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本当に全然晴れないですね……。
おまけに今の時期には考えられない程に寒いです。
気温としては12月下旬並み、10月の気温としては80年に一度の異常気象だそうです。
さらにおかしなことに、時期外れの超大型台風接近の報もあり……。
せっかくだから、この雨雲の渦を全て吹き飛ばしていってほしいです。



N. attenboroughii BE-3693 / Borneo Exotics
ずっと雨の予報だったのですが、不意に雲の切れ間に当たり、僅か数時間でしたが陽が差しました。
普段は気温10度以下の日が続いていますが、陽が差すと20度近くまで上がるみたいです。
みんなを久々に陽に当てることができました。

画像はいつもおなじみアッテンボロギ。
夏以来ですが、また一回り大きくなりました。



二つの袋。
手前側が新しい袋、奥に見えるのは夏に記事にしたときの袋です。
多少くたびれましたが、3ヶ月経ってもまだまだ現役、長持ちです。
形状としては口がさらに大きくなり、アッテンボロギらしさがより出つつあります。
……が、アッテンボロギのロワーと呼ぶにはまだまだ未熟。
もっとばっちりベル型になってほしいところ、なのですが……。



新しい袋。
蓋が開き始めていますが、前回の袋の半分以下のサイズで開いてしまいました。
原因は明白です、前回の記事以降、8月、9月、10月と、全然晴れなかったですからね……。
明らかに日照不足が大きく響いています。
袋も小さいのですが、成長速度も異常に遅くなっています。
今年の気候は園芸には最悪な感じでしたね……。



こんな劣悪な気候の中でもがんばって新芽を展開する辺り、アッテンボロギは本当に強い子です。
願わくば、前回より小さくはならないでほしいところです……。

日照不足とは別に、リーフスパンが10センチを超えた辺りから展開速度がやや鈍りました。
普通はこのサイズを超えた辺りから成長が加速するはずなのですが……。
こちらに思い当たる要因は、根が詰まってきた、とかでしょうか。
アッテンボロギもラジャの近縁種なら、根はかなり発達するでしょうし。
次期の屋外栽培に間に合うように、今のうちに鉢増ししておこうかなーと思います。
本種は本当に栽培に関する情報が皆無なので、試行錯誤の手探り状態です。
解ってきたこともいろいろありますが、うちでの記録が国内での本種栽培の礎になってくれたら嬉しいです。

本記事の画像を撮り終える頃には陽は陰り始め、夕刻には再び冷たい雨が降り出しました。
予報を見れば、この先もずっと雨。
この混迷の気候は、いつまで続くのでしょうか。

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無題
アッテンボロギ良さげなサイズですね。
たまにブログで栽培している方のを見かけますが、極小サイズが多く、ちゃんと維持して大きくされている方はあまりいらっしゃらない印象なので難しい種だと思って見ていました。
ただあまり分譲されているのを見ないので、栽培してみたいですが、手に入りません。
b 2017/10/22 (Sun) 01:26 編集
Re:無題
≫bさん

アッテンボロギは導入報告の記事はたまに見るのですが、
その後の成長記録まで書かれているところは皆無ですね……。
BE由来なら、リーフスパン4センチ程度のしっかりした苗が届くので安心なのですが、
AW由来だったりすると株直径1センチ以下の苗が届いたりするらしいので、
導入元による難易度の違いが大きいのかもしれません。
一度順化してしまえば、あとはかなり丈夫な種類だと思います。

アッテンボロギはBEが定期的にリリースしてくれるようになったので、
供給が安定するかと思ったのですが、逆に大幅に高騰してしまいましたね……。
現在国内のナーセリーだと、大谷園芸で扱っているはずです。
2017/10/23 (Mon) 02:56
無題
大きくなりましたね! 手のひらサイズの苗なら売られているのを見かけた事が何度かありますが、価格も珍しさ相応の高値でとてもじゃないですが今は手が出ません。将来、経験を積んでからチャレンジしてみたいと思ってますが、それまでは、ねあさんの栽培記録から学ばせて頂こうと思っています。
8月以降の悪天候がどうしても響いてきますね。実は2つめのネペンテスを購入したのですが、いきなり悪天候で用土がビシャビシャで乾いてくれず、ちょっと心配になってます。一日だけ晴れた際に水切れ回避の為に水やりしたら今日まで雨続きなので通気だけ確保して根腐れしないように祈っているところです。
jaz***** 2017/10/22 (Sun) 21:18 編集
Re:無題
≫jaz*****さん

この調子でどんどん大きく育ってほしいですが、最近の天気はどうにもです……。
アッテンボロギ、去年はもう少しだけ安価だったのですが、だんだん高騰してきましたね。
BEが定期的にリリースしているので、国内にも入ってきているとは思うのですが、
腕試しに導入するにはあまりにもリスキーな価格ですしね……。
存外に丈夫で魅力的な種類なので、いつの日かぜひチャレンジしてみてください!

