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仕事が忙しすぎです。
時間が無ければお金も無く、余暇も無いです。
最近はとても厭世的で退廃的な気分になることが多いです。
秋だからアンニュイな気分になっちゃうのかな?
仕事も人付き合いも大変で面倒くさいからだって言ってるでしょバカ!!!



Aconitum nipponicum ssp. nipponicum var.nipponicum
ミヤマトリカブト
花言葉は厭世家、人嫌い等々。
今の私の気分にピッタリです。
『貴方は私に死を与えた』という物騒な花言葉もあるそうですが、
おそらくはその毒性に由来したものでしょう。
幸か不幸か私にはまだ死ぬ予定はありませんので。
わざわざ終わらせなくとも、どうせ自動で最期は来るでしょう。
食べて飲んで、そして陽気になろう、どうせ我々は明日死ぬのだから。
カルペディエムとメメントモリの考え方も、日々を生きていくには必要なものかもしれません。
古代から使い古されて擦り切れてしまったような、月並みな言葉ですけれど。



蕾もあるので、もう少し咲きそうです。
ありふれた植物ですが、こんなでも一応は高山性植物の端くれ。
今年の異常な酷暑により、枯死してしまった鉢も少なくなかったです。
本当はたくさん増やして鉢いっぱいにしたかったのですけれど……。
今年は鉢数も減ってしまった上に、成長も芳しくないので分球も絶望的でしょうねー……。
花は咲いてるし、実生からなんとか増やせたりしないかしら……。

販売元のお花屋さんはどうやってこの夏を越したのかと思ったのですが、
山上げした鉢以外は全滅したそうです。



根元からキノコがたくさん生えてきました。
本種は水分多めの管理で陽射しも弱めの管理ですから、
キノコにとっても居心地がいいのかもしれません。
冬になって地上部が全て枯れたら植え替えていきます。

ここ最近は陽射しが出なくて辛いです。
……とはいってもここ数年、秋にはほとんど晴れていないのですけれど。
今年もまた日照不足で野菜の価格が高騰しつつあります。

※今日の記事は愚痴満載です。



前回の記事でも少しだけ書きましたが、
意図しない形でレディーラックを植え替えることとなりました。
都合で日没後に画像を準備しているため、画質が非常に悪いことをご了承ください。

……さて、今回植え替えをするに至った理由なのですが、
先日庭に入っていた植木屋さんが、レディーラックの鉢をひっくり返したためです。
別に鉢を倒すのはわざとじゃないだろうし、すぐに言ってくれたらよかったのですが、
バレないように鉢に戻して、ご丁寧に周囲に散らばった用土も集めて入れておいてくれる親切仕様。
ネペンテスの根は病害虫に非常に弱く、使用済みの古い用土を使い回すことはもちろん、
屋外で棚以外の地べたに鉢を置くことさえ憚られることは、栽培者からすればある意味常識です。
今回は鉢の異変に気付いたので判明したのですけれど……。
すぐに植え替えはしましたが、どうなるかはまだちょっとわからないです……。
用土に枯れ葉とかゴミとかいろいろ混ざってましたからねー……。

……実はこの業者、今回だけでなく以前にもいろいろやらかしており、
庭木に消毒薬と間違えて除草剤を散布して壊滅状態にしたり、
庭に捨てた吸殻をカメが誤食して大変なことになったり、
桜の木を大胆に剪定して枯らしてみたり、
真冬の温室に繋がっている電源を勝手に抜いて他のことに使っていたり。
……等々の前科が大量にあり、正直ほとほと困っています。
祖母の息のかかった業者なので、こちらからは何も言えないのですが、
こんな仕事をしていて、うち以外の依頼が本当にあるのでしょうか。
正直うちじゃなかったら訴訟沙汰になっていても不思議じゃない狼藉の数々です。
祖母の関係者じゃなかったら早急に手を切っています!

……去年栽培場に侵入者があって荒らされたのって、
私の居ない間にこの人達が庭で仕事してたんじゃないかなって、
今となってはそう思えてきて仕方がないのです。
除草剤の話もそうですが、致命的なミスをしても、
こちらから指摘しない限りは無かったコトにしようとする人達ですので……。



ついでに徒長していた主茎を切り取って、水挿しにしています。
掃除の際にバケツを使おうとして、無いと思ったらここにありました。
大きめのロゼットがちょうど縁に引っ掛かって、最高にちょうどいいです。
まるで初めからそこに在ったかのようなジャストフィット。
元の鉢がダメだったときの保険に、いくつか挿し穂を作ってあります。



