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なんていうか前回分の記事、さっき書いたばっかりな気がするのですけれど……。
それはさておいて、今回は画像は無いのですが、
いろいろなことがあったので、それについて書いていこうかと思います。

まずはネペンテスの話から。
最近は昼間暑くて夜は寒い、高地性種の好む気候になってきました。
高地性種は完全野外栽培に移行していますが、だんだん調子も上がってきました。
特にアッテンボロギは、去年の夏以降、動きを完全に止めていたのが動き出しました。
アッテンボロギはいつも月一くらいの頻度で登場してたのに、
急に一切出てこなくなったので枯れた疑惑が囁かれていましたが、
頂芽を含めてピクリとも動かなかったので、書くことが何もなかっただけです。
ただ、袋が出来るのはまだ先になりそうなので、登場はもう少しですねー。

あとは原種ハマタにも新しい袋が完成したり。
緑一色で日照不足みたいな袋だったのですが、
思い出してみたら、clone4は元々アントシアニンフリーの個体でした。


次に奇蟲関連。
美男子丸(蜘蛛)が脱皮したのは前回書きましたが、
パルダリウムで飼っていたアジフォレが急に落ち着きを無くしてあっちこっち掘りまくり、
レイアウトをリセットする以外どうしようもないくらいまで破壊し尽くしたところで出産しました。
WC持ち腹ということもあってか、出産数はかなり多かったです。
それこそ、子供が背中に乗り切らずに、お腹にまで回ってるくらい。
妊娠中は何も食べませんでしたが、出産したら置き餌を食べるようになりました。
産後は体力を使い果たしているので、いっぱい食べて持ち直してくれるといいですねー。
子供が独り立ちを始めたら、子供だけ別のケージで飼います。

せっかくなので孫の世代まで取れたらいいですけど、蜘蛛形類はインブリードに極端に弱いので、
さらに繁殖を狙うとなると、外部から血を入れないといけないのですが、
そもそもアジフォレの種類の判別なんて、さっぱりなのでした。
スマトラブラックスコーピオンというインボイスネームで売られていましたが、
正直聞いたこともないし検索しても出てこないので、
わかっているのはスマトラ産のアジフォレということくらいです。
サソリ飼育という界隈自体が国内では絶滅寸前なので、情報収集は難しいでしょうねー……。

お次は奇蟲に含めるかどうか微妙なところですが、青いザリガニについて。
まあぶっちゃけ、湿潤系サソリもザリガニとクワガタを足して二で割ったような感じですし……。
導入時に小さすぎたのでパワーフィーディングしていた雄個体ですが、亜成体になりました。
……というか、雌のサイズをオーバーシュートしてしまったので、調整が難しいです。
でも、オスの成体はとにかくハサミが大きくなるのでかっこいいですねー。
1匹だけ観賞用に飼うなら雄の方がいいですねって思ったけど、
そもそも寿命短いんで繁殖前提じゃないと悲しいことになりそうです。

他にも爬虫類の話とかそれ以外にもあるのですけれど、
画像無しでごちゃごちゃ書いてもどうなのって感じなので、今日のところはこれくらいで。
次回は画像用意できるくらい元気だといいですねって。
もうほぼ月曜日じゃないですか!やだー!
今日はいろいろ作業が詰まっており、片付けてたらこんな時間です。
画像自体は結構前から用意してあったんですけど……。

あの後に美男子丸(蜘蛛)が脱皮したり等々、いろいろあったのですけれど、
そろそろネペンテスについて書いておかないとブログとしてのアイデンティティが消失するので……。



N. inermis Gunung Gadut / Wistuba
近況のときにちらっと登場したイネルミス。
あのときの未完の袋も、蓋が開いたので個別に記事にしていきます。



まだ下位袋なんですよねー。
スプリングのような襟といい、これはこれで魅力的だとは思いますけれど。
節間も広くなってきてますし、今期の屋外栽培期間中くらいには上位袋になってくれたら。
ただ、本格的に徒長し始めたとしたら、この鉢と主茎だと厳しそうかも。
それはそのときに考えましょう。



次の袋。
まだ下位袋って感じでしょうか。
本種の上位袋は襟の完全に消失した、ネペンテスの中でも特異的な見た目になるので楽しみです。
カンパニュラタと交配してみたら、面白い袋着けてくれそうです。



頂芽。
色艶もいいし勢いもあるので、このままどんどん大きくなってくれそうです。
本種はうちの環境と相性がよさそうですねー。
ラジャとかの頂芽も勢いがすごいので、そちらも近いうちに記事にします。

疲れた……身体もだるい……。
心身共に弱っていると、機嫌も悪くなってくるのでダメですね。
無用な失言を避けるためにも、こんなときにはSNS触らない方がよさそうですけど……。

あ、前回登場の美男子丸は、まだ脱皮してないです。
身体がより黒くなったので、そろそろとは思うのですけれど……。



Procambarus clarkii cv. cobalt
コバルトクラーキー(アメリカザリガニ青変固定品種)

プラケ飼育じゃさすがに狭くなってきたので、30センチ水槽に移動しました。
アメザリ単頭飼育なら、これで終生まで十分です。
照明もばっこり当たるので明るいです。

……ただ、底が白いので色が飛んじゃいそうな気もします。
底が黒い水槽にしたらよかったのですが、家にあったのをそのまま使ったので……。
黒い床材を敷いてもいいのですが、メンテナンスの利便性を考えるとベアタンク一択なんですよねー。
真っ黒な砂利を、ごく薄く敷いてみるとか……?
その辺は追々考えたいところですが、このままの環境だと絶対色飛んじゃうよなぁ……。
ザリガニの体色の遊動性ってすごいので、環境整えれば色も戻るのですけれど。



