×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
南向きの室内は暖かいのですが、一歩外へ出れば吹き荒ぶ木枯らしが冷たいです。
部屋に居ても聞こえてくる風息の音は、なんだか不安になる音色ですね。
びひゅおうおうおうおうひゅうおうおうおうおうおう。
―――世界的迷子だ。
N. sibuyanensis (d) / Exotica Plants
EP産シブヤンエンシスについて本気出して考えてみました。
まずは観察です。
根元を見たところ、どうやら根が結構傷んでいる様子。
その原因について……。
そういえば他の袋を着けているシブヤンとは明確に違うところがあります。
他のシブヤンは、他の大多数のネペンテスと同じ通常の無機用土で植え付けてあるのですが、
このEPシブヤンは元々植わっていた軽石主体の用土を使用しています。
さらに水捌けがよくなるような加工をした素焼き鉢に植えていました。
思えば、これが問題だったのではないかと……。
本個体が導入時に元々植わっていたのは、ポリポットでした。
あの用土は本来通気性のない鉢に使うべきものだったんじゃないかなって……。
それによって用土中の水分量が足りず、過度の乾燥によって根が傷んだのではないかと。
さらには粒の大きな軽石によって用土中の隙間が大きかったことも災いして、
しっかり根を張ることができなかったんじゃないかなって……。
そう結論付けましたので、問題を解決すべく植え替えを敢行したのでした。
高地性ネペンテスの植え替え適期は12月頃なので、少し時期は過ぎているのですが、
本格的に屋外栽培へと移行する4月までに十分な時間があることに加え、
低地性種用の温室内は環境が安定しているので、そこで養生させようかと。
鉢から抜いてみました。
やっぱり根はあまり伸びてないですねー……。
袋を形成するに足りる根がなかったことが、ずっと袋を着けてくれなかった主原因な気がします。
問題は、意外になくはないんだって気がつきました。
使用するのは5号鉢。
4号鉢に比べると容積の増加から水捌けや通気性は悪くなっていますので、底抜き鉢にします。
用土はいつもの無機用土なので、ちょうどいいんじゃないかなって。
ただ、5号鉢はまだあまり使っておらず、使っているのも通常仕様なので、
使用感についてはまだよくわかっていないことも多く……。
5号鉢については次回詳しく書いてみることにするとして、
今回のシブヤンエンシスが、5号鉢運用の試金石になってくれたらいいなって思います。
植え付け完了です。
これで軽石主体ではなく、通常の無機用土となりました。
そういえば去年の下半期以降は栽培スペースの問題もあって全く導入していなかったので、
ネペンテスを植え付ける作業はかなり久しぶりですねー。
植え替え直後はバイタルV-RNAでケアしておきます。
価格的に気軽に使えるものでもないですが、輸入順化や植え替えの安心感が段違いです。
不調の所見と植え替えの判断が正しかったのか、それは春以降になれば解ること。
何が正しかったのかは、全て後の歴史が決めてくれるのです。
せっかくなので、後で答え合わせしてみましょう。
それはさておいて、やっぱり植え替え作業は楽しいですねー。
高額苗や希少種なんかだと怖くてビクビクしながら作業してますが。
なんだかんだで今年の梅雨頃には2周年を迎えて、屋外栽培も3期目に入るわけです。
やっぱり、そろそろ植え替えが必要になってくる鉢も出てくるわけで。
今年の目標である、今居る子たちを大きくするためにも、
狭くなりそうな子は、今のうちに鉢増ししておいた方がいいかもしれません。
部屋に居ても聞こえてくる風息の音は、なんだか不安になる音色ですね。
びひゅおうおうおうおうひゅうおうおうおうおうおう。
―――世界的迷子だ。
N. sibuyanensis (d) / Exotica Plants
EP産シブヤンエンシスについて本気出して考えてみました。
まずは観察です。
根元を見たところ、どうやら根が結構傷んでいる様子。
その原因について……。
そういえば他の袋を着けているシブヤンとは明確に違うところがあります。
他のシブヤンは、他の大多数のネペンテスと同じ通常の無機用土で植え付けてあるのですが、
このEPシブヤンは元々植わっていた軽石主体の用土を使用しています。
さらに水捌けがよくなるような加工をした素焼き鉢に植えていました。
思えば、これが問題だったのではないかと……。
本個体が導入時に元々植わっていたのは、ポリポットでした。
