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今日の記事を書いている現在、空腹と眠みと過労です。
N. ventricosa Mt.Madja-as BE-3278 / Borneo Exotics
在来系ベントリの挿し穂は付きませんでしたが、こっちのベントリは普通に育ってます。
本命の方に限って上手くいかない、マーフィーの法則です。
こちらの個体は在来のベントリコーサのような白系ではなく、
赤黒いリップに同色の斑模様が入ります。
それはそれで綺麗だとは思うのですけれど、私は白系のベントリが欲しいんですよ。
リップの色はまだまだですが、斑模様は片鱗が見え始めました。
それより特筆すべきは、葉のサイズに対する袋の大きさです。
この袋を着けている葉と一緒に写っているのですが、葉の5倍以上のサイズがあります。
葉は小さく、袋は大きく、というのはネペンテス栽培の理想の一つです。
……とは言っても、この子の現状は狙って栽ったものではないのですけれど。
ですが、このような形態に至った心当たりはあります。
この子は吊り鉢で管理しているのですけれど、栽培スペースの端っこ、
ミストもほとんど届かないような場所に居ます。
画像からも見て取れるかと思いますが、用土はカラッカラに乾いている状態です。
水を好むような品種だと、ドライアウト待ったなしの状態です。
ただ、隣でミストを飛ばしているので空中湿度は非常に高いです。
このような環境に置かれると、ネペンテスは葉からの蒸散を出来る限り減らすために、
小さく厚く、硬い葉を着けるようになります。
逆に、捕虫器であると同時に貯水器官でもある袋の部分を大きくして、生き残りを図ります。
以前に『乾かして育てる食虫植物』というコラムを読んだことがあるのですが、
おそらくは内容的にはその中で書かれていることと同様の理論と思われます。
ただし、同記事にも書かれていることですが、この手法はドライアウトと隣り合わせの、
ハイリスクハイリターンな栽培方法とされています。
用事か何かで潅水が一日遅れれば、全滅待ったなしです。
そういった点では盆栽的な方法に近いのではないでしょうか。
うちでは乾燥に非常に強いベントリだからこそ上手く出来ているとも言えるです。
トランカータ辺りも、同じ方法で上手くいくかと思います。
モンスタークラスの袋を着けている某フラワーセンターも、
真似するのが怖いくらいに用土カラッカラですしねー。
次の袋の蕾。
……寄ってみるとよりわかるのですけれど、用土の水分量が本当に辛いです。
吊り鉢にする前に用土にほんのり生えてきた苔も、パッサパサに乾いて休眠状態です。
もはや荒れ地状態……。
画像チェックして改めて思うのですけれど、よく生きてますよね、これ。
栽培品として最高の状態に作り込んでゆくには、こういうギリギリのところを攻めていかないと……、
……なのでしょうけれど、私個人としては、もう少し安心して育てたいです。
先にも書きましたけれど、これは狙ってやったわけではなくて、
あくまで栽培環境から偶発的にこうなったという僥倖なわけで……。
N. ventricosa Mt.Madja-as BE-3278 / Borneo Exotics
在来系ベントリの挿し穂は付きませんでしたが、こっちのベントリは普通に育ってます。
本命の方に限って上手くいかない、マーフィーの法則です。
こちらの個体は在来のベントリコーサのような白系ではなく、
赤黒いリップに同色の斑模様が入ります。
それはそれで綺麗だとは思うのですけれど、私は白系のベントリが欲しいんですよ。
リップの色はまだまだですが、斑模様は片鱗が見え始めました。
それより特筆すべきは、葉のサイズに対する袋の大きさです。
この袋を着けている葉と一緒に写っているのですが、葉の5倍以上のサイズがあります。
葉は小さく、袋は大きく、というのはネペンテス栽培の理想の一つです。
……とは言っても、この子の現状は狙って栽ったものではないのですけれど。
ですが、このような形態に至った心当たりはあります。
この子は吊り鉢で管理しているのですけれど、栽培スペースの端っこ、
ミストもほとんど届かないような場所に居ます。
画像からも見て取れるかと思いますが、用土はカラッカラに乾いている状態です。
水を好むような品種だと、ドライアウト待ったなしの状態です。
ただ、隣でミストを飛ばしているので空中湿度は非常に高いです。
このような環境に置かれると、ネペンテスは葉からの蒸散を出来る限り減らすために、
小さく厚く、硬い葉を着けるようになります。
逆に、捕虫器であると同時に貯水器官でもある袋の部分を大きくして、生き残りを図ります。
以前に『乾かして育てる食虫植物』というコラムを読んだことがあるのですが、
おそらくは内容的にはその中で書かれていることと同様の理論と思われます。
ただし、同記事にも書かれていることですが、この手法はドライアウトと隣り合わせの、
ハイリスクハイリターンな栽培方法とされています。
用事か何かで潅水が一日遅れれば、全滅待ったなしです。
そういった点では盆栽的な方法に近いのではないでしょうか。
うちでは乾燥に非常に強いベントリだからこそ上手く出来ているとも言えるです。
トランカータ辺りも、同じ方法で上手くいくかと思います。
モンスタークラスの袋を着けている某フラワーセンターも、
真似するのが怖いくらいに用土カラッカラですしねー。
次の袋の蕾。
……寄ってみるとよりわかるのですけれど、用土の水分量が本当に辛いです。
吊り鉢にする前に用土にほんのり生えてきた苔も、パッサパサに乾いて休眠状態です。
もはや荒れ地状態……。
画像チェックして改めて思うのですけれど、よく生きてますよね、これ。
栽培品として最高の状態に作り込んでゆくには、こういうギリギリのところを攻めていかないと……、
……なのでしょうけれど、私個人としては、もう少し安心して育てたいです。
先にも書きましたけれど、これは狙ってやったわけではなくて、
あくまで栽培環境から偶発的にこうなったという僥倖なわけで……。
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プロフィール
Author:左沢ねあ
Illustration:森野久真
コンクリートジャングル暮らしの現代エルフ、食虫植物をはじめ、ちょっと変わった植物を育ててます✨
毎週水曜日、日曜日の二回更新されます。
Illustration:森野久真
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