最近は本当に雨ばかりで困ってしまいますね。
夏なら多少濡れすぎても、屋外で風通しがよければほとんど問題にならないのですが、
今は日照ゼロな上に気温も非常に低いので、この状況で用土ビシャビシャはかなり危険だと思います。
実際、うちでもここ数週間の気候でロストした個体があります……。
今はただ、一刻も早くこの荒天が回復することを祈る他ないです……。
2017/10/23 (Mon) 02:58
無題
やっと晴れてしばらく晴れが続くそうなので腐って壊滅の憂き目は回避できそうですね。私の2鉢は(多少根は腐ったでしょうが)地上部は成長を続けている以外は変化は無いです。
アッテンボロギは完全な高山性でしょうか、それともベントリコーサのような高地性でしょうか。夏は日中に噴霧冷却し続けないといけなかったり冷房が必要なら環境と設備投資予算の関係で厳しそうですね。
もっともピッチャーの中でボウフラを湧かせる生態を知られたら家族に即時破棄されそうですが(笑)
jaz***** 2017/10/24 (Tue) 09:58 編集
Re:無題
≫jaz*****さん

今回は季節外れの台風通過による荒療治でしたね……。
天候は快方へ向かうようで、本当に助かりました。

アッテンボロギの分布はヴィクトリア山の標高1600~1726メートルにかけてなので、
自生域だけで考えれば、純高地性よりはインターメディエイトに近いかもしれません。
夏季はミストで冷やしていますが、ミスト無しの場合はどうなるか、ちょっとわからないです……。
原種のラジャやローウィが普通に育つような環境ですが、これらも耐暑性はありますし、
同じ環境でアンプラリア等の低地性も育っているので、極端に冷えていることはないと思います。

昼間に煮上がらない程度に冷やすのは必要ですが、一番大切なのは夜温を下げることと思っているので、
夕方に冷たい水で周囲に蓄熱した環境ごと冷やすイメージで潅水するだけでも大分違ってくる感じです。
冷たい水といっても氷水などではなく、ホースや水道管に溜まったぬるい水を出し切った後の、
手で触って冷たいと感じる程度の水です。
環境を厳格に管理しているわけではなく、あくまで私の感覚での話なので、
参考にならなかったらすみません……。
2017/10/24 (Tue) 22:57
無題
質問に答えて頂きありがとうございます。打ち水や霧吹きで代用できればいいのですが、少し難しそうですね。
昨日、大谷さんの温室を見せて頂けたので聞いてみたところ低地性温室に置かれたアッテンボロギを見せてもらえました。夏は40度を超えるそうですが、ダメージは受けつつも生きていました。高山性の栽培環境のはきれいに育ってました。
アッテンボロギと同じくらいの耐暑性のネペンテス見つけてを育ててみて腕を磨きつつ栽培の可否を確かめてみようと思います。
jaz***** 2017/10/26 (Thu) 22:00 編集
Re:無題
≫jaz*****さん

気温40度というのは、通常低地性種でもダメージを受けるような温度帯です。
おそらくは遮光と風通しを上手く管理して葉の表面温度を下げているのだと思いますが、
その環境でアッテンボロギを枯らさず維持するのは、さすがはプロの技術です。
プロの技術で維持されている環境の側だけを真似すると大失敗しますので注意が必要です。

近縁種にはラジャやペルタタがありますが、環境的にはペルタタの方が近いと思います。
自生地の標高的には両種の丁度中間くらいなので、両方育ててみてはいかがでしょうか。
(N.peltata 865~1,635m / N.attenboroughii 1,600~1,726m / N.rajah 1,500~2,650m)
ペルタタはBE由来の苗、ラジャはトーマスアルトクローンの幼苗であれば、
どちらも非常に安価ですので、試しに導入してみるのもいいかもしれません。
2017/10/28 (Sat) 02:08
無題
毎回相談に付き合って頂いてすみません。ありがとうございます。私は春〜秋は野外栽培派なので40度を超える事は異常気象でもない限り起きないとは思います。もしそうなったら私なら全部蒸しウツボカズラでしょう…。換気扇だけはつけるように大谷さんからアドバイスされたのでビニール温室にどんなのをどうつければいいか思案しているところです。
ペルタタは前から気になっていてシブヤンエンシスとどっちに先に予算を回そうかと考えていたところでした。
jaz***** 2017/10/28 (Sat) 09:08 編集
Re:無題
≫jaz*****さん

夏場は気温だけでなく、周囲からの輻射にも注意が必要です。
コンクリートからの照り返しは軽く50度を超えますので……。
そういう意味でも周囲の環境ごと冷やしつつ、高温による乾燥も防いでくれるミストは重宝しています。
……というより、うちの環境ではミスト無しでは相当厳しいと思います。

ビニール温室も、冬でも陽が当たれば内部は50度近くなりますし、換気扇は大事ですね。
うちでは夜間の保温用と割り切っているので、陽の当たらない場所に置いてます。
元々換気扇用の穴が開いているタイプもありますが、ビニールなのでハサミで簡単に加工可能です。
詳しい施工例は検索するといっぱい出てくるので、そちらの方が参考になると思います。
2017/10/29 (Sun) 03:22
無題
アッテンボローなかなかでかいですねー!
うちのは、まだそちらの半分にも満たないサイズです^^;袋なんてゼロですし(笑)
うちでも、やっぱり日照はかなり要求するようで、暑くても寒くても成長が滞ることは無かったのですが、室内栽培に切り替えてから調子が落ちてしまいました。
LED直下の、普通ならすぐ葉焼けするようなところに吊るしたら復活したのですが、本来は日当たりのいい屋外で育てるのがいいんでしょうねー^^;
マッチ棒 2017/10/28 (Sat) 09:57 編集
Re:無題
≫マッチ棒さん

導入時はこの半分以下の大きさでしたので、1年もあれば十分このサイズを超えると思います。
冬の管理を試行錯誤していた際に、しばらく成長を滞らせたりもしたので……。
ただ、おかげでアッテンボロギの求める環境は分かってきたので、
これからどんどん大きくしていきたいところです。

うちは太平洋側気候なので、冬の窓際は明るく暖かいのですが、
地域によってはやっぱり育成燈に頼らざるを得ないかもしれませんね……。
太陽の大切さは、この数か月間で骨身に沁みて理解しました。
2017/10/29 (Sun) 03:22
プロフィール
Author:左沢ねあ
Illustration:森野久真


コンクリートジャングル暮らしの現代エルフ、食虫植物をはじめ、ちょっと変わった植物を育ててます✨

毎週水曜日、日曜日の二回更新されます。
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