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どうやら、先日の残暑が今年最後の暑さだったみたいですね。
10月ももう終わり、季節はいよいよ晩秋に入ってきました。
昼間はそれなりに暖かくなるので、低地性も含めて外で日光浴させつつ、
夜間は室内に取り込むという管理をしていました。
通年同じ場所で管理できる温室が羨ましいです……!

しかし、このところ夜温が10度を下回る日が連日続いているため、
低地性の子たちは室内に取り込むだけでは厳しくなってきました。
……ので、簡易ビニール温室を出してきたのでした。
今年は高地性が過ごせる程度に部屋ごと加温予定なので、
簡易温室は夜温だけ保てればいいなって思います。

……が、ここで問題発生。
グラシリスの自己主張が強すぎて、小さな温室には全然入りません!
この子は成長が非常に速く、途中で袋がもげたりしつつも気にすることなく、
ぐいぐいと徒長を続けてきました。
途中で鉢のバランスが悪くなったので鉢増ししたりもしたのですが、
ホームセンターで入手したての根もあまり発達していないような状態から、
一夏で根鉢を形成する程度に地下部の発達も旺盛なようです。
特に鉢底の大粒パーライトを中心に根が回ってたので、やっぱり通気が好きなのでしょうねー。
この旺盛な成長力なら、雑草化するのも納得です……!
どうしたものかと、いろいろ思案したところ……。



空中退避させました。
吊るす方法をいろいろ考えたのですが、マクラメ編みは不器用すぎて、私には無理でした……。
場末の園芸コーナーを見ていたところ、ちょうどいい金具が売ってたので使ってみたところ、
ちょっとワイヤーが長すぎる感じもしますが、ぴったりはまって最高にいい感じです!



せっかくなので4号鉢用のにトランカータも吊ってみました。
よく乾いて風も通るし、着生種にはいい感じです!



ステムの太さも好調っぽいですね!
栽培棚もこの頃手狭になってきたので、吊り鉢仕立ての子も増やしていきたいところです。
ペルタタも元の温室では吊るされているのを見たので、
この金具、まとまった数がほしいかも……!

でも、他のお店では見たことのない製品ですし、
空になった商品棚にも、ちっとも再入荷されません。
仕方がないので、製造元のサイトを見てみたところ……。

絶版でした!!!

たしかに、パッケージもちょっと力を掛けるだけで粉々に崩れるくらいに劣化してましたが……!
(あ、本体はオール金属製なので全然問題ないですよ!)
うーん……、製品になにか問題でもあったのでしょうか?
もしかしたら売れなかったのかも……、私は便利だと思うんですけど……。

ないものねだりをしたところでどうにもならないので、
現存するものを大事に使っていきましょう。



グラシリスほどではないですが、ラフレシアナも四方八方に葉っぱを伸ばすので大変です。
新芽を齧られたりもしましたが、なんとか元気そうです。
ラフレシアナは非常に成長が早い上に巨大化すると聞きますが、
うちではそこまで動きは早くないように感じます。
……が、まだ環境に慣れてないだけのような気も……?
というのも、この子が元居た環境が、うちの環境とはかけ離れているようで、
かなりの高温多湿で低地性種には理想的な環境で育てられているらしく、
うちのスパルタ環境に適応するには、結構長い時間が掛かるようです……。
別々の場所からやってきたアンプラリア『BE-3659』も、
片方はすぐに素直に成長を始めたのですが、
もう片方は綺麗な葉を展開するまでに3ヶ月以上愚図つきました。
もっとも、これは輸送ダメージもあったせいかと思いますが……。
ただ、一旦軌道に乗ってしまえば、あとは大丈夫です!
最初から理想的な温室などに入れてあげれば、こんなに愚図つくこともないでしょうし。
ラベルでどこの由来の子かわかるようになると、もう引き返せないところまで来てると思います(笑)



