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ようやく現在進行形の仕事の終わりが見えてきました。
ただ、現在の仕事の終わりは次の仕事の始まりでしかない訳で。
立ち止まると死ぬタイプのマグロの生態のような職種なので、進み続けるしかないのです。



N. platychila
低地性は夜間しっかり取り込んでいるのですが、
最近は忙しさにかまけて高地性は屋外で夜を過ごすこともままありました。
ほとんどの種類は問題なかったのですが、一部の種類は紅葉してしまいました。
この場合は強光障害ではなく、夜温が低すぎたことが原因と思われます。
昼間の光合成で作られた養分が夜間に代謝しきれずに活性酸素を生み、
クロロフィルがアントシアニンへ分解されることで起こる現象です。
このプラティチラも、夜間の低温で紅葉してしまった一つ。
元々丈夫な種類ですが、去年末に輸入でやってきた苗で、
BEからのように良好な状態で入ってきたわけではないので、まだ適応力は弱いのかもです。



輸入時についていた袋は当然全て落ちましたが、最近は新しい袋を作っています。
最初ついていた袋は緑一色だったのですが、新しい袋は斑模様が見えます。
紅葉だと、こんな模様にはならないので、袋本来の模様だと思います。
ボゲリーに似た綺麗な袋になる予定なので、これから模様が発達してくるのが楽しみです。



N. sibuyanensis
意外に紅葉が酷いのが、このシブヤンエンシス。
ベントリコーサの近縁種なので寒さには強いかと思ったのですが、
意外にもそんなことはないようです……。
ヨーロッパでは低地性品種として扱われているみたいですし。
赤くはなったものの、葉が枯れ落ちるほどのダメージではないようですが、
お気に入りの品種に限って、なかなか上手くいかないものです……。
マーフィーの法則まっしぐらです。



N. maxima wavy leaf
今年の初めにお迎えした新入り。
がっつり紅葉しているようにも見えますが、この子は元々こんな色だったような気もします。
数ヵ月ほど動きがありませんでしたが、ようやく根が回ったのか暖かくなったせいか、
最近になって新芽がやっと動き始めました。
葉にも袋にもまだ特徴のない幼苗ですが、今年でどこまで大きくなるのでしょうか。



N. peltata
元々真っ赤な個体なので、紅葉してるのかさっぱりわからないです。
カラーリーフは綺麗ですが、状態変化が見にくいですねー。
新しい葉はつやつやしてますし、調子は悪くなさそうです。



導入時の秋から冬の間、ずっと袋がなく、ただ珍しい色の葉っぱ状態でしたが、
春になってやっと新しい袋を作り始めました。
葉も赤ければ袋も赤いという、とにかく赤にこだわったような個体。
ペルタタは個体差が非常に激しいので、いろんな子がいるみたいです。
この子も袋がまん丸になる個体だったら、よかったのになー……。

来週には5月に入りますし、本格的に完全屋外栽培も視野に入ってきますが、
ちょいちょい夜に寒さが戻ってくるのが不安の種です。
感覚的に、ケラが鳴く程度の夜温があれば、問題なさそうに見えるのですが……!


都市部では、連日季節外れの夏日が続いています。
昼間は本当に、汗ばむ陽気ですねー。
ただ、自室はすでにかなり暑いです。
真夏ともなれば立地的に、暑いではなく熱くなるような場所ですし。
室温が普通にに50度を軽く超えるので居られないです。
栽培場の暑さ対策もですが、自室もなんとかしないとです……。



N. aristolochioides x ventricosa
いつも元気なアリストリコーサ。
春の陽気に大きな新芽を展開しつつあり、ご機嫌のご様子です。
……まあ、この子は春以外も大抵元気なんですけど。
それでも真夏や真冬は葉が小さくなったりもするので、
やっぱり今の季節は調子がいいみたいです。



