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"天仰げ空高く、今宵星戻る"

今日は楽しいクリスマス!
黒ミサとかサバトとか、そんな響きがよく似合いそうです!



マンドラゴラが開花しました。
秋の天候があれだったので、一時期はどうなることかと思いましたが、
なんとか持ち直してくれたようで何よりです。
小さな紫色の可憐な花ですが、なんかナスの花みたいですねー……。
家庭菜園をやったことのある方なら分かると思いますが、
5裂した花冠の両性花なんて、まさにナスの花です。
まあ、マンドラゴラはナス科なので、当たり前といってしまえば、そうなのですが……。



花弁の色は、ナスの方が鮮やかかなー。
ただ、花の形はマンドラゴラの方がいいですね。
紫の五裂花といえば、キキョウあたりを連想します。
蕾が風船みたいでかわいいんですよねー。

両性花ですが、この日はまだ花粉が出てません。
翌日にはぼちぼち出始めたので、雄しべをもぎって受粉作業をしてみました。
今の季節は花粉を媒介してくれる虫も少ないですし。
天気のいい小春日和には、小さなハナアブがやって来たりもするのですが、
どうにも頼りない感じですし……。



……数日後。
蕾がたくさん待機しているので、次々に咲いてくれます。
ただ、先日受粉作業をした花は翌日以降開かなくなったので、
受粉は成功していると思います、たぶん……。

あとは、凍らないようにしつつ適度に寒い場所で管理すれば、
春には実をつけてくれるかもしれないですねー!
ただ、うちのハエトリグサたちとは違って休眠しているわけではなく、
むしろ成長期真っ只中なので、しまい込んでしまうわけにもいきません。
高地性ネペンテスを温室栽培すると実感できますが、
日照を確保しつつの低温管理って、実はものすごく難しいのですよね。

そんな中で私の出した回答とは、夜間だけ不織布を被せることでした。
元々耐寒性はとても強い植物ですので、夜間から朝方にかけての霜だけ防げれば十分です。
今までは完全に無対策だったので、毎朝葉っぱがカチコチに凍ってましたし。
結実はしませんでしたが、本体には何の問題もなく、
大きく育った個体には、凍結耐性も充分備わっているみたいです。

今年こそ、なんとか種が採れたらいいですねー!


冬至です!
今日は1年の間で最も日の短い日!
3時前にもなると、すっかり陽が傾いてしまいます。
日の短い季節は、どうしても寂しい気分になりがちですが、
この日を境にまた少しずつ日が伸びてゆくのは、なんだか希望の象徴みたいですね!



N. veitchii bario Akazukin x stripe peristome
ついに導入しました、ビーチ・バリオ。
以前から気になる種類の一つでしたが、ビーチ・バリオは個体差が非常に激しく、
買ってみても好みの個体になる確証はないし、
形質の保証された個体はとんでもない値段だったりして、
なかなか手を出せないでいました。



今回の個体は実生個体。
ただでさえ個体差の激しいビーチ・バリオの実生個体なんて、
どんな成長をするのか、見当もつかないような気もしますが……。
この子、親元がすごいのです。
片親の『Akazukin』といえば、赤く丸い袋に派手な縞々襟の超優良個体、
もう片親の『stripe peristome』も、その名の通りストライプ襟が特長の品種です。

かの山田食虫植物農園にて作出され、同じ交配の苗が大量に販売されていますが、
今回お迎えしたのは、その中でも特に袋が赤く丸くなりそうな選抜個体です。
今はまだ幼苗ですが、将来的に両親のストライプも引き継いでくれたら、
赤ずきん似の綺麗な個体になってくれるのではないでしょうか!?



まだ小さな幼苗です。
頻繁に登場するトランカータも同じくらいのサイズからのスタートだったので、
1年もあれば、それなりのサイズになるんじゃないでしょうか。
うちのトランカータも、由来を辿ると山田食虫植物農園に行き着くそうですし。
……販売元は、違いますけど。

最近知ったのですが、ビーチとトランカータって近縁種じゃないんですね……。
今までずっと近縁だと思ってました。
ただ、育て方は大体同じような感じだと思います。
陽当たりも風当たりもよくして、用土は乾燥気味で。
ビーチの方がデリケートらしいですが、大体そんな感じらしいです。

水はけのいい鉢といえば、うちでも胴抜き鉢をいくつか試作してみましたが……。



ラジャを植えてある試作一号。
スリットを入れた、典型的なよくある胴抜き鉢です。
鉢内の水はけも風通しも最高によいのですが、
横から用土の粒がぽろぽろこぼれてくるのが最高にダメな感じです。
水苔植えするなら、最高かもしれないですが……。
見た目以外は、ですけど。



