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以前に少し触ったのですが、やっぱり水槽を立ち上げようかと思います。
条件としては、下記の2点。

・初期投資、ランニングコストが負担にならない程度の小ささで、
 維持管理の手間が日常の負担にならない程度の大きさ

・一般的な規格サイズで拡張性があり、市販の資材や機材を用いることが可能な規模

それらを踏まえた上で、小型水槽という範疇の中で豊富な水量を確保可能な、
ハイタイプのキューブ水槽という方向になると思います。
……前々から思っていたのですが、キューブ水槽のハイタイプって言葉として矛盾してますよね。

ただ、キューブ水槽っていろいろな会社から発売されていますけれど、
専用の水槽台って製品としては、ほとんど存在していないのですよね……。

廉価な製品は1点思い当たるのですけれど、材質としてMDFを用いているので、
水槽台としては実用に耐えられないような構造というレビューをよく見かけますし……。



……という訳で、自分で一から作ることにしました。
木製の水槽台はなんだかんだで結構作ってますし、
重さに耐える為の木の組み方さえ理解していれば、いろんな形に応用できます。

※ただし、自作の場合は何があっても自己責任ですよ。

まずは材料のカット。
寸法通りに切り終わった時点で、作業としては8割方終わってます。
組み立てるだけなら数時間で終わりますしね。

……問題としては、部屋に置くのでインテリア性も考えて綺麗に作らなきゃならないこと。
作業としては80%完了してても、表面処理までやるとなると到達点は300%くらいまであるので……。

……とりあえず、空き時間を使って組み立てていきます。
でも、なんだかんだでDIYって楽しいんですよね。

今日はなんだかんだで予定が結構詰まってまして……。
何かやり残したことはなかったっけ、と思案していたところ、
「あ、今日のブログまだ書いてなかった……」と気付いたのでした。

以前は数日前に記事だけ用意しておいて投稿予約していたのですけれど、
最近は日付変更ギリッギリのタイムアタック状態です、ダメな方向で……。



N. veitchii x burbidgeae / Exotica Plants
EPの傑作交配種が一つ、ビーチ×バービッジアエ。
とても綺麗な上に、非常に丈夫で育てるのも簡単という品種。
アリストリコーサもそうですが、栽培人口を増やすなら、
こういう品種をどんどん広めたらいいんじゃないかなって思います。
ホームセンターでは見かけないような色彩や形状のウツボカズラが簡単に育てられたら、
他の品種にも興味が出てくるのは、必定かと思いますし。



袋。
ブッチせずに無事に完成しました。
襟の模様はまだまだといったところですが、このまま野外で育ててたらそれなりに入るはず。
実際、前期の野外栽培では結構ストライプ入ってましたし。
でも、本当に外ではいい袋を着けてくれるんですよねー。

一つ難点を挙げるとしたら、接地面が金網なので、グラグラして不安定です。
20センチ強程度の袋ですが、胴が太いので消化液込みだとかなり重くなります。
座布団のようなものを敷いてやればよかったです。



襟に寄ってみました。
襟系の品種を育てたことのある方なら知ってると思いますが、
この部位は異常なくらいにツルッツルに滑るので、虫が止まるとあっという間に袋の中に真っ逆さまです。
どれくらい滑りやすいかというと、盛大にワックスをぶちまけたフローリングくらいです。

よく出来ていると思うのは、溝の入った方向にしか滑らないので、
落ちるときは袋の底に向かって最短距離で突っ込む形になっています。
機能美というか、本当にすごい植物ですよねー……。

指でつつーっと撫でると、手触りがよくて気持ちいいです。
捕虫袋はあんまり触らない方がいいとは思いますけれど。



次の袋も順調に準備中です。
ただ、こっちは宙ぶらりんで安定しないので、サイズは小さくなるかなって思います。
本当は全部の袋を接地させる形で育てられたら最高なのでしょうけれど、
ビーチの血が強いのか、主茎が匍匐しまくりで制御不能状態なので、好きなように伸びさせています。

