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ここ数日、とんでもなく厳しい残暑が続いてますね……。
反面、夜間は気温がぐっと下がるようになってきました。
寒暖差の波状攻撃を受けて、私はすっかり体調を崩しています。
最近は奇妙な軌道の台風も猛威を振るっていますし、体調面でも安全面でも気をつけないといけませんね。
さて、本題です。
ウツボカズラも植物ですから、花を咲かせて種をつけます。
食虫なんて奇抜な特性を得ても、やっぱり植物なんですね。
ウツボカズラは雌雄異体で、雄花を咲かせる雄の個体と、雌花を咲かせる雌の個体に分かれています。
つまり、種子を得るには両方を開花させないといけないのです。
しかし、雄花の花粉は冷凍保存が可能とのことなので、同時に開花させる必要はなく、
そういった意味では思ったより難易度は高くないのかもしれません。
本当に難しいのは種子を採取した後の、実生栽培です。
……としたら、自生地で、雄花と雌花が自然と出会う確率はどの程度なのでしょうか。
そう考えると自然交配種なんて、すごいロマンを感じます!
今回花芽をつけたのは、ダイエリアナです。
意外と開花しやすいと聞きますが、うちでも咲きそうです。
現存するダイエリアナは全て雄株なので、必然的に今回の花は雄花ってことになります。
花粉なら冷凍保存できるのですが、ダイエリアナを片親にした交配ってどうなんでしょうねー。
ダイエリアナ自身が多重交配種なので、どうなってしまうのか想像もつきません。
そもそも、うちには他に咲きそうな子もいないので、受粉する先がないのですが……。
いつかはうちの幼苗たちも花を咲かせて、交配なんてできたら夢が広がりますね!
まずは、他の子たちも開花できる大きさまで育てるのが先です。
どこかから新鮮なネペンテスの種子を入手できたら、それを育ててみるのも楽しいかもしれません!
反面、夜間は気温がぐっと下がるようになってきました。
寒暖差の波状攻撃を受けて、私はすっかり体調を崩しています。
最近は奇妙な軌道の台風も猛威を振るっていますし、体調面でも安全面でも気をつけないといけませんね。
さて、本題です。
ウツボカズラも植物ですから、花を咲かせて種をつけます。
食虫なんて奇抜な特性を得ても、やっぱり植物なんですね。
ウツボカズラは雌雄異体で、雄花を咲かせる雄の個体と、雌花を咲かせる雌の個体に分かれています。
つまり、種子を得るには両方を開花させないといけないのです。
しかし、雄花の花粉は冷凍保存が可能とのことなので、同時に開花させる必要はなく、
そういった意味では思ったより難易度は高くないのかもしれません。
本当に難しいのは種子を採取した後の、実生栽培です。
……としたら、自生地で、雄花と雌花が自然と出会う確率はどの程度なのでしょうか。
そう考えると自然交配種なんて、すごいロマンを感じます!
今回花芽をつけたのは、ダイエリアナです。
意外と開花しやすいと聞きますが、うちでも咲きそうです。
現存するダイエリアナは全て雄株なので、必然的に今回の花は雄花ってことになります。
花粉なら冷凍保存できるのですが、ダイエリアナを片親にした交配ってどうなんでしょうねー。
ダイエリアナ自身が多重交配種なので、どうなってしまうのか想像もつきません。
そもそも、うちには他に咲きそうな子もいないので、受粉する先がないのですが……。
いつかはうちの幼苗たちも花を咲かせて、交配なんてできたら夢が広がりますね!
まずは、他の子たちも開花できる大きさまで育てるのが先です。
どこかから新鮮なネペンテスの種子を入手できたら、それを育ててみるのも楽しいかもしれません!
すっかりウツボカズラ限定のブログみたいになってますが、ネペンテス以外にもいろいろあったりします。
今日紹介するのは、そんな中の第一弾、多肉植物のリトープスです!