あの用土は本来通気性のない鉢に使うべきものだったんじゃないかなって……。
それによって用土中の水分量が足りず、過度の乾燥によって根が傷んだのではないかと。
さらには粒の大きな軽石によって用土中の隙間が大きかったことも災いして、
しっかり根を張ることができなかったんじゃないかなって……。
そう結論付けましたので、問題を解決すべく植え替えを敢行したのでした。
高地性ネペンテスの植え替え適期は12月頃なので、少し時期は過ぎているのですが、
本格的に屋外栽培へと移行する4月までに十分な時間があることに加え、
低地性種用の温室内は環境が安定しているので、そこで養生させようかと。
鉢から抜いてみました。
やっぱり根はあまり伸びてないですねー……。
袋を形成するに足りる根がなかったことが、ずっと袋を着けてくれなかった主原因な気がします。
問題は、意外になくはないんだって気がつきました。
使用するのは5号鉢。
4号鉢に比べると容積の増加から水捌けや通気性は悪くなっていますので、底抜き鉢にします。
用土はいつもの無機用土なので、ちょうどいいんじゃないかなって。
ただ、5号鉢はまだあまり使っておらず、使っているのも通常仕様なので、
使用感についてはまだよくわかっていないことも多く……。
5号鉢については次回詳しく書いてみることにするとして、
今回のシブヤンエンシスが、5号鉢運用の試金石になってくれたらいいなって思います。
植え付け完了です。
これで軽石主体ではなく、通常の無機用土となりました。
そういえば去年の下半期以降は栽培スペースの問題もあって全く導入していなかったので、
ネペンテスを植え付ける作業はかなり久しぶりですねー。
植え替え直後はバイタルV-RNAでケアしておきます。
価格的に気軽に使えるものでもないですが、輸入順化や植え替えの安心感が段違いです。
不調の所見と植え替えの判断が正しかったのか、それは春以降になれば解ること。
何が正しかったのかは、全て後の歴史が決めてくれるのです。
せっかくなので、後で答え合わせしてみましょう。
それはさておいて、やっぱり植え替え作業は楽しいですねー。
高額苗や希少種なんかだと怖くてビクビクしながら作業してますが。
なんだかんだで今年の梅雨頃には2周年を迎えて、屋外栽培も3期目に入るわけです。
やっぱり、そろそろ植え替えが必要になってくる鉢も出てくるわけで。
今年の目標である、今居る子たちを大きくするためにも、
狭くなりそうな子は、今のうちに鉢増ししておいた方がいいかもしれません。
この記事にコメントする
無題
これで調子を取り戻して大きなピッチャーをつけてくれるといいですね。見ただけで原因を探り当てられるのはいいですね。私はまだなんで不調なのかまるでわからないレベルです。
ラン展で見事なピッチャーを見てしまったのでスペースも無いのにシブヤンエンシス熱が高まってしまいました。シブヤンエンシスの記事は勉強と目の保養になるのでありがたい限りです。
ラン展で見事なピッチャーを見てしまったのでスペースも無いのにシブヤンエンシス熱が高まってしまいました。シブヤンエンシスの記事は勉強と目の保養になるのでありがたい限りです。
Re:無題
≫jaz*****さん
あくまで予想なので、本当に合ってるかどうかは数ヵ月経ってみないとわからないです。
でも、この環境の変化をきっかけに袋を着けるようになってくれれば嬉しいです。
シブヤンエンシスは育てている人が少ないのか、栽培に関する記事はほとんど無いですね……。
とても魅力的な原種なので、ぜひ育ててみてください。
輸入するならBEからの個体が状態がよく、順化もスムーズなのでおすすめです。
あくまで予想なので、本当に合ってるかどうかは数ヵ月経ってみないとわからないです。
でも、この環境の変化をきっかけに袋を着けるようになってくれれば嬉しいです。
シブヤンエンシスは育てている人が少ないのか、栽培に関する記事はほとんど無いですね……。
とても魅力的な原種なので、ぜひ育ててみてください。
輸入するならBEからの個体が状態がよく、順化もスムーズなのでおすすめです。
プロフィール
Author:左沢ねあ
Illustration:森野久真
コンクリートジャングル暮らしの現代エルフ、食虫植物をはじめ、ちょっと変わった植物を育ててます✨
毎週水曜日、日曜日の二回更新されます。
Illustration:森野久真
コンクリートジャングル暮らしの現代エルフ、食虫植物をはじめ、ちょっと変わった植物を育ててます✨
毎週水曜日、日曜日の二回更新されます。
最新コメント
リンク(業者関連)
カレンダー
記事検索
アーカイブ
PR