろと思うこともあり……。
これから寒くもなってきますし。
とりあえずは、次回以降にまた書いていきます!


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コンクリートジャングル暮らしの現代エルフ、食虫植物をはじめ、ちょっと変わった植物を育ててます✨

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