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天気はいいのですが、先日は春の嵐の大荒れの天気でした。
暖かな南風ではあるのですが、些か風圧が強すぎた感じで……。
それこそ、インフラストラクチャーに障害が出るレベルの。
洗濯物とか大丈夫かなー……と、心配していたのですが、
現実は想定の斜め上、物干し台ごと吹き飛ばされていたのでした……。
抵抗の大きいものとはいえ、重さ数十キロの物が宙を舞うとは……。

当然、遮光ネットは全壊でしたので張り直したのですが、
今までは帆のように風圧を全て受け止めていたので、構造を見直してきたのでした。
具体的には二枚重ねになっていたところを二つ折りとして一枚あたりを細くして、
隙間を空けて張ることで風を逃がすようにしました。
テンションを張らずに緩めに留めるのもポイントです。
先日のような規格外の突風にはわかりませんが、それなりの強風なら受け流せるようになりました。

今回剥がれた遮光ネットとは関係ないと思うのですが、
一部の個体に強光障害と思わしき症状が出てきました。
原因はおそらく、冬の間の弱光に慣れた個体を外に出した際、
遮光が冬用の白の寒冷紗一枚だったことだと思われます……。
4月の陽射しって、何気に線量的にはかなり強烈みたいですし。



N. sibuyanensis (d)
葉が赤らんで、少し新芽がぐねぐねしてます。
強光を好むとされるシブヤンエンシスも、冬明けには少し重かったみたいです。
シブヤンに限らず、ウツボカズラは強すぎない光を長時間というのが一番です。
症状としてはかなり軽いので、新しい遮光ネットの下で上手く育ってくれるでしょう。



N. attenboroughii
この子は葉焼けは全くしていないのですが、着袋に失敗しているのが気がかりです。
おそらく原因は、厳冬期に温室に入れてからの最近の屋外管理と、
環境が目まぐるしく変化したことによるものだと思います。
袋はつかなかったものの、葉は順調に大きくなってますし、
現在伸びてる新芽には、ちゃんと袋がつきそうな気配なので、心配なさそうです。
詳しくは、前回の記事参照なのです。



アリストリコーサ。
ここまで袋が膨らんだところで止まりました。
ただ、この子は袋になる芽のストックがたくさんあって、
次のが膨らんできたので、あまり心配しなくてもよさそうです。
とても丈夫な交配種ですし……。
最近の袋は結構大きめなので、近いうちにこの子についても書いていきたいです。



N. veitchii x burbidgeae
新しく開いた葉が焼けてきてますねー。
この種にしては、やや軟弱な感じの葉です。
今の屋外の環境を思い出せば、もう少し硬い葉を出してくれるかなー。
前回の葉の蔓を伸ばしているところなので、しばらくすれば新しい袋がつきそうです。
現状は地味な袋なので、今後の成長に期待です。



N. reinwardtiana
この子も展開前の袋がダメになってますねー。
ただ、開いた袋もあるし、次の袋も膨らませているので問題なさそうです。
ちょうど、屋外栽培に移った際の袋が展開失敗した感じ。
あんまり気にする必要もなさそうです。
この子もそのうち書いていきたいなー。

強光障害というよりは、屋外栽培に移行した環境の変化で、
これまでの環境で作り途中だったものを放棄して、新しく作り直してる感じでしょうか。
通年同じ環境で育てられるのが一番なのでしょうが、
四季の環境変化の激しい国ですし、仕方ないかもです。
現状の屋外環境に慣れたら、どんどん成長していってほしいところです。


寒暖差の非常に激しい気候が続いています。
昼間は汗ばむほどの陽気が一転、夜には凍えるような寒さです。
ここ最近は忙しくて休む間もなく過労気味なのも相まって、体調はどん底の最低な状態です。
週二更新も、少し厳しいかもしれないですねー……。
文章少なめにしてでも、なんとか続けていければいいのですが……。



N. attenboroughii
新しい葉が展開しました。
リーフジャンプのように急激に大きくなったりすることはないのですが、
一回りずつ、着実に少しずつ大きな葉になってきました。
この調子でどんどん大きくなってもらいたいところです。



最新の袋。
なんか、以前のような蓋に戻りましたね……。
アッテンボロギにしては下膨れで、特徴もまだまだです。
ただ、こちらも着実に大きくなってきており、これからに期待です。
大きくなった分、襟の縁のギザ歯などの形状も見えるようになってきました。



一つ前の袋……枯れました。
それ以前の袋はピンシャンしてるのですが……。
原因は、袋ができた位置。
過去記事の成長過程を見てもわかると思うのですが、ラベルに密着しながら育ってきました。
鉢を移動する際、ラベルをどこかに引っかけたらしく、弾いてしまったのでしょう。
くしゃっと潰れて傷ついて、そこから傷んでしまったのでした。
こちらもそれなりの大きさの袋だったので、ちょっと残念です。