リトープスにはたくさんの種類があり、地域ごとにも個体差があるため、
産地ごとにナンバリングされ、それぞれにコールナンバーが割り振られています。
とにかく膨大な種類が存在するため、ナンバーごとに収集するのがトレンドっぽいです!
小石のように小さな植物なので、たくさん集めてもかさばりにくく、
コレクター魂も相まって、日本向けの植物なのではないでしょうか。
うちのは場末のお店に売ってた寄せ植えミックスリトープスなので、
ナンバーなどなく、種小名も一切不明です!
大体こんな系統由来の子だろうなー、というのはわかるのですが……。
ちなみにこのミックスリトープス、一部の意識高い系のコレクターからは蛇蝎のごとく嫌われています。
ラベル落ちや交雑種には何の価値もない、みたいな……?
どんな界隈にも居る人たちですが、それぞれのコレクションのどこに価値を見出すかは個人の自由ですし、
その考えを否定するつもりもありませんが、わざわざ人んちの子にケチをつけるのはどうかと思います。
でも、うちはこれでいいんだー……。
大量に蒐集する予定もないですし、鉢の隅で小石みたいにころころしててくれれば、それで……。
リトープスは非常に交雑しやすく、似たような種類も非常に多いため、
複数種の中で実生で増やせばまず交雑しますし、ラベルが交ざったりするとまず見分けがつきません。
学術的な価値を守るのは、プロに任せときましょう。
この子らがいつからうちに居たのかは、もう覚えていないのですが、
特に大きくなることもなく、溶けて消えたり分頭したりを繰り返しつつ、変わらずそこに居ます。
数年ごとに植え替えたりもするのですが、乾かして管理しているため、
風で鉢ごと吹き飛ぶ機会も多く、そうなったら強制的に植え替えです。
ナンバーごとに管理してたりしたら、発狂しそうな状況ですね……。
秋になると、普段の見た目からは想像もつかないような、かわいい花を咲かせます。
たぶん、そろそろ咲いてくる季節だと思いますので、次は花を紹介できたらいいですね!
今日紹介するのは、そんな中の第一弾、多肉植物のリトープスです!
リトープスにはたくさんの種類があり、地域ごとにも個体差があるため、
産地ごとにナンバリングされ、それぞれにコールナンバーが割り振られています。
とにかく膨大な種類が存在するため、ナンバーごとに収集するのがトレンドっぽいです!
小石のように小さな植物なので、たくさん集めてもかさばりにくく、
コレクター魂も相まって、日本向けの植物なのではないでしょうか。
うちのは場末のお店に売ってた寄せ植えミックスリトープスなので、
ナンバーなどなく、種小名も一切不明です!
大体こんな系統由来の子だろうなー、というのはわかるのですが……。
ちなみにこのミックスリトープス、一部の意識高い系のコレクターからは蛇蝎のごとく嫌われています。
ラベル落ちや交雑種には何の価値もない、みたいな……?
どんな界隈にも居る人たちですが、それぞれのコレクションのどこに価値を見出すかは個人の自由ですし、
その考えを否定するつもりもありませんが、わざわざ人んちの子にケチをつけるのはどうかと思います。
でも、うちはこれでいいんだー……。
大量に蒐集する予定もないですし、鉢の隅で小石みたいにころころしててくれれば、それで……。
リトープスは非常に交雑しやすく、似たような種類も非常に多いため、
複数種の中で実生で増やせばまず交雑しますし、ラベルが交ざったりするとまず見分けがつきません。
学術的な価値を守るのは、プロに任せときましょう。
この子らがいつからうちに居たのかは、もう覚えていないのですが、
特に大きくなることもなく、溶けて消えたり分頭したりを繰り返しつつ、変わらずそこに居ます。
数年ごとに植え替えたりもするのですが、乾かして管理しているため、
風で鉢ごと吹き飛ぶ機会も多く、そうなったら強制的に植え替えです。
ナンバーごとに管理してたりしたら、発狂しそうな状況ですね……。
秋になると、普段の見た目からは想像もつかないような、かわいい花を咲かせます。
たぶん、そろそろ咲いてくる季節だと思いますので、次は花を紹介できたらいいですね!
