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まだまだ気持ちは重たいですが、今回からまた少しずつ書いていきます。
本来なら先月記事にする予定だったシブヤンエンシスの画像があったので、
今回はそれについて書いてみようと思います。



N. sibuyanensis red pitcher / Malesiana Tropicals
初めて輸入した個体であり、初めて導入したシブヤンエンシス。
輸入時は最悪のコンディションで、いつ枯れてもおかしくない状況でしたが、
翌年の春以降はなんとか持ち直して、育ってくれています。



サイズはまだまだ小さいものの、やっとシブヤンらしい袋を着けました。
個人的にはもっとスクワットな、寸胴な袋の方が好みなのですが……。
でも、レッドピッチャーの名前の通り、綺麗な色だと思います。



N.sibuyanensis BE-3164 / Borneo Exotics
こちらはBE産の個体。
接地しているので袋は座ったいい形をしていますが、
上下ツートンカラーのまだまだ幼苗の袋です。
やっぱりシブヤンには平鉢の方が適してそうですが、
近所だと素焼きの平鉢って一切扱ってないのですよね……。



N.sibuyanensis AW / Wistuba
なんとも言えない微妙な袋。
やっぱり日照があると、赤い斑点模様の袋になるみたいです。
それにしても藍藻まみれの鉢が汚い……。



N. sibuyanensis (d) / Exotica Plants
最近は鉢が乾いてないか確認して、水を遣るだけだったので、
スリップスに齧られていることに気付けませんでした。
やっぱりネペンテスは普段からしっかり目をかけてやらないとダメですね……。
ただ、最近になって接地している蔓の先端が膨らんできたりもしたので、
もしかすると、もしかするかもしれません。
2年越しの本個体の初袋、見られるといいですねー……。

ご心配お掛けしております。
最近は気持ちの方もようやく落ち着いてきたかとも思ったのですが、
突然涙が止まらなくなったりと、安定には程遠い状態です。
いつまでも悲しんでいる訳にはいかないというのも重々承知しているのですけれど、
それでも悲しいものは悲しいのです……仕方ないのです。

何があったのかと言えば、回りくどく書く必要もなく、
友達を亡くしたという、ただそれだけのことなのですけれど。
交通事故でした。
『また明日』と言って別れて、それっきりです。
あまりにも突然だったため実感も無く、街を歩いていれば、
またどこかでばったり会いそうな気さえしていますが、
そんなことが有り得るはずもないということは、自分自身が一番よくわかっている訳で。
あの子はもう世界中の何処にも居ないのです。
仕事中に急に遊びにやって来ては、散々作業の邪魔をしに来て、
邪魔くさいと思ったことも、一度や二度ではありません。
私的には、いつもつるんでるただのアホの子くらいにしか思っていなかったのですが、
こんなことになって初めて、自分の中でどれだけ大きな存在だったのかということに気づかされました。
今更になって、あまりにも遅すぎたのですけれど……。
あれだけ邪魔くさいと思っていたのに、もう二度と来ないとなると、
寂しくて仕方がないのです……。

今日あるものが、明日もあるとは限らない。
典型的なメメント・モリやカルペ・ディエムの刹那主義を表す月並みな言葉ですし、
そんなことは解っていると、誰もが考えたことはあるかと思うのですが、
現代の平和な国の日常の中、実際にそのような事が明日起きると想定している人が、
はたしてどれだけ居るというのでしょうか。
今回起こったのは交通事故、寿命や病気による必定の死ではなく、
言ってしまえば不幸な運命の廻り合わせです。
もしかあの日、最近の無駄に暑い天気についての世間話でもして引き止めていれば、
このような事は、或いは起きなかったのかもしれません。
"If it could"――タラレバ理論がどこまでも不毛で無意味なことかは解っていますが、
それでも、そう考えずにはいられません。

現代社会で生きている以上、明日は我が身となる可能性はゼロではありません。
ただ、どちらかと言えば自分が死ぬことよりも、自分の大切な人が死ぬことの方が怖いです。
そういう考えが出てくる時点で、この涙も弔いのものではなく、
ただ自分が悲しいから流れているという、とても手前勝手なものだと思うと、
先にも書いた『もしも』と重なって、どうしようもなく酷い自己嫌悪に陥るのです。
今となっては、後に聞かされた『恐怖も痛みも感じる暇は無かっただろう』との言葉が、
唯一の救いだったと信じるのみです。
きっと葬儀も弔いも、こんな風に故人の為と言い聞かせて、
残された人たちが気持ちの整理を付けて納得する為のものなのです、それでいいと思います。

ブログの方も大分休んでしまいましたけれど、いつまでも休んでいる訳にもいかないですし、
少しずつ、また再開していけたらと思います。
今までのようなテンションで書けるかは分かりませんけれど、
この悲しい気持ちも、いつかはきっと時間が癒してくれるはずです。
きっと何時しか雨は止み、夜も明けるはずです。
今は到底信じられなくとも、きっとそうです。