P. clarkii var. wild blue
アメリカザリガニ(野生下青変個体)

やっぱり固定種に比べると、青がくすむ感じですねー。
……というか、水がやけに黄色いんですけど。
プラケ飼育時の濾過機をそのまま使ってるんですけど、
これ絶対水量に対して能力足りてないやつですよね……。
同じ投げ込み式でもエアリフトとモーター式では濾過能力に雲泥の差があるのですが、
ザリガニ飼育の場合、あんまり足場になるようなものも入れたくないんですよねー……。
ただ、ザリガニはめちゃくちゃ水を汚すというジレンマも……。

水が黄色い理由のもう一つは、常食用として入れてる落ち葉のタンニンだと思うのですが、
姑息的な対策としては、二燈式の照明の片方をブルーライトに変えてしまえば目立たなくなります。
樹脂標本の黄変対策としても用いられている方法ですね。

風邪がちっとも良くならないので病院に行ったところ、肺炎だそうです……。



Brachypelma smithi
飼っている蜘蛛の美男子丸。
前回の脱皮の後、お腹がパンパンに張り詰めるまで食べてすぐに拒食に入ったのですけれど、
腹部が黒く変色してきたので、数日中に脱皮すると思います。
蜘蛛は脱皮の度に驚くほど大きくなるので楽しみです。
ジュブナイルからサブアダルトくらいのサイズになると、一気に成長頻度が下がるみたいですが……。
ブログ移転の暁には、生物ジャンルのタグも細分化した方がいいかもですね。

………
……


連休中は近所でメダカ市をやってたりして、地元愛好家による出品が多数あったのですが、
最近のメダカの品種って、すごく綺麗なものが多いのですねー。
ずっと以前に登場した睡蓮の鉢に黒メダカが居るのですが、
黒い水底だと保護色になって、上見だと全く見えないので寂しいです。
野生本来の姿としては、それが正しいのでしょうけれど……。
元々川で掬ってきたやつですし。

睡蓮鉢でも見えるようにヒメダカか白メダカを飼おうかと思ったのですが、
上見でより見栄えするラメ入り個体やみゆきメダカ等々、実物は初めて見たのですが本当に綺麗です。
そして何より、繁殖して品種の選別から販売までしているような、
筋金入りのマニアの話を直接聞けたのも面白かったです。

給餌の頻度を上げて、産卵床用の水草をローテーションで移動すれば繁殖も楽しめるみたいなので、
屋外栽培スペースの湿度維持用の水盤で、メダカを育ててみるのも面白いかもしれませんね。
そろそろ本格的にボウフラ対策も始めないといけないですし。
……まだ濾過周りの設備は出来てないのですが、ソーラーポンプを改造して作ってみようかしら。
水だけ張って動かさないでいると、思った以上に淀んで汚いんですよねー……。

令和になりました、新しい時代の幕開けです。
昭和から平成に移り変わる際には、連日陛下の体調を伝える緊急速報と、
自粛による買い控えや、祝い事や宴会の中止等、国全体がお葬式状態だったらしいですが、
今回は生前退位ということで、本当に大晦日みたいなお祭りムード一色でしたね。
プラスに働く経済効果も計り知れないものだったでしょうし、
元号変更の準備も余裕をもって行えるしで、いいこと尽くめな気がします。
それに、こっちの方が楽しいですし、慣例化したらいいんじゃないかなって思います。

……偉そうなこと言っても左沢、平成生まれですけど。



N. aristolochioides x ventricosa BE-3447 #1 / Borneo Exotics
アリストリコーサの雌花が開花しました。
出穂は雌花の方が3週間ほど遅かったのですが、
隣同士に置いといたら、不思議な力が働いたりして開花揃ったりしないかなーとか思ってたら、
本当に揃ってしまった辺り、生命の神秘とか、そういうのを感じたりなかったり……。
柱頭の構造が確認できる辺り、本当に雌花って感じです。
なんか中学校の理科の授業みたいですねー。



N. aristolochioides x ventricosa BE-3447 #2 / Borneo Exotics
こちらは雄花。
3週間も早く出穂したので、花粉を冷凍保存してからの人工授粉かなーと思っていたのですが、
不思議な力によって開花が揃いましたので、そのまま普通にやります。
ハナアブが集まっているので、たぶん勝手に受粉してるとは思うんですけど、
一応筆でくすぐったりして受粉を幇助してみたりしています。

花粉は出ているのですが、畑で作っている野菜に比べると、
なんていうか花粉がねっとりしてるというか、粒子が粗いというか、
黄色い粉として採ることはできるのですが、柱頭に馴染まないというか、
本当にこれ受粉できてるのかどうか、甚だ疑問なんですけど……。
開花して以降、ずっと雨続きで花粉が湿ってるだけかもですけど……。

子房が膨らんでくるかどうか、今後も要観察ですねー。
アリストリコーサシブクロスの実生栽培が今年の課題になるのでしょうか。



ちなみにですけど、親はこんな袋を着ける種類です。
うちの適当栽培の開花時サイズで袋のサイズ15センチ超えてるので、
上手い人がいろいろ突き詰めて栽り込めば、20センチは超えるんじゃないでしょうか。
アリストロキオイデスに似た袋でこのサイズは違和感がすごいですねー。
強健種でも、鈴生りや袋のサイズを突き詰めて育てると面白いことになりそうです。

プロフィール
Author:左沢ねあ
Illustration:森野久真


コンクリートジャングル暮らしの現代エルフ、食虫植物をはじめ、ちょっと変わった植物を育ててます✨

毎週水曜日、日曜日の二回更新されます。
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