忍者ブログ
サイトの名前
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

11月も半ばを過ぎ、すっかり晩秋の季節です。
近頃は平地でも紅葉が始まりました。
もみじもいちょうも綺麗ですねー。
ただ、銀杏並木はたまに雌の木が混ざっていて激臭を醸しています。
銀杏は、おいしいんですけどねー……。



N. sibuyanensis(d) EP sib-cross squat x large
やたら長いですが、要するにネペンテス・シブヤンエンシスです。
以前はウツボカズラといえばアラタだったのですが、様々な種類があると知り、
中でもこのシブヤンエンシスは気になる種類の一つでした。
他にはペルタタ等、丸くなるタイプが気になってました。

シブヤンエンシスはベントリコーサの近縁種で、栽培は簡単とされているそうですが、
栽培記録は全然見当たらないですし、全然売ってないです。
交配種は割とよく見かけるのですが……。
ベントリコーサ近縁種と聞くと簡単そうな印象ですが、メリリアナとかは難しいですし。



先日お迎えしたばかりなので、詳しいことはまだ全然わかりません。
というか、まだそんな大きくない苗なのに、やたら高かった……!
半分枯れちゃってますけど、袋は下半分が白くて上半分がピンクがかった感じの、
典型的な幼苗の袋ですが、形はいい感じに出てます。
まん丸でとってもかわいいです!
EPの識別表記付きですし、ひょっとしたらこれから化けるのかもしれないですね。
どんな子なのかは検索しても全く引っ掛からなかったので、
大きくなってからのお楽しみです。
もう少し大きくなれば、どんな傾向の袋になるのか判断できそうです。



葉の先から、とにかく蔓がやたらと長く伸びます。
シブヤンエンシスの特徴の一つらしく、袋を意地でも接地させてから膨らむのだそうです。
自生地でも、地面の茂みの中に隠すように袋をつけるそうですし。

ベントリコーサ近縁種の例からして、おそらくかなりの強光を求める種類です。
まだ植え付けて間もないですが、もう少し慣らしたら強めの日照にガンガン当てていきましょう!



別個体のシブヤンエンシス。
詳しくは次回の記事に書く予定ですが、絶不調です。
由来違いでこっちも綺麗な袋がつく予定のクローンなので、
なんとか持ち直してほしいところなのですが……。



今日のトランカータ。
新しい葉が開いてきたところで、古い袋が枯れてきました。
本来は間にひとつ袋がついてるはずだったので、お役目を全うしたのでしょう。
トランカータの袋は半分枯れても、貯水器官として下半分がいつまでも残ってる感じです。
ただ、綺麗な状態の袋がないのはちょっと寂しいので、
新しい袋にも早く完成してほしいところです。



最近寒くはなりましたが、まだ完全な冬ではないらしく暖かさの戻る日があります。
陽射しの気温に与える影響は、とても大きなものですが、
世界は必ずしも、それだけで決まっているわけではないようです。



ネペンテス・レインワルドティアナ。
……ていうか、ねあー値札はがせし。
駄温鉢は釉薬のおかげではがしやすいですけど、
素焼き鉢に貼られたシールって全然はがれないですよね。
なんとかはがしても、糊が残ったりして汚くなってしまいがちです。

いつも話が逸れがちですが、新しい袋がつきました。
まだまだ小さい袋で、特徴の目玉模様も見えませんが、どうやら斑点系の子のようです。
小さくても新しい袋は綺麗です。
一見すれば、順調そのものに見えるのですが……。



最新の葉に、誰かが齧ったような傷がついています。
この子は比較的症状が軽いので問題なさそうにも見えますが、
ダメージはしっかり入っているようで、この葉に袋はできそうにありません。
次の葉っぱに期待、かなぁ……。



