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冬至です!
今日は1年の間で最も日の短い日!
3時前にもなると、すっかり陽が傾いてしまいます。
日の短い季節は、どうしても寂しい気分になりがちですが、
この日を境にまた少しずつ日が伸びてゆくのは、なんだか希望の象徴みたいですね!
N. veitchii bario Akazukin x stripe peristome
ついに導入しました、ビーチ・バリオ。
以前から気になる種類の一つでしたが、ビーチ・バリオは個体差が非常に激しく、
買ってみても好みの個体になる確証はないし、
形質の保証された個体はとんでもない値段だったりして、
なかなか手を出せないでいました。
今回の個体は実生個体。
ただでさえ個体差の激しいビーチ・バリオの実生個体なんて、
どんな成長をするのか、見当もつかないような気もしますが……。
この子、親元がすごいのです。
片親の『Akazukin』といえば、赤く丸い袋に派手な縞々襟の超優良個体、
もう片親の『stripe peristome』も、その名の通りストライプ襟が特長の品種です。
かの山田食虫植物農園にて作出され、同じ交配の苗が大量に販売されていますが、
今回お迎えしたのは、その中でも特に袋が赤く丸くなりそうな選抜個体です。
今はまだ幼苗ですが、将来的に両親のストライプも引き継いでくれたら、
赤ずきん似の綺麗な個体になってくれるのではないでしょうか!?
まだ小さな幼苗です。
頻繁に登場するトランカータも同じくらいのサイズからのスタートだったので、
1年もあれば、それなりのサイズになるんじゃないでしょうか。
うちのトランカータも、由来を辿ると山田食虫植物農園に行き着くそうですし。
……販売元は、違いますけど。
最近知ったのですが、ビーチとトランカータって近縁種じゃないんですね……。
今までずっと近縁だと思ってました。
ただ、育て方は大体同じような感じだと思います。
陽当たりも風当たりもよくして、用土は乾燥気味で。
ビーチの方がデリケートらしいですが、大体そんな感じらしいです。
水はけのいい鉢といえば、うちでも胴抜き鉢をいくつか試作してみましたが……。
ラジャを植えてある試作一号。
スリットを入れた、典型的なよくある胴抜き鉢です。
鉢内の水はけも風通しも最高によいのですが、
横から用土の粒がぽろぽろこぼれてくるのが最高にダメな感じです。
水苔植えするなら、最高かもしれないですが……。
見た目以外は、ですけど。
ローウィを植えた試作二号。
この呼び方、なんかガンダムっぽくてお気に入りです。
最初のが用土だだ漏れだったことから、スリットではなく穴を無数に開けたタイプです。
通気性は多少劣りますが、用土がこぼれることもなく、いい感じです。
水も横から抜けるので、通水性はよさそうですし。
穴の位置を決めて、規則的に開ければ、見た目もそんなに悪くないです。
ただ、加工がとんでもなく面倒で、二度とやりたくないので却下です。
シブヤンエンシスを植えた試作三号。
デンドロビウムが植わってそうなタイトルですが、蘭はやってないので……。
一見すると、ただの素焼き鉢ですが……。
同じ加工を施した空鉢。
底穴を拡げて、ほぼ底抜けに近い状態になってます。
あんまりやりすぎると、鉢底ネットがすっぽ抜けるので程々に。
元々はセッコクを植えるための技術だそうです、まさにデンドロビウム。
側面はノータッチなので、どうなのか試してみたところ、
水はけがとんでもなくよくなったので、用土の過湿を嫌うタイプには最適そうです。
夏季はミストシャワーで冷やすので、水はけはとても大事ですし。
4号鉢くらいまでなら、無くてもなんとかなりそうですが、
それ以上になると、鉢内に結構水が停滞して、乾きにくくなったりするので、
中粒の用土と合わせて意識したほうがよさそうかもって思いました。
そして一番大事な加工性。
元々開いてる穴を棒ヤスリでゴリゴリするだけなので、
リューターなどの特殊な工具も必要ない上に、数分とかからずにできます。
とても簡単なので、乾燥気味の用土を好む子には積極的に使っていこうと思います。
デメリットは、メリットでもあるのですが、ものすごく乾きます。
素焼き鉢自体も乾きやすいですが、種類によらず加工した鉢はその比較じゃないくらい乾きます。
乾いた環境の苦手な子には逆効果だと思いますし、
ミストシャワー影響下や、小まめな潅水ができるなどの環境でなければ、
ドライアウトのリスクが格段に上がります。
温度や湿度、用土などもそうですが、一部の環境のみをそのまま真似すると、
大失敗に繋がることがあるため、それぞれの管理や環境に合わせて、
取捨選択や創意工夫などしていくことが、とても大切です。
難しい話になった気もしますが、今回のビーチは底穴を拡げた鉢に植える予定です。
もう少し暖かくなってから、春からの屋外栽培には間に合う程度に……!