先日は用土についてのお話をしましたが、今回は鉢です。
駄温鉢。
うちでは一番基本的な鉢です。
無骨ないかにも植木鉢!……ってデザインですが、それも気に入ってます。
プラスチック鉢よりも通気性があり、素焼き鉢ほどドライアウトの心配が少ないです。
焼き物なので割れ物ですが、素焼き鉢ほど脆くはありません。
鉢自体もずっしりと重く、地上部が大きく茂っても安定しやすいです。
価格は安めで、サイズも豊富に取り揃えられているのも嬉しいところ。
10号以上の焼き物鉢って、他には輸入テラコッタくらいしかないですしね。
良く言えば汎用性の高い、悪く言えば器用貧乏な、そんな鉢です。
一つ気になる点といえば、縁にかかっている釉薬の部分があんまり好きじゃないです。
別に機能性に問題があるとかそういうわけではなく、見た目の問題です。
釉薬のかかっていない、朱温鉢という種類もあるのですが、近所では取り扱っておらず、
ちょっと遠くのお店には置いていたのですが、値段が駄温の三倍以上したので使ってません。
近場で安く買えるなら、こちらを使いたいのですが……。
うちでは低地性のウツボカズラの他、一部の多肉植物や、観葉植物にも使っています。
素焼き鉢。
低温で焼成された鉢で柔らかく、通気性に特化しています。
やわらかいとはいってもプラ鉢のような弾力があるわけではなく、硬度的なあれです。
脆く割れやすいせいか、あまり大きいサイズは一般に出回りません。
鉢そのものが水を通し、蒸散する作用があるため、濡れていると気化熱でひんやりしています。
それだけ聞くととてもよさそう思えますが、通気性が高すぎて普通の使い方をすると
一日と持たずにカラッカラに乾燥してドライアウト待ったなしです。
……ので、用土に水苔を使ったり、腰水にしたり、潅水の頻度を上げたり、
サボタニのような乾燥にも耐える植物を植えたりして使います。
高地性のウツボカズラの他、一部の多肉植物や、湿生植物に使っています。
うちで使っているのは、主にこの二種類。
一部の観葉植物にはプラ鉢も使っていますが、軽くて移動に便利ですよね。
また、焼き物の重い鉢を大量に使うと、栽培棚の耐荷重も心配になってきたりします。
プラ鉢には通気性はありませんが、用土を工夫したり、
加工して穴を開けたり、スリット鉢にしたりして、上手く使っている方もたくさんいます。
ウツボカズラにはこの二種類で問題ないかと思ったのですが、ここで第三の選択です。
胴抜き鉢。
素焼き鉢の一種ですが、通気性などの機能がより先鋭化されています。
市販品もあるらしいのですが、売っているのを見たことがないので自分で加工しました。
加工はどこのご家庭にもあるダイヤモンドリューターで行います。
切るというより削る感じで、切り抜いていきます。
容器に水を張ってうるかしながらでないと、刃ばかり摩耗して全然進まないので注意しましょう。
要領がわかればサクサク切れて楽しいです。
初めての作業だったので断面がガタガタになってしまいましたが、機能には問題ないはず……。
切り抜く作業よりも、切り抜く場所を決める方が大変でした。
フリーハンドでマーキングしたらひどいことになったので、きっちり描き直しました。
買うと意外と高いですが、売ってたら買った方が早いかも……?
ただ、加工は楽しいので、また作ってみるのも悪くないかもしれません。
こんなピーキーな鉢作って何を植えるのかと言われれば、まだ決まっていないのですが……。
これから涼しくなってきますし、王様ネペンテスでも育ててみたら、面白いかもしれないですね!
