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ブログで使用している画像の容量上限が近付いてきたため、
そろそろブログの移転について考えるようになりました。
同じサービスで新しく作り直せばテンプレートも使い回せるのですが、
せっかくなので別の場所にも異動してみようかとも思ったり……。
とりあえずは、移転はそう先のことではないはずです。



N. sibuyanensis (d) / Exotica Plants
曲者だったエキゾチカプランツ産の個体です。
導入から丸二年、葉は展開するものの袋は一切着けてくれませんでした。
なんとか袋を着けさせようと、あれこれ試みてみたものの、結果は出ませんでした。
やっと袋を着け始めるようになったのは、今年の晩夏の頃からなのでした。



二年も掛けて完成した袋がどんなものになるのか、
期待と不安の入り混じる思いでしたが、出来上がってみれば小さいものの、
袋の形としては、なかなかの理想形でいい感じ。
今回のは宙ぶらりんで完成したため、やや面長な仕上がりとなりましたが、
用土に接地した状態だと、寸胴でどっかり座ったような丸い袋で、
まさに私がシブヤンエンシスを育てたくなる契機になった画像の袋を、そのまま小さくしたような。
このままの形で大きく成長してくれたら、本当に素晴らしい個体になるのではと思います。

もっとも、個体としての気難しさは理想とは程遠いのですが……。
袋を着けさせるのが難しいからこそ、完成時のうれしさも一入ですが、
できることなら、この素晴らしい袋をもっと気軽に楽しめたら……。
そんなときにこそ活躍するのが、実生選別からの品種改良なのでしょうねー。
ローウィなんかも実生に実生を繰り返していけば、日本の夏の暑さにも適応できて、
それでいて成長も早いとか、いつかそんな個体も現れるのかもしれません。
ローウィは産地ごとの個体差も大きく、交配種に似た特性でも出てくれたらあるいは……。
産地ごとの個体差という魅力をかなぐり捨てることになってはしまいますけれど……。

ただ、あんまり栽培が簡単だったり、広く普及してしまったりすると、
一気に駄物扱いされてしまうような気もしたり……。
いろいろな界隈を覗いてみると、この手の価値観を持つ層はどこにでも居るみたいですね……。
やれ、多肉植物のラベル落ち個体だったり、様々なモルフを持つ爬虫類のノーマル個体だったり。
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無題
2年も着袋を待てるのは本当に好きな証ですね!
sibuyanensis 小さくても独特のバケツ感と色彩は綺麗です。
ゾロゾロぶら下がれば迫力も出そうです!
原種の愚図りには心配ばかりさせられますが
こうして形に成った時の感動があるから面白いです。

この難しさや癖を楽しめない人間は栽培や飼育をする事に向いていないだけなんですよね。
機材も品種も充実している中で好みより
容易さを重視する嫌な流行り方は消えて欲しいのですが..
なまくら 2018/11/18 (Sun) 12:18 編集
Re:無題
≫なまくらさん

シブヤンエンシス自体の栽培は簡単な方ではあるのですが、
本個体群だけはかなり気難しい傾向があるらしく、
本当に全然袋を着けないと、以前に他の栽培家の方から聞いたことがあります。
本種は元々日照の長い季節以外には頑なに袋を着けないため、今年はもう最後でしょうね。
来年の春以降も安定して袋を着けてくれるようにがんばります。

栽培の容易な品種でも魅力的な品種はたくさんありますし、
技術的な観点からも難易度で栽培品種を決めるのは悪い事ではないと思います。
問題なのは、栽培が簡単だからと好きでもない種類を育てようとする方です。
栽培・飼育が簡単だから、初心者向けと書かれていたから、他人から勧められたから、
そういった理由で好きでもない子をお迎えするのは、迎えられる子も可哀想ですし、
何よりこれからずっとお世話していくのに苦痛しか無いと思うのですが……。
2018/11/21 (Wed) 02:51
無題
説明下手ですみません。
自分が好きな種だから飼う、栽培する。
だから難しさや癖を楽しめる。
仰る通り容易な種でも好きで在れば楽しめるはずです。
問題なのは
飽きて投げられると様々な問題が発生して
本当に好きで楽しんでいる方々に迷惑が掛かる事です。
以前サソリを逃がした馬鹿のお陰で規制が出来て
多くのサソリマニアを失望させました。
新規のマニアはキョクトウ系の素晴らしさを楽しむことは出来ません。
楽しみ方は人それぞれですが
同じ趣味家に迷惑をかけない事が栽培、飼育するにあたり最低限のマナーです。
今の爬虫類事情は危ない流行り方をしていると思います。
10年後幾つ規制対象が増えていのか心配です..
なまくら 2018/11/21 (Wed) 09:22 編集
Re:無題
≫なまくらさん

キョクトウサソリの仲間は本当に好きだったので、今でも残念でなりません。
特定外来種への登録は簡単でも、解除された事例は全くありません。
現在でも飼育可能な微毒種でさえ、知識の無い方からしたら、
致命的な猛毒を持ち、自ら進んで刺しに来る危険生物という認識しか無いのですから、
今後も国内での飼育は不可能なのでしょうね……本当に残念です。
ちなみに食虫植物の中でもドロセラの一部は特定外来種として指定されています。
ミシシッピーアカミミガメの特定外来種入りも確定しましたし、規制は増える一方でしょうね……。
縁日ですら手軽に買える亀とは違い、蛇ではまだまだ顕著化していませんが、
コーンなんかは日本の冬も余裕で越せるでしょうし、憂うことは多すぎます。
2018/11/25 (Sun) 01:16
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Illustration:森野久真


コンクリートジャングル暮らしの現代エルフ、食虫植物をはじめ、ちょっと変わった植物を育ててます✨

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