今日は1年の間で最も日の短い日!
3時前にもなると、すっかり陽が傾いてしまいます。
日の短い季節は、どうしても寂しい気分になりがちですが、
この日を境にまた少しずつ日が伸びてゆくのは、なんだか希望の象徴みたいですね!
N. veitchii bario Akazukin x stripe peristome
ついに導入しました、ビーチ・バリオ。
以前から気になる種類の一つでしたが、ビーチ・バリオは個体差が非常に激しく、
買ってみても好みの個体になる確証はないし、
形質の保証された個体はとんでもない値段だったりして、
なかなか手を出せないでいました。
今回の個体は実生個体。
ただでさえ個体差の激しいビーチ・バリオの実生個体なんて、
どんな成長をするのか、見当もつかないような気もしますが……。
この子、親元がすごいのです。
片親の『Akazukin』といえば、赤く丸い袋に派手な縞々襟の超優良個体、
もう片親の『stripe peristome』も、その名の通りストライプ襟が特長の品種です。
かの山田食虫植物農園にて作出され、同じ交配の苗が大量に販売されていますが、
今回お迎えしたのは、その中でも特に袋が赤く丸くなりそうな選抜個体です。
今はまだ幼苗ですが、将来的に両親のストライプも引き継いでくれたら、
赤ずきん似の綺麗な個体になってくれるのではないでしょうか!?
まだ小さな幼苗です。
頻繁に登場するトランカータも同じくらいのサイズからのスタートだったので、
1年もあれば、それなりのサイズになるんじゃないでしょうか。
うちのトランカータも、由来を辿ると山田食虫植物農園に行き着くそうですし。
……販売元は、違いますけど。
最近知ったのですが、ビーチとトランカータって近縁種じゃないんですね……。
今までずっと近縁だと思ってました。
ただ、育て方は大体同じような感じだと思います。
陽当たりも風当たりもよくして、用土は乾燥気味で。
ビーチの方がデリケートらしいですが、大体そんな感じらしいです。
水はけのいい鉢といえば、うちでも胴抜き鉢をいくつか試作してみましたが……。
ラジャを植えてある試作一号。
スリットを入れた、典型的なよくある胴抜き鉢です。
鉢内の水はけも風通しも最高によいのですが、
横から用土の粒がぽろぽろこぼれてくるのが最高にダメな感じです。
水苔植えするなら、最高かもしれないですが……。
見た目以外は、ですけど。
ローウィを植えた試作二号。
この呼び方、なんかガンダムっぽくてお気に入りです。
最初のが用土だだ漏れだったことから、スリットではなく穴を無数に開けたタイプです。
通気性は多少劣りますが、用土がこぼれることもなく、いい感じです。
水も横から抜けるので、通水性はよさそうですし。
穴の位置を決めて、規則的に開ければ、見た目もそんなに悪くないです。
ただ、加工がとんでもなく面倒で、二度とやりたくないので却下です。
シブヤンエンシスを植えた試作三号。
デンドロビウムが植わってそうなタイトルですが、蘭はやってないので……。
一見すると、ただの素焼き鉢ですが……。
同じ加工を施した空鉢。
底穴を拡げて、ほぼ底抜けに近い状態になってます。
あんまりやりすぎると、鉢底ネットがすっぽ抜けるので程々に。
元々はセッコクを植えるための技術だそうです、まさにデンドロビウム。
側面はノータッチなので、どうなのか試してみたところ、
水はけがとんでもなくよくなったので、用土の過湿を嫌うタイプには最適そうです。
夏季はミストシャワーで冷やすので、水はけはとても大事ですし。
4号鉢くらいまでなら、無くてもなんとかなりそうですが、
それ以上になると、鉢内に結構水が停滞して、乾きにくくなったりするので、
中粒の用土と合わせて意識したほうがよさそうかもって思いました。
そして一番大事な加工性。
元々開いてる穴を棒ヤスリでゴリゴリするだけなので、
リューターなどの特殊な工具も必要ない上に、数分とかからずにできます。
とても簡単なので、乾燥気味の用土を好む子には積極的に使っていこうと思います。
デメリットは、メリットでもあるのですが、ものすごく乾きます。
素焼き鉢自体も乾きやすいですが、種類によらず加工した鉢はその比較じゃないくらい乾きます。
乾いた環境の苦手な子には逆効果だと思いますし、
ミストシャワー影響下や、小まめな潅水ができるなどの環境でなければ、
ドライアウトのリスクが格段に上がります。
温度や湿度、用土などもそうですが、一部の環境のみをそのまま真似すると、
大失敗に繋がることがあるため、それぞれの管理や環境に合わせて、
取捨選択や創意工夫などしていくことが、とても大切です。
難しい話になった気もしますが、今回のビーチは底穴を拡げた鉢に植える予定です。
もう少し暖かくなってから、春からの屋外栽培には間に合う程度に……!