本来ならバケツのような袋を着けてくれるような品種なのですが、
やっぱり鉢栽培という頸木からは逃れられないのかもしれませんね。
せめて移動を気にしないような大鉢に植えられたら、何か変わってくるのかもしれませんけれど。

海水水槽を畳んで久しいのですけれど、やっぱり部屋に海が無いと寂しいですね。
超小型水槽だと手間が掛かるし、大型水槽だとランニングコストが掛かるし……。
……ということで、30センチキューブ辺りで再開してみようかと思ってます。

海洋生物は基本的に微少な環境の変化にも極めて弱く、超小型水槽は非常に難易度が高いのですが、
タイドプールの生物のみを集めることで維持していました。
環境の変化しない外洋とは異なり、タイドプールはお風呂みたいな温度になったり、
水が蒸発して比重が極端に高くなったり、雨が降れば薄まったりするような、
そんな環境の中で生きている生物が多いので、ありえないくらい丈夫なのです。

難点を挙げるとすれば、飼育生物としては地味すぎて華が無いことくらいでしょうか。
ミドリイソギンチャクは蛍光タンパク質を持っているので綺麗なんですけどねー。



N. veitchii bario Akazukin x stripe peristome / Y's Exotics

……冒頭の話、今回の記事と全く関係ないですね。
前回のトランカータといえば、ビーチも外せないかなって。
一纏めにされることも多いですが、意外に近縁というわけでもないみたいです。
やっぱり去年の異常気象で調子を落としたらしく、葉は小さくなってますねー。
今後の復活に期待です。



本種は冬でも袋を着けることが多いのですが、やっぱり調子を落としていたこともあり、
今の時期になってやっと袋を作り始めました。
前期は4号鉢を飛び出していたのに、葉が小さくなったことで用土の上に作ってますし。

小さいですけど、以前登場したビーバビの途中の袋と着き方が似てますね。
やっぱり片親が一緒なので、似るのかもです。
こちらも早くビーチらしい、綺麗な襟が見られるサイズに育ってほしいです。



頂芽から新しい葉に。
本種特有の毛深い感じは健在です。
調子を戻したこの葉が、どこまで大きくなってくれるのか。
今回は控えめサイズだったとしても、次回以降はまた縁から飛び出したらいいですね。

そう考えると、交配種ってやっぱり強いですねー……。
どうしても原種に思い入れがあるとかでなく、ただネペンテスを育ててみたいだけなら、
交配種を選んでおいた方が圧倒的に楽だし簡単だと思います。
ビーバビはEP産なので当たり外れも大きいところはありますけど、
大人気の売れ筋交配種なのでコンスタントに生産しているみたいですし。

手違いで今日予定していた作業が全部潰れました。
週末のうちに進めておけたら楽だったのですが、全部は明日以降にしわ寄せが来そうです。

関東でもとうとう梅雨入りして、雨続きの陰鬱な空模様が続いています。
日照り続きだったり雨続きだったり、もっとバランスよく降ってくれたらいいんですけどねー。



N. truncata / Y's Exotics

気付けばこのブログもそろそろ3周年です。
ネペンテスブログは大抵3年目の夏に消えるというジンクスがあるらしいので、
なんとかこの夏を越えていけるよう、がんばっていきたいところです。

それはさておいて、画像のトランカータですが。
この子もお迎えから3年経つ訳で、さっき最初の画像を見てきたのですが、
全然大きさが変わってなくてダメな方向にびっくりしてます。
一応成長はしているのですけれど、3年でこれって言われたら悲しいかな少し拍子抜けです。

初めての越冬でドライアウト寸前の瀕死の状態にして、やっと調子を戻したと思ったら、
2年目の晩夏以降、3ヶ月間絶え間なく降り続いた雨で腐らせたり……。
特に一昨年の長雨の後なんて、黄色くなった葉っぱ2枚しかなかったですから……。
思えばこの子も随分と波乱万丈な人生(草生?)を送ってますよね……。
初心者のところに迎えられて、あれこれ試行錯誤されながら育てられて……。
ちゃんとした栽培家のところに行ってたら、たぶん今頃LS40センチ超えてるはずです。