駄温鉢。
うちでは一番基本的な鉢です。
無骨ないかにも植木鉢!……ってデザインですが、それも気に入ってます。
プラスチック鉢よりも通気性があり、素焼き鉢ほどドライアウトの心配が少ないです。
焼き物なので割れ物ですが、素焼き鉢ほど脆くはありません。
鉢自体もずっしりと重く、地上部が大きく茂っても安定しやすいです。
価格は安めで、サイズも豊富に取り揃えられているのも嬉しいところ。
10号以上の焼き物鉢って、他には輸入テラコッタくらいしかないですしね。
良く言えば汎用性の高い、悪く言えば器用貧乏な、そんな鉢です。
一つ気になる点といえば、縁にかかっている釉薬の部分があんまり好きじゃないです。
別に機能性に問題があるとかそういうわけではなく、見た目の問題です。
釉薬のかかっていない、朱温鉢という種類もあるのですが、近所では取り扱っておらず、
ちょっと遠くのお店には置いていたのですが、値段が駄温の三倍以上したので使ってません。
近場で安く買えるなら、こちらを使いたいのですが……。
うちでは低地性のウツボカズラの他、一部の多肉植物や、観葉植物にも使っています。
素焼き鉢。
低温で焼成された鉢で柔らかく、通気性に特化しています。
やわらかいとはいってもプラ鉢のような弾力があるわけではなく、硬度的なあれです。
脆く割れやすいせいか、あまり大きいサイズは一般に出回りません。
鉢そのものが水を通し、蒸散する作用があるため、濡れていると気化熱でひんやりしています。
それだけ聞くととてもよさそう思えますが、通気性が高すぎて普通の使い方をすると
一日と持たずにカラッカラに乾燥してドライアウト待ったなしです。
……ので、用土に水苔を使ったり、腰水にしたり、潅水の頻度を上げたり、
サボタニのような乾燥にも耐える植物を植えたりして使います。
高地性のウツボカズラの他、一部の多肉植物や、湿生植物に使っています。
うちで使っているのは、主にこの二種類。
一部の観葉植物にはプラ鉢も使っていますが、軽くて移動に便利ですよね。
また、焼き物の重い鉢を大量に使うと、栽培棚の耐荷重も心配になってきたりします。
プラ鉢には通気性はありませんが、用土を工夫したり、
加工して穴を開けたり、スリット鉢にしたりして、上手く使っている方もたくさんいます。
ウツボカズラにはこの二種類で問題ないかと思ったのですが、ここで第三の選択です。
胴抜き鉢。
素焼き鉢の一種ですが、通気性などの機能がより先鋭化されています。
市販品もあるらしいのですが、売っているのを見たことがないので自分で加工しました。
加工はどこのご家庭にもあるダイヤモンドリューターで行います。
切るというより削る感じで、切り抜いていきます。
容器に水を張ってうるかしながらでないと、刃ばかり摩耗して全然進まないので注意しましょう。
要領がわかればサクサク切れて楽しいです。
初めての作業だったので断面がガタガタになってしまいましたが、機能には問題ないはず……。
切り抜く作業よりも、切り抜く場所を決める方が大変でした。
フリーハンドでマーキングしたらひどいことになったので、きっちり描き直しました。
買うと意外と高いですが、売ってたら買った方が早いかも……?
ただ、加工は楽しいので、また作ってみるのも悪くないかもしれません。
こんなピーキーな鉢作って何を植えるのかと言われれば、まだ決まっていないのですが……。
これから涼しくなってきますし、王様ネペンテスでも育ててみたら、面白いかもしれないですね!
明日から、いよいよ9月!
夏もとうとう終わってしまいましたねー、そう思うとなんだか寂しいですね。
……とはいっても、暑さも寒さも彼岸までと言いますし、残暑はもう少しだけ続きそうな気配です。
最期まで気を抜かず、暑さを乗り切っていきましょう!