新芽もぐいぐい伸びていい感じ。
このままどんどん大きくなって、今年はアッテンボロギらしいベル型の袋が見られたらいいですねー。
今はまだ夜間屋内に取り込んでいますが、月末くらいには終日外で過ごせそうかもです。


4月に入り、昼間は陽射しも強くなってきましたねー。
ウツボカズラたちは屋外で日向ぼっこですが、冬の間に室内でぬくぬく育ったせいか、
ちょっと光が強いのか、一部の個体が若干ゃ赤くなってきました。
葉焼けというほどひどくはないのですが、これから陽射しは強くなる一方ですし、
去年使って傷んだ遮光ネットを繕いつつ、しっかり張ってきたのでした。
今までも一応張ってはあったのですが、冬用の白の寒冷紗一枚だったので、
上から黒の寒冷紗を重ねて、いつもの構成に戻してきました。



N. truncata
専門店以外では入手できない種類の中で、最初に育て始めたウツボカズラです。
入手時に誤送とかいろいろあって、なんだかんだで思い出深い子です。
栽培は簡単な部類に入るそうですが、根部の過湿には弱かったりと、
やっぱり最も普及しているアラタのようにはいかないみたいです。
アラタ、腰水で育ててる人をたまに見ますが、それでも問題なく育ってるみたいですし……!

育てる前に、いろいろ栽培記録などを読んだりもしましたが、
手元に置いて育ててみて、初めてわかるようなこともたくさんあります。
乾燥好きとはいっても限度はありますし、どこまで乾かせばいいのかとかも、
今回の冬の管理で身を以って覚えた感じもあります……。
根をがっつり痛めたので、新しい葉はだいぶ小さくなってしまいました……。
ただでさえ成長の非常に遅い種類だけに結構な痛手ですが、枯死しなかっただけ御の字なのかも……?
それほど思いっきり乾かしてしまったのでした。



導入から2ヵ月ほど経った頃。
初めて記事にしたときの画像です。
袋がある分、現状よりも存在感はあるかもです……。
導入後にうちで初めて袋を作ったときのものなのですが、
環境の急変とかいろいろあったせいか、口が歪に開いてしまいました。



それからしばらく経って、今度はまともな袋ができました。
それにしても、トランカータは本当に成長の遅い子ですねー……。
葉を展開するのに1ヵ月、袋を膨らませるのに1ヵ月、次の新芽を出すのに数週間と、
一つの袋をつけさせるのに、3ヶ月近い時間が掛かります……。
まだ小さな苗というのも、要因のひとつなのでしょうけれど……。



また、トランカータの問題点もいろいろとわかりました。
……とはいっても、トランカータの種類全体に起因するものなのか、
あるいはこの個体にのみ見られる特有のものなのかはわかりませんが……。
新芽の展開時に元の葉の付け根に挟まって、自力では展開できないみたいです。
現状はある程度伸びてきた時点で、手で外しているのですが、
遅れると新芽の先端がもげてしまい、新しい葉に袋がつかなくなってしまいます……。
よそで育てているトランカータの幼苗にも、このような症状はあったりするのでしょうか……?



話は戻って、現在の様子。
夏を越した頃には、葉のサイズは元の倍くらいになっていたのですが、
根を痛めたせいで、元の大きさに戻ってしまったみたいですね……。
むしろ、現在は袋がついていない分、後退したようにも見えます……。
新しい蔓が伸びつつあるので、早く新しい袋も見たいですねー……。
今年中には、調子がよかった頃の大きさに戻したいです。



最近、吊り鉢の下におまけがついてます。
ぶら下げるのに、ちょうどよかったので……。
キセログラフィカも一緒に吊るしたいのですが、ぶら下げる方法が思いつかないのですよねー。
今はその辺に適当に転がしてますが、安定した方がいいのは間違いないだろうし、
そろそろ直射も厳しい季節になってくると思いますし……。

近いうちに、なんとかしないとです……!


さ、寒い……。
桜も咲いて、もうすっかり春と思っていた矢先の花冷えです。
ここ数日は雨続きでしたが、先日は寒の戻りで霙になりました。
その上夕暮れ時になまじ晴れたせいで放射冷却が起こり、朝には辺り一面季節外れの降霜です。
夏野菜の苗は遅霜に当てられると全滅ですし、怖いですねー。



N. ampullaria BE-3659 williams Red x Herlequin
やっぱり低地性の子たちは成長が早いですねー。
次々葉を展開して新しい袋をつけてくれる様は、見ていて楽しいです。
冬の間は高地性の子たちの成長も滞っていたので、なおさらです。
アンプたちは寒さに当てると滞るどころか枯れちゃうので、しっかり加温してましたが、
袋は小さくなったものの、調子は落とさずにこれからの季節を迎えられそうです。



