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10月に入って夜温も下がりつつあります。
最近は15度以下になることも珍しくなくなってきたので、予報を見つつ低地性の子だけ取り込んでますが、
どうしても気温の上がり切らない早朝に出しつつ、気温の下がり切った夜間に取り込む形になります。
もう少し時間を取れたらいいのですが、難しいところです……。



N. lowii Mt.mulu Thomas Alt clone / Y's Exotics
導入から1年近く経ちましたので、定期報告です。
現在リーフスパン5センチ強といったところ。
うちに来た頃は2センチあるかどうかといった感じだったので、1年で倍以上に成長してくれました。
葉の展開はとても遅く、数える程度しかないのですが、1枚出すごとに着実に大きくなります。



袋。
まだとても小さく、形質的な特徴はまだまだですが、袋の硬さだけは立派にローウィしてます。
リップのストライプも、小さいながら徐々にはっきりしてきました。
少しずつ特徴も出つつあるので、もう少し観察しやすいサイズになってくれたら……。
画像だとストライプ見えるけど、肉眼だとほとんど見えないですし。



前回の葉が伸び切って、新しい袋を膨らませ始めました。
たぶん完成は来年でしょうね……。
これから日照も短くなって、気温も下がってきますので、
おそらくは2月入ったくらいになるんじゃないかなと思います。



葉が伸び切ったので、次の新芽も顔を出しました。
この芽がまた展開して、袋を着けるのは……、
……そんな遠い未来の話はやめよう。
成長は非常に遅いですが、こんな感じでローウィはのんびりながらも順調です。



N. rajah Thomas Alt clone / Y's Exotics
ローウィと同時に導入したラジャです。
こちらも現在の直径は5センチ程度。
やっぱり導入時の倍以上の大きさになっています。
ローウィに比べると葉の展開数は多いですが、1枚当たりの成長率は控えめです。
それにしても、水分多めの管理をしたとはいえ、汚い鉢ですね……。



袋はやっぱりまだまだ小さいですが、ミニマムサイズながらも斜陽に照らされるととても綺麗です。
別のサイトでも言われていましたが、朝陽や夕陽に照らされた植物は綺麗に映りますね。
袋の着き方も含め、特徴はまだまだ出てない感じ。
ラグビーボールとは言いませんが、ラジャらしい袋になるのはいつになることやら……。



苔に埋もれててわかりにくいですが、次の袋。
葉の展開や袋が膨らむ速度は、ローウィと比べれば早いです。
うちのアッテンボロギが導入時にこれくらいのサイズだったので、
来年にはそこそこ見られるようになるかな。
ラジャは根詰まりする前に植え替えたいけど、素焼きの平鉢って全然見ないんですよね……。



次の新芽も伸びてきました。
近縁種だけあって、新芽の伸び方はアッテンボロギと非常によく似ています。
1年経って培養時のホルモンも抜けたのか、無秩序に出てくる脇芽も最近見なくなりました。
超極小苗からのスタートなので年数は掛かりそうですが、
これからどう育っていくかに期待が高まります。


機嫌の悪い日は文章は書かないほうがいいし、Twitter等も触らないようにしているのですが、
ブログの方はせっかく続けている習慣なので、出来るだけ途切れさせたくないです。
一度サボったら、ずるずると書かなくなる気がしますし。
そうやって更新の途切れた放置ブログ、よく見ますし。



N. xHookeriana / Malesiana Tropicals
フーケリアナはラフレシアナとアンプラリアの自然交雑種。
両親共に膨大なフォームやタイプが存在するため、その組み合わせも星の数ほどあります。
フーケリアナというのは、あくまで自然交雑種につけられた名前なので、
栽培下で人工交配された個体の場合は、通例通りにN. rafflesiana x ampullariaと表記します。
マレーシアのナーセリーから輸入した個体ですが、交雑種なだけあってとても丈夫です。
成長も早く、袋も鈴生りにたくさんぶら下げてくれます。