さて、今日登場するのは、ネペンテス・グラシリス。
数あるネペンテスの中でも、最小種の一つとされるものです。
最小種とは言っても袋の大きさの話なので、本体の草の部分はわさわさと蔓のように伸びます。
成長も非常に早く、最小種という響きで水槽栽培なんてすると大変なことになるやつです。
現地では雑草のように、どこにでも生えているような種類らしいです。
実際かなりの強健種で、高温期にはウツボカズラとは思えないような速度で成長し、
にょきにょきと伸びに伸びた茎は、挿木にすればほぼ活着します。
盛夏に限って言えば、あのアラタよりも丈夫だと思います。
夏になれば、毎年どのホームセンターにも安定して並ぶくらいの普及種です。
うちにいるのも、ホームセンターにてお迎えした個体です。
まだ充実した株ではありませんが、ぐんぐんと徒長してます。
増殖の際、徒長した頂点付近で挿し穂を作られた個体なのかもしれません。
袋も最初からアッパーピッチャー(上位袋)をつけました。
ただでさえ細長い袋が、よりスリムに!
これはこれでいい気もしますが、せっかくだから脇芽を出してロワーに戻ってほしいところ。
あるいは、そのまま伸び続けてグランドピッチャーをつけてくれるのもいいかもですね!
そう、グラシリスはアンプラリアと同じようにグランドピッチャーをつける種類なのです。
アンプラリアやグラシリス、ネペンテスではありませんがセファロタスのように、
地面に直接袋をころころと並べる種類は結構好きだったりします。
ヘリアンフォラも好きですよ!(今は育てていませんが……。)
そして、アンプラリアとの共通点がもう一つ。
夏季限定で強健種と書きましたが、寒さにはアンプラリア以上に弱いです。
雑草化しているとはいっても、常夏の国での話ですし。
この種類がホームセンターに並べられるなら、アンプラリアも十分可能だと思うのですが、
グラシリスほど成長は早くないため、大量生産には向いていません。
大量生産が難しいということは単価も高くなり、秋も深まれば加温なしでは枯死するため、
売れ残ったものは廃棄する前提の商売では採算が取れないのでしょうね。
実生から大量生産するという手もあるかもしれませんが、
出荷可能なサイズに育てるまでの手間を考えると、やっぱり単価は高くなりそうです。
そもそも、温室なしでは越冬できないような種類をホームセンターに並べるのもあれですが……。
グラシリスとか冬場は室内に取り込んだくらいじゃ越冬できないので一年草扱いが多いですし。
ワンコインで買えるグラシリスならともかく、アンプラリアで越冬失敗なんて悲しすぎますし。
とはいっても、値段に関係なく大事にしてあげなくちゃいけませんけど!
在来系ベントリコーサの話だってありますしね!
話は変わりますが、袋に繋がる蔓がくるくると巻いています。
たぶんアッパーの特徴だと思うのですが、何かに巻きつこうとしています。
上方に長く伸びた細い茎だけで袋の重さを支えるのは大変そうですし。
近くに巻きつけるものが何もなかったので、このような形になっていますが、
あったらあったで大変だったと思います。
他のウツボカズラに巻きついたら離せなくなりますし、
物に巻きついたら動かせなくなってしまいます。
この性質は意外と厄介かもしれないですね……!
夏も終わって今年のピークは過ぎてしまったかもですが、
今後どのように成長していくのかが楽しみです。
他の子と絡まったりしないよう注意しつつ、成長を観察していきたいと思います。
夏もとうとう終わってしまいましたねー、そう思うとなんだか寂しいですね。
……とはいっても、暑さも寒さも彼岸までと言いますし、残暑はもう少しだけ続きそうな気配です。
最期まで気を抜かず、暑さを乗り切っていきましょう!