タイトルの通りなのですが、しばらくブログの執筆を休止させていただきます。
理由としましては、現在の心理状態的に更新を続けていく事が困難と判断した為です。
別に栽培場が壊滅しただとか、枯死した個体が出ただとか、
そういった理由ではありませんので、そこはご安心ください。
栽培は今まで通り続けていきますので、
気持ちの整理がついて、精神的にも安定したら、その時にはまた更新を再開します。
その時まで、今しばらくお待ちいただけましたら幸いです。
今は少しだけ、休ませてください。
最近は夜温も全く下がらなくなりつつあり、辛い季節になってきました。
エアコン買い換えなかったら、今年は部屋で死んでたかもしれません。
あ、高地性ネペンテスにも辛い季節ですね。



N. attenboroughii BE-3693 / Borneo Exotics
単品記事にするのは久々な気がするアッテンボロギ。
心配していた植え替えによる影響もなく、順調に大きくなっています。



袋は大分ベル型に近付いてきました。
サイズは大きくなったとは言っても、まだまだ5センチ足らず。
より大きく、よりそれらしく育ってくれることに期待しています。



次の袋。
用土に接地しているので、安定してより大きくなってくれるのではないでしょうか。
そういえば今回は蓋が開いてないです。
暑くなってミスト稼働が常態化しているためでしょうか。
そう考えると、本種は案外超高湿度を求めているのかもしれません。
用土に苔も出始めましたし。



最新の葉、リーフジャンプしました。
5号鉢の縁を飛び出ているので、次の葉も同じサイズになれば、
リーフスパン15センチ超えということになりそうです。
かつては3号鉢でも広々としていた幼苗が、随分と立派になったものです。
今期の屋外栽培でどこまで大きくなってくれるかが楽しみです。

暑いというより熱いです。
本日分の画像を準備するために写真を撮っていたところ、
『筐体が過熱しているため強制終了します』とのエラーメッセージが……。
こんなエラー初めて見たですよ。
日向の地面とか目玉焼きが出来そうな温度ですし、
遮光しているとはいえ、高地性種はおろか低地性種までも、
全くの無対策では煮えてしまいそうな環境です。
直接的に温度を下げることに加えて、高温による乾燥を防ぐ意味合いでも
やっぱりうちの環境では、ミストシャワー無しでの栽培は不可能なのでしょうねー。



C. lepifera
先月導入したヒカゲヘゴ、葉をとても大きく広げて陽を遮るのですが、
画像を見ても判る通り隙間だらけなので、適度な木漏れ日を創り出してくれます。
非常に成長が早く、状況は刻々と変化することに加えて、
工業品相手ではないため精確な値は判りませんが、
遮光率にすると50~70%程度かと思われます。
やや強めの遮光になりますが、輸入苗や植え替え直後の個体を養生させるには最適っぽいです。



新しい葉が展開中、本当に山菜みたいですね。
ただ、如何にも日陰に生えてそうな名前のシダ植物を、
日除けに使って大丈夫なのかとも思うのですけれど……。
調べてみたところ、ヒカゲヘゴは『日陰に生える』のではなく、
『日陰を創り出す』という由来なのだそうで、
樹木のように育った個体の木陰で休憩するのに最適なのだそうです。
すごいぞヒカゲヘゴ。



ゼンマイ部分。
初めのうちこそ出てきたら嬉しかったのですが、
あっという間に展開して次の分が出てくるので、特にありがたみもなくなりつつあります。
幹の部分はあんまり育ってる感じもしないのですが、
この勢いで葉を展開していれば、ソテツみたいな感じに伸びてきそうです。
気根も伸びてきているので、これが絡まり合って太くなる感じでしょうか。
葉の展開は早くても、太く大きく育つには時間が掛かりそうです。
まるで本当に樹木みたいですね。



N. lowii Trusmadi seedgrown / Carnivorous and more
N. lowii mulu Thomas Alt clone / Y's Exotics
そんなわけで、木漏れ日で養生する二つのローウィ。
ムル産の方も植え替えをしました。
今回使用したのは、自前加工ではありますが通常の胴抜き鉢。
リューターでがんばってたくさんの穴を開けるよりも、
ダイヤモンドディスクで大胆に切り抜いて水切りネット被せた方が圧倒的に楽だと気付きました。
次から用意するのなら、こっちの方が楽でいいですね。
もっとも、一番いいのは近所のお店で既製品の胴抜き素焼き鉢を扱ってくれることなのですけれど。
プロフィール
Author:左沢ねあ
Illustration:森野久真


コンクリートジャングル暮らしの現代エルフ、食虫植物をはじめ、ちょっと変わった植物を育ててます✨

毎週水曜日、日曜日の二回更新されます。
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