新しい袋が開きました。
まだ開いたばっかりで、ちょっと細いですねー。
もう少し時間が経てば、口も丸く開くと思います。
最近は昼間はよく陽に当てているので、色も悪くなさそうですねー。
先日は数日雨続きでしたが……。



別個体の袋。
こちらもちょうど開きたてです。
季節的に、低地性の子たちの活性も上がってきているのでしょうか。
閉鎖的な温室内の環境云々よりも、単純に日照時間が長くなった影響だと思いますが……。
日照時間の長い国が羨ましいです……。

日照時間の長い国といえばニュージーランドですが、
日の長い夏の季節なんかだと、一日18時間近い脅威の日照時間を誇ります。
朝5時に陽が昇って、夜10時過ぎに日没する感じです。
また、夏季でも最高気温は28度くらいで、陽射しは強くても気温は上がらず、
日没後の夜間は半袖ではいられないほど急激に気温が下がるため、
高地性ネペンテスを栽るには、これ以上ないほどの理想郷みたいな環境かもしれません。
実際あちらの植物は、同種であっても日本では考えられないほど巨大に育ちます。
街路樹の一本一本が、日本では御神木と言われても通用するような大きさです。
ただし固有種も多く、とても貴重な生態系を持つため、検疫がとても厳しいそうですが……。



話は逸れましたが、こちらは高地性アンプラリア。
まだまだって感じです。
葉に対して袋がかなり小さいですが、晩秋の導入だったため日照が足りなかったのか、
もしくは株の充実具合がまだまだ足りないのか……。
……両方だと思います!



新しい袋、完成するにはもうしばらくかかりそうです。
低地性の品種って、本体の大きさの割に袋は控えめなイメージです。
ラフレシアナとか、ビカルカラタとか……。
決して袋が小さい種類というわけではないのですが、対比するロゼットが大きすぎるのです。
ビカルカラタの自生地でのロゼットなんて、2メートル超えがざらにあるっぽいですし……。
栽培下では、植物園のような環境でない限り、そこまで大きくはならないみたいですが。
むしろロゼットを小さくまとめて、袋だけ大きくするのが腕の見せ所らしいです。

うちではまだまだ試行錯誤な手探り状態ですし、まだ幼苗の個体も多いですし、
とりあえずは大きく育ってくれれば、それで満足なところがあります。
もちろん、育てる以上は種としての特徴は出していきたいところですが、
枯れるか瀬戸際のチキンレースで苛め抜いて美しく育てる盆栽のようなやり方は、
私には、まだちょっと敷居が高いです……。


春ですねー。
東京では桜の開花も観測されました。
……とはいっても、遠目には全くわかりません。
5輪だけ咲けば開花宣言なので、仕方ないのですが……。
それでも、お花見が開催されたいたりもします。
かれらにとっては、桜が咲いているか否かは大して重要ではないのかもしれません。



ニジイロトウモロコシの種子。
正式な品種名は、グラスジェムコーン(Glass Gem Corn)だそうです。
いろとりどりの宝石のような見た目から、数年前に一時期話題になりました。
最近はテレビアニメに登場したりと、思ったより知名度はあるのかもしれません。

アメリカのお菓子みたいな色をしていますが、期待を裏切らずにアメリカ産です。
アリゾナ州に籍を置く非営利組織、Native Seedsが主に販売しています。
こんなにもケミカルな色をしていますが、発色はすべて自然由来で、
遺伝子組み換えなどはされておらず、品種改良のみでこの色を出したというから驚きです。



色分けしてみました。
本当にいろんな色があるのですねー。
ほとんどの色については、まあ分かるのですが、
青とか水色はどこから来たのか本当に不思議です……。

品種としては爆裂種に分類され、果皮が非常に硬くなるため、
長期保存が可能で色褪せないため、飾りとして利用されることも多いようです。
爆裂種なので、食べる場合は基本的にポップコーンです。
……というか、それ以外食べられません。
甘味種と同じ感覚で茹でて食べたりすると、非常に悲しい気持ちになります。

一代交配ではなく固定種なので、一度種子を入手してしまえば、あとは自給自足できるのも魅力の一つ。
近くで別種を栽培していたりすると、交雑してしまいますが……。
育て方は普通のトウモロコシと同じだそうです。
寒さには弱いので播種は来月の下旬くらい、桜の散った頃になるでしょうか。
それまでに畑の方の準備をしないと、ですねー。


プロフィール
Author:左沢ねあ
Illustration:森野久真


コンクリートジャングル暮らしの現代エルフ、食虫植物をはじめ、ちょっと変わった植物を育ててます✨

毎週水曜日、日曜日の二回更新されます。
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