袋はじわじわ大きくなってきてます。
ただ、この袋は色が薄めですねー……。
上位袋に移行……とかなら嬉しいのですが、
冬の間の日照弱めの環境で作られた所為だと思います。
去年の屋外栽培の頃につけていたような濃い色合いの袋は、
毒々しくも、とても綺麗だったので、また戻ってほしいところです。
アリスト交配特有の模様って、いいですよねー。



膨らみかけの袋は一つダメになりましたが、
予備の蕾はたくさんあって、他の蔓の先端が膨らみつつあります。
ただ、蔓がそこそこ長いので、どうしても他の鉢の影になってしまうのですよねー……。
もっとスペースを贅沢に使えればいいのですが、うちの栽培棚は狭いのです。



新芽の様子。
先日登場のレインワルドティアナと同様、草質な感じです。
新芽の中に、さらに次の芽が待機してるのが見えます。
交配種ということもあって、成長は結構早いです。



無機用土に植えた個体。
有機に比べるとこぢんまりとしていますが、
それなりの袋をそれなりにつけてるので、それなりに調子はいいのかも……。
なんだか袋が図ったように一方向についてます。
こんな感じだと、観賞しやすくていいですねー。
光の当たる方向の問題、とか……?

どちらも調子は悪くなさそうですし、今年はどこまで育つか楽しみです。


ソメイヨシノはすっかり散って、もう春も半ば過ぎ、季節の巡るのは早いものです。
夜もまだ肌寒いですが、以前のような凍えるような寒さはなくなり、
ケラ、モグラコオロギの鳴き声も聞こえ始めて、初夏の足音もすぐそこです。
夜温の高い日には、高地性種は夜も外に居ても平気になってきました。
こうなってくると管理も楽なのですが、日中の高温に注意が必要になってきます。
風が吹くと非常に乾燥する立地ですし、そろそろミストシャワー再稼働も考えていかないと……。



N. reinwardtiana
去年の中秋頃に導入した品種。
越冬と屋外の厳しい環境のせいか、葉は小さくなっていますが、
その分厚く硬くなっているので、うちの環境に適応した結果なのかもしれません。
春に屋外栽培に移行した際に膨らみかけていた袋は、環境変化に適応しきれずに枯れましたが、
新しい環境で維持できないと悟った部位は、本当にあっという間に枯れるので、
そういう部位を取捨選択する機能が、植物には備わっているのでしょうねー。



袋。
日照の少ない時期にできた袋なので、緑一色です。
秋には斑模様の入った袋をつけていたので、陽射しが足りなかった所為でしょうねー。
レインワルドティアナやトバイカは、アントシアニンフリーの緑一色の個体も綺麗ですけど。
目玉模様は、まだ見えません。



冬の屋内から春の屋外へ、環境の急変で途中でダメになった袋。
詳しくは以前の記事に書いてあります。
もっと少しずつ慣らしたり、緩やかに環境変化すればいいのかもですが、
そんな器用な栽培は、やっぱり難しいですねー……。



その代わりに、新しく膨らみ始めた袋。
うちに来るより以前の葉は、大きく薄くマットな質感の、高温高湿で展開される葉、
逆にうちに来てからは、小さく厚く、つやつやした質感で、
低湿度の環境で余分な蒸散を抑えるような構造になっています。
あとは、日照の強さ、遮光率も関わってくる感じ。
環境の違いが、如実に現れていますねー。
ウツボカズラ的に理想的な環境は、前者なのでしょうけれど……。



新芽の様子。
草質の葉の種類は、新芽の展開と同時に、またさらに次の新芽が待機してますよね。
このような新芽の展開をする種類は、大抵成長はかなり早い気がします。
逆に革質の葉の種類は、新芽を展開して葉が完成した後で、
その葉の葉柄を突き破るようにして次の新芽が出てきます。
こっちのタイプの成長は、結構のんびりしているような……。
代表的なのはトランカータですが、相変わらずゆっくりのんびりな成長です。
早く新しい袋を見て、安心したいのですが……。