ローウィを植えた試作二号。
この呼び方、なんかガンダムっぽくてお気に入りです。
最初のが用土だだ漏れだったことから、スリットではなく穴を無数に開けたタイプです。
通気性は多少劣りますが、用土がこぼれることもなく、いい感じです。
水も横から抜けるので、通水性はよさそうですし。
穴の位置を決めて、規則的に開ければ、見た目もそんなに悪くないです。
ただ、加工がとんでもなく面倒で、二度とやりたくないので却下です。



シブヤンエンシスを植えた試作三号。
デンドロビウムが植わってそうなタイトルですが、蘭はやってないので……。
一見すると、ただの素焼き鉢ですが……。



同じ加工を施した空鉢。
底穴を拡げて、ほぼ底抜けに近い状態になってます。
あんまりやりすぎると、鉢底ネットがすっぽ抜けるので程々に。
元々はセッコクを植えるための技術だそうです、まさにデンドロビウム。

側面はノータッチなので、どうなのか試してみたところ、
水はけがとんでもなくよくなったので、用土の過湿を嫌うタイプには最適そうです。
夏季はミストシャワーで冷やすので、水はけはとても大事ですし。
4号鉢くらいまでなら、無くてもなんとかなりそうですが、
それ以上になると、鉢内に結構水が停滞して、乾きにくくなったりするので、
中粒の用土と合わせて意識したほうがよさそうかもって思いました。

そして一番大事な加工性。
元々開いてる穴を棒ヤスリでゴリゴリするだけなので、
リューターなどの特殊な工具も必要ない上に、数分とかからずにできます。
とても簡単なので、乾燥気味の用土を好む子には積極的に使っていこうと思います。

デメリットは、メリットでもあるのですが、ものすごく乾きます。
素焼き鉢自体も乾きやすいですが、種類によらず加工した鉢はその比較じゃないくらい乾きます。
乾いた環境の苦手な子には逆効果だと思いますし、
ミストシャワー影響下や、小まめな潅水ができるなどの環境でなければ、
ドライアウトのリスクが格段に上がります。
温度や湿度、用土などもそうですが、一部の環境のみをそのまま真似すると、
大失敗に繋がることがあるため、それぞれの管理や環境に合わせて、
取捨選択や創意工夫などしていくことが、とても大切です。

難しい話になった気もしますが、今回のビーチは底穴を拡げた鉢に植える予定です。
もう少し暖かくなってから、春からの屋外栽培には間に合う程度に……!


今季初の寒波の到来、だそうです。
今までも十分寒かったんですが……。
……が、これまでの寒さとは、ちょっと格が違いました。
夜温はついに氷点下となり、本格的な冬の到来です。
ここまで冷えると、高地性にもちょっとつらいですね。



N. lowii
袋が膨らんできました。
……が、この袋、初登場したときについていた先端部です。
袋一つに何か月かける気ですか……。
というか、まだ完成してないですし。
あまりにも成長が遅いため、日毎観察していても、動きが全くわかりません。



2か月前の画像と比べて、微妙に大きくなってるというレベルなので、
当たり前といってしまえば、そうなのかもしれませんが……。
新芽が出てきたあたりは進歩といえば、そうかもしれないです。
開くのに何か月かかるのか、気が遠くなりそうですが……!
リーフスパン10センチくらいの個体が数万円する理由がよくわかります。



N. rajah
うちに来て初めての葉っぱは、少し小さくなりました。
ラジャは環境の変化には非常に弱いらしいですし、最初は仕方ないかもですね。
植え付けてから根が回って充実し、成長が軌道に乗るまで1年かかるとも聞きますし。

見ていて不安になるサイズなので、もう少し大きくなってくれたら安心なのですが、
上記のローウィほどではないにしても成長は非常に遅く、動きがわかりません。
……が、ここで焦ってあれこれ手を加えるのは失敗フラグだそうです。
ラジャの極小苗が難しいといわれる所以は、このあたりにもあるそうです。
のんびりじっくり成長を見守る以外なさそうです。
……見てても、成長はほとんど実感できないんですけどねー。



本体はまだ全然ですが、苔だけは育ってます。
用土を崩さず植え付けたので、中央は丸い苔サークルになっていたのですが、
周囲の用土に浸食しつつ、範囲を広げているようです。
綺麗なので、このまま苔絨毯になってくれたらいいですねー。