さて、今日登場するのは、ネペンテス・グラシリス。
数あるネペンテスの中でも、最小種の一つとされるものです。
最小種とは言っても袋の大きさの話なので、本体の草の部分はわさわさと蔓のように伸びます。
成長も非常に早く、最小種という響きで水槽栽培なんてすると大変なことになるやつです。
現地では雑草のように、どこにでも生えているような種類らしいです。
実際かなりの強健種で、高温期にはウツボカズラとは思えないような速度で成長し、
にょきにょきと伸びに伸びた茎は、挿木にすればほぼ活着します。
盛夏に限って言えば、あのアラタよりも丈夫だと思います。
夏になれば、毎年どのホームセンターにも安定して並ぶくらいの普及種です。
うちにいるのも、ホームセンターにてお迎えした個体です。
まだ充実した株ではありませんが、ぐんぐんと徒長してます。
増殖の際、徒長した頂点付近で挿し穂を作られた個体なのかもしれません。
袋も最初からアッパーピッチャー(上位袋)をつけました。
ただでさえ細長い袋が、よりスリムに!
これはこれでいい気もしますが、せっかくだから脇芽を出してロワーに戻ってほしいところ。
あるいは、そのまま伸び続けてグランドピッチャーをつけてくれるのもいいかもですね!
そう、グラシリスはアンプラリアと同じようにグランドピッチャーをつける種類なのです。
アンプラリアやグラシリス、ネペンテスではありませんがセファロタスのように、
地面に直接袋をころころと並べる種類は結構好きだったりします。
ヘリアンフォラも好きですよ!(今は育てていませんが……。)
そして、アンプラリアとの共通点がもう一つ。
夏季限定で強健種と書きましたが、寒さにはアンプラリア以上に弱いです。
雑草化しているとはいっても、常夏の国での話ですし。
この種類がホームセンターに並べられるなら、アンプラリアも十分可能だと思うのですが、
グラシリスほど成長は早くないため、大量生産には向いていません。
大量生産が難しいということは単価も高くなり、秋も深まれば加温なしでは枯死するため、
売れ残ったものは廃棄する前提の商売では採算が取れないのでしょうね。
実生から大量生産するという手もあるかもしれませんが、
出荷可能なサイズに育てるまでの手間を考えると、やっぱり単価は高くなりそうです。
そもそも、温室なしでは越冬できないような種類をホームセンターに並べるのもあれですが……。
グラシリスとか冬場は室内に取り込んだくらいじゃ越冬できないので一年草扱いが多いですし。
ワンコインで買えるグラシリスならともかく、アンプラリアで越冬失敗なんて悲しすぎますし。
とはいっても、値段に関係なく大事にしてあげなくちゃいけませんけど!
在来系ベントリコーサの話だってありますしね!
話は変わりますが、袋に繋がる蔓がくるくると巻いています。
たぶんアッパーの特徴だと思うのですが、何かに巻きつこうとしています。
上方に長く伸びた細い茎だけで袋の重さを支えるのは大変そうですし。
近くに巻きつけるものが何もなかったので、このような形になっていますが、
あったらあったで大変だったと思います。
他のウツボカズラに巻きついたら離せなくなりますし、
物に巻きついたら動かせなくなってしまいます。
この性質は意外と厄介かもしれないですね……!
夏も終わって今年のピークは過ぎてしまったかもですが、
今後どのように成長していくのかが楽しみです。
他の子と絡まったりしないよう注意しつつ、成長を観察していきたいと思います。
8月もそろそろ終わりですねー。
たしか、去年の8月は記録的な冷夏でしたね。
雨が降ったりすると気温が20度を切ってしまい、半袖では寒くていられなかった覚えがあります。
近所の森林公園でキノコ観察をしたりするのですが、秋のキノコが8月中旬に一斉に出てきたりしました。
それに比べると、今年はしっかり暑いですね!