脇芽から作った挿し穂、撮影用に棚に置いてますけど腰水管理です。
気まぐれでこの子だけスリット鉢です。
スリット鉢は軽くて割れないので、輸送も視野に入れた業者の栽培容器としては、
非常に理に適ったものなのだなって、改めて実感しました。
さらに効率を突き詰める場合は角鉢にしてデッドスペースを無くすそうですが、
ネペンテスだとさすがに鉢間の通気が悪くなりそうですね……。
そういう栽培方法をしてるのは、どちらかといえばドロセラに多いイメージです。
あちらの世界も種類や栽培環境等々、もの凄く奥が深そうです……。
あのキラキラに魅入られてしまったら、虫のように囚われてしまいそうです。


このところ忙しくて、あまり植え替え作業が進んでいなかったのですが、
意図しない形で植え替えをすることとなりました。
今思い出しても腹が立つ……!!

今回は時間が無くて画像も用意してないので記事にしませんが、
次回辺りに書いていけたらと思います。
でもきっと、愚痴だらけの記事になるんだろうなぁ……。



N. truncata / Y's Exotics

気を取り直して、今日はまた久々に登場のトランカータ。
ずっと昔にホムセンで買ってきて放置してたベントラータを除けば、
うちの中でも最古参の個体ですが、ちっとも大きくなりません。
毎年何らかのトラブルでリセット掛かってる状態なので仕方ないですね……。
成長が極端に遅いため、一度躓くとリカバリーするまでに時間が掛かるのです……。

前回登場した際に最新だった奇形葉から、三枚程新しい葉を展開しています。
単純計算しても、1枚展開するのに1ヶ月以上掛かってますね……。



成長は遅いし、全然大きくもなってくれないのですけれど、
袋の形は悔しいくらいにかっこいいのですよねー。
大株のトランカータは憧れなのですが、この子はいつになったら立派になってくれるやら……。

本当に、枯れた袋や枯れ葉の手入れ、してかないとですねー……。
過去に自生地では誰も枯れ葉の処理などしてくれない、という理論を聞いたことがあるのですが、
ここは自生地ではないので普通に処理していきます。
枯れ葉とか残しといても見栄えよくないですし、風通しも悪くなります。
じゃあ早く処理しとけよって話なんですけれども。



頂芽はいい感じ、次の袋も着きそうです。
実際に着くのはしばらく先の事になりそうですけれども。
成長は遅いけど、着袋率はかなり高いのですよね。
奇形葉も残っているし、食害痕もあるのですけれど、
葉の数は少しずつ増えてきました。
去年の秋の葉っぱ3枚しか無かった頃に比べたら全然いいです。
あの時は本当にもう枯れると思いましたから……。

今年の夏は暑かったですが、冬も暖冬になりそうとの予報が出ていました。
暖冬の年はネペンテスの出来がよくなりやすいので、そうなってくれたら嬉しいです。
もちろん暖冬とはいっても、屋外越冬なんて普通はできませんけれども。
あの時のベントラータは、本当に幸運の重なった結果の僥倖です。

以前記事にした、自室に設置した小型水槽なのですが、
カージナルテトラと、大人しいナマズの仲間を飼育し始めました。
カージナルテトラはよく混泳向きと評されることが多いのですが、
確かに同じような大きさの小型カラシンとの混泳は向いているとは思うのですが、
人気のあるコリドラス等の底物との相性は、はっきり言って最悪だと思います。
お互いに攻撃し合ったりするようなことはないのですが、
何か特別な対策をしない限り、コリドラスは遠からず必ず餓死します。
水質が悪化しない程度の給餌だと、沈降性の餌を用いても、
途中でテトラに食い尽くされて底まではまず到達しませんし、
コリタブのような、テトラの口には入らない専用フードを用いても、
テトラが突っつき回してどこかの隙間に詰め込んでしまい、コリドラスの口に入ることはまずありません。
カージナルテトラは混泳ではなく、同種同士でたくさん群れさせた方がいいと思います。
まあ、うちで混泳してるのはコリドラスではないのですけれど……。



Aurelia aurita
ミズクラゲ

クラゲの中では最もポピュラーな種類、大抵の水族館で飼育されています。
個人で飼育されているケースも少なくなく、飼育に当たっては入門種とされています。
……ですが、飼育はクラゲの中では簡単とは言われているものの、
クラゲ自体が非常にデリケートな生物であり、そんなに簡単ではないです。
水槽中に絶対に気泡を立てない等、魚の飼育とは違った工夫が必須です。



Periophthalmus argentilineatus
ミナミトビハゼ

魚なのに水が嫌いという変なヤツ。
その理由は呼吸の大部分を皮膚呼吸に頼っており、水中に入ると窒息して溺れてしまうため。
……かといって、身体が完全に乾いてしまうと死んでしまうため、水場からは離れられません。
半水棲の両生類みたいな生態です、ぴょんぴょんしてる様子もカエルっぽいですし。
ひょっとしたら両生類は、こんな魚から進化してきた存在なのかもしれません。
ナメクジウオも、いつか人類に進化するです?



