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目下の仕事がやっと一段落です!
納品も終えて、あとは果報を待つばかりです。
ただ、同業者からは、納品後に一方的にキャンセルを言い渡されて、
商品だけ持っていかれるという話も聞くので、一番怖いところでもあるのですが……。



Aphidoidea sp.
春の陽気に誘われて、お呼びじゃない彼奴らがやってきました、アブラムシです。
どこからともなく飛んできて、本当に嫌なやつです……。
近くに野バラが生えていて、どうやらそれが呼び寄せてるみたいです……。
ウツボカズラについていた分は、羽付きだったので増える前に対処できましたが、
こんな感じで単為生殖を始めると厄介です。

基本的に非常に弱い蟲で、周囲にはほぼ天敵しかいないので、
多少食べられても抗しうるように増えまくるという、はた迷惑な生態です。

薬品の類にも非常に弱く、害虫用の薬を使えば大抵即死します。
……が、ライフサイクルが異様に早く、耐性を得やすい性質があるため、
同じ種類の薬を続けて使わない等の注意が必要です。

今回使ったのは、連続使用制限のない、薬品としては一番弱いもの。
直接的な殺虫成分は含んでおらず、界面活性剤によって窒息させるタイプです。
薬理的な作用ではなく、物理的に気門を塞いで窒息させるため、
そもそも耐性とかつけようのないタイプのやつです。
その分効果は弱いのですけどね……。

アブラムシは簡単に対策できますが、
放置するとウイルス病を媒介する厄介な存在なのです……。
これからの季節、害虫も増え始めてきますし、
いろいろ注意や予防が必要になってきますねー。

………
……


害虫ではないのですが、先日播種した虹色コーン、小鳥に喰われました。
全滅は免れたものの、半分近く潰されるという大惨事です。
芽が出たところを引っこ抜いて、種の部分を食べてるようです……。
キラキラテープとか張ってみたものの、一切効果なし!

生き残った株もいるものの、株間は隙間だらけ。
このままだと受粉にも悪影響が出そうです。
今から種子を輸入しても、成長がバラバラになってしまうし何よりめんどくさいし、
話によると、最近は国内でも買えるそうなので、そっち頼りかなー……?
なんて思いつつ、近所のホームセンターで今年の夏野菜の苗を選んでいたのですが……。



………。

私はなんのために、わざわざアリゾナから種子を取り寄せたんだろう……。


雨が降ったり晴れたりしたり、たまには突風が吹いたりと、
この頃はいつも不安定な天気が続いています。
気温の方も不安定で、汗ばむ陽気となったかと思えば、冷たい氷雨が降ったり。



そんな中で、温かい雨の降る日がありました。
こんな日には雨に当てるとウツボカズラたち、なんだか機嫌がいいのです。
温かい雨でも、去年の秋のように2ヵ月も絶え間なく降り続くと、さすがに困ってしまいますが……。
でも、水道水で潅水するよりも、一日雨ざらしにした方が、翌日以降の機嫌がダンチなのです。
ずっと晴れないのはとても困ってしまいますが、週に二回くらいのペースで雨が降ってくれると、
いろいろ助かることも多いのですが……。
あるいは、夏みたいに頻繁に夕立が降るとか。



やっぱり水道水より雨水の方がいいのには、何か理由があるのでしょうか。
不純物の違い……?
たしかに水道水だと、生水苔は枯れてしまいますし。
……としたら、RO水とかでも同様の効果が得られるのでしょうか。
ただ、RO水は無料で利用できるのですが、一度に4Lしか汲めないため、効率が悪いです。
一度、水道水や地下水などのppm値を計ってみるのもいいかもですねー。
あとは、雨水をなんらかの方法で溜めておけるようにしたり……?
そういう工夫をしてみるのも、なんだか楽しそうですねー。


天気はいいのですが、先日は春の嵐の大荒れの天気でした。
暖かな南風ではあるのですが、些か風圧が強すぎた感じで……。
それこそ、インフラストラクチャーに障害が出るレベルの。
洗濯物とか大丈夫かなー……と、心配していたのですが、
現実は想定の斜め上、物干し台ごと吹き飛ばされていたのでした……。
抵抗の大きいものとはいえ、重さ数十キロの物が宙を舞うとは……。

当然、遮光ネットは全壊でしたので張り直したのですが、
今までは帆のように風圧を全て受け止めていたので、構造を見直してきたのでした。
具体的には二枚重ねになっていたところを二つ折りとして一枚あたりを細くして、
隙間を空けて張ることで風を逃がすようにしました。
テンションを張らずに緩めに留めるのもポイントです。
先日のような規格外の突風にはわかりませんが、それなりの強風なら受け流せるようになりました。

今回剥がれた遮光ネットとは関係ないと思うのですが、
一部の個体に強光障害と思わしき症状が出てきました。
原因はおそらく、冬の間の弱光に慣れた個体を外に出した際、
遮光が冬用の白の寒冷紗一枚だったことだと思われます……。
4月の陽射しって、何気に線量的にはかなり強烈みたいですし。