袋の形は、ちょうどラフレシアナとアンプラリアの中間くらい。
サイズは鶏卵くらいの大きさです。
両親共に低地性の中では非常に人気の種類ですが、その両方の形質を受け継いでいます。
どちらも原種でも栽培は簡単な種類ですが、フーケリアナはもっと簡単です。
アンプラリアはともかく、ラフレシアナは微妙に癖がありますし……。
産地にもよるのかもですけれど。



次の袋。
交雑種ですが両親共に低地性なので、原種ほどではないですが寒さは苦手です。
これから冷え込んできますが、温室内で膨らませてくれたら嬉しいです。
ラフレシアナの性質からか、蔓は長めに伸びて袋を引き摺るので吊り鉢管理にしました。
本当は両親共に完全な地生種なので吊られるのは好きではないと思うのですが、
そこは交雑種故の強さで耐えてほしいところです。

ちなみにこの吊り金具は針金を曲げて自作しました。
本物に比べるとスマートさが足りないですが、あると結構便利です。



次の新芽。
出たばかりの新芽のひょろひょろ加減はアンプラリア譲りですね。
アンプラリアもそうですが、毎回サイズダウンしそうな新芽ばかり出しますが、
この状態から普通にリーフジャンプしたりするので、よくわからないです。

いろんなタイプのアンプラリアとかコレクション性が高くて魅力的なのですが、
低地性は冬のランニングコストがえげつないので手を広げにくいです。
高地性なら最低限の加温でも問題は起きにくいですし、
夏場も極一部の超高地性種を除けば、そもそも冷房も必要ないですし。


忙しいし時間は無いし、やることは山積みです。
文句の山ほどもありますが、ここに書くのもアレなので、ぐっと呑み込みます。



N. xMiranda
最近よく後ろに写って存在感を主張している吊り鉢。
やたら大きく成長してしまい、この子が背景に映り込むと遠近感が狂います。
元々は場末のホームセンターで枯れかけていたのを憐憫からお迎えしたのですが、
やっぱり一般に出回るような普及種は強いですね……。



現在リーフスパンは60センチ前後、袋のサイズは25センチくらいです。
蔓がとても長い上に袋自体の大きさもあるので、吊り鉢じゃないと管理できないです。
宙ぶらりんで安定しないと袋が大きくならない種類も多いですが、
この子は宙吊りが好きそうな袋の形をしているので、たぶん問題ないです。



次の袋、完成直前です。
この子が植わっているのは5号鉢なのですが、駄温なのでそれ自体の重さに加え、
草体や鈴生りになった袋の重量もあり、とても重い鉢になってしまいました。
吊るのは少し……というかかなり辛くなりつつあります。
とはいっても、この袋で棚置きは無理でしょ。
もう一回り大きな鉢に植え替えて、鉢スタンドで管理した方がいいかもです。
この子は冬も温室入れなくて平気な強い子ですし。



その次の袋。
複数の袋を同時進行で膨らませることはできないらしく、
一つずつ着実に完成させてゆくタイプのようです。
前の袋はほぼ完成なので、これから膨らんでくると思います。
新芽の方とか、待機中の袋の蕾はたくさんあるので、いい環境で長く育てれば、
たくさんの袋がぶらぶらと鈴生りになってくれるタイプです。
袋自体もかなり長持ちしますし。

一般店にも出回り、非常に安価で栽培も簡単なことから、
マニアには見向きもされないことの多い品種ですが、ちゃんと育ててみると結構楽しいです。
……まあ、一番の理由は栽培面積食いまくりで邪魔になるってことなのでしょうけれど。
ダイエリアナと同じタイプですね……。


秋分を過ぎ、とうとう昼夜の長さが逆転しました。
昼間はまだ気温は上がりますが、夏の暑さとは違った感じになってきました。
今年は冷夏と天候不順の影響もあってか、気温が下がるのが例年よりも早いそうです。
やっぱり冬の寒さも厳しいものになるのでしょうか。
ネペンテスたちにとっては辛い季節になりますが、今年は特に厳しくなりそうな予感です。