鈴なりに袋をつけて、こちらも一見調子のよさそうなベントラタ。



葉が縮れたり癒着したりで、展開不全を起こしてます。
新芽もぐねぐねと曲がってしまいました……。



こっちの子もなかなかひどいです。
症状が出ているのは今のところ、この二種だけですが、感染したりしないかが心配です。
問題は、経験値不足により原因がなんなのかよくわからないということ。
スリップスなのか、ハダニなのか……。
近頃は来春に向けてか、おびただしい数の羽付きのアブラムシが飛び回っているのも気になります。
これらへの対策のためにも、何かしらの薬剤を使うべきだと思うのですが、
何を使えばいいのか、未だに決めあぐねています。
ネペンテスの病害虫の画像を見比べたところ、コナダニによるものに近いように見えますが……。

とりあえずはアブラムシ対策にオルトランを用土の上に乗せたり、
ダニと思わしき症状に抗しうるためにコロマイト乳剤を散布したり……。

最近、農薬の使用回数制限の意味をやっと知りました。
あれって何回までって書かれているので、それ以上使うと大変なことが起きてしまうのでは……
……と、恐れていたのですが、あれって野菜が出荷されるまでに使ってもいい回数なんだそうです。
多年草に使用上限が決まってたら、いつかは困ってしまいますしねー。
とりあえずは、どっちも買ってこないとです。



悪い話ばかりなので、ここでいい話もひとつ。
グラシリスの鉢からなんか出てきました。
位置とか質感でわかりますが、雑草とかじゃなくネペンテスの芽です。
深めに植えたので、グランドピッチャーをつけてくれるか、
あるいはこのまま普通の脇芽になってしまうのか……。
ものすごく季節外れではあるのですが、どうなるのか楽しみです!


最近は西高東低の、すっかり冬型の気圧配置になってきました。
陽射しは暖かいのですが北風が冷たく、晴れても外気温はあまり上がりません。
つい先日には、木枯らし1号も観測されました。
本当に、ネペンテスにはつらい季節になってきましたねー。
寒さだけでなく、日照時間の減少も地味に効いてそうです。
このところは3時も過ぎればすっかり斜陽の時刻です。
冬至まであと1ヵ月、日はもう少し短くなりそうです……。
そんな寒い季節にも、元気なウツボカズラがいます。



N. aristolochioides x ventricosa
通称アリストリコーサが最盛期を迎えています。
秋口あたりから涼しくなり、徐々に調子を上げてきてはいたのですが、
ベントリコーサの血も入っているせいか、日照不足でどうにも不完全燃焼だった感じ……。
……が、このところは天候が回復したおかげか、寒さも気にせず絶好調です!



今までも鉢の外に袋を作る程度の大きさはあったのですが、
ここにきて、株の直径が一回り大きくなりました。
待機している次の新芽も最初からかなりの大きさで、次の葉っぱも大きくなりそう……!
小さな株で、袋も小さいのですが、非常に綺麗な袋をつけてくれる上に、
袋の持ちがとてもよく、鈴なりになって見応えするのでお気に入りの子です。
葉っぱが大きくなったので、袋も大きくなってくれたらうれしいなー!



新しい袋と古い袋。
最近は余程調子がいいのか、蓋のあたりから多量の蜜を分泌するようになりました。
さすがに舐める勇気はないですが、甘かったりするのでしょうか。
袋の中に滴っているあたり、殺意が高いです……!

大抵袋は古くなってくると、蓋が傷んだり色もくすんだりしてくるのですが、
この子は古い袋も深い色合いになって、なかなか素敵です。
蓋も枯れこんでこないですし。
アリストロキオイデスの血が入ってるので気難しいかと思いましたが、
全然そんなことはなく、丈夫で綺麗で、いい交配種だと思います。
夏は多少暑がりますけどね!



次の袋も準備万端です!
袋はいっぱいついてるのですが、それでもまだ新しい袋を膨らませるあたり、やる気満々です。
大きな葉についた蕾なので、どこまで大きくなってくれるか楽しみです。

多肉植物でもそうですが、こんな感じで夏型と冬型があると、
どちらの季節にも楽しめるのがうれしいですね!
……とはいっても、多肉みたく休眠してくれるわけではないので、
オフシーズンの間も機嫌が悪くならない程度に環境を作ってあげないといけません。
低地性は冬に寒がらせると、暖かくなってからも調子が戻らず何年経っても小さいままですし、
高地性は夏に暑がらせると、秋口あたりに突然力尽きて枯れたりするらしいので怖いです……!