新芽のうちに齧られたので葉はガタガタですが、新しい袋も作ってますよ!
古い袋は枯れつつあるので、袋は一つしかつかない感じ、ちょっと物足りないかも……?
ただ、次の新芽も展開しつつあり、袋もできそうな感じなので、そっちにも期待です。



N. ampullaria (williams Red x Herlequin BE-3659)
うちに来た頃は本当に小さな苗だったのですが、一夏でだいぶ大きくなりました。
涼しくなって成長は緩慢になりましたが、愚図つくような様子はなく、
最新の葉は一際大きくなり、とうとう鉢の縁から飛び出しそうです。
来年あたりには大平鉢に植え替えてあげたい感じもしますが、置き場所が……!
徒長してからでも、いいかなー……。

非常に簡易的な温室なのですが、やっぱり夜温が保てると低地性は機嫌がいいです。
ヒーターが作動すると異常に乾燥するので加湿機構を連動させているため、
朝には内面が結露する程度には高湿度を保てているようです。
湿度は高そうなので、挿し穂と輸入順化苗も間借り中です。
もう少し落ち着いたら、そちらも紹介していきたいですね!


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無題
こんばんわ。
最近やっと秋らしくなってきました。つい2~3日前までは、実生苗等100鉢程度戸外栽培でしたが、15℃程度まで夜温が低下してきましたので、左沢ねあさんと同様、夜は家の中に入れる様にしました。この出し入れだけでも結構重労働ですよね。
グラシリス、元気なのは良いですけど、結構生長が早いので、管理が大変ですよね。
ほほ~、そんな吊り具が売ってたんですね。こちらでは見かけたことがありませんでした。我が家では大変なんですが、自分でワイヤーを加工して吊り具を作っていますが結構疲れます。(;´д`)トホホ
ラフレといい、アンプといい、良い感じで育っていますね。これから気温が低下してきますので、高温性のこれら品種には一寸辛い時期がやってきました。
Monkeycup URL 2016/10/30 (Sun) 20:35 編集
Re:無題
>>Monkeycupさん

こんばんは!
最近は秋らしさ……を通り越してしまって寒いです!
数日前まで残暑がどうとか言ってたのに……!
うちは数が少ないのでなんとかなってますが、
100鉢もあると、管理も移動も大変そうですね……!
いっそ栽培棚にキャスターつけて、まるごと取り込んじゃうとか……(笑)

グラシリスは主茎落として取り込んじゃおうかとも思ったのですが、
グランドピッチャーを見たいので、そのまま伸ばさせることにしました。
この吊り金具、本当に便利だと思うのですが、生産停止でもうどこにも売ってないです……。
後継品はあるみたいなのですが、フェンスやブロックに引っかける用で、
直接フックで引っかけられるタイプは見つかりません……。
自作は不器用なので、ちょっと怖いです……!

低地性の子たちはあんまり寒がらせると暖かくなってからも調子が戻らないので、
この季節は結構気を使いますねー。
逆に高地性は調子いいのですが、あっちは夏が……!
そう考えるとやっぱり、どっちにも強い中地性や交配種が楽でいいです。
ねあ URL 2016/10/31 (Mon) 02:44 編集
無題
私も食虫植物に小さい頃ハマりました。
気温差が激しいので体調管理に気をつけてくださいね。
応援しておきました。ポチッ
矢田@医療職兼業トレーダー URL 2016/11/01 (Tue) 22:37 編集
Re:無題
>>矢田さん

私も以前はよく枯らしましたが、今は情報が手に入りやすく、だいぶ育てやすくなりました。
ありがとうございます、最近は極端な気候でずっと体調が微妙な感じですね……。
ねあ URL 2016/11/02 (Wed) 03:06 編集
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Author:左沢ねあ
Illustration:森野久真


コンクリートジャングル暮らしの現代エルフ、食虫植物をはじめ、ちょっと変わった植物を育ててます✨

毎週水曜日、日曜日の二回更新されます。
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