N. sibuyanensis (d)
葉が赤らんで、少し新芽がぐねぐねしてます。
強光を好むとされるシブヤンエンシスも、冬明けには少し重かったみたいです。
シブヤンに限らず、ウツボカズラは強すぎない光を長時間というのが一番です。
症状としてはかなり軽いので、新しい遮光ネットの下で上手く育ってくれるでしょう。



N. attenboroughii
この子は葉焼けは全くしていないのですが、着袋に失敗しているのが気がかりです。
おそらく原因は、厳冬期に温室に入れてからの最近の屋外管理と、
環境が目まぐるしく変化したことによるものだと思います。
袋はつかなかったものの、葉は順調に大きくなってますし、
現在伸びてる新芽には、ちゃんと袋がつきそうな気配なので、心配なさそうです。
詳しくは、前回の記事参照なのです。



アリストリコーサ。
ここまで袋が膨らんだところで止まりました。
ただ、この子は袋になる芽のストックがたくさんあって、
次のが膨らんできたので、あまり心配しなくてもよさそうです。
とても丈夫な交配種ですし……。
最近の袋は結構大きめなので、近いうちにこの子についても書いていきたいです。



N. veitchii x burbidgeae
新しく開いた葉が焼けてきてますねー。
この種にしては、やや軟弱な感じの葉です。
今の屋外の環境を思い出せば、もう少し硬い葉を出してくれるかなー。
前回の葉の蔓を伸ばしているところなので、しばらくすれば新しい袋がつきそうです。
現状は地味な袋なので、今後の成長に期待です。



N. reinwardtiana
この子も展開前の袋がダメになってますねー。
ただ、開いた袋もあるし、次の袋も膨らませているので問題なさそうです。
ちょうど、屋外栽培に移った際の袋が展開失敗した感じ。
あんまり気にする必要もなさそうです。
この子もそのうち書いていきたいなー。

強光障害というよりは、屋外栽培に移行した環境の変化で、
これまでの環境で作り途中だったものを放棄して、新しく作り直してる感じでしょうか。
通年同じ環境で育てられるのが一番なのでしょうが、
四季の環境変化の激しい国ですし、仕方ないかもです。
現状の屋外環境に慣れたら、どんどん成長していってほしいところです。


春の嵐もだいぶ治まってきました。
陽射しが当たるととても暖かく、春らしくて本当にいい陽気です。
最近は潅水は外に出して行っているのですが、ホース内部がぬるま湯になっているので注意が必要です。
真夏みたいに熱湯になっているようなことは、まだないですが……。



冬の友達アリストリコーサ。
今でこそ暖かい日も増えてきて、他の子たちの成長も上向いてきましたが、
この子は冬の間中、寒さを気にすることなく育ち続けてくれました。
夏場は多少暑がりはするものの、枯れてしまうようなことはなく、
それでいてこの耐寒性となると、本当に丈夫な交配種なんだなー……と感じます。



だいぶくたびれてきた有機用土。
成長はとてもいいのですが、1年でここまで劣化してしまうとネペンテスに使うには、
少しだけ耐久性が心許ないような気もします……。
もっとも、普通の安い赤玉土を使ったのも原因ですが……。
ちゃんとした硬質赤玉土や焼成赤玉土、セラミス等を使えば改善される問題だと思います。

それよりも、目下の問題が……。
冬に屋内に置いてあった頃から薄々勘付いてはいたのですが、先日とうとう見てしまったのでした。
にょろにょろと長い身体、数え切れない体節、そこから一対ずつ伸びる脚……。
写真に収めることはできなかったですが、ムカデです。
しかも、結構大きいやつ……。
有機用土の中に潜んでいたようです。

ムカデは害虫を食べてくれるありがたい存在なのですが、
攻撃性が非常に高いアグレッシブな性格で、防衛本能とかそういう括りを超えて、
自分より大きな相手であっても積極的に噛みつきにくるので厄介です。
(他の毒蟲の類は、大抵まず逃げようとします。)
その攻撃性と後退しない姿勢から、毘沙門天の遣いとされて武具のモチーフにされたり、
足の多さから、商売繁盛の縁起物とされたり、
番で行動するという迷信から、夫婦円満の象徴にされたり……。
いくら縁起のいい虫でも、あれ、噛まれたらめちゃくちゃ痛いんです……。
外に出してる間に、どこかに行ってくれたらいいのですが……。
手に触れない範囲なら、益虫としての役割を全うしてくれますし。



4センチほどの小さなムカデですが、アンプラリアに捕まってました。
すごく見えにくいのですが、あんまりくっきり映っても気持ち悪いですし……。
アンプラリアは地際の虫を捕えるのに特化しているといいますが、
まだグランドピッチャーでもないですし、たぶん偶然でしょうねー。
こちらは無機用土ですが、苔の下にでも潜り込んでいたのでしょう。
屋内栽培でも、なんだかんだで袋に落ちるやつは居るのですねー……。



先日輸入したBEのシブヤンエンシス。
僅か数日でこの成長力、元々のコンディションはものすごく高いようです。
まだ袋はないですが、この子ならすぐにつけてくれるのではないでしょうか。
期待が高まります!


