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前々から制作中だったコロ虹用の飼育ケージがようやく完成しました。
時間が掛かったのは材料の発注から納入であり、
図面を引いた時点で全工程の1/3くらい終わってますし、
それに合わせて材料を切り分けた時点で9割方作業は終了しています。
あとはちょいちょいと組み立てて完成です。
図面に誤差があったり、素材が歪んでいたりすると、
辻褄合わせに膨大な作業量の増加が待っているのですけれど……。



N.sibuyanensis AW / Wistuba
あの悪名高いウィスツバからの輸入苗にしては、拍子抜けするほどに丈夫で素直ないい子です。
ツヤツヤで瑞々しい葉っぱを次々展開してくれます。
本種の葉っぱはプラスチックのように硬質ですが、葉質自体は革質ではなく、
草質ネペンの葉を極限まで硬くしたような質感をしています。

導入時、AWからの輸入なので、どうせ小指の先みたいな苗が届くと思い、
3号鉢を用意していたのですが到着した苗は存外に大きく、急遽4号鉢に植え付けたのですが、
今となってはそれも小さくなりそうです。
……というかシブヤンエンシスが全体的に4号鉢だと狭くなりつつあるので、
まとめて5号鉢辺りにランクアップさせたいところです。
今の時期は高山性種も含めて屋内に退避している日が殆どなので、
鉢増しに備えて屋外の栽培スペースの増設をしていきたいところ。



袋。
なんか、接地してるのに随分と面長な形です……。
AWのシブヤンエンシスはとても綺麗な個体と聞いているのですが、
まだまだ袋に色も出ていないみたいですし、今後に期待です。
本種は袋を物陰に隠すように着ける傾向がありますが、この個体は特にそれが顕著ですね。
袋はみんな株元に隠しています。

それにしても、本来シブヤンエンシスは春から秋の初め頃までの、
日照の長い時期にしか袋を着けないはずなのですが、今年はがんばってますねー。
BE産の個体なんて未だに新しい袋作ってて、嬉しいけど異常事態です。
それに今年はペルタタも未だに袋を着けていたり、
去年までうちで袋を着けていなかった個体が軒並みがんばってるんですよね。
逆に去年好調だった子は、今年は微妙な出来だったり……。
毎年同じ年は無いですし、それぞれの種の好む環境だったということなのでしょうけれど、
それでも植物栽培はとても奥の深いものなのだと、改めて実感させられます。


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無題
EP.AW.各々成長がどう違っていくのか楽しみですね。
この子はバケツというより繭の様な感じで可愛いです。
なまくら 2018/11/21 (Wed) 09:33 編集
Re:無題
≫なまくらさん

同じ種類でも個体差を楽しめるのは本当に面白いです。
アンプラリアのように同種のみをコレクションしたり、
あるいはその種の中でも自身の求める極美個体を探してみたり……。
ネペンテス栽培の楽しみは、本当に人それぞれです。
2018/11/25 (Sun) 01:16
プロフィール
Author:左沢ねあ
Illustration:森野久真


コンクリートジャングル暮らしの現代エルフ、食虫植物をはじめ、ちょっと変わった植物を育ててます✨

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