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ご心配お掛けしております。
最近は気持ちの方もようやく落ち着いてきたかとも思ったのですが、
突然涙が止まらなくなったりと、安定には程遠い状態です。
いつまでも悲しんでいる訳にはいかないというのも重々承知しているのですけれど、
それでも悲しいものは悲しいのです……仕方ないのです。

何があったのかと言えば、回りくどく書く必要もなく、
友達を亡くしたという、ただそれだけのことなのですけれど。
交通事故でした。
『また明日』と言って別れて、それっきりです。
あまりにも突然だったため実感も無く、街を歩いていれば、
またどこかでばったり会いそうな気さえしていますが、
そんなことが有り得るはずもないということは、自分自身が一番よくわかっている訳で。
あの子はもう世界中の何処にも居ないのです。
仕事中に急に遊びにやって来ては、散々作業の邪魔をしに来て、
邪魔くさいと思ったことも、一度や二度ではありません。
私的には、いつもつるんでるただのアホの子くらいにしか思っていなかったのですが、
こんなことになって初めて、自分の中でどれだけ大きな存在だったのかということに気づかされました。
今更になって、あまりにも遅すぎたのですけれど……。
あれだけ邪魔くさいと思っていたのに、もう二度と来ないとなると、
寂しくて仕方がないのです……。

今日あるものが、明日もあるとは限らない。
典型的なメメント・モリやカルペ・ディエムの刹那主義を表す月並みな言葉ですし、
そんなことは解っていると、誰もが考えたことはあるかと思うのですが、
現代の平和な国の日常の中、実際にそのような事が明日起きると想定している人が、
はたしてどれだけ居るというのでしょうか。
今回起こったのは交通事故、寿命や病気による必定の死ではなく、
言ってしまえば不幸な運命の廻り合わせです。
もしかあの日、最近の無駄に暑い天気についての世間話でもして引き止めていれば、
このような事は、或いは起きなかったのかもしれません。
"If it could"――タラレバ理論がどこまでも不毛で無意味なことかは解っていますが、
それでも、そう考えずにはいられません。

現代社会で生きている以上、明日は我が身となる可能性はゼロではありません。
ただ、どちらかと言えば自分が死ぬことよりも、自分の大切な人が死ぬことの方が怖いです。
そういう考えが出てくる時点で、この涙も弔いのものではなく、
ただ自分が悲しいから流れているという、とても手前勝手なものだと思うと、
先にも書いた『もしも』と重なって、どうしようもなく酷い自己嫌悪に陥るのです。
今となっては、後に聞かされた『恐怖も痛みも感じる暇は無かっただろう』との言葉が、
唯一の救いだったと信じるのみです。
きっと葬儀も弔いも、こんな風に故人の為と言い聞かせて、
残された人たちが気持ちの整理を付けて納得する為のものなのです、それでいいと思います。

ブログの方も大分休んでしまいましたけれど、いつまでも休んでいる訳にもいかないですし、
少しずつ、また再開していけたらと思います。
今までのようなテンションで書けるかは分かりませんけれど、
この悲しい気持ちも、いつかはきっと時間が癒してくれるはずです。
きっと何時しか雨は止み、夜も明けるはずです。
今は到底信じられなくとも、きっとそうです。

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Author:左沢ねあ
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コンクリートジャングル暮らしの現代エルフ、食虫植物をはじめ、ちょっと変わった植物を育ててます✨

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