N. jamban David / Carnivoria EU
今年の初夏に輸入したジャンバン。
存外に大きな苗が届いてびっくりしたのを覚えています。
成長も順調で、袋をつけてくれました。



まだ2センチ足らずの非常に小さな袋なのですが、すでにジャンバンらしい袋です。
ジャンバンを始め、アリストロキオイデス、ジャクリネアエ、ハマタ等々、
スマトラ系高山性原種は、ごく小さな幼苗のうちから特徴の出た袋をつけてくれます。
もっと大きくなってくれば、よりそれらしくなってくれるはずです。
David氏の苗ということは、実生由来なのでしょうか。
後述するBE由来のクローンもあるので、ギザ歯の個体になってくれたらいいですね。



次の袋も準備万端です。
元々それなりに大きく、成長も順調なので、するすると伸びてきました。
結構伸び上がってしまって不安定になってきたので、支柱を立てて支えてあげたいところ。
徒長しているようにも見えますが、株が成熟しているようには到底見えない感じ。
元々細長い種類だったりするのでしょうか。



N. jamban BE-3276 / Borneo Exotics
やっと入手した、念願のBE産ジャンバン。
調子は悪くなさそうですが、まだ袋は着けないですね……。
今見えてる最新の新芽あたりから着けてくれたら、嬉しいのですが。

David氏由来の個体もそうですが、ジャンバンは導入時の根の量が異常に少ないです。
検疫で用土ごと根を毟られるのは重々承知しているのですが、それにしてもです。
両個体とも、到着時は挿し穂かと見紛うような状況でしたし……。
それでもきちんと育つので、問題ないのでしょうけれど。
ネペンテスは葉からの吸水能力が非常に優れているので、挿し穂の状態でも葉が濡れていれば、
屋外の風通しのいい場所でも意外に平気だったりします。
……というより、真夏に順化用の密閉ケースに閉じ込めたりしたら、逆に一瞬で煮え死にます。
冬には有効な方法なんですけどね、水槽での順化。

ただ、葉がずっと濡れっぱなしだと、どうやら根を伸ばす努力をしなくなるようです。
ある程度養生させたら通常管理に移行してゆくのは、どんな方法の順化でも大切なことですね。


先日は台風が直撃でした。
今年も台風シーズン到来ですねー……。
あらかじめ首都圏に台風直撃の予報が出ていましたので、
植物は全て退避済み、この子たちに被害は出なかったのですが……。



まあ、大体予想はしてましたが、遮光ネット半壊です。
簡単に直せる構造にしてあるので、ちょいちょいと直していきます。



整理しつつ、並べ直しました。
スペースがかなりギリギリですねー……。
4号鉢が大半ですが、鉢増ししたい株も多いので、来シーズンにはまた拡張したいです。
新顔は当分増やさない予定ではありますが、気になる種類もありますし。
ハマタとかアリストロキオイデスとか、スマトラ系の高山種……。



N. glacillis / 大彰園
いつか切ろうと思っていたのですが、徒長した主茎が邪魔で取り込めなかったので、
この機会にとうとう切り落としました。
切った茎は廃棄する予定だったのですが、ちょっとかわいそうだったので、
先の方だけ花瓶に水挿しにしておきました。
本来なら鹿沼土に挿すのがいいのですが、まあ、切り花的な感覚で。
グラシリスなら、これでも十分育つでしょうし。



途中で袋から水がこぼれたりしたのですが、溶けかけの虫とか入ってて最高に気持ち悪いです。
これを頭から被ったりしたら、SAN値が急激に減少しそうです。
室内に入れるなら、一度袋の水は捨てた方がよさそうです。
先日のアンプラリアとか、見た目は綺麗だけど中にはみっちり蟻が詰まってますからね……。



N. truncata / Y's Exotics
新芽が動き出しました。
葉が開くのも袋が着くのも、まだまだ当分先になりそうですが。
トランカータの成長速度から考えたら、たぶん11月くらいかな……。
途中でこんな感じに進捗を定期報告すると思いますが!


プロフィール
Author:左沢ねあ
Illustration:森野久真


コンクリートジャングル暮らしの現代エルフ、食虫植物をはじめ、ちょっと変わった植物を育ててます✨

毎週水曜日、日曜日の二回更新されます。
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