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無題
こんばんわ。
オォ~、ピーチ良いですね。未だちっちゃそうですが、中々良い感じになっていますね。我家にもビーチ・バリオストライプがありまして、ずっと元気にしていたのですが、今夏の猛暑で召されてしまいました。それにラジャも。( ノД`)シクシク…
今後は、低地性種の育て易い品種に特化しようと思います。唯、シブヤンは丈夫で今夏も愚図ることなく生きてます。
オォ~、ピーチ良いですね。未だちっちゃそうですが、中々良い感じになっていますね。我家にもビーチ・バリオストライプがありまして、ずっと元気にしていたのですが、今夏の猛暑で召されてしまいました。それにラジャも。( ノД`)シクシク…
今後は、低地性種の育て易い品種に特化しようと思います。唯、シブヤンは丈夫で今夏も愚図ることなく生きてます。
Re:無題
>>Monkeycupさん
こんばんは!
先日お迎えしたばかりで、まだポットから植えつけてもいないのですが、
こんなにも小さいのに綺麗に発色していて将来有望です!
そちらのラジャとビーチは残念でしたねー……。
今年の夏は特に暑かったですし……。
うちの瀕死だったMTシブヤンも、なんとか復活してきたので、
春以降の成長期が待ち遠しいです。
とりあえずは、元の大きさに戻してあげたいです!
こんばんは!
先日お迎えしたばかりで、まだポットから植えつけてもいないのですが、
こんなにも小さいのに綺麗に発色していて将来有望です!
そちらのラジャとビーチは残念でしたねー……。
今年の夏は特に暑かったですし……。
うちの瀕死だったMTシブヤンも、なんとか復活してきたので、
春以降の成長期が待ち遠しいです。
とりあえずは、元の大きさに戻してあげたいです!
無題
こんばんは。
ビーチは大好きな原種です。
この冬ビーチローランドの大きな挿し木苗を入手できまして、憑りつかれた様に毎日眺めています(笑)
素晴らしい原種なのですが、成長が遅いだけあって大きな苗の入手が難しいのが問題ですね・・・
ビーチは大好きな原種です。
この冬ビーチローランドの大きな挿し木苗を入手できまして、憑りつかれた様に毎日眺めています(笑)
素晴らしい原種なのですが、成長が遅いだけあって大きな苗の入手が難しいのが問題ですね・・・
Re:無題
>>花楽園さん
こんばんは!
ビーチは個体群ごとにもいろいろな形質があって面白いですねー。
トランカータと違って挿し木は簡単らしいですが、
匍匐して徒長しないらしいので、数は増やしにくいみたいです。
膨大なバリエーションの中からお気に入りの個体に出会えると、嬉しくなっちゃいますね!
こんばんは!
ビーチは個体群ごとにもいろいろな形質があって面白いですねー。
トランカータと違って挿し木は簡単らしいですが、
匍匐して徒長しないらしいので、数は増やしにくいみたいです。
膨大なバリエーションの中からお気に入りの個体に出会えると、嬉しくなっちゃいますね!
プロフィール
Author:左沢ねあ
Illustration:森野久真
コンクリートジャングル暮らしの現代エルフ、食虫植物をはじめ、ちょっと変わった植物を育ててます✨
毎週水曜日、日曜日の二回更新されます。
Illustration:森野久真
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