Ambystoma mexicanum f.albino
メキシコサンショウウオのアルビノ個体

ウーパールーパーやアホロートルと言った方が、通じやすいかもしれません。
基本的にネオテニー、幼形成熟であり変態しません。
誤解を承知で言ってしまえば、一生オタマジャクシのままということ。
水中で呼吸するための幼生特有の器官である外鰓が一生残ります。
その見た目の可愛さから、以前は観賞用として人気だったりした過去もあったりしましたが、
形態は幼生のままでも結構な大きさに育つので、意外と可愛くなかったりします。
ちなみにこの画像の個体も、30センチ近くある超大型個体で、
凄いとは思いつつも、全然可愛くはなかったです。

ちなみに飼育下でいろいろ試していると、ごく稀に変態して上陸するらしいのですが、
完全体となったウーパールーパーはさらにやばい見た目をしています。
気になった方は画像検索してみてはいかがでしょうか。



Kryptopterus bicirrhis
トランスルーセントグラスキャットフィッシュ
透明な身体をしたナマズの仲間、群れを作って生活します。
飼育魚としては比較的ポピュラーな存在なのですが、
飼育下での繁殖は、ほぼ不可能といって差し支えない程に難しいそうで。
ただし、東南アジアの一部では外来種として大繁殖して問題になったりすることもあるそうで、
繁殖に際してはなんらかのスイッチ的な要素があるのでは、と言われています。

冒頭で書いてた水槽で飼ってる大人しいナマズの仲間って、本種のことです。
この子も単一飼育で群れさせたいなーとも思うのですけれど、
やっぱり人工繁殖が難しいせいなのか、単価が微妙に高くて群泳させるのは絶妙に厳しいです。
手が出せないって価格でもないのですけれど……。

速報、遮光ネット全損。
飛ばされないように補強はしてあったのですけれど、
金具だけ残されて、ネット部分はちぎれて飛ばされてゆきました。
このブログが始まった頃から使ってたものなので、劣化してたのでしょうねー。
あと、支柱の部分もバラバラになって散乱してました。
夜が明けてみれば、その惨状に途方に暮れたものですが、なんとか修復しました。
鉢は全て屋内に退避していたので無事です。

……今年はずっと風が強かったですが、なんだかんだで台風は掠める程度で、
こんなにもガッツリ直撃したのは、今年初めてだったかもです。
通りはあっちこっち惨状で、巨大な街路樹が根っこごと倒れていたり……。
ただ、台風が通り過ぎたことで、ずっと停滞していた前線が吹き飛び、
まるで真夏のような陽射しと暑さが戻りました。
反面、夜温は少し肌寒いくらいに冷え込みますねー。
それもそのはず、もう10月。
この子らも、そろそろ夜には取り込んであげないと辛いかもしれません。



N. ampullaria williams Red x Herlequin BE-3659 / Borneo Exotics
枯れ葉の整理全然してない……!
本当に、もう少し手を掛けてあげないとダメダメです。
ただ、なまじ気温が上がった所為で蚊も活性化しているらしく、
ちょっと外に出ただけで、あっちこっち刺されまくりで細かい作業に集中なんて、
とてもできないような状況です……。
虫除けでもなんでも使ってでも、本格的に秋の深まる前にいろいろやりたいところです。



アンプラリアは今期特に害虫の被害が酷く、スリップスに滅茶苦茶に齧られたりもしましたが、
やっとまともな袋を着けてくれるようになりました。
……とはいっても、もう10月。
夏も終わりでアンプラリアの盛りも過ぎてしまったのですけれど。
アンプラリアは他の原種に比べたら環境に煩くなく、
真冬でも陽に当てて温度と湿度を保っていれば、袋は着けてくれます。
他の原種は、冬の間はどんなにがんばっても袋は着けないものが少なくないですし……。
冬の間のシブヤンエンシスなんて、寂しいものなのです。



展開中の次の葉っぱと頂芽。
蕾もしっかりしてて、寒さに当てなければ次も袋を着けてくれそう。
アンプラリアの冬の管理は、次期以降の成長に直結する大事なところです。
来年もまた綺麗な袋を楽しめるように、しっかりお世話していかないとです。

プロフィール
Author:左沢ねあ
Illustration:森野久真


コンクリートジャングル暮らしの現代エルフ、食虫植物をはじめ、ちょっと変わった植物を育ててます✨

毎週水曜日、日曜日の二回更新されます。
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