雨が降ったり晴れたりしたり、たまには突風が吹いたりと、
この頃はいつも不安定な天気が続いています。
気温の方も不安定で、汗ばむ陽気となったかと思えば、冷たい氷雨が降ったり。



そんな中で、温かい雨の降る日がありました。
こんな日には雨に当てるとウツボカズラたち、なんだか機嫌がいいのです。
温かい雨でも、去年の秋のように2ヵ月も絶え間なく降り続くと、さすがに困ってしまいますが……。
でも、水道水で潅水するよりも、一日雨ざらしにした方が、翌日以降の機嫌がダンチなのです。
ずっと晴れないのはとても困ってしまいますが、週に二回くらいのペースで雨が降ってくれると、
いろいろ助かることも多いのですが……。
あるいは、夏みたいに頻繁に夕立が降るとか。



やっぱり水道水より雨水の方がいいのには、何か理由があるのでしょうか。
不純物の違い……?
たしかに水道水だと、生水苔は枯れてしまいますし。
……としたら、RO水とかでも同様の効果が得られるのでしょうか。
ただ、RO水は無料で利用できるのですが、一度に4Lしか汲めないため、効率が悪いです。
一度、水道水や地下水などのppm値を計ってみるのもいいかもですねー。
あとは、雨水をなんらかの方法で溜めておけるようにしたり……?
そういう工夫をしてみるのも、なんだか楽しそうですねー。


仕事が終わらなーーーい!!!
そんな中、がんばってお花見を敢行してきたのでした。
近場の桜並木なのですが、今の私に行けるのは、ここが精一杯です。
道中にベンチがぽつぽつと置いてある以外休める場所はないので、
シートを広げて宴会しているような人たちも居らず。
なかなか素敵な場所ですが、唯一難点を挙げるとすれば、
流れる川が綺麗なせせらぎではなく、廃水垂れ流しのドブということでしょうか。
ここさえ改善すれば、結構な名所になりそうなものですが……。
ちなみにこの川、おびただしい数のミシシッピーアカミミガメが棲み付いています。
2020年から特定外来種になるみたいですが、今更という気も……。



満開です!
ちょっと散り始めたくらいが、風情もあって好きです。
散りゆく花びらを追いかけて捕まえてみたりも楽しいです。
ただ、天気はあいにくの曇り空。
雲の流れてゆく空模様を眺めているのは好きなのですが、
写真は綺麗な色が出ないので困りものですねー……。



スマホカメラなので風景は得意じゃないみたいです。
寄って撮る感じの、記録写真風の方が綺麗に撮れますねー。
もっとも、ブログの趣旨が栽培記録と紹介なので問題なさそうな気もしますが、
せっかくだし、もっと綺麗に画像に残したさはあります。
小さい苗も多いですし、繊細な模様や形状の袋など、詳細に撮りたいですし。
マクロレンズとか、そういうやつ……?
カメラは全然詳しくないのでアレですけど……。



それにしても、本当に桜っていいですよねー……。
一年待って、見られるのは僅かな期間という儚さもいいです。
近場ですし、時間が許せば、散ってゆくまで通ってみたいです。
このあたりでは、関東では珍しいシロバナタンポポの群生も見られますし。
タンポポはカメの餌にちょうどいいですが、近所に生えてるのは、
なぜかほとんどがカントウタンポポです。
帯化してたり珍しいタンポポもたまに見ますが……。



ちょっと離れた場所に、新しく植樹されたらしい桜。
ソメイヨシノじゃないことだけは確かですが、種類はよくわかりません。
濃いピンクに花脈が目立ちます。
ソメイヨシノが散った後には八重桜が咲き出しますし、
桜の季節はもう少しだけ、楽しめるかもしれませんね!


プロフィール
Author:左沢ねあ
Illustration:森野久真


コンクリートジャングル暮らしの現代エルフ、食虫植物をはじめ、ちょっと変わった植物を育ててます✨

毎週水曜日、日曜日の二回更新されます。
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