インターメディエイトな種類や交配種なら、
高温低温どっちにも結構対応できたりするので、育ててて安心ですよ!


最近はよそのブログにお邪魔させていただく機会も増えました。
そんなときに、必ずといっていいほど一緒に育てられている植物があるのです。
それがビカクシダ、園芸店なんかだとコウモリランの名前で売られている場合がほとんどです。
昔は蘭の一種なんだろうなー、くらいのイメージしかなかったのですがシダの一種です。



近所で売ってたので買ってみました。
値段も300円から5000円以上まで色々なのですが、どうやら種類がいろいろあるみたいです。
今回の子は、たぶんビフルカツム。
お店にはウィリンキーって書いてあった気もしますが、詳しくはわかりません。
ビカクシダって板に張り付けて育てるみたいで、なんだかとっても面白そうです。
本当はヘゴ板がいいらしいのですが、高いしそもそも売ってないので、焼き桐板で代用です。
桐板を買ってきて、炙って磨いて自作しました。

炙ってわかる、安いやつやん………。

薄いのでちょっと反ったり、割れたりしました。
ただ、質感は結構いい感じにでました。
屋外でカセットコンロで炙ったのですが、火力も足りなく大変です。
……が、キッチンではやらないほうがいいと思います。
換気扇を回したところで火災報知器が鳴ってしまいそうですし、
当分の間、部屋中きな臭い匂いがとれなくなると思います。
屋内でやる勇気なんてないので試してないですが、火を見るより明らかですし。
炙るだけに………!



張り付けてみました。
見様見真似でやってみましたが、こんな感じでいいのかしら……。
活着するってことは、チランジアみたいにがっちり張り付いてくれる感じなのでしょうか。
どうなるかはわからないですが、そのうち麻紐も取れたらいいですね!
ちなみにぶら下げる機構つけるの忘れたので、適当な場所に立てかけてあります。

実物を見て初めて気付いたのですが、本当にいろんな種類があるのですねー。
キャベツをそのまま張り付けたみたいなのとか、貯水葉の凸凹がかっこいいのとか!
ただ、そういった種類は当然人気で値段も高く、栽培もちょっと難しいのだとか。
こんな感じのインテリアって、なんだかいいですよね。
雄鹿の頭蓋のトロフィーの壁飾りよりは一般受けはいいと思いますし。
ウニの骨格標本は大好きですし、魚の透明標本なんかもかっこいいと思うのですが、
哺乳類あたりの骨格になってくると、途端に不気味に思えてくるのです。
骨格標本が怖くて理科室には寄り付かないタイプでしたし。
デッサンの授業では、よく牛や山羊の頭蓋を扱わされるので嫌々運んでました。
ヴァニタスやカルペ・ディエム、メメント・モリとかそういうモチーフですね。
あれを被って死神ごっことかやってた連中の気が知れないです。

盛大に話が逸れてしまいましたが、そんなかっこいい種類もいつかは育ててみたいですね!



今日のトランカータ。
葉っぱが開いてきました。
鉢から飛び出すには、まだちょっと小さいですけど、
これからもう少し伸びてきそうな雰囲気はあるので期待してます。


晴れる日も増えてきましたが、陽が陰ると急に、ものすごく冷えます。
日差しは暖かいのですが、陽が差さなくなると気温が一気に10度近く下がるので、
高地性はともかく、低地性は怖くて外に出せなくなってきました。
もう冬もすぐそこまで迫ってますねー。
ただ、大窓のある室内や温室なんかでは逆に環境作りはしやすいかもです。
もっとも、低地性の子まで最盛期のような成長をさせようとなると、
維持コストも嵩んでしまいますが……。
今回は、そんな寒空の下でも元気な食虫植物たちのお話です。



Heliamphora minor x heterodoxa
前回の登場から、ずっと屋外放置です。
最近は乾燥するので腰水管理にしました。
ちょっと寒くて紅葉したり、心配したりもしたのですが、
気付いたら新しい葉がわさわさ伸びてきました。
しかも1本や2本どころじゃなく、結構な数です……。
この角度からだと4本見えますね!