異常気象ではないので安心ですが、私はやっぱり暑いのは苦手です……。
さて、タイトルの通りなのですが、うちのトランカータには困ったところがあります。
成長の遅さゆえか、プラスチックのような硬さの葉ゆえか、あるいはその両方か……。
新芽の先の袋の蕾が、葉の付け根のくびれに引っ掛かって出てこられないことが多々あります。
やってしまいました。
新芽の先端、袋になるべき部位がありません。
引っ掛かっていることに気付いた時点で適切な対策をとれれば問題ないのですが……。
前回の袋も引っ掛かっていたのですが、無事に外すことができて、袋も完成させることができました。
……が、今回は発見が遅れ、気付いたときには既に先端部がちぎれてしまっていました。
よって、次回展開する葉は袋なしです。
成長の非常に遅い種類だけに、とてもがっかりです……。
この問題は、全てのトランカータに起こりうるものなのでしょうか?
あるいは幼苗のうちにだけ起きる、もしくは先天的にこのような因子をもった個体なのか……。
うちにあるトランカータはこの個体だけですし、他に育てたこともないので判別できません。
もし、この症状について何かご存知の方がいれば、いろいろと教えていただければ幸いです。
現状では対症的に処置するしかないのですが、これが結構大変です。
挟まった新芽を引っ張り出すのですが、時期が早く未熟なうちにやると新芽を傷め、
遅くなって芽が伸びすぎてしまうと、今回のようにちぎれてしまいます。
ので、毎日の観察がとても大切です。
次もこうなるかはわかりませんが、その際はしっかり対処できるよう努めます。
トランカータ、次に袋をつけるのは一体いつになることやら……。
再登場は、おそらくずっと先のことになりそうです。
それまでこのトランカータさんのこと、覚えておいてくれたら嬉しいです……!
たしか、去年の8月は記録的な冷夏でしたね。
雨が降ったりすると気温が20度を切ってしまい、半袖では寒くていられなかった覚えがあります。
近所の森林公園でキノコ観察をしたりするのですが、秋のキノコが8月中旬に一斉に出てきたりしました。
それに比べると、今年はしっかり暑いですね!
異常気象ではないので安心ですが、私はやっぱり暑いのは苦手です……。
さて、タイトルの通りなのですが、うちのトランカータには困ったところがあります。
成長の遅さゆえか、プラスチックのような硬さの葉ゆえか、あるいはその両方か……。
新芽の先の袋の蕾が、葉の付け根のくびれに引っ掛かって出てこられないことが多々あります。
やってしまいました。
新芽の先端、袋になるべき部位がありません。
引っ掛かっていることに気付いた時点で適切な対策をとれれば問題ないのですが……。
前回の袋も引っ掛かっていたのですが、無事に外すことができて、袋も完成させることができました。
……が、今回は発見が遅れ、気付いたときには既に先端部がちぎれてしまっていました。
よって、次回展開する葉は袋なしです。
成長の非常に遅い種類だけに、とてもがっかりです……。
この問題は、全てのトランカータに起こりうるものなのでしょうか?
あるいは幼苗のうちにだけ起きる、もしくは先天的にこのような因子をもった個体なのか……。
うちにあるトランカータはこの個体だけですし、他に育てたこともないので判別できません。
もし、この症状について何かご存知の方がいれば、いろいろと教えていただければ幸いです。
現状では対症的に処置するしかないのですが、これが結構大変です。
挟まった新芽を引っ張り出すのですが、時期が早く未熟なうちにやると新芽を傷め、
遅くなって芽が伸びすぎてしまうと、今回のようにちぎれてしまいます。
ので、毎日の観察がとても大切です。
次もこうなるかはわかりませんが、その際はしっかり対処できるよう努めます。
トランカータ、次に袋をつけるのは一体いつになることやら……。
再登場は、おそらくずっと先のことになりそうです。
それまでこのトランカータさんのこと、覚えておいてくれたら嬉しいです……!
プロフィール
Illustration:森野久真
コンクリートジャングル暮らしの現代エルフ、食虫植物をはじめ、ちょっと変わった植物を育ててます✨
毎週水曜日、日曜日の二回更新されます。
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