トランカータの新しい袋は徐々に大きくなっているのですが、
前回の画像だと影になってて全然見えなかったですね。
せっかくなので、よく見えるように……。
茎も太いので、いい袋になってくれるとうれしいのですが。


このところ、ウツボカズラの記事を全然書いてない気がします!
どうしても変化が少なくなりがちなので、仕方ないのかもしれないですが……。
日常の話を交えつつ書いてみたりもしましたが、
ちょっと誰得な感じになってしまった感が否めません。
少しずつでいいから、ウツボカズラのことも書くべきなんでしょうねー。



N. attenboroughii BE-3693
最近はよく販売リストに並んでいるのを見ます。
増殖が順調なのでしょうか。
とても丈夫な種類だと思うので、普及してくれたらうれしいですねー。

それとは別に、Borneo Exoticsは来年から販売価格を値上げするそうです。
何かあったのでしょうか。
BEからの輸入はとても状態のいい苗が届くので、ちょっと困る機会も増えそうです。



成長はゆっくりですが、動きが止まることはなく、マイペースに育ちます。
葉数も結構増えてきました。
同じくらいの大きさの葉もだいぶ多くなってきたので、
そろそろジャンプしてほしいところです。



袋もまだまだ小さいままなのですが……。
最近の袋は少し形質が変わってきました。
今までは他のウツボカズラと変わらない、なんの特徴もない袋だったのですが、
前回あたりから、蓋が立ち上がって小さくなりました。
アッテンボロギの特徴っぽいですが、まだ小さくてよくわからないですねー……。



次以降の袋も同じような感じになれば、形質が変化してきたということで、
一歩前進な感じなのですが、最近は成長が遅くて全然膨らんでこないです。
日毎、微妙に動いているのはわかるのですが……。
次の袋がどうなるのか、興味深いですねー!



今日のトランカータ。
このところ全然出番がなかったですが、相変わらずのんびりで、
あんまり変わってないので大丈夫です。

前回に比べると、袋がだいぶ膨らんできました。
蓋が開くまでには、まだまだ遠そうですが……。
この感じだと、完成するのは来年ですねー。


天気はよくても、北風が吹くとやっぱり寒いですねー……。
そういえば、去年は記録的な暖冬でした。
朝晩はさすがに冷え込むのですが、陽が出ると20度を超える日が続いてました。
今の時期も暖かい日はそんな感じですが、1月や2月になってもそんな天気なのはちょっと……。
ベントラータが屋外越冬するわけです……。
そんな感じの天気だったので、さすがに屋外で越冬させるのはあれですが、
他のウツボカズラたちの負担も少なかったらしく、
今年は日本全国でウツボカズラがとてもよく育った当たり年だったそうです。
今年ももう終わりに近付いてきましたが、来年もよく育ってくれたら嬉しいですね!



季節外れの向日葵が咲きました。
毎年夏に育てているのですが、その零れ種から育った子たちですねー。
こんな季節に咲いているのは珍しいですし、通りに面した場所で育てているので、
よく世間話の話題になったりします。



オオキイヒマワリ、正式にはロシアという大型品種なのですが、
さすがにこの季節には、大きくならないですね……。
この場所で毎年育てているので、風物詩として定着しつつあります。
向日葵にもいろいろ品種があって、いろいろ育ててみたりしているのですが、
やっぱり向日葵といえば大輪の鮮やかな黄色というイメージが強いらしく、
赤系やレモンイエロー系の花はあんまり評判はよくなかったです……。



次はどんな向日葵がいいとか、リクエストされることもあります。
来年は枝分かれして、いっぱい咲く品種がいいそうです。
ただ、小さな花になると、やっぱり花泥棒とかも心配になってきますねー……。
大輪向日葵とか、切って盗んでいっても飾りようがないですし。



まだ蕾だった頃。
まさか本当に咲くとは思ってなかったです。
裏が大根畑になってて、生活感まる出しですねー……。



うちの重戦車っぽいやつ。
大根の葉っぱはこの子のごはんになります。
花壇を踏み越えて、花や野菜の苗をむしゃむしゃする困ったやつですが、
なんだかんだでずっとうちにいるので愛着があります。
小さい頃は、かわいかったんだけどなぁ……、今もかわいいですけど。
寒さは苦手な種類ですが、小春日和には外でひなたぼっこさせたりします。


プロフィール
Author:左沢ねあ
Illustration:森野久真


コンクリートジャングル暮らしの現代エルフ、食虫植物をはじめ、ちょっと変わった植物を育ててます✨

毎週水曜日、日曜日の二回更新されます。
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