トランカータは栽培が簡単で初心者向けとはよく聞きますけど、
実際育ててみると、思ったようには育ってくれないですねー。
ただ、あれだけの過酷に曝しておきながら生きているという点では、確かに丈夫とは思いますけど……。

あと、裏に放し飼いになってるケヅメリクガメが居ますね……。



袋。
特に何もない、トランカータ幼苗の普通の袋ですね。
本種の袋は上半分はすぐ枯れてしまったりするのですが、
反面、下半分は年単位で生きてたりするので切るに切れなかったりします。
着生種ということで乾燥に耐えるための、貯水器官としての役割が大きいみたいです。

もう少し大きくなってくれたら、見栄えもするんでしょうけどねー。



次の袋。
本種は葉の展開も袋の完成も遅く、同時にいくつも袋を着けるタイプではないのですが、
前期の冬に低地性としてしっかり加温して管理したところ、
春以降の立ち上がりもよく、袋の数もいつになくいい感じです。

本種はインターメディエイトに分類されることも多いですが、
耐寒性が異様に強いというだけで、やっぱり低地性種なのだと思います。
実際、自生地の標高は700メートル前後ですしねー。



毎回よく挟まる頂芽。
今回も挟まってて、やっと自力で抜けた感じ。
なんか不安な形をしてますけど、毎回ここからちゃんと展開するので大丈夫でしょう。
……成長自体はゆっくりなので、この部位が葉になって袋になるのは、まだまだ先でしょうけれど。

頑なに夜は来て 遥か道の上
君がまた歌う時 胸は急いでゆく
変わらないものを訪ね 明日は生きる日と
あの日から見えていた 君に咲くロータスよ



※スイレンです。

特に管理もしていないのに毎年咲いてくれるいい子。
一昨年から別の水盤で椀蓮も育て始めたのですけれど、全く咲く気配が無くてダメダメです。

椀蓮とはいえ、ある程度のサイズの鉢が必要なのでしょうね。
夏になると蒸散量が凄まじく、小さな個体でも1日に10リットル以上もの水を吸い上げるので、
バケツ程度の容器では、半日目を離しただけで干乾びてしまいます。

ただ、蓮は睡蓮とは違って毎年の植え替えが必須なので、
あんまり大きな容器に植えると、植え替えができなくなるというジレンマが……。
どうしたものでしょうねーこれは……。
焼き物の重い鉢だと植え替えが大変なこととと、
根の力が非常に強く、割られる危険性があるため、プラ鉢にしています。



睡蓮鉢の住人。
先日のメダカ市で買ってきました。
白く光る幹之メダカと、オレンジの綺麗なラメ緋メダカです。
内側が真っ黒な睡蓮鉢の中だと、とにかく目立つのでお気に入りです。
真ん中に写っている心霊写真みたいなメダカは、元々居た黒メダカです。
元々全然目立たなかった上に煌びやかな新人に囲まれて、より一層影が薄くなりました。
給餌の際にちらっと見えることのある、所謂レアキャラです。

産卵床としてホテイアオイを浮かべているのですけれど、
アレロパシーがあるので本当はあんまり好きじゃないんですよねー……。
小まめに給餌はしているのですが、全然卵産んでくれないですし。



N. veitchii x burbidgeae / Exotica Plants

順調に膨らんでいるビーバビの新しい袋。
この子は冬の屋内でも一応袋は着けてくれるのですけれど、
やっぱり野外に出したときが一番いい袋を着けてくれます。

完成までもう少しといったところですが、本当に楽しみです。
一つ懸念があるとしたら、最近蔓を袖に引っかける事故が非常に多いため、
完成前にブッチしてしまった場合、この子の記事はお蔵入りとなります。
いつまで経ってもこの子が再登場しなかった場合は、お察しください。

プロフィール
Author:左沢ねあ
Illustration:森野久真


コンクリートジャングル暮らしの現代エルフ、食虫植物をはじめ、ちょっと変わった植物を育ててます✨

毎週水曜日、日曜日の二回更新されます。
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