本当にヘリアンフォラらしからぬ、なんというタフネス……。
それと屋外栽培してみて気付いたのが、ヘリアンフォラの捕虫能力の高さです。
潅水は頭からじゃばじゃば掛けてるのですが、ネペンテスのような蓋もないので、
水があふれる際に筒の中から羽虫の残骸らしきものも、
一緒に大量にあふれてきて正気度が減りそうになりました。
うわー………、って思わず呟くレベルです。



Cephalotus follicularis BE-3563
最近ではホームセンターでも売ってるらしいのですが、私はまだ見たことないです。
この子はBE由来の子だそうです。
セファロタスは一科一属一種ですが、ハエトリグサほどではないにしても、
いろいろなフォームがあるそうです。
この子はたぶん、普通のタイプなんじゃないかな。
詳しいこと知らないですが……。



植え替え……というより鉢増ししました。
根が長く伸びるので蘭鉢です。
ハエトリグサもそうなのですが、普通の4号深鉢だと底穴から根が飛び出してしまいます。
……ので、蘭鉢を使いたいところなのですが、細長いのでよく転がしてしまいます……><。
それに、なんか妙に高価ですしね、蘭鉢……。

本当は水苔ってあんまり得意じゃないので鹿沼植えにしたかったのですが、
ほぐすのも大変そうだったので、そのまま水苔で増した感じです。
セファロタスは時間は掛かるものの、葉挿しで簡単に増殖できるため、
増えたら鹿沼土系のに植えようかと思います。
例外的に、ハエトリグサは水苔に植えるのが好きなんですけどねー……。



Sarracenia purpurea
1号ポットに植わった極小苗です。
セファロタスのポットと合わせて、森野のお土産です。
サラセニアは気になるけど、背の高くなるのは風が……と言っていたのを覚えていたようです。
こんなにも小さいと、なんだかヘリアンフォラにも似た雰囲気があります。
……というか、サラセニアってホームセンターで売ってるイメージなので、
こんなにも小さい子は初めて見ました……!
品種を指定して買おうとすると、こんなサイズになってしまうのでしょうか。
ここからちゃんと大きくできるのか、ちょっと心配です……。



Pinguicula sp.
去年の今頃の季節にホームセンターで買ってきた、品種不明のピンギキュラ。
メキシカンピンギキュラということくらいしかわかりません。
たぶんウェサーだと思いますが、ラベルにはムシトリスミレとしか書かれていないので……。

多肉みたいな葉の集合体がかわいいと思ったのですが、あれは冬芽だったのですね……。
今はいかにもピンギキュラって葉っぱしてます。
密生してたので株分けしたのですが、それでもまだまだ密生してる感じです……。
分けようと思えば、いくらでも分裂しそうな感じですし……。
分けた際に落ちた葉っぱからも子株が発生してきました。
後ろの二鉢がそれです、まだまだいっぱいあります。
なんていうか、収集がつかなくなりそうです……!
でも、葉挿しで増えた子の方が、ごちゃごちゃしてなくて私好みかもしれないです。



ここでウツボカズラの話題も一つ。
ラフレシアナの蓋が開きました。
まだまだ小さくて、襟の模様もいまひとつですが、形はそれらしくなってきました。
蓋も大きめで、細かい歯がいっぱい生えててなかなかのイケメンです。
大きくなればもっといい形になってくると思うので、
成長はゆっくりですが、これからにも期待です!
草体はもう少しコンパクトにまとまってくれると、助かるのですが……!


プロフィール
Author:左沢ねあ
Illustration:森野久真


コンクリートジャングル暮らしの現代エルフ、食虫植物をはじめ、ちょっと変わった植物を育ててます✨

毎週水曜日、日曜日の二回更新されます。
最新記事
(07/14)
(07/03)
(06/30)
(06/26)
(06/23)
最新コメント
[07/04 なまくら]
[07/01 なまくら]
[06/27 なまくら]
[06/23 なまくら]
[06/21 R.n]
[06/20 なまくら]
カレンダー
05 2025/06 07
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
記事検索


PR



忍者ブログ [PR]