12月に入っても、日中はたまに暖かくなりますねー。
小春日和でいい感じです。
そんな日には、高地性の子たちは外で日光浴です。

最近はいい天気の日も多いですが、今年の秋は本当にひどい天気でしたねー……。
そんな天候不順に際して、なにかと評判のバイオゴールド製品お試しセットを買ってみました。



バイオゴールドオリジナル。
お試しっていう割には、ちょっと高すぎないです……?
有機的で肥料焼けしにくいとのことですが、表記の使用目安量があまりに多すぎるので、
ウツボカズラですし、4号鉢に1粒から試してみました。
使ってみた感じは、結構ベタつく感じ。
素焼き鉢の縁に置くと、染みがついて汚くなります。
もっとも、素焼き鉢なんて使ってるうちに汚れてくるので、
気にするようなことじゃないと思いますが。

化成肥料に比べると三大要素は控えめで、どちらかといえば有用菌による土壌改善が主でしょうか。
鉢あたりの使用量がやたら多いのも、そのせいかもしれないですね。
推奨通りに使ったら、肥料でマルチング状態になって見た目ひどいことになりそうですが。

全てが無機質で構成されたバイオゴールドの土に有機質を補充するといった用途では最適そうです。
うちでは無機用土より、有機用土の方が生育がいいので、
上手く使えば有機用土側の特性を付加できるのかも……?
ただ、有機用土の栄養源だけでなく、ふかふかで根張りがいいという特性も大きいと思うので、
一概にはいえなさそうですが。

あと、湿度高めの環境だと白いふわふわがついて、とにかく見た目が汚いです。
有用菌の一種らしく、問題ないというかむしろいいらしいですが、
室内に置くにはちょっと……。
匂いはないので、見た目だけ我慢できるならいいかもです。



バイタルV-RNA
困ったときの救世主。
導入時の植え付け……、特に輸入苗なんかだと根も傷んでるし、便利かもです。
……めちゃくちゃ高いですが。
たしかに効果はあるような気がしますが、普段使いするとお財布が死にます。



死にかけてたシブヤンエンシス、葉が展開してきました。
大きさは1/3以下になりそうですが……。
本来の生命力……とも考えられなくもないですが、初期のあの状態を考えると、
やっぱり何かしらの効果はあったんじゃないかなって。
弱った子にちびちび使いつつ、導入時用だと思います。
気軽に普段使いできるようなものじゃないです。



バイオゴールドバイタル。
V-RNAは高すぎてあれなので、普段使い用……なのかしら。
それでもメネデールの倍以上の値段がするのですが……。
まさに血の一滴です。
希釈率も低いため効率もよろしくなく、潅水代わりに使うと、
下から流れ出た分がもったいなさすぎてあれなので、
普段はアトマイザーに入れて葉面塗布にしか使ってないです。
見た感じ、ただのイソジンガーグルみたいなのに……。
効果は……うーん……どうなんでしょうこれ。
劇的な効果とかは、特にないと思います。
こういうものって、日頃の管理や観察、環境作りができた上での付加要素だと思うので、
一番大切な部分を見落としちゃいけないと思います!


全体的にちょっと辛辣な評価になってしまった気もするのですが、
決して悪いものではないと思います!
……値段相応かと言われると、なんとも言えないですが……。
ただ、バイオゴールドオリジナルは有機肥料として無機用土との相性は悪くないと思います。
それに、これ以外の有機肥料といえば油粕とかですが、
油粕を使った鉢を室内置きとか、正気の沙汰とは思えないですし。

バイタルV-RNAも、輸入時や導入時にあると安心感が違います。
常備薬代わりに小瓶をひとつくらい持っとくのも、悪くないんじゃないかなって。
バイオゴールドバイタルは……、ちょっといいところを見つけてやれなかったです。
ただ、本来は育成期に使うべきものらしいので、
今の時期は、ちょっと季節がよくなかったのかも。
春以降に使えば、また違った一面があるのかもしれないです。



在来系ベントリコーサ。
今年中には発芽してくれたら嬉しかったのですが、ちょっと厳しそうですね……。
ちっとも芽は出ないのですが、V-RNAを試してみたところ、
根だけはスリット鉢からはみ出る程度に生えてきているようです。
もういっそ鉢増ししてしまいたい気もしますが、まだ芽も出てないですし……。
あの白い袋に薄紅リップの可憐な姿は、いつになったら見られるのでしょうか……。


余談なのですが、前回からコメント返信の方式を変えました。
新着の半分が自分ので埋まってしまうのもあれですし……。
……というか、返信の機能がついてたことにさっき気付きました。
このブログにも、そんな機能がついてたんですねー……。

そんなわけで、こちらからの返信は以後、新着コメントには表示されませんが、
きちんと返信していますので、これからもよろしくおねがいします。
返信済みのコメントにはアイコンがつくはずなので、目安にしていただければ……!



プロフィール
Author:左沢ねあ
Illustration:森野久真


コンクリートジャングル暮らしの現代エルフ、食虫植物をはじめ、ちょっと変わった植物を育ててます✨

毎週水曜日、日曜日の二回更新されます。
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